ボディオイルの正しい使い方。うるうるな潤い肌へ
Date:2018.08.20
美肌の基本は保湿です。保湿を怠ることにより起きるトラブルは、ニキビ・シワ・シミと様々です。いわば乾燥は様々なトラブルの原因ともいえます。
また肌だけではなく髪や爪にも保湿は大切です。しかし爪には爪の、髪には髪の保湿剤を使い分けるのは面倒です。
全身の保湿を1本の保湿剤で補いたい、そんな人におすすめなのがボディオイルです。ボディオイルは保湿力も高く、肌だけではなく爪や髪にも使用できます。
保湿にはどのようなボディオイルを使えばよいのでしょうか。ボディオイルではなく、ボディクリームでも保湿はできないでしょうか。
今回はボディオイルの正しい使い方だけではなく、ボディオイルの選び方や使い方のコツもご紹介します。
この記事の目次
お肌をツルツルにする!ボディオイルの使い方と注意点
ボディオイルをそのまま肌に塗ると、なじむまで時間がかかります。そのまま塗ってもよいのですが、あまりべたつかせたくないのならお風呂上りの濡れた肌に塗るとよいでしょう。水とオイルが混ざり合い、肌になじみやすくなります。
ボディオイルはどこに塗ればいいの
ボディオイルは、部位の乾燥具合によってケアの仕方を変えるとよいでしょう。
べたつきが気になる場合は、皮脂の分泌が多い部位だけ、ボディローションでケアするとよいでしょう。
またひじやひざなど乾燥しやすい部分に塗る場合、ボディオイルだけではなくボディバターと併用してケアするのをおすすめします。
ボディオイルを塗るのは朝と夜のどちら?
ボディオイルを使った肌ケアは、いつでも行うことができます。しかし不純物を多く含んだボディオイルを朝や昼に使うと、紫外線によりオイルが酸化し油焼けしてしまうおそれがあります。
油焼けとは、酸化したオイルにより肌が色素沈着を起こしたりくすんだりする現象です。
肌に塗ったオイルは、10分もすれば肌になじみ吸収されてしまいます。純度が高く酸化もしにくいボディオイルであれば、昼に塗ってもあまり問題はないでしょう。油焼けによる色素沈着が心配であれば、ボディオイルを使ったケアは夜に行い、昼はボディクリームなどを使ったケアを行いましょう。
ボディオイルは酸化しないうちに使い切る
ボディオイルは開封後時間がたつと酸化します。酸化したボディオイルを肌に使うと、ニキビや肌荒れの原因になります。ボディオイルは開封後なるべく早く使い切るようにしましょう。
使い方と香りとテクスチャは様々!ボディオイルの種類一覧
自然由来のボディオイルには、植物性と動物性があります。植物性のオイルは、肌荒れ防止や肌質改善など高い美容効果があるオイルです。動物性オイルはどんな肌にも馴染みやすいオイルです。
ホホバオイルなど植物性由来のオイル
植物性由来のオイルは、動物性由来のオイルと比べると種類が多いです。
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- スイートアーモンド
- アプリコットカーネルオイル
- アボカドオイル
- イブニングプリムローズオイル(月見草油)
- 小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)
- オリーブオイル
- カレンデュラオイル
- サンフラワーオイル
- ココナッツオイル
- ピーチカーネルオイル
- グレープシードオイル
- ブラックシードオイル(ブラッククミン)オイル
- へーゼルナッツオイル
- マカダミアナッツオイル
- ボリジオイル(ボラージオイル)
- ローズヒップオイル
ボディオイルにおすすめなのは、以下のオイルです。
- ホホバオイル
- 安定性が高く長期保存に適しているオイルです。その安定性とは、70℃以上の高温で4日間熱し続けても品質変化がおこらないといわれるほどです。乾燥肌や脂性肌などあらゆる肌に使えるオイルです。
- アルガンオイル
- 非常に雨が少ない地域で生える植物から採れるオイルで、ビタミンEが豊富です。抗酸化作用があり、アンチエイジングに優れています。
- スイート・アーモンド
- 他のオイルと比べてさらさらとしたテクスチャのオイルです。肌馴染みがよいため、ボディマッサージに適しています。
- アプリコットカーネルオイル
- スイート・アーモンドさらさらとした質感の滑りの良いオイルです。栄養が豊富に含まれているため、乾燥肌の人におすすめです。
- アボカドオイル
- アンチエイジングへの効果が高く、フェイスマッサージにおすすめのオイルです。ただし粘性が高いため、べたつくのが嫌な人は、他のオイルと混ぜ合わせて使うとよいでしょう。
- ココナッツオイル
- 食用として有名なココナッツオイルですが、ボディーオイルとしても優秀です。熱い地域の植物から採れるオイルだからでしょうか、約20%の紫外線カットの効果もあります。
- ヘーゼルナッツオイル
- 同じナッツ類のせいか、スイート・アーモンドと非常に似ている、さらさらとしたテクスチャのオイルです。浸透性はヘーゼルナッツオイルのほうが高く、べたつかせたくない人におすすめのオイルです。
- マカダミアナッツオイル
- 人間の皮脂にも含まれるパルミトレイン酸を豊富に含むオイルです。酸化しにくいオイルのため、長期保存にも適しています。皮膚への浸透力の高さからバニシング・オイル(消えるオイル)とも呼ばれています。
馬油などの動物性由来のオイル
オイルの種類にもよりますが、動物性オイルは全身に使うには値段が高価なものが多いです。
- 馬油
- 日本でも古くから使われている美容オイルの定番です。肌の炎症を静めたり、殺菌したりと肌の薬として重宝されてきました。内部の酸化と外部の刺激から肌を守ってくれます。
- スクワラン
- サメの肝臓から採れるスクワランは、動物性オイルのなかでも比較的安価です。お肌の代謝アップが期待できます。
- エミューオイル
- ダチョウに似ているエミューから採れる動物性オイルです。オレイン酸やリノール酸など配合されている栄養のバランスがよく、スキンケア効果も高いです。
使い方に合うオイルを選ぼう!ボディオイルの見つけ方
ボディオイルは自分に合ったものを選びましょう。
不純物が含まれていないか
肌馴染みをよくしたり吸収率をあげたりする効果もあるため、ボディオイルにその他の成分が配合されているのは一概にいけないともいえません。しかし理由がない限り、ボディオイルは100%天然オイルがおすすめです。
保湿力とテクスチャで選ぶ
100%オイルであれば、保湿力が高くべたつきも少ないホホバオイルやマカダミアナッツオイルがおすすめです。しかし他の成分を含んでいるオイルになると、実際に使用してみないと保湿力やべたつきなどは判断できません。
香りで選ぶ
自然由来のオイルは、様々な香りがします。塗ったときの香り、そして時間が経過した後の香りにも注目し選ぶとよいでしょう。
塗る時間帯で選ぶ
夜塗るオイルであれば問題ないのですが、昼にオイルを塗るつもりであれば、紫外線に強く酸化しにくいオイルを選ぶとよいでしょう。
- ホホバオイル
- ココナッツオイル
- アルガンオイル
- オリーブオイル
日差しが強い地域から採れるオイルは、紫外線に強い傾向があります。不純物が多いとそれだけ油焼けしやすいですから、なるべく天然100%オイルを使用するようにしましょう。
保湿力と使い方が違う!ボディオイルとボディクリームの違い
ボディオイルやボディクリームなど、ボディのケア用品は様々です。目的や好みに合わせて使いこなしましょう。
ボディオイル
ボディークリームやボディミルクと比べても、非常に高い保湿力があります。保湿力が高いため、冬の乾燥肌などにおすすめです。夏でもクーラーによる乾燥はあるため、年中使用できます。
- ボディクリーム
- ボディオイルよりは水分が多く、ボディミルクよりは濃厚です。水分が多いぶん伸ばしやすいです。ボディオイルには劣りますが、保湿力があるため冬のスキンケア向きです。
- ボディミルク
- ボディクリームに比べて水分が多いです。その分肌に伸ばしやすく、さっぱりとした使用感があります。べたつきが嫌いな人にもおすすめです。
- ボディローション
- 化粧水のような使い心地です。肌にほどよい潤いを与えることができます。人によっては保湿力を不満に思うこともあるようです。
ボディオイル以外でも潤いを逃さない!お風呂と洗顔料の使い方
お風呂上りに塗るのがおすすめなボディオイル。潤った肌のためには、お風呂後のケアも大切ですが、お風呂の入り方にも気を配りましょう。
寝る1時~2時間前に入る
寝る1時~2時間前に身体を温めると、睡眠の質がアップします。睡眠の質は、寝る時間ではなく寝はじめにどれだけ深く眠れるかにかかっています。
お風呂に浸かれないときは、洗面器やバケツにお湯をはり、手足を温めるだけでもよく眠れるようになります。
38℃~40℃のお湯に5分~20分程度つかる
熱すぎるお湯は肌の乾燥を招いてしまいます。人肌よりやや温かい温度が、お風呂の理想です。
お風呂上りは服を着る前に保湿を
お風呂から上がると同時にお肌の乾燥は始まってしまいます。お風呂上りに服を着る前にフェイスケアとボディケアを行うとよいでしょう。
お肌の保湿には断然ボディーオイルを正しく使うのがおすすめ
ボディクリームは、お風呂上りの濡れた肌に塗るのがもっとも保湿できる使い方です。また天然性のボディオイルは、植物性から動物性までさまざまあります。テクスチャとなじみやすさ、そして塗ってから数分後の質感と香りなどを考慮して選ぶとよいでしょう。
またそれだけではなく、ひじやひざなど乾燥しやすい部位はボディオイルとボディバターの併用など使い方を工夫するとよいでしょう。
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