派遣社員がカードローンを利用するために知っておくべき3つの要素
Date:2022.01.13
カードローンは、派遣社員でも利用することが出来ます。ただし、カードローンを利用するためには審査に通る必要があり、派遣社員だからこそ押さえておきたいポイントがあるのです。
ここでは、「派遣社員がカードローンを利用するために知っておくべき利用までの流れ」、「審査に通るコツ」、そして「カードローン申し込み時に気を付けておきたいポイント」の3要素について解説していきます。
派遣社員がカードローンを利用するまでの流れとは
派遣社員も、カードローンを利用できる可能性があります。
カードローンを利用する流れは、正社員でも派遣社員でも変わりません。
まずは、一般的な流れを確認しておきましょう。
STEP2:仮審査
STEP3:本申し込み
STEP4:書類確認、在籍確認
STEP5:契約
STEP6:ローンカード発行
それぞれのステップについて簡単に見ていきます。
STEP1:申し込み
申し込み方法は、カードローン会社によって様々です。
- 電話
- 郵送
- WEB
- 店頭窓口
- 無人契約機
最近では、WEBで申し込みから契約まですべての手続きが完了するWEB完結申し込みを採用しているカードローンも多くあります。
WEBですべて完結できれば、自宅へ郵送物が届かずに済むために誰かにバレるリスクを減らすことが出来ます。
また、無人契約機で申し込む場合もすべての手続きが可能となっています。不明な点があれば設置されている電話でオペレーターと直接話すこともできます。
STEP2:仮審査
仮審査結果は、カードローン会社によって30秒や1分程度で表示されます。氏名や住所などの情報は不要で、年齢、年収、他社借入金額などの情報のみで審査を行います。
この結果はあくまでも、年齢、年収や他社借入件数・金額といった数字情報だけを見た仮審査結果です。
本審査に進んだときに結果が変わる可能性もあることを認識しておきましょう。
STEP3:本申し込み
仮審査後、本申し込みとなります。こちらでは、氏名や住所、勤務先、年収、家族構成などの細かな情報入力が求められます。
この語、必要書類を提出して本審査へと移ります。
STEP4:本審査(書類確認や在籍確認含)
本人確認書類や収入証明書など、必要書類を提出します。
ここでは在籍確認や個人信用情報の確認も行われ、安定した収入があるか、返済能力があるかを判断します。
STEP5:契約
本審査通過後、契約手続きとなります。契約手続きに関しても、カードローン会社によって様々な方法を用意しています。
- インターネット
- 郵送
- 無人契約機
- 店頭窓口
自分に都合の良い方法を選択しましょう。
STEP6:ローンカード発行
ローンカードが発行され、自社ATMや提携ATMから借入が出来るようになります。
ローンカードの発行については郵送、または無人契約機で行うことができますが、最近ではカードレスで利用できるカードローンも増えています。
カードレスでは指定口座への振込や、アプリを使って提携ATMから借入ができます。ローンカードの管理が不要となり、ローンカードが見つかって借入がバレるとリスクもなくなるため、内緒で利用したいと考えている方はぜひ検討してください。
派遣社員が審査に通るためのポイント
多くのカードローンの申し込み条件としては、以下の点が挙げられています。
- 年齢制限(20歳以上など)
- 安定した収入がある
- 学生不可
これらの条件を満たせば、派遣社員でもカードローンを利用できます。
審査に通るために必要なのは「安定した収入」
派遣社員がカードローン審査に通るためには、安定した収入が必要不可欠です。
安定した収入というのは、正社員として働いていなければいけないわけではありません。
毎月一定の収入を継続して得られること
カードローンの申し込み条件を見てみると、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員でも申し込み可能と記載されているケースも少なくありません。
年収が高ければ良いということではなく、毎月一定額を得られることが重要視されるのです。
もちろん、雇用形態によって収入の安定度は変わります。派遣社員の場合、継続性があることがポイントです。
勤続年数が長ければ、安定した収入が続いていることの証明になります。
また、消費者金融カードローンの場合は総量規制の対象となります。
年収の3分の1を超える借入(限度額設定)はできませんので、希望の限度額を記載する際には総量規制を超えない金額にすることも重要です。
総量規制は、他の貸金業者からの借入も合算されてしまいます。他に借り入れがあれば、その分だけ限度額も少なくなってしまうことを認識しておきましょう。
派遣登録だけでお金を貸してもらえない
派遣元に登録していれば、勤務先についての情報が記載できます。
しかし、派遣登録だけでは審査に通ることはできません。
カードローンを利用するためには安定した収入が求められるため、年収の記載が必要です。しかし、派遣元に登録しただけでは記載できる年収がありません。
また、先ほど紹介した通り消費者金融カードローンは総量規制の対象となるため、収入が無ければ借入できません。
派遣登録をして実際に働いたとしても、勤続年数が短ければ審査で不利になってしまうでしょう。
派遣社員が審査に通るためには、ただ登録するだけでなくしっかりと勤務実績を作り、長く働くことが大切なのです。
派遣社員でもカードローン審査時に在籍確認はある
カードローンの審査では、在籍確認が行われます。
申込者が進行した勤務先で本当に働いているか、在籍しているのかを確認するために行うもの。
基本的には、勤務先に電話をして「○○さんはいますか?」という形で確認します。
これは、派遣社員でも同様です。在籍確認については、次の項目で更に詳しく紹介していきます。
審査に落ちてしまう原因はコレ!
派遣社員が審査に落ちてしまう原因として、主に3つのポイントが挙げられます。
- 申し込み内容に虚偽の記載・誤りがある
- 複数のカードローンを一度に申し込んでいる
- 個人信用情報に問題がある
カードローンは、申し込み者を信用して無担保でお金を貸すものです。申し込み内容に虚偽情報があると分かれば、当然信用できませんので審査に通ることはできません。
申し込み時には、正しい情報をきちんと記載するようにしましょう。
また、どうしてもカードローンを利用したいからと複数のカードローンを一度に申し込む、短期間で何度もカードローンに申し込むことも、お金に困っているのではないかと悪い印象を与えてしまうためNGです。
これは申し込みブラックと呼ばれる状態です。申し込み情報は6か月間信用情報機関に残されていますので、他社カードローンを申し込むタイミングには十分注意しておきましょう。
あとは、個人信用情報に延滞や債務整理などの問題が登録されているブラック状態の方も審査に通ることはできません。
在籍確認を上手に乗り越える方法とは
基本的に、在籍確認は避けられません。会社に連絡が来るのは緊張しますし、カードローンの申し込みがバレてしまうのではと不安に思う方もいるでしょう。
ここでは、在籍確認を上手に乗り越えるために知っておくべき情報について紹介していきます。
在籍確認はカードローンの申し込みだとバレないよう配慮してくれる
また、在籍確認は申込者本人と電話する必要もありません。申込者本人が不在でも、「○○は外出しています」「○○は席を外しております」など在籍していることが確認できれば終了です。本人が応答するまで何度も掛けなおしてくることはありません。
派遣社員の場合はカードローン在籍確認を派遣元に行うのが一般的
派遣社員の場合、勤務先として派遣元、派遣先の2つが挙げられます。このうち、どちらに在籍確認の連絡がくるかも気になりますよね。
在籍確認を派遣元・派遣先どちらに連絡をするのかは、カードローンによって異なります。
大手カードローンのケースを見てみましょう。
アコム | アイフル | プロミス | SMBCモビット |
---|---|---|---|
派遣元 | 派遣元 | 派遣元 | 勤務先(派遣先) |
このように、派遣元に電話をするのが一般的となっています。
派遣元、派遣先どちらに在籍確認を行うのかを判断するためには、申し込みフォームを見るのが確実です。
申し込みフォームの勤務先電話番号記入欄では、「派遣社員のお客様は、派遣元の会社をご入力ください」などの注意書きが記載されています。
こうして入力した番号に在籍確認が行われると考えておきましょう。
派遣元に在籍確認があることを伝えておくのもアリ
在籍確認の電話が来ても、派遣元や勤務先が対応してくれるかどうか不安になるかもしれません。その場合は、あらかじめ在籍確認があることを伝えておくのも良いでしょう。
ただし、企業として在籍確認には対応しないというケースもゼロではありません。その場合は、カードローン申し込み後に担当者に相談し、対応について指示を仰ぐようにしましょう。
在籍確認なしのカードローンはあるの?
基本的に在籍確認は避けられません。しかし、在籍確認は勤務先情報が正しいかどうかの確認と、安定した収入の確認をするために行うものなので、他の方法で確認できれば電話による在籍確認を避けることができる場合もあります。
電話連絡の代わりに、書類の提出を求められることがあります。このときに求められる書類としては、以下のものが挙げられます。
- 健康保険証
- 給与明細書・賞与明細書
- 源泉徴収票
- 所得証明書
どの書類が必要になるのかについてもカードローン会社によって異なるため、在籍確認の相談と共に申し込み後は速やかに確認しておきましょう。
カードローン利用で気を付けておくべきポイント
カードローンは限度額の範囲内で自由に借り入れができる便利なものですが、利用する上で気を付けなければいけないこともあります。
ここでは、カードローン利用時の注意点を3つピックアップし、対策についても紹介していきます。
カードローン利用が勤め先にバレないように返済日を守る!
カードローンの利用についてバレないように在籍確認や申し込み・契約で注意していたとしても、返済に遅れることで勤め先にカードローン利用がバレてしまう恐れがあります。
カードローンの返済に遅れると、まずはメールなどで確認が入ります。これを無視する、気づかないでいると、申し込み時に記載した携帯や自宅へ電話が来るのですが、それでも返済しない、きちんと応対しない状態が続けば勤め先に電話をすることがあるのです。
勤め先にバレないようにするためには、カードローンの返済日をしっかり守ることはもちろん以下の点にも気を付けておきましょう。
- 返済に遅れそうになったとき、遅れてしまったときはきちんと連絡する
- カードローン会社からの連絡は無視しない
- 連絡先が変わった場合は速やかに届け出る
忘れがちなのが、携帯電話番号や住所の変更連絡です。これらが変更となった場合いは、金融機関や電気、水道、ガスなどに連絡するだけでなく、カードローン会社にしっかりと連絡しておきましょう。
在籍確認の代行業者の利用はNG!
世の中には、在籍確認を行うための代行業者が存在しています。
派遣元に在籍確認をしてほしくないから、という理由で利用する方もいますが、代行業者は絶対に利用しないでください。
在籍確認の代行業者・アリバイ会社は、利用者が本当はそこで働いていないにも関わらず働いているように騙すものです。虚偽の申告・記載となるため、審査に通ってもバレたときに強制解約となるだけでなく、詐欺未遂罪、詐欺罪で逮捕される可能性もあるのです。
先ほど紹介した通り、在籍確認でカードローンの利用がバレる心配はほとんどありません。また、カードローン会社に相談することで他の方法を提示してもらえることもありますので、代行業者は決して利用しないようにしましょう。
カードローン利用が賃貸契約に影響する可能性がある
賃貸契約を結ぶ際、入居審査が行われます。通常、不動産会社や大家さんについては信用情報機関に加盟していないために信用情報を確認できません。つまり、カードローンの利用がバレることはなく、審査に影響しないのです。
年収や雇用形態、連帯保証人などをチェックし、審査が行われます。
しかし、賃貸物件によっては保証会社の保証を受けなければいけない場合があります。
賃貸保証会社は、契約者が万が一家賃を滞納した際に家賃を立て替える業務を行います。そのため、契約者が家賃を滞納しないかどうかを判断するため、家賃支払い能力有無をチェックするために独自の審査を行うのです。
家賃保証会社は、独立系と信販会社系の2つに分かれます。独立系は信用情報の確認まで行いませんのでカードローンの利用がバレることはありません。
一方、信販会社系の賃貸保証会社は信用情報機関に加盟していることから、カードローンの利用状況を知ることが出来ます。
カードローンを利用しているだけで不利になるわけではありませんが、以下のケースに該当する方は要注意です。
- 滞納履歴がある
- 借入金額や件数が多い
- カードローンの複数申込履歴がある
いずれも、家賃を確実に支払ってもらえるかどうかを判断する際に不利になるものです。
カードローンを申し込んだだけでも、その履歴が個人信用情報に残ります。短期間に複数の申し込みをすればお金に困っていることが予想されるため、審査に通りにくくなってしまうということは覚えておきましょう。
賃貸契約を結ぶ際には、賃貸保証会社の保証が必要ない物件、もしくは信販会社系の賃貸保証会社を利用していない物件を探すように気を付けておきたいですね。
派遣社員は安定した収入があればカードローン利用は可能
派遣社員でも審査に通ればカードローンを利用することが出来ます。審査に通るためには、安定した収入が必要不可欠です。
1つの勤務先で長く勤めていることが継続した収入があるという判断に繋がるため、派遣元に登録しているだけでは審査に通りません。
審査時の在籍確認には不安があるかもしれませんが、担当者が個人名で連絡をするだけなのでカードローンの審査だとバレることはありません。
カードローンの利用を考えている方は、収入を安定させることを意識しておきましょう。
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