カラートリートメントの使い方、ケアしながら美髪キープ!
Date:2018.10.23
美容院やセルフカラーで染めたての髪は鏡を見るたびに気分が良くなりますよね。
ですが、人によって差はあるものの、ハイトーンカラーや白髪染めならひと月ほどで褪色してしまうことが多く、その度にカラーリングをしていると髪が傷みやすく、その上カラーリングの手間も掛かります。
今回こちらの記事では、綺麗な髪色を保ちやすくし、傷んだ髪をケアしながら褪色した部分の髪色をカバーするカラートリートメントについてご紹介していきます。通常のヘアカラーよりも髪に優しく、手軽に綺麗なヘアカラーを保つことができるアイテムとして注目されています。
購入を検討している人はもちろん、ヘアカラーの褪色に悩んでいる人、また、使ってみたけれどイマイチ上手く染まらなかったという人はぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
髪色キープに活躍するカラートリートメントとは?
カラートリートメントという言葉だけを聞くとヘアカラーをした髪の毛専用のトリートメント剤のように思われますが、そうではありません。
カラートリートメントとは白髪もしくはブリーチした髪の毛に使用するたび、髪の表面と内側を徐々に染めていく除染性染毛料と言われる種類のカラー剤です。トリートメント成分を主としているので他のカラー剤よりも髪の傷みを気にせずに使用できます。
髪の表面を染色するアイテムとしてヘアマニキュアもありますが、ヘアマニキュアは一度で染まり、色持ちもカラートリートメントよりも若干長いですが、根元まで染めることは難しく、頭皮への影響に関してはカラートリートメントの方が安心して使用できます。
使う前に知っておきたいカラートリートメントの特徴
カラートリートメントは化粧品という分類のアイテムなのでドラッグストアやバラエティーショップで手軽に購入できます。しかし、一方でその使用方法や特徴を知らずに使うと期待していた髪色に染まらずガッカリしてしまいます。まずは以下のカラートリートメントの特徴を押さえておきましょう。
勘違いしている人多数!黒髪は染められません!
髪の毛の表面と内側を染色するなら黒髪でも染まると勘違いしている人が多いですが、カラートリートメントはヘアカラー剤とは違い、髪の表面に色素を付着させていくものなので、黒髪の人の髪色を明るくすることは困難です。
そのため基本的にはブリーチ剤で髪の色素を抜いて明るくした状態、もしくは白髪に使用するアイテムです。
理想の色を自分で再現!色を混ぜて好みの色を作ることができる
商品にもよりますが、プロの美容師さんがカラー剤を混ぜて色を作るように、カラートリートメントを混ぜて好みの色を作ることができます。例として、以下のような組み合わせが挙げられます。
- 透明感のあるおしゃれなブルージュ
- 透明感のあるアッシュ系カラーは継続して人気のある色味ですが、その中でもおしゃれな印象になるブルー×ベージュ(ブルージュ)は落ち着いた印象にもなる注目カラーです。オレンジっぽくカラーが褪色してしまった髪色には反対色のブルーを入れてオレンジ・赤みを抑えてあげることをおすすめします。
- 可愛いイメージならピンク系カラー
- 女性らしく可愛いイメージならピンク系がおすすめです。単色で使っても構いませんが、そこに深みが出るパープルを合わせると落ち着きのあるピンク系のブラウンに仕上がります。
- 赤みを消して外国人風のアッシュカラー
- 外国人風のアッシュカラーは憧れの色ですが、明るくしてもすぐに赤みが出てきてキープするのが難しいという場合は赤の補色であるグリーンと赤みの少ないベージュを加えてスモーキーで透明感のあるおしゃれカラーにアレンジしましょう。
カラートリートメントのメリット・デメリット
トリートメント効果があるのでケアしながら染毛できるカラートリートメントはメリットが多いように感じますが、多少のデメリットもあります。メリット・デメリットを把握した上で使用すると、デメリットをカバーする方法も見つけやすくなるのでチェックしておきましょう。
カラートリートメントのデメリット
- 【一度で染まらないので回数を重ねる必要がある】
- ヘアカラー剤とは異なり、髪の表面と内部に徐々に色をつけていくので一度では染まりません。傷みは少ないものの、一度で染めてしまいたいという人や毎回カラーのために時間が取れないという人には不向きと言えます。
- 【使い続けなければ色が落ちてしまう】
- ヘアカラーが髪の毛のメラニン色素を脱色して染めるに対し、カラートリートメントは髪の毛の表面と内部に色をつけているだけなので、使用をやめると色は落ちて元の髪色に戻っていきます。
次のカラーリングまでの繋ぎとして使用する、ブリーチによって色が抜けてそれをカバーしたいという場合での使用がおすすめです。
- 【衣類やタオルへの色移りの可能性がある】
- 髪の毛の表面に色を重ねているので、髪の毛が濡れた状態でいると衣類やタオルに色移りする可能性があります。洗髪後は髪の傷みを防ぐためにも、きちんと髪を乾かすようにしましょう。
カラートリートメントのメリット
- 【髪をいたわりながら徐々に染められる】
- カラートリートメントの一番のメリットは、その名のとおりトリートメント効果で髪をいたわりながら髪を染められることです。デメリットに記載したとおり、一度で染めることはできませんが、使うたびの染まっていく変化を楽しめます。
- 【パッチテスト不要で頭皮にも優しい】
- 市販のヘアカラー剤では特に使用前はパッチテストが推奨されていますが、カラートリートメントはパッチテストいらずで使用できます。また、根元までしっかり染められるので白髪のカラーリングとして特におすすめです。
- 【家庭で簡単にできて、コスト面でも続けやすい】
- ブリーチした髪色はもちろん、髪が伸びてきた時や褪色してきた時に白髪は目立ちやすく、キラキラして見えるのが気になるという人は多いでしょう。頻繁に染めるために美容院に通うのは手間ですしコスト面でも難ありです。
カラートリートメントなら自宅で洗髪前などに使用できるので、外出の手間が省け、コストもグッと抑えられます。
当てはまったら使ってみて!カラートリートメントに向いている髪とは
先述したとおり、カラートリートメントはすべての髪色の人に使用できるものではありません。以下では、カラートリートメントを使用すると効果を実感しやすい髪質の人の特徴を挙げていきます。
- 【ブリーチやハイトーンカラーで脱色している人】
- ブリーチをしているとヘアカラー剤が入りやすいので綺麗に発色します。しかし、一方で髪の毛が乾燥しやすく傷みやすい状態なのでせっかくのカラーも褪色しやすく、黄色や赤っぽくなってしまうことも。
そんな人にこそ、次のカラーリングまで痛みを抑えながら染められるカラートリートメントはおすすめです。色の抜け方に応じて加える色を選べば理想の色味に近づけますよ。
- 【目立ちやすい白髪やグレーカラーの染毛にぴったり!】
- ハイトーンカラーの褪色以上に気になるのが白髪やグレーカラーの褪色や伸びてきたときの根元です。仕方がないとは思いつつも、何度も染めていると傷みやすく、何よりも面倒に感じてしまいます。
そういう人にもカラートリートメントはぴったりです。白髪の伸びてきた根元部分のみのリタッチカラーはセルフカラーでは難しく、肌の弱い人にとっては地肌にしみてしまうことも。
それらのリスクを避けるためにも地肌に優しく、根元まで染められるカラートリートメントを取り入れるとラクに染められます。
- 【頻繁に美容院に行けない、またはコストを抑えたい】
- カラートリートメントのメリットでもご紹介しましたが、自宅で簡単にできるので美容院に頻繁に通う必要がなく、また、セルフカラーのようにその都度カラー剤を買う必要もないので時間とコストの節約にもなります。
コツを掴んでさらに綺麗に!カラートリートメントの使い方のコツ
カラー剤よりは使用方法は簡単ですが、それでも通常のヘアトリートメントのように髪にもみ込むだけではムラができてしまい、綺麗に染められません。ちょっとの工夫で綺麗に染められるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
トリートメントはしっかりとブラッシングしてから塗布しましょう
スタイリング剤を使用している場合は洗髪後、乾かして使用する必要がありますが,
そうでなくても髪には見えない汚れがついています。また、絡まっていたりするとトリートメントを塗布しにくくなります。
そのため、カラートリートメントを使用する前は髪をブラッシングをしてトリートメントをスムーズに塗布しやすい状態にすることで色ムラなく仕上げられます。
濡れた髪の毛よりも乾いた髪がおすすめ!
商品にもよりますが、濡れた髪に使用するタイプのものでない限りは乾いた髪に使用することをおすすめします。濡れた状態では水分が髪の表面をコーティングしているような状態になってしまい、うまく染毛されません。
少々手間はかかりますが、シャンプーしてドライヤーで乾かした後、ブラッシングをして使用するとベストな状態でカラートリートメントを使用出来ます。
ムラなく均一に塗りやすくするためのブロッキング
美容室でカラーリングをする時のように細かくする必要はありませんが、それでもやはりブロッキング(髪をいくつかのパーツに分けること)することでムラなく染めることができます。セミロングほどの長さを例として、簡単なブロッキング方法は以下のとおりです。
- 頭のハチ(頭を触ってポコっと出ているところ)の部分で髪の毛を上下に分け、上の髪をクリップで固定します。
- 下の髪を耳の前と後ろに分け、後ろの髪の毛をさらに2つに分け、ヘアクリップなどで留めます。このとき、髪の量が多い人は分けた2つをさらに上下に分けると細かく塗りやすくなります。
- 上の髪は毛量によっては2つもしくは3つに分けます。
髪の毛の短い人は長めの人に比べると塗りやすく、細かいブロッキングは面倒ですよね。ですが、一気に塗ろうとせず、ヘアクリップなどを利用してザックリとでも髪を分けながらするようにしましょう。
時間が許すならなるべく長めに放置する
カラートリートメントを塗布してから説明通りの時間放置したけれど、染まりが悪いという声をよく耳にします。染める場所の温度にもよりますが、かなり暖かいところでない限り、少々長めに放置したほうが染まりが良くなります。
量はたっぷり使用してムラなく塗りましょう
もったいないから、髪が短いから少しの量でも大丈夫と思って塗ってみると、仕上がりにムラができたり、髪への摩擦となり傷みの原因となります。そうならないためにも十分な量をとって、髪にムラなく馴染ませられるようにしましょう。
暖かいところで使用してカラーを定着しやすくする
寒いところで使用すると髪の毛のキューティクルが開かず、なかなか成分が浸透せず染まりが悪くなります。なるべく暖かいところでムラなく塗布し、ラップやシャワーキャップなどで覆ってあげるとさらにカラーの定着が良くなります。
諦めていたハイトーンカラーも白髪染めの褪色もカラートリートメントで一気に解決!
外国人カラーに憧れてブリーチをしたのはいいけれど褪色して髪が黄色っぽく、もしくは赤っぽくなってしまった。また、頻繁に白髪染めをするのが面倒、その上傷みも気になるという人にカラートリートメントは特におすすめです。
一度では染まらないというデメリットはありますが、傷みにくく手軽なので続けやすく、根元まで染められるなどメリットが豊富です。きちんと美容室でカラーリングしたいという場合は1、2週間ほど使用をやめれば色は落ちていくので、カラーリングの邪魔にもなりません。
不器用だからセルフカラーは心配という人もカラートリートメントなら扱いやすいので、上記でご紹介してきた内容を参考にして、色も豊富で綺麗な髪色をキープしやすくするカラートリートメントに挑戦してみてくださいね!
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