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デリケートゾーンのかゆみの原因は?人に言えない悩みの対策法

Date:2017.12.11

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デリケートゾーンのかゆみの原因は?人に言えない悩みの対策法|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/delicatezonekayumi1879/

デリケートゾーンがかゆい。そんな悩みを抱えている女性は実はとても多いのです。

2人に1人がデリケートゾーンのかゆみで悩んでいるともいわれますから、決して自分だけはないと安心してください。

でも、なかなか仲のいい友達にでも相談しにくい話ですし、家族にもいえずに一人で悩んでいる人も多いのではないかと思います。

そこで今回は、デリケートゾーンのかゆみが起こる原因と、それを解消するための対策法についてご紹介したいと思います。


デリケートゾーンのかゆみはなぜ起こる?その13の原因

デリケートゾーンのかゆみは「外陰部掻痒症」と呼ばれます。

外陰部掻痒症とは外陰部が痒くなる症状を指す言葉ですが、かゆみが起こる原因は病気から生活習慣まで様々です。

1.下着の蒸れからくるかゆみ

デリケートゾーンは常に下着が密着している部分なので、身体の中でも最も蒸れやすいところでもあります。

特に、下着+ガードル+ストッキング(タイツ)+パンツなんていくつも衣類が重なっている時は、汗もかきますし、湿度はMAXですね。

その蒸れた状態が続くと肌にかゆみが起こってくるのです。

2.陰毛が多いことでの蒸れからくるかゆみ

日本ではまだデリケートゾーンの除毛、脱毛というのはあまりメジャーではないですね。

手足など見えるところは処理しても、デリケートゾーンは何もしていないという人も多いと思います。

陰毛が長過ぎたり濃すぎたりすると、デリケートゾーンの通気性がさらに悪くなるので、蒸れがひどくなることがあります。

また、生理の時には経血が陰毛にたくさんつくことで、ナプキンに吸収されない経血が肌への刺激となってしまい、かゆみの原因になるのです。

3.間違ったムダ毛処理の結果

デリケートゾーンは皮膚がとても柔らかいので、うっかり自己流のムダ毛処理をすると肌を傷めることがあります。

カミソリで必要以上に皮膚を削ってしまったり、無理矢理抜くことで毛穴に炎症が起きてしまうことも。

間違ったムダ毛処理のせいで肌が傷んでしまい、かゆみが起こるのです。

4.下着の締め付けなどかぶれからくるかゆみ

ただでさえ下着の蒸れがかゆみの原因になるところ、サイズの合わない下着や矯正下着をつけ続けることによって、肌がかぶれてしまうこともあります。

さらにその上にきつい服を着ている場合には、蒸れもひどくなるのでかゆみが起きやすくなります。

5.生理のナプキン、経血などによるかゆみ

女性の場合、生理の時は特にかゆみが出やすいですね。

長時間ナプキンが肌に触れていることや、経血が多いことで蒸れやすくなってしまい、肌がかぶれたり、かゆみが出たりするのです。

6.おりもの、おりものシートが原因のかゆみ

生理以外の時におりものシートを使っている人も多いと思います。おりものシートもかゆみの原因になることがあります。

おりものが付着したシートをずっとつけていることで肌に刺激を与えてしまうからですね。

これはおりものシートを使っていない時でも起こりうることで、下着におりものがついたままにしているのも、同じくかゆみの原因になります。

特に、排卵期や生理前などおりものの量が増える時期にはかゆみも多くなる傾向があります。

7.生理前のホルモンバランスの変化

女性はホルモンバランスによって体調に変化が出ますが、生理前になるとホルモンバランスの変化によって膣内の環境にも影響が出ます。

膣内は外から雑菌が入り込まないように乳酸菌でバリアが作られているのですが、生理前になるとその乳酸菌が減ってしまうために、雑菌が繁殖しやすい環境になるんですね。それでかゆみが起こるのです。

生理の前後はデリケートゾーンの肌が敏感になっていると感じる人もいると思うのですが、それはホルモンバランスの変化が関係していたのです。

8.妊娠中のホルモンバランスの変化

ホルモンバランスは妊娠すると特に変化が大きく、肌のかゆみも増えることがあります。

これを「妊娠性掻痒」といい、特に肌の柔らかいデリケートゾーンはかゆみが増してしまうのです。

9.閉経後の外陰部乾燥

30代後半から女性ホルモンは徐々に減少し始めますが、閉経するとその影響が強く出ます。

女性ホルモンが足りないために、肌の乾燥がひどくなります。そうすると外陰部の乾燥によるかゆみが出やすくなります。

女性ホルモンを補うとかゆみが軽減することがありますが、やめれば元通りなので根本的な解決にはなりにくいですね。

10.ボディーソープがあっていない

身体を洗うボディーソープや石けんと同じものでデリケートゾーンを洗っている人がほとんどだと思うのですが、それがかゆみを引き起こしているかもしれません。

デリケートゾーンは皮膚が柔らかく敏感な場所です。今使っているボディーソープでは刺激が強すぎてかゆみが起きている可能性があります。

11.免疫力の低下

疲れている時や寝不足の時に特にかゆみを感じる、という人は、免疫力が低下していることがかゆみの原因である可能性があります。

身体の抵抗力が落ちていると、普段は感じないような肌の刺激でも敏感に感じてしまい、かゆく感じるのです。

また、抵抗力が落ちているせいで肌のバリア機能も低下し、炎症やかぶれが起きやすくなっていることもあります。

ストレスや疲労で肌の調子が悪くなりやすい人は要注意です。

12.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は顔や手足だけに出るものではありません。女性の場合は外陰部に発症することも少なくなくて、カンジダ膣炎を併発することもあるのです。

  • 皮膚に赤みがある
  • じくじくしている
  • ブツブがある
  • 湿疹が出ている

など、かゆみ以外の症状があったらアトピー性皮膚炎の可能性があります。

13.感染症から来るかゆみ

性器の感染症は少なくないのですが、人に相談しにくいために放置して悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。

かゆみを起こす感染症は、以下のようなものがあります。

ヘルペス
ウィルスの感染症で再発しやすいのが特徴です。かゆみの他に、痛みや赤い発疹も出ます。時には排尿が困難なほどの痛みが出ることもありますが、薬で治療できる病気です。
クラミジア
細菌による感染症で、日本ではかなり多く見られる性感染症です。他人事だと思わない方がいいでしょう。女性は不妊の原因にもなるので、早期発見早期治療が必要です。
膣トリコモナス症
「膣トリコモナス」という原虫による感染症です。かゆみの他に、おりものが増えたり悪臭がするなどの症状があります。放置すると尿道炎や不妊の原因になることがあります。
膣カンジダ症(カンジダ膣炎)
カンジダ菌という真菌(カビ)が起こす感染症です。感染=発症ではなく、抵抗力が落ちている時に症状が出やすくなります。カッテージチーズのようなおりものが特徴です。
ケジラミ
ケジラミという虫が繁殖することでかゆみがおこります。赤みなどが出ることはなく、ただ強いかゆみを感じます。

ケジラミ以外は、かゆみ以外にもなんらかの症状が出てくることが多いので、おかしいなと思ったら病院へいくことをおすすめします。

デリケートゾーンのかゆみを抑える11の対策

病気以外は、普段の生活習慣を見直すことでかゆみを改善できるものも多いので、原因とあわせて対策法を見つけて欲しいと思います。

1.常に肌を清潔に保つこと

肌を清潔に保つこと、これが何より大事です。健康な人でも毎日おりものは出てきますし、生理の時は特に経血をしっかり洗い流すことが大切ですね。

当然ですが、お風呂は毎日入り、デリケートゾーンは清潔に保つようにしてください。

2.デリケートゾーン専用の石けんを使う

デリケートゾーンは清潔にしたいですが、かといって洗い過ぎは禁物。皮膚が柔らかいところなので、洗いすぎることで肌が乾燥してしまい、よけいにかゆみが強くなる可能性もあるからです。

普通のボディソープでは洗浄力が強くて、陰部にある善玉菌まで洗い流してしまうことがあります。

それによって肌の常在菌のバランスが悪くなってかゆみがでることもあるので、できればデリケートゾーン専用の石けんなどを使うことをおすすめします。

洗う時は特に優しく。前方部分から後ろに向かって洗うようにしてください。

3.常に清潔な下着をつけること

下着メーカー・ワコールの調査によると、およそ5%の人は毎日パンツを洗わないという結果も出ているのが驚きですが、1度使った下着は洗濯しましょう。

当然下着は毎日変えて、夏など汗の多い時期は、日中に履き替えてもいいくらいです。

4.下着は通気性の良いものを選ぶ

蒸れにくくするために、下着の素材も見直してみましょう。

できれば通気性・吸湿性のよいコットン素材のものがおすすめです。天然の素材は肌触りもいいので、肌が弱い人にもいいですね。

  • ポリエステル
  • アクリル
  • ナイロン

などの化繊は通気性も悪くて蒸れやすいので、かゆみが出やすい人は避けた方が良い素材です。

5.締め付けないタイプの下着をつける

日中は仕事に行くことを考えると、ある程度きちんとした格好が必要になってくるので、下着や服もゆるいものばかり、というわけにはいかないでしょう。

ですから、例えばガードルなどで締め付ける必要がないように、パンツは身体のラインが出にくいデザインのものを選ぶとか、ヒップが隠れるようなトップスを選ぶなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

もしくは、日中は仕方ないとして、家に帰ったら下着はゆるいものに替える。昼用と夜用で下着を変えてみるのもおすすめです。

6.ナプキン、おりものシートはこまめに変える

下着を清潔にすることは当然として、生理のナプキンやおりものシートもこまめに替えるようにしてください。

ナプキンはできれば、2~3時間の1回くらいは替えるのがおすすめです。

おりものシートはおりものの状態によりますが、排卵期や生理の前後はおりおのが増えますから、これも1日中つけていることのないように、こまめに替えるようにしましょう。

ナプキンは紙ナプキンよりも布ナプキンの方が肌にあっていることもあるので、色々使って見るといいと思います。

7.トイレの後はビデを使って洗う

トイレの後はビデを使って洗い流す習慣をつけると、デリケートゾーンを清潔に保つことが出来ます。

特に生理の時は、拭くだけよりも洗った方が清潔です。

8.陰毛は短く保つ

デリケートゾーンが蒸れないように、陰毛を処理するのもおすすめです。何も全部脱毛してしまう必要はありませんし、最初から脱毛サロンにいかなくても大丈夫。

デリケートゾーン専用のシェーバーなどを使って、毛を短くしておくだけでも蒸れにくくなります。

ただ、見えにくい場所なので、無理にカミソリなどで剃ることはおすすめしません。

もし毛の量が多すぎて、少しでも少なくしたいという時は、脱毛サロンで相談してみることをおすすめします。

9.市販のかゆみ止め軟膏を使ってみる

市販のかゆみ止めを使うのもひとつの方法です。

病気によるかゆみは根本的な解決にはなりませんが、肌の乾燥などによってかゆみが起きている場合には有効です。

10.しっかり眠ってストレスを解消する

ストレスや疲労は自律神経のバランスを乱し、免疫力を低下させます。

デリケートゾーンのかゆみ以外にも様々なデメリットがありますから、しっかり眠って疲れを取り、ストレスを解消していくことも大切です。

忙しい毎日でなかなかゆっくり自分の時間を取ることが出来ないかもしれませんが、

  • 寝る前にアロマテラピーでリラックスする
  • 美味しいハーブティーを飲む
  • ストレッチで身体をほぐす

など、帰宅してから寝るまでの短い時間でも楽しめることは色々あると思います。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

11.婦人科を受診する

病気でかゆみが起きている場合は、これまでご紹介した方法ではかゆみが治まりません。病院でしっかり治療を受けることが最善の方法です。

かゆみ以外に、

  • おりものの変化
  • 湿疹
  • 赤み
  • 痛み

などが出ている場合は、婦人科を受診してください。

治まらない場合は勇気を持って病院へ!

デリケートゾーンのかゆみは人にはなかなか相談できませんよね。ですから、まず思い当たる原因があれば、日常生活の中で改善していけることは自分でやってみましょう。

ただし、もし感染症などにかかっている場合は、セルフケアだけでは限界があります。

色々やっても治まらないなら、早めに病院へ行ってください。女性の場合、病気が不妊につながる可能性もあります。

後悔しないためにも、適切な対処をして欲しいと思います。

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ライター:奈南有花

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