生理前は太りやすい?生理周期を利用して無理なくダイエットする方法
Date:2017.04.11
ダイエットを始めても効果を実感できなくてすぐにあきらめてしまったということはありませんか。
それはホルモンバランスを考えていなかったことが原因かもしれません。
ダイエットを無理なく進めるには生理周期を上手に利用していくといいんですよ。タイミングが悪いと、どんなことをやっても効果が出ない、ということがあるからです。
生理の周期に合わせて効率よくダイエットを進めるための方法をご紹介します。
この記事の目次
生理周期に合わせたダイエット方法の3つのポイント
がんばってもなかなかダイエットの効果がでないのは、タイミングややり方を間違っているからかもしれません。
大事なことは3つ、
- 生理周期の特徴を知ること
- 自分の生理周期を知ること
- それぞれの生理周期に合わせた過ごし方をすること
です。
身体のリズムを把握してダイエットに役立てる方法
生理周期には、
- 月経期(月経が来ている間)
- 卵胞期(月経の終わりから排卵まで)
- 排卵期(排卵日前後)
- 黄体期(排卵から次の生理開始まで)
の4つの区分けがあります。
黄体期とは身体が妊娠を維持しようとする時期なので、脂肪や水分を溜め込んで子宮を守ろうとする時期です。体温も高くなり、むくみや便秘などの症状が出る人もいます。
ダイエットがうまくいかない理由は、痩せない時期に無理をするからです。この周期を踏まえて自分に適したダイエット計画を立てます。
ダイエットのスタート時期を決める
ダイエットに向いているのは生理が終わってから次の排卵日までです。生理が始まった日を1日目として、だいたい4~5日すると生理が終わりに近づいてきますね。
エストロゲンの分泌が増えてくるので、この辺りから1週間~10日程度がダイエットに向いている時期になります。始めるなら生理が終わった後、と覚えてください。
自分の生理周期を把握しよう
まずは自分の生理周期をしっかり把握しましょう。カレンダーや手帳に生理が来た日をつけてみます。
ある月の生理開始日から次の生理が開始する前日までの日数を数えてみましょう。
人の体は機械ではありませんから、毎月きっちり同じ日数ではありませんが、およそ何日くらいで来ているかが分かると思います。
最低でも2~3回分の生理の日にちを数え、平均値を出して見るといいでしょう。もちろん、回数が多い方が正確な周期が分かります。
排卵日を特定してダイエット計画を立てる
排卵日から次の生理までの黄体期がおよそ2週間です。ですから、生理が始まった日から2週間前の日付が排卵日ということになります。それをいくつかつけてみてください。
そうすると、生理が終わってからだいたいどのくらいで排卵日が来るのか、予測が立てられるようになると思います。
それに従って、ダイエットをする時期を決めましょう。
<例>
- 生理周期 30日
- 生理期間 約7日
4月1日生理が来るとすると、次の生理が5月1日の予測になります。そうすると排卵日は4月17日前後なので、生理が終わりかける4月6日~7日くらいから4月17日くらいまでのおよそ10日間がダイエットに適した期間ということになります。
卵胞期はがんばって身体を動かす時期
卵胞ホルモン(エストロゲン)が出ている時期は運動効果が最も出やすい時期です。この時期はとにかく身体を動かしてエネルギーを使いましょう。
食欲も抑えられる時期
エストロゲンの分泌が増えると食欲も抑えられるので、代謝もよく、運動の効率が上がります。
しっかりと身体を動かしながら栄養バランスに気をつけて食事をしていきましょう。
「食べない」「減らす」のではなく、質の良いものを食べる、それが本当のダイエットです。
積極的にカロリーを消費する
卵胞期は基礎代謝も上がり脂肪燃焼しやすい時期なので、
- 筋トレなどの無酸素運動
- ウォーキングなどの有酸素運動
を組み合わせて消費カロリーを増やしていきましょう。
この時期は筋肉もつけやすいので、筋トレは必須です!とにかく生理が終わって1週間が勝負だと思ってください。
ダイエット効果を出すための黄体期の過ごし方
生理前にいくら無理しても痩せません。時間と努力の無駄です。それは女性ホルモンの働きによるものなので、意志の問題ではありませんから、逆らわないことが大事です。
黄体期は誰でもやせにくい時期
黄体期とは身体が妊娠を維持しようとして脂肪や水分を溜め込んで子宮を守ろうとする時期です。
体温も高くなり、
- むくみ
- 便秘
などの症状が出る人もいます。
暴飲暴食を控え現状維持を心がける
ここで大事のはやせるのではなくて「現状維持」を心がけること。イライラしてついどか食いをしてしまったりしてはいけません。
とはいっても、極端な食事制限をしたりしないでください。
基礎代謝が落ちている時に食事の量を極端に減らせば筋肉量を維持できなくなります。
そうすると次に来る卵胞期でのダイエット効果が出にくくなりますし、リバウンドしてしまう可能性もあります。
- むくみを予防するために糖質は控える
- 野菜や果物をたっぷり摂る
- たんぱく質もしっかり摂る
栄養バランスの取れた食事でこの時期は乗り切りましょう。体重が一時的に増えてしまう可能性もありますが、生理現象だと割り切って、あまり気にしないように。
この時期は次ぎにくる「痩せタイミング」のための準備期間です。
便秘がちになるので気をつける
黄体期は便秘になる人も多いのです。これもホルモンバランスのせいなので仕方ありません。
食物繊維や乳酸菌などの善玉菌をたっぷり摂って、お腹のデトックスをしましょう。
食物繊維は血糖値の急上昇も抑えてくれるので、太りにくくなるという効果もあります。
生理前は豆乳を飲むのもおすすめ
豆乳や大豆製品には大豆イソフラボンというポリフェノールが含まれています。
ストレス解消も大事なこと
生理の前はイライラしたり、だるくなったり、不快な症状も増えますね。そんな時は無理せずに、ストレスを解消し、気分をリフレッシュすることを心がけましょう。
軽めのストレッチで身体をほぐしたり、アロマバスで半身浴をしたりして、あまり体重のことは考えない方がいいでしょう。
リンパマッサージでむくみを解消
リンパマッサージをしてリラックスするのもいいでしょう。リンパの流れが良くなり老廃物を排出しやすくなるのでむくみの解消にも役立ちます。
次のダイエットのタイミングに備えて、巡りの良い身体にしておきましょう。
リンパが滞りやすいふくらはぎを中心にマッサージしましょう。
- 足の甲を指先から足首に向かってマッサージします。
- くるぶしを内側、外側両方、クルクルと気持ちよくマッサージします。
- 足首から膝の裏側に向かって、ふくらはぎをさすり上げるようにしてマッサージします。
- 最後は膝の裏を痛くない程度に揉んでください。
膝の裏にはリンパ節があるので、ここを揉むことで老廃物が排出されやすくなります。マッサージのあとは巡りが良くなっているので、水分をたっぷり摂るといいですよ。
同時に血流が良くなって身体が温まればリラックス効果も得られます。
寝る前のマッサージで気持ちもほぐし、質の良い睡眠不足をとることで身体の新陳代謝も促進され、ダイエットにも役立つでしょう。
月経期には決して無理をしないこと
生理が始まったら様々な体調不良を感じる人も多いでしょう。身体がデトックスしている時期なので、無理せずゆっくりと休みます。
鉄分補給を忘れずに
女性は毎月の生理で鉄分などのミネラルが失われがちです。経血で排出されてしまうミネラルは食品で補うようにして、ダイエットに適した身体作りを心がけましょう。
- レバー
- ひじき
- きなこ
など。食事で摂りきれないときは上手にサプリメントを利用してください。
次に備えるための食事を心がける
生理前から生理中は痩せない時期だからといって、ダイエットをしないでいいということではありません。
おやつもスナック菓子などは控え、ドライフルーツやヨーグルトなどを食べてビタミン、ミネラル、乳酸菌などを摂るのがいいでしょう。
身体を温めることが大事
生理は大事なデトックス期間です。子宮のお掃除をして身体をスッキリさせる時期。でも身体が冷えていると上手にデトックスできません。
生理の周期を利用すれば無理なく痩せられる
女性の身体がダイエットに適した時期は、1ヶ月のうちたった1週間~10日しかなかったんですね。
でも逆に考えれば、ものすごくがんばるのはその時期だけでいい、ということにもなります。
生理の周期を利用するポイントは大きく3つ、
- 生理が終わったら積極的に動く
- 排卵日以降は食事に気をつけて適度な運動を心がける
- 生理が来たらゆっくり過ごす
です。
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