同棲すると別れやすい?その理由と結婚するカップルとの違い

同棲 2022.06.05

明日も明後日もその先も、2人でずっと一緒にいられる!そんな甘い生活を夢見て始めた同棲。しかし現実はどうでしょう。

いつしかときめきは消え失せて、相手の顔を見ると湧きおこる感情はイライラやストレス。こんなカップルも少なくありません。

実際に同棲をしているカップルのうち結婚に至るのは約2割のみで、あとの8割は別れてしまうのだそう。

つまり同棲すると別れる確率がかなり高いのです。その理由は一体なんでしょう?そして結婚に至るカップルは何が違うのでしょうか。今回はこれらの事についてまとめてみました。


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同棲カップルが別れてしまう原因とは?多くは理想と現実のズレがきっかけ

多くの同棲カップルが別れてしまうのは、主に相手の知りたくなかった部分を嫌という程知ってしまったり、マンネリだったり。夢や理想が崩れて、現実はこんなものかという落胆や相手に対する失望や嫌悪感が湧いてくるのが原因のようです。

彼・彼女が相手に依存しまくり。依存される方はストレスのみが溜まる!

同棲するためには家事や経済的な部分といった、生活する上で必要不可欠な事を2人でシェアする必要があります。

しかし最初は約束通りにしっかり分担していたとしても、慣れてくるとどちらかに甘えが出てくる可能性があります。

  • 食器洗いは曜日ごとに分担しているのに、彼が仕事で遅くなる事がほとんどで結局毎日私がやってる!
  • 掃除機は彼の担当だけど、彼がやると隅のホコリを取ってくれない。結局後から私がやるはめになる…。
  • 彼女に家計を任せているけれど、どう考えても生活費がかかりすぎ!食費も雑費も贅沢しなければもっと減らせるはずなのに、生活費が足りないからもっと入れて欲しいだと?

このように、家事に関しては男性が女性に依存するようになってしまうパターンが多いようです。

2人になれば協力し合って半分に負担が減らせるかも!と理想を描いていた女性にとっては、2人分の家事を結局ほぼ1人で負担する現実に落胆する事になるでしょう。

一方経済的な面は、女性から男性に依存する場合が多いようです。この場合は、1人の時よりも自由に使えるお金が増えたような錯覚に陥って、以前より贅沢をする事が増えてしまうのが原因です。

同棲というスタンス上、共働きで子供がいないというカップルがほとんどでしょう。そうなると、1人暮らしや結婚して子供がいる人よりも、自由に使えるお金が基本的に多いと言えます。

となると、

  • 特売の時に買いだめして食費を抑えるよりも、職場帰りに寄れる少し高いけど便利なスーパーを利用する
  • お惣菜はスーパーのものではなく、デリで買う
  • 2人とも頑張って働いてるから発泡酒じゃなくてビールを買う
  • お皿や雑貨は高くてもお洒落なお店で揃える

といったように、1人の時よりも金銭的に余裕を感じる事で自分へのご褒美のハードルが低くなったり、時間や手間をお金で解決しようとする考えになったり。

そもそも同棲生活に夢を描いている時点で、頑張って節約しようとするよりも少しでも憧れのお洒落な生活に近づこうと贅沢したりしてしまうのです。

このような生活をしていて全く貯金ができなかったり生活費が足りなくなるようだと、「ちょっとは工夫してくれよ」とうんざりしてしまう彼もいるでしょう。

相手の生活習慣や癖、生理現象までにも嫌悪感!

一緒に生活していると、同棲する前には分からなかった相手の生活習慣や癖などが分かるようになり、それが嫌になってしまうという場合もとても多いもの。

  • トイレでスマホを見るので彼のトイレが長い!
  • 彼女が残り湯で洗濯をするのが嫌だ!
  • 何度言っても彼の靴下いつも脱ぎっぱなし!
  • 彼女が食器を洗うと、水切りカゴに食器を放置するのが嫌。僕はちゃんと拭いてしまってる!
  • 彼女はバスタオルを二日使うんだけど、僕は一日で変えて欲しい!
  • 彼のいびきがうるさすぎる!

それまで違った環境で生活してきた他人同士ですから、生活習慣もまったく違う事もあるでしょう。それは頭で分かっていても、現実に目にすると引いてしまったり、自分の「当たり前」を譲れなかったりで、受け入れる事ができない人も多いものです。

また、最初は相手を好きな気持ちでそれらを我慢できていても、気持ちが薄れていくにつれて些細な事にも嫌悪感を抱くようになることも。

金銭感覚をはじめ、価値観の違いが大きすぎる。

結婚を意識して同棲を始めるカップルも多いのではないでしょうか。そんな2人にとって金銭感覚や価値観の合う合わないは、かなり気になる要素でしょう。

そんな中それらが双方の間でかなりずれていると、この先ずっと一緒にいるのは無理という思いになりかねません。

特に金銭感覚の違いに関しては、貯金やお互いのお小遣い、はたまた借金など、お金の揉め事に発展していく事が多いです。お金の揉め事は人間の本質や嫌な部分が出やすいもの。一気に冷めてしまったり、やっていけないと別れを決断するきっかけになりやすいのです。

価値観に関しては例え合わない場合でも、本来ならお互いが歩み寄って認め合う事が大切なので、それを理由に同棲解消、なんて事は本来なるべきではありません。

しかし色々と理想を持ち込んで同棲を始めてしまったカップルの場合は、現実と理想のギャップに対する落胆が、価値観の違いを乗り越えていこうと思えるエネルギーに勝ってしまうのが現実なのです。

新鮮味がなくなって相手への気持ちが冷めてしまった。

これに関しては、同棲を始める前にある程度はお互い覚悟をしているものではないでしょうか。

なので、「そういうものだ」と割り切ってお互いの自然な姿を尊重できれば良いのですが、やはりそうはいかない場合も多いもの。

  • 僕と出かける時の彼女のメークやファッション、だんだん適当になってきた。
  • すっぴんも見慣れてるから、メークして綺麗になっても何も思わなくなった。
  • デートっていっても一緒に住んでるし。ワクワクしない。
  • 毎日一緒に寝てるしあんまりイチャつく気分にならない…
  • 仕事が出来てかっこいいと思ってたけど、生活感溢れる姿の方が見慣れてきた。

一緒に生活すると、新鮮味がなくなるだけでなく生活感が濃くなってくるので、そこにドキドキが存在する恋人という関係を継続するのが難しくなってしまうのです。

ドキドキがなくなっても大切なパートナーとして一緒にいたいと思えれば良いのですが、多くのカップルは、恋の終わり=別れと考えてしまうのです。

自分の自由な時間が減ってストレスに

2人で生活していると、自分の自由な時間が減ってストレスが溜まる事も。

例えば、食事の後は少しゴロゴロしたいなと思っていても後片付けを促されたり、好きな時間にお風呂に入りたいのにお湯が冷めるからとお風呂を促されたり。

彼が遅く帰る日には寝ないで待っていたり、本当は1人でスマホやインターネットを見たいのに彼女のおしゃべりに付き合わされたり。

このように、1人なら自分のしたい事をしたい時にできていた事でも、同棲を始めると相手のペースを強要されるシーンも出てくるものです。

最初のうちは我慢できても相手への気持ちが冷めてくるにつれて、なんでこんなに我慢しなくちゃいけないの?と不満が募ってくるパターンが多いようです。

片方が結婚しなくても良いと思い始めて、結婚を希望する相方と気持ちのズレが生じる

お互いに対する不満が原因ではなく、むしろ同棲が上手くいっている為に起こる気持ちのズレもあります。

「上手くいっているから結婚ももうすぐかな」と思う方(主に女性柄)と、「上手くいってるならこのままで何の問題もないのでは?」ともう一方が(主に男性側)結婚を先延ばしにする事で起きる気持ちのズレです。

同棲が上手くいっていると、その先は結婚という意識が通常なら強くなるでしょう。しかし中には、上手くいっているならこのままでいいと逆に結婚をしたくなくなる人もいるのです。

相方がそのような考えになってしまうと、結婚をしないならばこの先ずっと一緒にいても時間の無駄。そう考えて別れを決める事もあるようです。

失敗のもと、同棲を始める時が気持ちのピークになっていない?

ここまで同棲カップルが別れてしまう原因について紹介してきました。大抵の場合は同棲を始める際に、どちらかあるいは両者が大きな理想を持ち込んで同棲生活を始めている事がほとんどです。

もちろん現実は違うという事は多少分かっていたとしても、彼・彼女を好きな気持ちがあれば乗り越えられると信じているのです。

相手を好きな気持ちや同棲生活に対する夢が膨らんだ、いわば気持ちがピークの状態で同棲を始めてしまうとそれは失敗の原因になりかねません。

生活するという事は、理想通りいかない事がほとんどです。度重なる現実と理想のギャップにどんどん気持ちが下降していき、結果、乗り越えようという気概もなくなって別れを選択してしまう事になるのです。

同棲生活を成功させたいと思うなら、同棲を始める時に夢や憧ればかり見て気持ちがピークの状態にならないように気を付けて。「大変な事の方が多い」と気を引き締めて、覚悟を持って臨むくらいがいいかもしれません。

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結婚に至るカップルは至って現実主義者。お互いが独立していて相手に依存しない。

一方で同棲生活を乗り越えて結婚に至るカップルは、何が違うのでしょうか。別れてしまう原因が同棲生活に理想を持ってしまう事に対して、彼らはとても現実的なのです。

  • お互いが自立していて干渉しすぎない
  • まず同棲を始めるにあたって、お互いが自立している場合がほとんどです。仕事があって経済的な自立はもちろん、趣味や人間関係が充実している事も上手くいく秘訣です。お互いに過干渉せずに、適度な放任主義くらいでいる事が大切です。

ドキドキがなくなっても、新しい関係を築いていこうと思える

お互いの自然な姿を見過ぎたり新鮮味がなくなってドキドキがなくなっても、それを関係の終わりと考えないで、新たな関係の始まりと思えるカップルは前に進めます。

例え恋愛関係とは言えなくなってしまっても、強い絆で結ばれた唯一無二のパートナーと考えて相手を大切にしようと思えれば、その2人は結婚しても上手くやっていけるでしょう。

結婚をすれば嫌でもみな現実を突きつけられるもの。同棲ではまだ結果を選べるために、「この人はなかった」とつい逃げてしまいたくなりがちですが、「現実はこんなもの」と割り切る事ができていれば、結婚にも余計な理想を持ち込まないので上手く行くのです。

結婚する前提で同棲を始めている。同棲してどうするか決めるとでは大違い。

結婚を前提に同棲を始めるカップルと、同棲してから今後を決めるカップルとでは、その後の結果に大きく差が出ます。

例え同じような問題を抱えるカップルでも、結婚を前提に同棲していれば、逃げ場がないために乗り越えようとするほうに意識が向きます。そもそも今後の事をしっかり考えている2人の事はより現実的で、憧ればかりが先行するような事も少ないのです。

しかし後者は、結婚のお試し期間といったもの。お試しという事で、もし無理なら同棲を止めれば良いという意識があるため、色々ストレスを溜めてまで乗り越えようとする気持ちにならないのです。

同棲を避けないで。一度失敗しても経験を次に生かせば上手くいくはず!

同棲すると別れる。なんだかジンクスのようになっている節もありますが、そうではなくて確かな原因がある事がお分かり頂けたでしょうか。

したがって、むやみに同棲を恐れる必要なないのです。

むしろ結婚前に一度2人の生活を経験して心構えができるというは、同棲の大きなメリット。結婚を考えている相手となら、同棲はぜひおすすめです。

はじめての同棲を考えている人も失敗してしまった事がある人も、次の事を忘れずに。

夢や理想を描きすぎているカップルは別れる確率がかなり高いですが、同棲は「現実」が詰まっていると最初から心構えが出来ていれば上手くいくでしょう。

ときめきやドキドキに溢れる毎日を目指すのではなくて、自分のリアルな部分を見せる事ができて、かつ相手のリアルな部分を受け入れる事ができる関係を築く事を目指すのです。

結婚はさらなる「現実」の積み重ねですから、そのような関係を築く事ができれば結婚生活も上手くいくはずですよ。

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