手の老化は目立ちやすい!手のおばさん化を防ぐハンドケア法
Date:2019.08.20
「手の老化は顔の老化よりも10年早い」…これ、あながち間違いでもない言葉です。しなやかで美しい女性の手は魅力的ですが、年齢を増すごとにどんどん骨っぽくなり、血管が浮き出て指が太くなってしまいますよね。
メイクをするわけにはいきませんし、衣服で隠すこともできないため、手の老化は顔の老化よりも目立ちやすいのです。
顔のアンチエイジングだけではなく、手のアンチエイジングもしっかり行いましょう。この記事では、手の老化を防ぐハンドケア方法についてご紹介します。
老化した手ってどんな風になる?手の老化チェック
自分では気にならなくても、周りから見れば人の手の老化は一目瞭然。「この人老けたな」と思われる手には、どんな特徴があるのでしょうか?
手が老ける原因と合わせてチェックしていきましょう。
手の老化チェック項目
「白魚のよう」と言われるような手が理想とすれば、老けてしまった手にはこんな特徴が見られます。
- 手の血管が浮き出ている
- 手が痩せたように骨っぽくガリガリになっている
- 手の甲の骨や節がゴツゴツと目立っている
- 手のシミやシワが目立つようになった
- 触ってみるとザラザラしている
当てはまる点はありましたか?手の老化は早いため、若い頃からでも老けの傾向は現れがちです。
特に手の血管が浮き出ている人は、手の老化の兆候が目立ちます。握ったり開いたりしてみて、自分の手をよく観察してみましょう。
手の老化が早いのは何故か
どうして手は顔よりも老化が早く目立つようになるのでしょうか?手は衣服や化粧品で覆われることが少なく、いつも何かの作業をしています。ダメージを受けやすい部位であるため、老化も早くに目立つようになるのです。
おまけに手は真皮が薄い部位ですから、ダメージを受けるとすぐにハリを失います。ただでさえ老化しやすい手を、さらに悪化させるのは次の要因です。
- 肌が乾燥している
- 外気に触れ続けたり、作業をするために何かに触り続けたり、水や洗剤で潤いが奪われたり…こんないくつもの要因から、手肌は乾燥しがちな部位。
手肌が乾燥するとダメージを受けやすくなり、シワやシミが目立ちやすくなります。肌表面が硬くなるため、ザラザラになる理由にもなります。
- 紫外線によるダメージ
- 服で覆える部位ではないため、手肌にもUVケアをしておかないと、すぐ紫外線を浴びてダメージを受けてしまいます。また、手は水仕事や作業で日焼け止めが落ちやすいため、塗り直さないとすぐ紫外線ダメージが蓄積します。
紫外線はメラニン色素を作り、シミになります。コラーゲンやエスラチンといった保湿成分も破壊されるため、手の老化は悪化の一途を辿ることに。
- 血行不良
- 手先が冷えやすい、足先が冷えやすいといった血行不良の兆候がある人は、手をはじめ他の部位にも血管が浮き出やすくなります。
また、血行不良は手先など身体の末端にまで栄養が運ばれにくくなるため、代謝が落ち、脂肪やハリが損なわれてガリガリのくたびれた手になりがちです。
手の老化を防ぐための基本のハンドケア方法
手の老化のしやすさは、普段のケア方法によって左右されます。日頃からやっておきたい、手の老化予防への有効手段をご紹介します。
年中やるべき紫外線対策
日光のきつい夏だけではなく、年中無休で紫外線対策は徹底しましょう。手はいつでも裸ですから、冬の紫外線にだってダメージを喰らわされます。
日焼け止めを手の甲、手のひら、指先にまでしっかり塗り、外出時はこまめに塗り直します。
デスクワークやPC作業など、手先をたくさん使うお仕事の人は特に日焼け止めが剥がれやすいですから、日焼け止めのSPF値などに関係なく休憩時間などを狙って塗り直してくださいね。
ハンドクリームで保湿する
誰のポーチにも入っているハンドクリーム。休憩時間の度にしっかり手に塗り込んでください。指を曲げるなどして、手や指のシワの間の塗り残しがないようにしましょう。
手作業の後や手を洗った後、洗剤や水で濡らした後は特にハンドクリームで水分を補給します。ハンドクリームは手のひらで少し温めてから伸ばすと馴染みやすいですよ。
ハンドクリームの代わりにワセリンを塗るのもOKです。爪にまで塗り込むような気持ちで、指先まで万遍なく塗って手全体を保湿しましょう。ハンドクリームを塗るのと日焼け止めを塗るのをセットで行うと忘れにくいですよ。
濡らしたらすぐに水気を取る
手を洗った後や水仕事の後などは、必ず手を拭いてよく水気を取るようにしましょう。間違っても濡らしたまま放置して自然乾燥なんてしてはいけません。
水気があるまま放置すると、手肌にある水分まで蒸発してしまい、結果として乾燥を招きます。
ハンカチを持ち歩いていつも念入りに手を拭くだけでも、手の老化にブレーキをかけられますよ。水仕事やお手洗いの後の他、雨に濡れたときなどにも気を付けましょう。
水仕事はゴム手袋着用
水仕事をするとき、用意できるならゴム手袋を着用しましょう。特に洗剤を扱う作業の場合は、手を水や洗剤に触れさせないことで、乾燥やダメージから守ることができます。
どうせならハンドクリームを塗ってからゴム手袋を着けて作業をすると、ハンドパックも同時に行えますよ。手袋の中でクリームが浸透し、手肌がふっくらと潤います。
老化の予防とアンチエイジングを同時に行えて、まさに一石二鳥。面倒な食器洗いも、ハンドケアのチャンスに変えてしまいましょう。
化粧水を常備しておく
ハンドクリームがない場合でも、化粧水を塗って手肌を保湿することはできます。化粧水を常備しているなら、ハンドクリームの代わりに化粧水を手に塗ってみてください。
化粧水を塗った上からハンドクリームで保湿すれば、手の保湿効果も高まります。
時短でハンドケアしたいときは、スプレーボトルに化粧水を入れておき、手にスプレーする方法もありますよ。
ハンドマッサージを習慣化する
血行不良が手の老化の要因の一つということで、ハンドマッサージをして血行を促すのは大変有効。休憩時間やすき間時間を見つけて、ハンドマッサージを行いましょう。
指先を1本ずつ揉み解したり、手の甲を軽く押したりと、優しくマッサージすればOKです。ハンドクリームを塗る際に、同時にマッサージをすると効率的ですね。
- 手の甲
- 手のひら
- 指の先
この3か所をマッサージしていれば、やり方はあなたが一番気持ちよく感じる方法で構いません。身体が温まっている入浴中もハンドマッサージに最適なタイミングです。
手の老化がかなり気になる時のスペシャルケア
「何だか明らかにシワが増えた」「前はこんなに血管が浮いていなかった」…手の老化が自分でもかなり気になりだしたら、スペシャルケアで老化を跳ね返しましょう。
ハンドパックをする
前述でもご紹介しましたが、手にクリームなどを塗ってグローブで覆うことで、手の潤いをかなり復活させ、老化から遠ざけることができます。
ハンドクリームにゴム手袋着用でもOKですが、スペシャルケアとして少し凝ったやり方をご紹介します。
- 蒸しタオルを用意しておく
- 手に化粧水をつけ、その上からハンドクリームをたっぷり塗る
- ビニール手袋をつける
- ビニール手袋の上から蒸しタオルをあて、温める
- 5~15分放置する
化粧水とハンドクリームの代わりに、ニベアクリームやワセリンを使ってもOKです。
手袋をした状態で眠り、朝になって手袋を取るという方法もあります。こちらの方が時短になり効率的ですが、手袋が気になって眠れないなら普通に5~15分程度のパックをしましょう。
化粧水でコットンパック
フェイスケアと同じように、化粧水をたっぷり馴染ませたコットンで手をパックする方法です。コットンの代わりにティッシュを使ってもOK。
美白系の化粧水を使ってパックすれば、シミやくすみの予防・緩和にもなります。
パックしたら3分程度でコットンを剥がしてください。コットンパックは長時間放置すると、逆に手肌の水分を奪ってしまいます。
指を引っ張るマッサージ
手の指が骨っぽくなったり、逆に太くむくんだりといった老化にお悩みの人は、指を軽く引っ張るマッサージをして血行を促してみましょう。
痛くない程度に指を1本だけ掴み、伸ばしながら軽く揺らします。5本の指全てに、左右両方行ってください。
指の柔軟性を取り戻して、手の筋力や脂肪を正常化させるねらいがあります。引っ張りすぎると逆に負担を与えてしまうので注意してくださいね。
眠る前にパウダーをつける
夜、就寝前にハンドクリームなどでしっかり手を保湿したら、素肌ケア用のパウダーをつけて保湿効果を閉じ込めましょう。睡眠中の手肌の乾燥を防ぎ、老化予防に繋がります。
ハンドケア用に販売されているパウダーもありますが、ベビーパウダーなどを使ってもOKです。手荒れや乾燥を防ぐ効果も期待できますよ。
手先・指先の美しさはいつまでも人を惹きつける
食事中や仕事中、ふとした仕草の中で、手先は顔よりも視界に入ってきやすい部位です。だからこそ手先の綺麗な人は、それだけで洗練された印象を人に与えやすいのです。
美容は顔だけではなく、手先まで欠かさないようにして、全身が美しい女性を目指しましょう。
手は老化が目立ちやすいからこそ、いつまでも若々しく美しい手先を持つ人は、男女を問わず魅力的に見られます。
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