セージの効果効能。料理でも使いやすく、健康や浄化に大活躍!
Date:2018.05.22
セージというハーブをご存知ですか?古くから薬効の高い植物として知られ、薬としても使われてきたハーブです。
セージはとても種類の多い植物なので、それぞれ効能や用途が違います。
ハーブというとお茶にして飲むというのが一般的かと思いますが、セージは料理にも使えるし、アロマテラピーにも利用されています。
どんな時にどんなセージを使えばいいのか、効能や便利な使い方についてご紹介しますので、自分が取り入れやすい方法を探してみて頂きたいです。
この記事の目次
セージといっても様々。これだけある、セージの種類
セージと名のつくハーブはけっこうたくさんあるんです。
観賞用のものが多いですが、薬効が期待できるものは以下のような種類です。
コモンセージ
普通に「セージ」という場合は、このコモンセージをさしています。ガーデンセージと呼ばれることもあり、ハーブティーや料理などに使われます。
アロマテラピーで使う精油を抽出するのにも使われます。セージエキスは肌の炎症を抑えてくれる成分として化粧品に配合されることもあります。
クラリセージ
食べたりお茶にするよりも精油で使われることが多いセージです。
精油にするとスパイシーなハーブ調の香りの中にほんのりと甘味もあり、コモンセージよりも香りが柔らかいですね。
気分を明るくする作用が期待できるとともに、女性特有の不調によく使われる精油です。
グリークセージ
見た目はコモンセージに似ています。甘い香りのする葉っぱで、裏側に白い毛が生えているのが特徴です。
ピンクや紫の可愛らしい花をつけ、料理によく使われるセージです。
スパニッシュセージ
その名の通り、スペインからフランスにかけて生息しているセージで、青い花をつける可愛らしいハーブです。
香りがいいので、料理やハーブティーに使われます。
ホワイトセージ
パワーストーンがお好きな方はご存知かもしれません。
食べられないわけではありませんが、料理に使われることはほとんどなく、燃やして煙を出し、浄化に使われるセージです。
ハーブティーとして飲む場合のセージの効果効能
セージを簡単に取り入れるには、ハーブティーとして飲むのが一番簡単でしょう。
ハーブティーとして飲んだ時のセージの効能についてご紹介します。
風邪予防に
セージには強力な抗菌・殺菌作用と抗ウィルス作用があるので、風邪の予防には最適!
普通に飲んでももちろんいいですし、セージのお茶をうがいに使うと喉の抗菌をしてくれます。
喉がイガイガして風邪気味かな?と思ったら、セージティーでガラガラうがいをしてみてください。1日に何度かお茶うがいをすると、風邪が悪化するのを防げるでしょう。
喉の痛みを和らげる
風邪を引いてしまったとにも、セージのお茶は役立ちます。喉の痛みを和らげてくれるので、腫れも引いてきます。
喉にしみ渡るように、ゆっくり飲むといいですよ。アイスよりはホットで飲んだ方が喉に効く気がしますが、ここは好みでOKです。
口内炎、歯肉炎の症状を和らげる
痛みを和らげたり、炎症を抑える働きは、口の中のトラブルにも有効です。
口内炎や歯肉炎などがある時に、セージティーを飲むか、口に含んでぶくぶくうがいをしてみてください。
血行を促進する
セージには血行を良くしたり、身体を強くする強壮作用があるとされています。
血行が良くなると、冷え性の改善だけでなく、疲れが取れやすくなったり巡りの良い身体作りにも役立ちます。
胃腸の調子を整える
女性は便秘で悩む人が多いと思いますが、「出ない」と同時にガスがたまって苦しい、という場合も多いのではないでしょうか。
セージには胃腸の調子を整える働きがあるといわれています。
また、消化不良や胃の痛みなどにも良いといわれています。
強力な抗酸化作用
セージには強力な抗酸化作用があるといわれています。抗酸化作用とは、体内の活性酸素を除去して細胞が傷つくのを防ぐ働きのこと。
活性酸素が増えると細胞が老化しやすくなり、シミやシワの原因になる他、あらゆる病気の原因になるともいわれています。
セージの抗酸化作用によって活性酸素の増殖を抑えることが出来れば、細胞の酸化を防ぐことが出来ます。
セージで細胞から元気になって、若々しい身体を保ちたいですね。
神経のバランスを整える
セージティーの香りはスッキリとしたとてもクリアな香りです。
疲れている時に飲めば気分をリフレッシュできますし、脳を活性化させて頭をクリアにするサポートもします。
また、ストレスを和らげたり、神経疲労にも良いとされています。
料理に使うハーブとしてのセージの効果効能
セージはお茶として楽しむだけでなく、食用ハーブとしても人気。
葉っぱを料理に使うことも出来ます。どんな料理でもいいのですが、肉料理に最適です。
肉の臭み消しに
セージの強い香りは肉などの臭みを消してくれる効果があります。
日本でも生姜やネギを使いますが、それと同じ感覚で、炒め物や焼き物に使ってみてください。
- マトン
- ラム
- レバー
など臭みが気になる肉類には特におすすめです。
煮込み料理に使うときは、肉を煮込む前にセージをすり込んでおくといいですよ。
抗菌力の高さから防腐剤としても使われます。肉の保存などに適しています。
料理を香り高く仕上げるエルブドプロバンスのひとつ
エルブドプロバンスというハーブをご存知でしょうか。
「プロバンス(南仏)地方のハーブ」という意味なのですが、セージだけでなく、
- タイム
- ローズマリー
- フェンネル
- ローレル
などプロバンス地方で採れるハーブをミックスしたものです。
乾燥させたハーブを細かくしてあり、これをひと振りするだけで料理に奥深さが出るんです。
いつもと違う、ちょっと高級感のある料理に仕上げたい時に使ってみてください。
脳を活性化して認知症を予防
セージを料理に使うことによって、セージに含まれるロスマリン酸を直接摂取できます。
また、脳の認知機能の低下を防ぐ働きも期待されており、認知症の予防に効果があるとして研究が進められています。
アロマテラピーで精油として使う場合のセージの効果効能
セージの精油はスパイシーでクリアな香りなので、リラックスするためにはあまり使われませんが、薬理作用のたくさんある精油のひとつです。
- ツヨン
- シネオール
- カンファー
などの成分が含まれており、スッキリとしたハーブ調の香りです。
※精油を使うときは原液を肌に塗らないように気をつけてください。
生理不順や更年期障害の緩和に
セージには通経作用といって生理のリズムを整える働きがあります。
- 稀発月経
- 無月経
などの生理不順に対して効果を発揮します。
女性ホルモンに似た働きがあるので、更年期障害の緩和にも役立ちます。
セルライトのマッサージに
ツヨン、カンファーなどのケトン類が含まれているのでセルライトのマッサージに向いています。
マッサージオイルを作り、お風呂上がりなどにセルライトが気になるところに塗って、脂肪をもみほぐすようにマッサージしてみてください。
- ※パッチテストとは
- 精油をオイルなどで薄めて、腕や脚の内側など皮膚が柔らかいところに塗り、一晩放置します。赤みやかゆみが出ないかどうか確認してから使うようにします。
お肌の引き締め効果
セージには収れん作用があり、たるみが気になる年齢肌のケアなどにもおすすめです。
毛穴の開きが気になる人は、収れん化粧水代わりに使うといいですよ。簡単な作り方もご紹介しますね。
- グリセリン 少々
- セージの精油 5滴
- 精製水 50ml
<作り方>
- グリセリンをボトルに入れます。
- セージの精油を加えてよく振り混ぜます。
- 最後に精製水を加えて、蓋をしてさらによく混ぜます。
朝のスキンケアの最後にこの化粧水をコットンにつけてパッティングすると、毛穴を引き締めて過剰な皮脂分泌も抑えてくれるでしょう。
ニキビケアにも
抗菌・殺菌作用があるので、ニキビや肌の炎症をケアするのにも向いています。
ただし、肌荒れがひどい場合は悪化させてしまう可能性もあるので、パッチテストは必ずして、肌に合わない時には使用をすぐに中止してください。
精油では刺激が強いと感じる場合は、濃いめに煮出したハーブティーを化粧水として使うことも出来ます。
パワーストーンの浄化も出来るホワイトセージ
ホワイトセージには邪気を払ったり、空間を浄化する作用があるといわれています。
ホワイトセージを燃やした煙で大事なものを浄化したり、部屋そのものの空気をキレイにします。
空間を浄化したりする以外にも、パワーストーンを浄化するのにも使えます。
- 何となく体調が悪い時
- 瞑想して気持ちをクリアにしたい時
- 集中力を高めたい時
- エネルギーを高めて運気をアップしたい時
- ストレスを和らげたい時
などにも使えます。
ホワイトセージはしっかり乾燥してないと火がつきにくくなるので、湿度の高い日本では湿気を防いで乾燥した状態を保つのが大事です。
ホワイトセージは産地に注意
ホワイトセージはやや白っぽい乾燥させた葉っぱですが、
- カリフォルニア産
- メキシコ(バハカリフォルニア)産
しかありません。
ホワイトセージが自生しているのは、カリフォルニアからメキシコ西海岸にかけての地域だけだからです。
他の産地のものは偽物の可能性もあるので注意してください。
新鮮なものの方がエネルギーが高いので、あまりまとめ買いをせずにこまめに買い足す方が良いでしょう。
やや刺激の強いハーブ。セージを使う時の注意事項
セージはハーブの中でもやや刺激の強い部類になります。風邪のウィルスを撃退できるくらいですから、抗菌力も高いのが特徴。
その分、使う際には少し注意が必要です。
妊婦さんは使えません
生理を正常にする働きがあるので、妊娠中は使うことが出来ません。母乳の出に影響する可能性もあるので、授乳中もダメです。
また、小さい子供にも刺激が強いので、幼児に飲ませるのは避けましょう。
長期にわたって使わないこと
刺激の強いハーブなので、長期にわたる連続使用は避けてください。
たまに食用に使うなら特に心配することはありませんが、長期間大量に使い続けると、
- めまい
- 嘔吐
- 情緒不安
などの症状が出る可能性もあります。
例えばハーブティーを2週間続けて飲んだら1週間休むなど、間をおいて飲むようにしてください。
用途に合わせてたくさんのセージを使い分けよう
お茶として飲んだり、料理に使ったり、アロマテラピーとして使ったり、セージは色々な使い方でその効能を楽しむことが出来ます。
自分のライフスタイルや好みに合わせて様々なセージを楽しんでください。
お茶は他のハーブとブレンドすると香りも和らいで、飲みやすくなりますよ。
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