嫌味や皮肉を言われたら?周囲の株も上がる「切り返し方」7選
Date:2018.03.02
不意打ちでぶつけられる、理不尽なトゲトゲしい言葉。
嫌味や皮肉を言われれば、誰だって思わずカッとなったり、頭が真っ白になったりしてしまいます。
受け流すのが一番いいと分かってはいる、だけど……「たまにはピリッと気のきいた言葉を切り返したい!」そう感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、嫌味や皮肉を言われたときの「うまい切り返し方」についてご紹介していきます。
この記事の目次
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「上手な切り返し」がもたらすメリットは
嫌味を言うのを楽しもうとしていた相手は、あなたがピリッと切り返すことで、驚くでしょう。
また、中には単純に無神経なだけで「嫌味を言っている」という自覚がない相手もいます。
ここであなたが気をつけるべきポイントは、「感情的にならないこと」です。
感情的な切り返しは、相手を無意味に逆上させてしまったり、周囲からのあなたの評価を下げてしまったり、かえって面倒な結果を招きます。
嫌味や皮肉には、あくまでも淡々と!次にご紹介するような切り返し方を試していきましょう。
【1】「オウム返し」で言葉のトゲを打ち返す
一番手っ取り早い方法は「オウム返し」です。
オウム返しとは、相手の言った言葉をそのまま返すこと。たとえば、
テニスボールをパコーンと打ち返すつもりで、相手の言葉を相手に打ち返してあげましょう。
このとき、心がささくれる余り「言い返してやりたい」という熱い気持ちがこもってしまうかもしれませんが、それはグッとこらえてください。
淡々と打ち返す方が、相手の心に刺さります。
なぜなら、相手自身の言葉のトゲは相手にとってもトゲのままだからです。逆にあなたの苛立ちは、相手にとって快感になると心得ましょう。
オウム返しがどうも難しいと感じる場合は、
- 「そうなんですか」
- 「なるほど」
- 「へえ」
など、意味を持たない相づちだけを返すのがおすすめです。
【2】「深刻な理由」を伝えて気まずい思いをさせる
家族の病気で仕事を休んだら、上司に嫌味を言われてしまった。そんなシーンは、残念なことにいまだにあちこちの職場で見られます。
あなたにとって正当な理由、とくに少々深刻な理由がある……といった場合には、それをそのまま伝えることも良い切り返し方法になります。
たとえば「忙しい時期に休むなんて、お気楽でいいね」なんて嫌味を言われたら、
と淡々と伝えたあとで、
と素直な気持ちを付け加えられればベストです。相手は罪悪感が芽生えて気まずくなり、それ以上あなたを責めずに立ち去るかもしれません。
- 正当な理由があるならば、堂々と伝える
- 後ろめたいと思い込むのはやめる
- 実際に迷惑をかけた相手には、その事実についてはきちんと謝罪する
- 最後に「言われ方にショックを受けた」事実も伝える
この一連の流れを淡々と伝えることができれば、嫌味や皮肉が大好きな相手からも「あの人には言いづらい」と認識され、ターゲットから外れます。
【3】「ユーモア」で返して周囲を味方につけてしまう
みんなの前でお局さまに「こんなこと猿でもできるわよ」なんてバカにされたら、
と天然風味のボケで切り返してしまいましょう。
ユーモアは場の雰囲気をテキメンに和ませてくれます。イライラしていた相手も思わず笑ってしまうことだってあるくらい。
その場にちょっとした笑いが起きれば、周囲からは「あんな皮肉にもユーモアでうまく切り返す、たいした子だな」とひそかに評価されるでしょう。
ただし自分を卑下する言葉だけは、いくら冗談だとしてもNGです。言葉というのは怖いもので、嘘だと思っていてもやっぱり自尊心を傷つけてしまいますからね。
【4】「〆ワード」で話題を強制終了させる
相手の常識を疑うような、とんでもない言いがかりをつけられたとき。
どう考えても理不尽なことでいつまでも責め立てられているとき。
こういう時間って本当につらいですよね。そんなときにとっても役立つ切り返しが、この方法です。
相手の話をひとしきり聞いたら、
- 「そういう見方もあるんですね。勉強になりました。では」
- 「それは初耳でしたので、参考にさせていただきます。ありがとうございました」
- 「私の中にはない考え方でした。貴重なご意見ありがとうございました」
などと切り返して、可能な限り素早くその場を離れます。
ポイントは「勉強になりました。では」や「ありがとうございました」といった会話の〆ワードをさりげなく返事に仕込むことです。
上記のような切り返しならば、相手の意見にとくに反論はしていませんし、相手を否定もしていません。
かつ、自分の意見は違うことを暗に示しているため、自分の心に嘘をつくことにもなりません。
相手の逆鱗を避けつつ、自分の心も守ることができる。そんな切り返し方です。
【5】あえて相手を「褒めちぎる」ことで煙に巻く
嫌味や皮肉を言うのが癖になっているのは、自分の力を認めてもらえず不満を溜め込んでいるためかもしれません。
そんな相手に効果絶大なのが、「大げさなくらい褒めちぎる」という方法です。
たとえば「いつまで経っても仕事が上達しないわね」といった嫌味を言われた場合は、絶好のチャンスとばかりに相手の仕事ぶりを誉め称えます。
などなど。
できれば心にもない嘘を並べたてるのではなく「こいつは嫌な奴だけど、この部分はちゃんとしているよね」と心底評価できる部分を見つけて褒めてみてください。
ご機嫌になれば嫌味や皮肉を言う頻度は減ります。また、あなたが相手に気に入られれば、少なくともターゲットからは外れるでしょう。
ちなみに、仕事上の失敗や至らない点を嫌味や皮肉で責められたときには、
と教えを請うてしまうのも有益です。
相手の気分を上げるだけでなく、あなたの仕事がワンランクUPするチャンスとなるかもしれません。
【6】「ポジティブな事実」を笑顔で打ち返す
勝手すぎる思い込みによる嫌味や皮肉、ありますよね。
こうしたことを言ってくる人たちの多くは、今の自分の境遇に何らかの不満を抱えています。
つまり、あなたの立場が羨ましくて仕方がないのです。羨ましいから嫌味を言って、あなたが申し訳なさそうな顔をするのを見たいのです。
こうしたケースでは、ぜひポジティブな事実をそのまま打ち返してあげましょう。
心から感じているポジティブな意見を素直に言えばOKです。サラッと返せば嫌味返しにもなりません。
どんな皮肉をぶつけても楽しそうな笑顔が返ってくる。そんなあなたを見れば、相手には羨ましさばかりが募ります。
「あの子に何言っても意味ないわ」と分かれば、そのうち嫌味や皮肉も言わなくなるでしょう。
【7】頭が真っ白で言葉が出ない!…そんなときはただ「ニッコリ」すればいい
嫌味や皮肉は、思わぬ瞬間にフッと打ち込まれてきたりします。
切り返し方を事前にいろいろシミュレーションしていても、いざその瞬間になったら頭が真っ白になってしまって言葉が出ない……!そんなこともあるでしょう。
嫌味や皮肉には、ただ黙って「ニッコリ微笑み返す」、これだけでも充分効果的なんです。
嫌味や皮肉を言う人は、あなたの中から
- 怒り
- 苛立ち
- 不安
- 悲しみ
- 悔しさ
といったマイナスの感情を引き出し、それが表情に現れるのを見ることに快感を感じます。要は、そうした表情を見せることは相手にとって「美味しいエサ」と同じこと!
だから、黙ってニッコリ笑い返してあげるのです。
また、周囲から見ても「嫌味を言われて笑顔で返すあなた」というのは、肝が据わった頼もしい女性に見えるでしょう。
一つだけ注意したいのは、笑い返すときについオドオドしてしまったり、困り笑顔にならないようにすることです。
鏡に向かって「強気なニッコリ」を練習してみましょう。
【8】切り返しの際、意識すべき3つのポイント
切り返し方を7つご紹介してきましたが、全ての方法に共通する「意識すべきポイント」が3つあります。
(1)感情的にならない
嫌味や皮肉に切り返すとき、最も大事なのはやはり「感情的にならないこと」です。
- 怒ったり
- 泣いたり
- 辛そうにしたり
- オドオドしたり
こうした表情を見せたり、感情的に声を荒らげるのはNG。相手の意地悪な気持ちを満足させた上、さらに火をつけてしまいます。逆効果です。
テニスボールをパコーンと打ち返すイメージを、いつも思い出してください。あくまでも淡々と、パコーンと。打ち返してあげましょう。
(2)むやみに気分を逆撫でしない
嫌味に上手に切り返す目的は、相手を怒らせるためではありません。
目的は「この子には嫌味を言いにくい」と思わせること。そして自分の自尊心を攻撃から守ることです。
でも、相手を逆上させてしまえば余計に面倒なことを増やすだけです。得るものはありません。
自分の時間もエネルギーも無駄に消費する羽目になりますし、人目があるところで子どもっぽい喧嘩をすれば、あなたの株まで下がってしまいます。
何より、いくら言い争っても相手は絶対に変わりません。
相手は相手の人生を生きているのです。せめてあなたは相手のくだらないゲームに巻き込まれることなく、あなた自身のために時間を有効に使いましょう。
(3)タイプ別の「適切な方法」を見極める
嫌味や皮肉を言う人にも、さまざまなタイプがいます。よく見かけるのは、次の3つのタイプです。
- ●面と向かって率直に意見が言えない人
- こちらの失敗を注意するならはっきりそう言えばいいのに、遠回しな嫌味でネチネチ・チクチク責めてくる人。
このタイプは嫌味を言いつつも内心では嫌われることを恐れていて、気の弱い人や言い返さない人を狙って嫌味を言っていることが多いです。
こちらがきっぱり「そういう言い方は不愉快です」という態度を示せば、【嫌味を言いづらい相手】と認識されてターゲットから外れる可能性も高いです。
- ●能力が高いため、他人にイライラしてしまう人
- 能力が高い人はいろいろなことを本能的にこなせます。自分では「できる」ことが当たり前だと感じているので、できない他人を見ると「なんでこんなこともできないの?」とイライラしてしまいます。
そのイライラを直接的な暴言にしないため、回りくどい言い方をしているうちに嫌味っぽくなってしまう……というケースも案外あります。
この手の人に切り返すときはとくに、相手の攻撃性を刺激しないのがコツです淡々と返すことを徹底しましょう。
- ●嫌味を言っている自覚がない人
- 単純に無神経で、嫌味を言ってしまっている自覚がない人も中にはいます。本人に悪気はないのですが、周囲からいくら嫌われても理由が分からないので、いつまでたっても改善できません。
「今言ったその言葉は、嫌味にも聞こえます」という事実や、あなたの感じた不快感を冷静に伝えられれば、相手もハッとして改善される可能性があります。
目指せ!スマートで強いコミュニケーション
嫌味や皮肉への対処法は、言葉での切り返し以外にもたくさんあります。
嫌味を言われれば誰でも嫌な気持ちになってしまうものですが、それでもやっぱり「気にしない」のが一番です。
相手のために心を使いすぎないこと。それを一番最初に意識しましょう。
そしてあなたの優しさにつけ込むような行動を繰り返す相手からは、距離を置くことも考えましょう。
その上で、「ここぞ」というときにスパッと切り返すことができたらいいですね。賢く強い女性になるべく、切り返しの腕を磨いていきましょう♪
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コメント一覧
なるほど~!
思わずムキになってしまってたけど………。
早速、実践してみようっと!
これいい(笑)
あなたより良い友達つくりたーい。
(進学したら)
は嫌味でしょうか。
この前友達から嫌みメールが来て、その日は悔しくて一日中泣いていました。泣いた事でスッキリ出来た気がしてます。嫌みは大人気ないやり方なんでしょうね。それにその人の人格を否定するのは、NGだと思います。
最後の自覚がない人、のパターンの人に社内でも困っています。
自分はできると思っているから始末が悪い。そんな彼女は、男性とでも言い合いは負けないと、おかしな自慢をします。
こういう人には関わらないのが良さそうですね。皆腹立たしいけどさりげなく引いているようです。
なんでもそうやけどめちゃ怒るべきやと思うわ
なんやったら殴る勢いで大丈夫
やつらは「殴られないやろな」と思ってるから思い知らせてやるのが1番ですよ