「行けたら行く」は結局どっち?行く気がある人・ない人の心理
Date:2019.02.12
人を誘ったときに「行けたら行くよ」という返事をされたこと、ありませんか?これってなかなかに曖昧な言葉で、「結局どっちなの?」と悩まされますよね。
行く気がないときの返事と思われがちですが、本気で行く気がある場合にも、結構使われる言葉です。
とは言え「行けたら行く」と答えた人の本音は、その人の心理次第。
一体どんな心境で「行けたらいく」と言っているのでしょうか?これを理解していれば、誘った側としても予定を立てやすくなりますよ。
この記事の目次
「行く気がない」派の心理。断りの文句として使う人も多数
人からの誘いに乗り気ではなく、「行きたくないな」「行けないな」と思った場合に、「行けたら行く」という言葉を使う人は多くいます。その数は約半数。
行く気がないときに「行けたら行く」と言う人たちの心理や本音を見て見ましょう。
断りたいけど前向きな返事をしたい
人からの誘いって、なかなかキッパリ断れないものですよね。誘ってくれるのは、少なからず自分に好意を持ってくれているということ。それをバッサリ切り捨てるのは、ちょっと気まずい…。
「行けたら行く」と前向きな返答をするのは、相手の気持ちを思いやったり、相手の好意を台無しにしたくないからです。
誘いを断ることで相手を傷つけたくないときは、ひとまず「行けたら行く」と伝えることで、相手の好意を受け止めることができます。
相手が良かれと思って誘ってくれたのが分かるような場面では、「行けたら」と前向きな姿勢を示すことで、相手の期待を裏切ることは避けられます。
その場を早く切り抜けたい
押しの強い人に誘われてしまったときは、誘いを快諾しないと帰らせて貰えないこともありますよね。しつこく勧誘されたり、行けない理由を根掘り葉掘り聞かれたり…。
前向きな返事を強要された場面では、「行けたら行く」と伝えることでその場を切り抜けられます。
仮に後から断る予定でも、ひとまず「行く」と返事すればOK。相手の誘いを若干迷惑に思っているとき、くどい相手につかまったと思っている人が、「行けたら行く」を使いがち。
遠回しなお断りの文句として
「行けたら行く」を遠回しなお断りとして考えているタイプもいます。ただバシッと断るよりは、「行けたら行く」の方がいくらかマイルド。
全く行く気がなく、さらに相手に期待を持たせるような悪気もなく、「行けたら行く」と言って断った気でいるのです。
オブラートに包んだ断り方なので、鈍感な人相手には誤解を招くおそれもあります。ハッキリ「NO」と言えないタイプの人に多いパターンです。
失礼に思われたくない
目上の人からのお誘いを断るときや、嫌われたくない相手からのお誘いを断るときなど…。
- 失礼だと思われたくない
- 悪印象を抱かせたくない
という理由から、「行けたら行く」という言い方をする人もいます。相手のことは嫌いじゃないけど、誘い自体は断りたい、という心境です。
もしかしたら、他のお誘いだったら快諾してくれたのかもしれませんね。礼儀を重んじるタイプや、人間関係にヒビを入れたがらないタイプの心理です。
「行く気がある」派の心理。行きたいけど行けないのかも
「行けたら行く」と返事をされて「来る気がないな…」と落ち込むのは早計。本当に行く気があるから「行けたら行く」と返事をするタイプだって少なくありません。
行く気があるor行きたいと思っている人の「行けたら行く」には、こんな心理が込められています。
本気で予定が分からない
誘いを受けたい気持ちはあっても、まだ予定が定かでなかったり、急な予定が入りそうな忙しい時期だったら、ハッキリ「行くよ!」とは断言できませんよね。
何の捻りもなく、本当に「(予定が決まって)行け(るようになっ)たら行く」と回答している人も少なくはないのです。「行ける」と言っておきながら当日にドタキャンするのを避けたがっています。
「今はまだ答えられません」「ぜひ行きたいです」という気持ちが込められています。「結局どっちなの?」なんて急かしたりせず、相手の予定が決まるのを気長に待ってあげたいですね。
行きたいのに行けない理由がある
本当は二つ返事で誘いを受けたいのに、先約があったり、先に予定が入っていることってありますよね。
行きたいのに行けない人は、「何とかしてスケジュールを調整してみるから、もし行けるようになったら行くね」という意味で「行けたら行く」を使います。
本当に行きたいと思っていて、せめてその気持ちだけでも誘ってくれた相手に伝えようとしています。このタイプは本当に残念そうに「行けたら行くよ…」と言ってくれるので、誘いを受けたいという本音が分かりやすいです。
当日の体調不良が心配
いまいち自分の体調に確信が持てなくて、誘ってもらった当日にドタキャンするかもしれない…と心配に思う人もいます。
「当日の体調次第では行けなくなるかもしれない」と考えるなら、キッパリ「行ける」とは言いづらいもの。特に女性であれば、生理が来たら出かけたくなくなることって少なくありませんよね。
心では行きたい、でも身体が言うことを聞くか分からない、というパターン。体調を崩しやすい人や、今実際に風邪を引きかけているという人が使う回答です。
その日の同行者次第で決めたい
誘い自体は魅力的に感じても、当日に同行するメンバーによっては行くかどうか検討し直したくなること、ありますよね。苦手な人が来るのなら、空気を悪くしてしまうかもしれません。
当日のメンバーが未定状態だと、「○○さんが来るor来ないなら行きたくない」と心が揺れ動いてしまいます。
苦手な人に会いたくないというのは本音ですが、苦手な人と一緒に過ごして場の雰囲気を壊したくない、というのも本音。面と向かって人選にケチをつけるのは気まずいから、ひとまず様子見として「行けたら行くよ」と言っているわけです。
行く気だけど反応を楽しみたい
本当は全然予定なんてなくて、誘い自体も魅力的に感じているのに、相手の気を引こうとして「行けたら行くよ」と言う人もいます。
自分が快諾しないことで相手がどんな反応をするか見たがる、一種のサディスト的な心理です。
「ええー、来てよー!」と求められて優越感を感じたがっていたり、好きな相手との駆け引きをしたくて、わざわざ快諾せず答えを引き延ばそうとしています。
今は答えられない。気分屋は心境の変化が予測不能
自分が気まぐれであると自覚している人は、誘われたときに行く気があってもなくても、「行けたら行くよ」と返事をします。
今どんな返事をしたところで、未来の自分が急な気まぐれを起こして、行きたいor行きたくない気持ちになるか分からないからです。
行きたいわけでも行きたくないわけでもない、というのが本音。周りを振り回すタイプですが、「行けたら行く」と回答してくれるのは、当日のドタキャンを防ぐ本人なりの気遣いでもあります。
「行けたら行く」は誤解を生む。言う側・言われる側共に注意
意を決して誘ったのに、「行けたら行く」と言われて絶望したと言う人も多いかと思います。ですが「行けたら行く」が本当に断りなのか、前向きな返事なのかは人それぞれ。
覚えておきたいのは、「行けたら行く」はとても曖昧な返事で、誤解をしやすい・招きやすいものだということ。
自分が言われた側なら過度な思い込みは危険ですし、自分が言う側なら相手を誤解させない言い回しを考えたいですね。
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