失敗しない女性の「実印」作り!一生モノの素敵な印鑑を!
Date:2018.07.05
必要に迫られてから慌てて作ることの多い「実印」。認印や銀行印を持ってはいても、実印は作っていないという人も、若い女性なら結構いるのではないでしょうか。
はじめて自分名義で車を買うことになったり、マンションなどを自分もしくは夫との共同名義で買うことになったりして、「実印ありますか?」と聞かれて慌てて作る、なんて人も多いのでは?
実印は1人1個しか登録できません。急いで用意しなければならないからと、ゆっくり検討する暇もなく作ると、後々悔やむことにも。
そこで、実印を作る際に気をつけたいポイントをまとめてみました。まだ実印をお持ちでない方は、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
実印って何?必要になってから慌てないために今から準備を
実印とは、住民登録をしている市区町村の役所に「自分の印鑑」として登録手続きをした印鑑のことを言います。1人につき1個のみ登録することができ、本人であるという証明が強く必要な場合に使います。
実印が必要になるのはどんなとき?
大きなお金が動くようなときや、重要な約束事・取り決めなどを承諾するようなときには、実印が必要になります。
- 自動車や電話の取引
- 不動産取引
- 遺産相続
- 金銭の貸し借りに関する証書・契約書
- 離婚時の慰謝料や養育費に関する証書
- 保険金などの受取
今すぐの予定がなくても、将来的に必要になる可能性がある人は、早めに準備するようにしましょう。
三文判は実印には不向き!丈夫な素材でオリジナルな一本を
文房具店やホームセンター、100円ショップなどでも売られている三文判。大量生産された既製品の印鑑ですが、同じ印影のものが多く出回っているので実印として使用するのは危険!
偽造や悪用などのリスクを考えると、ひとつひとつ職人さんの手で仕上げてくれる手彫りの印鑑が安心です。ただ、完全手彫りとなるとお値段もそれなりにします。
予算がそこまでない方は、機械彫りでも最後の仕上げを手作業で行う「手仕上げ」の印鑑がおすすめです。通販ショップで作成される機械彫りは、この手仕上げが多いようですが、明記されていない場合は確認をとるとよいでしょう。
彫り方のほかにも、注目したいのが印影デザインです。印鑑を作成する場合に書体を選びますが、同じ名前の人が同じ書体を選んだ場合、同一の印影になるのかというと、そうなるショップとそうならないショップがあります。
ひとつひとつ印影を手作業でデザインしてくれるところもあれば、フォントをそのまま使いまわしているショップもあるからです。偽造防止を徹底したいのであれば、専属の印影デザイナーがいるショップを選ぶようにしましょう。
女性が実印を作る際の3つのポイント「名前」「サイズ」「書体」
いざ実印を作るとなると、いくつか考えなければならないことがあります。まずは、印鑑に彫る名前とその書体、サイズについて考えましょう。
結婚して姓が変わる女性は名前のみの印鑑が便利!
実印というとフルネームで作らなければいけないと思っている人もいるかもしれませんが、たいていの役所では名字だけ、名前だけの印鑑でも登録可能となっています(市区町村によっては許可していないところもあるそうなので、確認を取るようにしてください!)
女性は結婚して名字が変わることが多いので、名前のみで作る人が多いそうです。
離婚・再婚もめずらしくない世の中なので、名字が変わるたびに新しい印鑑を作らなくてよいように、名前だけを彫刻してもらうのがおすすめです。
ひどくありふれた名前でフルネームでないと不安であるとか、結婚した記念に新しい名字で名を刻みたいという場合は、もちろんフルネームで構わないのですが、一生使いたいなら名前のみが断然おすすめです!
実印でもやたらと大きくする必要なし!小ぶりなサイズでOK!
実印の注文の際に、大きさを迷う人もいるのではないでしょうか。実印というと、普通の印鑑よりも大きくて立派なイメージがありますが、女性の場合はそんなに大きくする必要はありません。
実印登録に許可されているサイズは「印影が一辺8mmの正方形より大きく、 25mmの正方形におさまるもの」。女性の場合は、13.5mmか15mmサイズのものが主流です。
その主な理由としては、
- 男性は15mm、16.5mm、18mmが主流。夫とのバランスを考えて小ぶりに
- 名前だけで作る場合、文字数が少ないので大きくする必要がない
- 女性の手のひらのサイズを考えると、13.5mmあたりが持ちやすい
などが挙げられます。
あくまでも一般的な意見、標準的なおすすめサイズです。
また、自分の持っている銀行印や認印のサイズとのバランスも大切です。実印が認印よりも小さいのも妙な感じですので、銀行印や認印よりも大きいサイズを選ぶようにしてはいかがでしょうか。
書体を選ぶ際に気に留めておきたいこと
実印というと、読みにくい難しい書体で彫刻されたものをイメージしますが、特にそうしなければならないという決まりはなく、どんな書体でも実印として登録できます。女性はどちらかというと、読みやすい書体を好む傾向があるようです。
最終的には好みの問題となるのですが、選ぶ段階で気に留めたいポイントとしては以下のようなものがあります。
- 複製の危険度
- 読みやすく、優しい印象の字体である行書体や楷書体は女性に人気がありますが、一目で誰の印鑑か判別しやすく、複製もしやすいため、実印に使う場合には管理などに注意が必要です。
名字だけ、名前だけの彫刻の場合、ありふれた名前の場合は、篆書体や印相体のような読みにくい書体を選ぶか、読みやすくても線の太さが均一ではなく複製が難しい古印体を選ぶと安心です。
- メンテナンス
- 篆書体は角ばった部分が少なく、細かいほこりなどで目詰まりを起こす心配もあまりありませんが、古印体は、彫り方によっては隙間に埃などが詰まりやすい書体。
まめに汚れを取り除いたり、メンテナンスに気をつけなければならない書体とそうでない書体というものもあります。
- 耐久性
- 行書体のように、文字の線の細い部分が多いものは、衝撃を受けたときに欠ける可能性があります。逆に全体的に太めの線で彫られているものは欠けにくいといえます。
また、印鑑の枠の部分は細くてもっとも欠けやすい部分なのですが、篆書体や印相体など、印鑑の枠に文字が接触している部分が多いものは、衝撃を与えた時にも枠が欠けにくくなります。
印鑑の枠を通常より太くしてさらに強度をアップした「太枠篆書体」も女性に人気です。普通の篆書体よりも文字は細く、柔らかな女性らしい印影に。また、朱肉が詰まりにくいのでメンテナンスも楽になります。
美しい印材で!キラキラ輝く「アタリ」で!女性らしい実印作り!
実印用の印鑑といっても実にさまざまなものがあります。特に最近は、実印を作る女性たちが増えたことで、素材やデザインなどもバリエーション豊かに!
素材もいろいろ!女性らしい素敵な印鑑がたくさん!
印鑑の素材というと、黒水牛やオランダ水牛、本柘や彩華、チタンなどが有名ですが、女性らしい、見た目にも華やかで美しい印材もいろいろ登場しています!
- 柘にパール加工が施された光沢のあるパールカラー印鑑
- 樹木の樹脂が化石化した琥珀の印鑑
- 水晶や翡翠、ラピスラズリなどの天然石印鑑
- 水晶やルビーなどと成分を同じに人工的に作られた人工石印鑑
など。天然石の印鑑はとても美しくて素敵です!高品質な一点ものの素材を扱っているショップもあり、私の大好きなルチルクオーツなどは40万円するものも!
石によってはとても手の出ないお値段ですが、ローズクォーツや人工石の白水晶などは2~3万円ほど。一生に一度の実印作りなので、お気に入りのストーンで作るのもありですね!
キラキラ素材をワンポイントに!「アタリ」でおしゃれ印鑑
印鑑の上下を示す「アタリ」の部分に素敵な石をつけて、ワンポイントのおしゃれを楽しむ印鑑も増えています。
アタリの素材もショップによりさまざまで、
- ジルコニア
- スワロフスキー
- パワーストーン
- 誕生石などのジュエル
など。印鑑自体の素材がシンプルでも、キラリと光るストーンをアクセントにつければ、とても華やかで素敵になります。
アタリをつけられない素材があったり、ショップによっては印材を限定してアタリ付き印鑑を販売していたりするので、気に入る組み合わせはないか、探してみてくださいね。
実印は一生モノ!世界にひとつしかない自分だけの印鑑作りを
まだ実印を持っていない人は、実印を作るそのときが来たら、ぜひ、自分好みの一生モノの印鑑を作ってください。
中には、印材選びや、彫る名前の字画数の調整によって縁起のよい印鑑を作ってくれる開運印鑑ショップもあります。結婚や就職、起業などのタイミングで作るのによさそうです!
少し前までは印鑑というと、どれもこれも地味でお堅いイメージのものしかありませんでしたが、ここ数年で実にさまざまな印鑑が登場し、選択の幅もぐんと広がりました。
印鑑本体だけでなく、印鑑ケースのデザイン、アタリなど。それぞれに選択肢がたくさんあって迷いますが、世界にひとつしかない自分だけの印鑑です。納得のいくものを作ってくださいね!
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