食後ひどい眠気に襲われたら要注意!美容・健康に良い食べ方
Date:2019.06.24
ご飯をお腹いっぱい食べた後、急にひどい眠気に襲われることってありませんか?軽い眠気はよくあることですが、だるくて眠くてしようがない!レベルの眠気だと要注意です。
空腹時にいきなり糖質や炭水化物を摂取すると血糖値が急激に上がり、太りやすくなってしまうという話を聞いたことがあるでしょうか。食後に強い眠気を感じる人は、そういった血糖値を急上昇させる食事の仕方をしている可能性があります。
食事は私たちの美容や健康に大きな関わりを持っています。食事内容だけではなく、食事の仕方もです。食事の仕方で太ったり痩せたりもするし、美容だけでなく健康に影響を及ぼすこともあるのです。
あなたの眠気は大丈夫?食後に感じる眠気の中には危険なものも
食事をすると人はリラックスモードになるため、食後に眠くなるのは、人の体のしくみとして普通にあることです。でも、眠気を引き起こす原因によっては、美容にも健康にもよくない結果を招くものも。
眠気がひどい場合、横になりたいくらいのだるさを伴う場合などは要注意です。
食後に血糖値が乱高下することによる眠気は美容・健康にも悪影響
ダイエットに感心のある女性なら、血糖値やインスリンという言葉をよく耳にするかと思います。
血糖値が急上昇するような食事をしていると、血糖値を下げようと肥満ホルモン「インスリン」が必要以上に分泌されてしまうのですが、食後のひどい眠気は、過剰分泌されたインスリンにより血糖値が急激に下がることによって起きている可能性があるのです。
血糖値の乱高下を繰り返していると太りやすくなるだけでなく、イライラや不安感などの精神的な影響が出ることもあります。日常的に血糖値が乱れやすい食事が続き、症状がひどくなると、低血糖症や糖尿病になる恐れも。
最近では、空腹時は正常でも食後にのみ血糖値が上昇する「かくれ糖尿病(食後高血糖)」が問題視されています。
また、血糖値が急激に上がると老化が進むという意見もあります。血糖値を整えることは健康・美容においてとても重要なことなのです。
ひどい倦怠感やふらつきなどを伴う場合は食事性低血圧の場合も
食後に著しい血圧低下を起こしてしまう「食事性低血圧」の症状としても、食後に眠気や倦怠感が表れます。ひどい場合は、ふらつきや意識障害などを起こす場合も。
食事性低血圧は加齢により起こりやすくなるため高齢者に多く見られますが、自律神経の乱れが原因で起こることがあるため、若い人でもならないわけではありません。
特に焼きたて熱々のお好み焼きなど熱いものを食べると、たいてい具合が悪くなるので当時はその場で焼く系の外食は避けていたのですが、食事性低血圧の症状を悪化させるものの中に「高温食摂取」とあるのを見て納得しました。
自律神経が乱れがちな人や、眠気だけでなくふらつきなどの体調の悪さを食後に感じる人は、食事性低血圧を疑ってみても良いかもしれませんね。
美容・健康のために一工夫!食後に眠くならない食事のとり方
仕事に家事に育児にと、何かと忙しい現代女性は食事の仕方など、気にも留めていない人がほとんどでしょう。でも、健康のため、美容のため、ほんの一工夫。簡単にできることからでも、食事のとり方を見直してみてはいかがでしょうか。
忙しくても早食い禁止!しっかり噛んでゆっくり食べる
そもそも日本人は小学生のころ、短い給食の時間に急いで食事をする癖がついてしまった人も多いのではないでしょうか。
騒がず、よそ見せず、静かに食事をするのを良しとしているところもあり、間で箸を置くことなく、サッサと食事を終えることが当たり前の光景にもなっています。
でも、美容・健康のことを考えるなら、ゆっくりと時間をかけて食事をすべきです。しっかり噛んで、時にお箸を置きながら、ゆっくりと食べることを心がけてください。
早食いは血糖値を急上昇させるだけでなく、食べすぎにもつながります。「お腹いっぱい」と脳が感じるまでにはタイムラグがあり、満腹中枢が「これ以上食べる必要なし!」と体に伝えるまでには15~20分かかると言われています。
食後に「食べすぎたー!苦しー!」となるのはこのせいです。早食いだと満腹と感じる前に食べすぎてしまう可能性が高いのです。血糖値を乱高下させないためにも、食べすぎ防止のためにも、早食い、ドカ食いは厳禁です。
- 一口の量を減らす
- 噛む回数を増やす
- 歯ごたえのあるものを食べる
- 具材を大きめに切る
など、時間をかけた食事ができるように工夫しましょう。
空腹時、最初に口にするものに気をつけて!
食事の際、いきなりご飯・パン・麺類などの炭水化物から食べ始めるのもいけません。血糖値が急上昇してしまいます。
また、朝食を抜いてしまったり、残業で晩御飯が遅くなったり、ものすごくお腹が空いた状態になってしまうと、食事の際に、すごい勢いで食べたり、食べすぎてしまったり、血糖値が急上昇しやすくなってしまいます。
忙しくても、三食規則正しく食事をとることが大切です。
間食も上手に食べて美しく健康に!
間食はダイエットの敵!と思われていますが、時には間食も太らないために必要なのです。忙しい日常を送っている女性にとって、三食規則正しく、ゆっくり食事をとるのは難しいですよね。
三食適度な間隔をあけて食べることが難しいなら、空腹になりすぎないように間で軽く何かを口にしてください。食べすぎは禁物ですが、お腹が空きすぎて食事の際に必要以上に食べてしまうことを考えれば、間食をとる方が太りにくくなります。
また、空腹時は血糖値が下がり、脳の働きも低下しがちです。空腹を堪えて頑張るよりも、間食をとった方が脳の働きが良くなり、仕事の効率が上がることも期待できます。
ただ、間食といっても甘いものは厳禁!空腹時に甘いものを食べては血糖値が急上昇してしまいます。オススメなのはナッツ類。ビタミン・ミネラル・食物繊維・タンパク質などがバランスよく含まれています。
血管若返りや美肌効果のあるクルミはおすすめです。体に良いと話題のオメガ3脂肪酸の含有量が、ナッツ類の中でもずば抜けています。
また、ポリフェノールや、天然ビタミンEをはじめとする抗酸化作用を持つ物質が多く含まれていて、アンチエイジング効果もあります。マルチな食材クルミをお供に、上手に間食して、美しく健康になりましょう。
食事性低血圧の原因も炭水化物!早食い・ドカ食いも厳禁!
食事性低血圧の直接的な主原因は、食事の中に含まれる炭水化物にあると言われています。早食いやドカ食い、高温の食べ物の摂取などが症状を悪化させるとも。
一度の食事でたくさん食べてしまうと、胃や腸に一気に血液が集まってしまうため、低血圧になる危険性が高くなってしまいます。そのため、食事性低血圧の場合も、適度な間食はおすすめです。
もちろん、炭水化物の食べすぎには注意してくださいね。
食事の内容を気遣う余裕がない人は、せめて食べ方を工夫するだけでも
食後にひどい眠気に襲われると、食後数時間の作業能率は落ちてしまいます。それだけでなく、美容・健康に悪影響が出てくることもあるのです。
食事のメニューを考えたり、調理方法を工夫したりという努力は、時間も労力もかかるため、なかなかできるものではありませんが、食べ方を工夫するくらいなら、できそうな気がしませんか?
「今日食べたものが明日の自分をつくる」と言いますが、ぜひ食べ方にも気をつけて。自分にとってやりやすいことから。簡単にできることから。少しずつでも始めてみてください。
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