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かっさの効果は顔だけじゃない!手足のむくみや脚痩せにもいい

Date:2018.10.04

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かっさの効果は顔だけじゃない!手足のむくみや脚痩せにもいい|女性の美学
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かっさというと真っ先に浮かぶのは小顔効果。むくみをとって顔をスッキリさせてくれると人気がありますが、かっさの効果はそれだけじゃないんです。顔だけに使っているのはもったいないですよ。

かっさがあればマッサージの専門的な知識が無くても、全身のケアが出来てしまいます。

まだ使ったことがないという方のために、かっさにはどのような効果があって、どうやって使えばいいのか、詳しくご紹介します。

1つ持っていれば、自宅で気軽にエステ気分が味わえますよ。

かっさは中国の民間療法が起源のトリートメント法

かっさの歴史は古く、その起源は2500年前の中国民間療法「刮痧(かっさ)療法」にあるといわれています。

かっさプレートと呼ばれる専用の板を使い経絡(けいらく)や足の裏の反射区をこすることで血液やリンパの流れを良くしていくというトリートメント法です。

かっさプレート

全身の巡りが良くなるだけでなく筋肉の凝りなどもほぐすことが出来るので、デトックスしながら美容やダイエット効果も期待できるという優れものです。

リンパの流れを良くして老廃物を排出するかっさの効果

セルフマッサージをしようとすると部位によっては力を入れにくかったり、手が届きにくかったりしますよね。

でもかっさを使うと力を入れずに、無理無くマッサージが出来る上に、ツボを適度に刺激して様々な効果が得られるんです。

むくみを解消してスッキリ

かっさの一番の効果は、むくみの解消だと思います。

むくみやすい足はもちろんのこと、首や顔の老廃物を流すことでとてもスッキリします。

顔はむくみが解消できれば引き締め効果も期待できますね。

美肌効果

顔のリンパや血液の流れが良くなると、老廃物が排出されてくすみの解消効果が期待できます。

また、新陳代謝を活発にして顔色がワントーン明るくなる効果も期待できます。

加齢によってくすみが気になるお肌にもおすすめですね。

血行を促進して冷え性改善

リンパと同時に血液の流れも良くなるので、血行を促進して冷え性の改善も期待できます。

特に肩こりなどがひどい人はあちこちで血液とリンパが滞っていますから、かっさでマッサージをすれば全身の血流が良くなっていきますよ。

肩こりの解消

かっさのいいところは力を入れなくても気持ちよくこりをほぐしていけるところです。

突起の部分で凝っているところをグリグリともみほぐすと痛気持ちいい刺激でスッキリします。

頭皮のコリもほぐす

顔と同様に頭も結構こっています。特に1日中パソコン仕事をしている人などは、頭もかなり疲れていると思いますよ。

かっさで頭皮全体と首の後ろの部分をほぐしていくと、コリがとれて頭がとても軽くなったような感じに。

頭皮の血行が良くなってやわらかくなると顔のたるみ予防にもなるので一石二鳥ですね。

便秘の解消にも

かっさはお腹のマッサージにも使えます。やや強めにマッサージをして腸を刺激することで、腸の蠕動運動を促進します。

マッサージを10分くらいしていると腸が動き出すのがわかりますよ。

運動不足で腹筋が弱い人はかっさで強制的に腸を動かして便秘を解消しましょう。

かっさを使う前の準備と部位別かっさの正しい使い方

それでは部位別に、かっさの使い方についてご紹介します。セルフケアとして使うことを前提として、自分で手の届く範囲のみのご紹介です。

合わせてかっさの選び方についてもお話ししますね。

自分の手に馴染む、持ちやすい形、大きさのものを選ぶ

かっさには色々な形、大きさのものがあります。どれを使ってもいいのですが、

  • 自分の手の大きさに合っているもの
  • 持ちやすいもの
  • 手に馴染むもの

を選んでください。

手に馴染むものを選ぶ

また、素材も色々なので、肌に触れたときの感触など、確かめてから買えるといいですね。

  • 陶器
  • ステンレス
  • プラスチック
  • 木製
  • 天然石
  • 水牛の角

などがあります。

ちなみに私は木製で、頭皮のマッサージも出来るブラシ付きのかっさを使っています。

クリームかオイルを塗る

かっさの摩擦から肌を守るために、クリームかオイルを塗りましょう。

何もないより塗っておいた方がかっさの滑りが良くなってマッサージしやすいというメリットもあります。

クリームかオイルを塗る

1カ所については3〜5回くらい

マッサージする時間や回数は自由なのですが、あんまりやり続けていると肌に負担もかかってきます。

目安としては、1カ所について3〜5回くらい流したりマッサージしたりしてみてください。かっさはゆっくり動かしましょう。

マッサージする時間と回数

顔のむくみをとる

顔の筋肉は意外と凝っているので、リンパの流れも滞っています。

それがむくみや肌のくすみの原因になりますから、しっかりほぐしていきたいですね。

  1. おでこのマッサージ。眉から生え際に向かって、下から上にかっさを動かしてほぐします。
  2. 次におでこの中心から外側に向かってマッサージ。
  3. かっさで顔のむくみをとる方法1

  4. 眉頭から眉尻に向かってマッサージ。
  5. 目の下を、目頭から目尻に向かってマッサージ。
  6. かっさで顔のむくみをとる方法2

  7. 頬を内側から外側に向かってマッサージ。
  8. 顎は中心から外側に向かってマッサージ。
  9. 最後は耳の下から鎖骨に向かってこすり、リンパをしっかり流します。
  10. かっさで顔のむくみをとる方法3

顔は皮膚が薄いので、力を入れずに気持ちがいいと思うくらいの圧でほぐしてみてください。

デコルテのマッサージ

顔のくすみが気になる時はデコルテもマッサージしてみましょう。

顔のリンパをより流したいときは、顔だけでなくデコルテまでしっかり流すと効果的です。

突起が2つついているタイプのかっさであれば、鎖骨を挟むようにして中心から外側に向かってマッサージします。

デコルテのマッサージ

突起が無いタイプは鎖骨の下側を中心から外側に向かって流しましょう。

デコルテのマッサージ2

最後に脇の下のリンパ節をかっさの突起で少し刺激してみてください。

  • 普段猫背ぎみで姿勢の悪い人
  • パソコン仕事が多くて腕を前に出していることが多い人

などは、デコルテが結構こっていますから、しっかりほぐしてあげてください。

デコルテをほぐす

こっているなと思ったら、ただリンパを流すだけでなく、かっさをクルクルと動かしながらほぐしていく気持ちがいいですよ。

肩のマッサージ

肩は自分で揉んでもあまり気持ちよくないかもしれませんが、かっさを使うと簡単にマッサージが出来ます。

肩の筋肉を首の方から腕に向かってかっさで流していきます。コリがひどいところは先端でグリグリほぐすと気持ちがいいです。

最後に、肩髃(けんぐう)というツボをかっさの先端で押してみてください。

かっさで肩のマッサージ

肩の先端にあり、腕と肩の付け根のくぼみにあるツボです。四十肩にも良いとされています。

頭〜首にかけてのマッサージ

頭皮のマッサージはシャンプーの前にやってみてください。

  1. 側頭部から耳の周囲を細かく円を描くようにマッサージ。
  2. 側頭部から耳の周囲のマッサージ

  3. 前頭部を生え際から後ろに向かってかっさでこする。
  4. 後頭部は生え際から上に向かってこする。
  5. 首は生え際から下に向かってこする。
  6. 頭のマッサージ方法

頭皮のコリがほぐれるとともに、血行が良くなるので育毛効果も期待できます。

腕のマッサージ

腕はマッサージする側によってかっさの動かし方が違います。

  • 腕の外側は上から下に向かって動かす
  • 腕の内側は下から上に向かって動かす

外側と内側で動かす方向が違うので注意してくださいね。

腕のマッサージ

  1. 腕の外側から。腕の付け根から肘、肘から手首に向かってマッサージ。
  2. 次は手首から肘、肘から腕の付け根まで内側をマッサージ。

リンパの流れが良くなると腕もスッキリして、プルプルの振袖を解消できるかもしれません。

リンパに沿ったマッサージ

足のマッサージ

足も腕と同じ、外側は上から下に、内側は下から上に向かってかっさを動かします。

  1. まずは足の裏から。足の裏をかっさの突起部分でツボ押しのようにしてまんべんなく押します。
  2. 足の指の方からかかとに向かって流します。
  3. 足の甲を、指から足首に向かって流します。
  4. 足のマッサージ

  5. ふくらはぎの外側を上から下に向かってマッサージ。
  6. 次にふくらはぎの内側を下から上に向かってマッサージ。そして膝の後ろを突起で少し刺激します。
  7. ふくらはぎのマッサージ

  8. 太ももの外側を上から下に向かってマッサージ。
  9. 次に太ももの内側を下から上に向かってマッサージ。
  10. 最後に、鼠径部(脚の付け根)を刺激します。
  11. 太もものマッサージ

脚がむくみやすい人はお風呂の中でマッサージしてもいいですね。翌朝脚がすっきりすると思います。

お腹のマッサージ

腸の動きを活発にして、ぽっこりお腹も解消しましょう。

  1. かっさは立てて使います。肋骨の下当たりから骨盤の方に向かって流します。サイド(ウエスト)の部分は「くびれができるように」という気持ちで流してみましょう。
  2. 大腸に沿って、お腹の右下→右上→へその上→お腹の左上→左下の順で、かっさでぐーっと押していきます。

お腹のマッサージ

お腹を上から下に向かって流すのはたったままの方がやりやすいと思いますが、腸の刺激は仰向けになった方がやりやすいでしょう。

安全に行うために。かっさを使うときの注意ポイント

かっさを使うときは、以下の点に注意してください。

かっさの後は休憩をする

全身のかっさマッサージをすると急激に血行が良くなって、ドッと疲労感が出てくるかもしれません。

かっさをした後は10〜20分くらい、ゆっくり休むようにしてください。

たっぷりの水分を摂る

老廃物の排出を促進したいので、かっさの後はいつもより多めに水分を摂るようにしてください。

水分はカフェインの入っていないもの、常温のミネラルウォーターがおすすめです。

コップに1〜2杯をゆっくり飲んでくださいね。

水分を取る

毎日やらないこと

かっさは気持ちがいいですが、肌には刺激のあるマッサージ法です。

毎日やると肌を傷めてしまう可能性もあるので、週に1〜2回くらいにしておいてください。

妊娠中は使用しないこと

妊娠中はいつもと体調が違います。ちょっとしたことでも具合が悪くなる可能性があるので、やめておきましょう。

皮膚の弱い人は注意

かっさはプレートを使ってやや強めに皮膚をこすっていきますので、お肌が弱い人はこすりすぎないように注意してください。肌が荒れてしまうかもしれません。

食後すぐには行わない

食事をした後は胃に血液が集中して消化を行う時間になります。

かっさはマッサージと同じで血流が良くなりますから、消化の邪魔になり胃に負担をかけてしまいます。

食後は少なくとも30分おいて行うようにしてください。

気持ちがよすぎてクセになる。かっさで全身ケア

女性は冷え性の人が多いから、リンパの流れも滞っていると思うんです。リンパの流れが滞っているとむくみも出るし、何より身体が重いんですよね。

ですから、なんだか身体が重いなあ、だるいなあと思ったらかっさでマッサージをしてみて欲しいです。

特に難しい技術も必要なく全身のケアが簡単に出来ますから、顔もボディもスッキリ!毎日仕事に家事に頑張る女性には是非1つ持っておいて欲しいですね。

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かっさの効果は顔だけじゃない!手足のむくみや脚痩せにもいい|【女性の美学】
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ライター:奈南有花
イラストレーター:SHIHO

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コメント一覧

  • むむむ

    やってみたいと思います

    返信

コメント