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借金減額診断のからくりについて。仕組みや債務整理を知っておこう

Date:2022.07.06

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借金減額診断のからくりについて。仕組みや債務整理を知っておこう|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/debtdiagnose-karakuri5122070621/

「借金減らせるかな」と、ネットで検索しているとき、必ずといって出てくるのが「借金減額診断」や「借金減額シミュレーター」です。広告で何度も目にしたことのある方もいるでしょう。

この借金減額診断とは一体どのようなものなのか気になる方に向けて、そのからくり(仕組み)を解説します。

借金減額診断とは?具体的にどのようなサービスなの?

借金減額診断とは、その名の通り「借金を減額できるか診断するもの」です。匿名で、24時間いつでも無料で手軽に利用できるサービスです。

  • 借入額
  • 借入件数
  • 借入時期
  • メールアドレス
  • 電話番号

主に、これらの情報を入力するだけで診断が行われ、電話やメールで結果が返ってきます。チャット形式で質問に答えていくタイプのものもあります。診断でわかることは次の3つです。

  • 借金を減額できるか(いくら減額できるか)
  • 最適な債務整理方法はどれか
  • 過払い金は発生しているか
診断結果は簡易的なものなので、必ずしも正確とは限りません。参考程度に捉え、詳しく知りたい場合は直接弁護士に相談するのがおすすめです。

借金減額診断のからくりとは?どんな仕組みになっている?

借金減額診断は、必要な情報を入力する→入力した情報をもとに弁護士が診断→結果が返ってくるという仕組みになっています。

「そもそも借金って減らせるの?」と疑問を感じる方もいるかと思いますが、「債務整理」という法律に則った方法で手続きすれば、借金は減額や免責が可能です。

借金減額診断では、この債務整理という手続きを行ったときを想定して結果を出しています。借入額や借入件数がわかれば、どの手続きが適しているかを判断でき、借入時期がわかれば過払い金が発生しているかがわかります。

ただし、実際の債務整理では貸金業者からの取引履歴をもとに、利息引き直し計算をする必要があるので、借金減額診断でできるのはあくまでも大まかな診断です。

借金減額診断は怪しくない!ぜひ利用してみよう

「借金減額診断は怪しいのでは?」と思われがちですが、何も怪しいことはありません。「債務整理した場合に」減額できるというのは本当ですし、借金を減らしたいと思っている人は、一度利用してみるとよいでしょう。

利用する借金減額診断を選ぶ際に気を付けたいのは、「法律事務所が運営している借金減額診断を使うこと」です。

一部の借金減額診断には闇金が個人情報を盗む目的で運営しているものがあります。運営元が実在する法律事務所かどうか、住所や勤務先の入力がないかを確認しておきましょう。

無料で利用できるのは、法律事務所が集客を目的としているから

無料で利用できることに怪しさを感じるかもしれませんが、借金減額診断が無料なのは、法律事務所が「集客につなげるため」に提供しているサービスだからです。

借金問題を抱えていても一人で法律事務所へ足を運ぶのは勇気のいることです。借金減額診断なら気軽に利用でき、弁護士に相談するきっかけづくりになります。

借金減額診断は法律事務所にとって広告の役割をしているから無料で利用できるのです。もちろん、借金減額診断を利用したからといって必ずしも相談や依頼をしなければいけないことはなく、断ることもできます。

債務整理とはどんな手続き?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

借金を減額・免責できる債務整理とは一体どのような手続きなのかについて解説します。債務整理には主に、任意整理、個人再生、自己破産の3つの種類があります。それぞれの内容や利用条件、メリット、デメリットについてまとめました。

任意整理 個人再生 自己破産
手続きの内容 借入先の業者と直接交渉することで、将来利息のカットや返済期間の延長をお願いする手続き。 裁判所に借金の返済が苦しいことを認めてもらい、借金を約5分の1(最大10分の1)に減額する手続き。 裁判所に借金の返済ができないことを認めてもらい、借金を全額免除する手続き。
利用条件 ・返済意思があること
 ・減額された借金を3~5年で返済していけるだけの収入があること
・借金が5,000万円以下であること
 ・安定かつ継続した収入が見込めること
・返済能力がないこと
メリット ・任意整理したい借入先を選べる
  ・裁判外の交渉なので利用しやすい
  ・他の整理に比べて費用が安い
  ・手続きにそれほど時間がかからない
・借金の理由を問われない
  ・減額率が大きい
  ・マイホームを残せる
・借金を全額返済しなくてよくなる
デメリット ・ブラックリストに載る
 ・元金はカットできないため、減額率は高くない
・ブラックリストに載る
  ・官報に載る
  ・保証人に迷惑がかかる
  ・他の債務整理に比べて費用が高い
  ・必要な書類が多く手続きに時間がかかる
・ブラックリストに載る
  ・官報に載る
  ・保証人に迷惑がかかる
  ・管財事件の場合、一定の財産を処分される
  ・一部の職業は手続き中、就くことができない
債務整理にはブラックリストに載るという共通のデメリットがあり、ブラックリストに載ると一定期間は、新たな借入ができなくなる、クレジットカードが使えなくなる、ロ―ンが組めなくなるなどの支障が出ます。

ブラック状態になるのは、任意整理で約5年、個人再生と自己破産では約5~10年です。この期間を過ぎればこれらの制限は解除されます。

過払い金請求をして過払い金を取り戻せる可能性も

過払い金請求を行うことで借金問題を解決できることもあります。借金減額診断では、過払い金発生の有無も診断できます。

過払い金はかつての高金利が原因で生じた「グレーゾーン金利」によって発生するもので、本来は支払う必要のない金利のことです。

法律は改正され、今の借金に過払い金が発生することはありませんが、2008年以前の借金には過払い金が発生している可能性があります。

過払い金請求によって取り戻したお金で借金を完済できた場合、ブラックリストに載ることはありませんが、完済できなかった場合は任意整理として扱われ、ブラックリストに載ります。

過払い金には時効があるので、心当たりのある方は早めに借金減額診断を使ってみましょう。

借金減額診断を利用し、続けて弁護士に相談してみよう

借金減額診断を提供している法律事務所は多数あります。運営元は信頼できる法律事務所かどうか確認してから、ぜひ利用してみてください。

続いて弁護士に相談すれば、あなたに最適な方法で借金問題を解決できるでしょう。無料で相談できる法律事務所も多いので、気軽に相談してみましょう。

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