浮き輪のような肉をキレイに落とす方法。お腹まわりスッキリさせる!
Date:2018.01.10
お腹の周りに、まるで浮き輪のようについた肉。どうしたら落ちるのだろうと、ただ食事制限をするようなダイエットをしても、全く効果はありません。
なぜなら、お腹の周りに余分な肉がつくのには、ちゃんと理由があるからです。
そしてその理由は、一つではありません。いくつかあるこの「余分な肉がつく理由」に則って、頑固な浮き輪肉をスッキリ落とす方法をご紹介しましょう!
この記事の目次
歪んだ骨格にはお腹周りに余分な肉が!美しい姿勢で整える
真正面から自分の体を鏡で見ても、歪みに気付く人は少ないでしょう。まずは横向きに立って体のラインを見てみます。上からすっと吊られているような、まっすぐ美しい姿勢になっていますか?
お腹周りに余計な肉がついてしまう人に一番多いのが、丸まった背中と力の入っていない下腹、ペタンと平らに近くなったお尻です。これらは全て原因が繋がっています。
体の中心となる骨盤が寝てしまい、きちんと立っていない為に本来つくべき場所に筋肉がつかず、体は楽なほうへと流れて脂肪が溜まっているのです。
お腹の周りは、腕や脚のように日々動かすという意味では圧倒的に動きの少ない場所です。その部分に、適切な筋肉がつかず、それによってさらに力が入らない、動かさないことでどんどん余計な脂肪が溜まってしまっている状態です。
骨盤を立てて、背筋を伸ばしまっすぐの姿勢をキープする。それにより筋肉はつくべき場所について行き、姿勢をキープする為に使われるエネルギーは脂肪の代謝を促進します。
そして、それは引き締まったお腹周りとヒップアップにも繋がります。
まず正しい骨盤の立て方を覚えて、日常生活で意識して体を整えましょう。
骨盤が立った状態とは?正しい位置の覚え方
まずは椅子に座って骨盤が立った状態を覚えましょう。
背もたれから10センチほど離れて、足を肩幅程度に開いて座ります。
両掌を、左右の腰骨に当てます。指先は、恥骨に合わせます。
下腹に、手で作った逆三角形ができます。その逆三角形が床に対して垂直になるように腰の角度を調節しましょう。
手で作った逆三角形が垂直になった位置が、骨盤が立った状態の位置です。
立った骨盤の上に、まっすぐに背骨、首が乗っていくイメージで背筋を伸ばすと、正しい姿勢ができます。
正しい姿勢と正しい筋肉、どんなに高い補正下着にも勝るこれらを身につけることが、余計な脂肪を落とす為の入り口です。
姿勢を覚えたら、次は食事内容を見直してみましょう。
大切なのは食材と順番!しっかり食べて脂肪を落とす
「脂肪を落とすために食べない」は、美しい体から最も遠ざかる方法です。健康で美しいラインの体を作るためにはしっかり食べることが重要です。当然、お腹周りについた肉を落とすためにも、食事は欠かせません。
大切なのは、その内容と食べ方です。
まずはお腹周りの脂肪を落とすための食材を見て行きましょう。
便秘は大敵!発酵食品で腸内環境を整える
お腹周りに肉がつきやすい人に多いのが、便秘です。3日に一度出ればよい方、という方もいますが、腸内環境が整って体のリズムも正常な状態であれば、自然と毎日お通じがあるはずです。
腸内環境を整えるためには、もともと自分の腸内にある細菌を元気にするのが一番です。その為に積極的に取り入れていきたいのが、発酵食品です。
積極的に毎日の食事に取り入れていきたい食材を挙げてみましょう。
- 納豆
- 味噌
- 漬け物
- かつお節
- 麹を用いた調味料(醤油・みりん・酒・酢)
バランスのとれた日本食を思い浮かべると、自然と多くの発酵食品を取り入れていることが分ると思います。
味噌汁や納豆、箸休めの漬け物などを取り入れたうえで、肉や魚、たっぷりの野菜を献立に入れれば、腸内の環境が整う栄養満点の食事になるでしょう。
次に大切なのが、食べる順番です。
吸収の仕方に大きな差!太らない食事の順番とは
お腹が空いているいる時の食事ほど、気をつけなければならないのが口にする順番です。まっ先に丼、ご飯、メインにかぶりついてしまうのは、一番太る食べ方です!
逆に、ゆっくりと消化吸収されるものは、血糖値をゆっくりと上昇させます。そいういったものから口にしてゆくと、同じ食事でも全く違った効果が得られます。
脂肪を溜めこまない為の食べ方は以下の順番です。
- 汁物:スープや味噌汁などの汁物で温め、消化吸収の準備をします。
- サラダやお浸し・漬物などの野菜類:野菜に含まれる食物繊維は、消化吸収に時間がかかります。さらに血糖値の上昇を抑える効果のある酢を加えると効果的です。
- 良質なタンパク質:豆腐があれば豆腐などの植物性タンパク質から。次に肉や魚のメインへ。
- 炭水化物:最後に、米や麺、パンなどの消化吸収早い炭水化物をいただきましょう。
この順番が、血糖値は緩やかに上昇し、脂肪の分解も妨げられず余計な脂肪も溜めこまないスマートな体の為の食べかたです。
脂肪を落とすために極端な食事制限をしなくとも、食べるものを選び、順番に気をつければ余分な脂肪は落ちていきます。まずは手軽に、口にする順番から変えてみましょう!
次に、直接お腹周りに働きかける体操をご紹介しましょう。
お腹周りにダイレクトに効かせる!20回ずつのスリーステップ
日常的に動かすことの少ないお腹回りは、骨盤を意識した姿勢づくりでかなり変わるはずですが、より効果を実感する為の、直接働きかける体操、そのスリーステップを見て行きましょう。
ステップ1 腰を左右にぐっと絞る
まず、足は肩幅に開き、まっすぐに立ちます。
膝を軽く曲げて腰を落としたら、まず右の膝をゆっくりと伸ばしていきます。この時、右の腰は上がって行きますが上半身はまっすぐのままで。基本の姿勢の、骨盤が立った状態を意識しましょう。
またゆっくりと戻したら、次は左を同じように行います。左右で1回と考えて、20回行います。
最初はゆっくりと、慣れてきたら少し早くしてみましょう。息を止めず、しっかり吸って吐きながらやりましょう。
ステップ2 腰を前後に、立ち腹筋の動き
次は、ステップ1の前後バージョンです。同じように足を肩幅に開き膝を軽く曲げたら、おへそを手前に引き上げるようにゆっくり持ち上げます。
腹筋を意識しながら、おへそを胸に近づけるイメージです。
この時、上体が逆に迎えにいかないように。背中はまっすぐ伸ばしたままにします。
またゆっくりと元の位置にもどす、これを20回繰り返します。しっかり呼吸しながらやりましょう。
ステップ3 腰を回す動き
最後に、1と2を組み合わせて腰を回します。
ステップ1の動き、片方の膝を伸ばして腰が上がったところから、ゆっくり腰を回しながら2のおへそを手前に持ち上げる動きへ、もう片方の膝にバトンタッチするように反対の膝を伸ばしていき、また最初の位置に戻ります。
左右に腰を動かす1の動きの間に、前後の動きがプラスされるイメージで腰を回します。
この時注意したいのが軸です。
ぶんぶんとお尻を振り回すのではなく、お腹の中心のインナーマッスルを意識しながら、体の軸がぶれないよう意識して、軸を中心に回しましょう。
右回り、左回り、それぞれ20回ずつ行います。
最初は20回から、慣れてきたら徐々に早くして回数も増やしていきましょう。
呼吸を意識しながらうっすら汗をかく程度までできるようになると、立派な有酸素運動になります。余分な脂肪が燃焼され、腰回りがダイレクトに引き締まってくるのを実感できるでしょう。
フラダンサーたちのくびれた美しいウエストを思い描きながら、リズミカルのトライしてみましょう!
体のラインは毎日鏡でチェックして!スッキリお腹は意識から
姿勢、食事、体操を取り入れて、お腹周りが少しずつ変わっていくのを、鏡で毎日チェックしましょう。
体型維持にストイックなある女優さんは、お風呂上りに必ず全身が映る鏡の前に立つそうです。大切なのは、毎日行うこと。
毎日見ることで、自分の意識が変わります。そして変化が表れ始めると、それがどんどん前向きなモチベーションに変わっていきます。
姿勢も食事も体操も、継続することが大切です。毎日自分で自分を見てあげることが、継続する力になることでしょう。
健康な体作りにも繋がるこの方法、是非試してみてくださいね。
Sponsored Link