朝のスキンケアはバリア重視!外部刺激から肌を保護しよう
Date:2018.07.03
何かと慌ただしくなりがちな朝の時間。朝のスキンケアもおろそかになってしまいがちではありませんか?
「朝の洗顔はお湯だけでいいの…?」
など、朝のスキンケアについて疑問を感じることも多いものです。
そこで今回は、朝にスキンケアを行う目的やその手順などをご紹介していきます。
実は朝のスキンケアは,夜に行う時とは全くと言っていいほどに目的が異なるんです!目的が異なるということはすなわち、必要なケアも変わってくるということになります。
朝の肌がどんなケアを求めているのか、慌ただしい朝に嬉しい時短ポイントなどもあわせてチェックしていきましょう!
この記事の目次
朝のスキンケアは必要?夜とはその役割が全く違う!
まず結論からお伝えすると、朝のスキンケアは必要です。
ただし朝のスキンケアは夜とは役割が異なり、夜のスキンケアの役割が「休養・栄養補給」なのに対して、朝のスキンケアは「外部刺激からのバリア」が役割です。
これは一体どういうことなのか、朝のスキンケアが持つ役割について具体的に見ていきましょう。
1, 夜に分泌された皮脂をクリアにする
寝ている間にも肌からは汗や皮脂が絶えず分泌されています。これらの皮脂は分泌されて時間が経つと酸化し「変性皮脂」と呼ばれるものに変化します。この変性皮脂が長時間肌の上に残ってしまうと、肌への刺激となり毛穴の黒ずみやニキビの原因となってしまうこともあります。
したがって、朝のスキンケアにおいても夜寝ている間に分泌された皮脂をしっかり落としておくことが必要になるんです。しかし、この時に注意したいことが「肌の油分を奪いすぎても乾燥の原因となってしまうという」ということです。
そのため、朝の洗顔では自分の肌に合った方法できちんと皮脂を落とすことのできる洗顔を行う必要があります。肌質と朝の洗顔方法の例を見てみましょう。
- 脂性肌…洗顔料を用いてすっきり洗い上げる。
- 混合肌…皮脂が出やすい部分だけを洗顔料で洗う、その他の部分はお湯で洗顔。
- 乾燥肌…顔全体をお湯で洗う。
洗顔後に肌のつっぱりを感じるようであれば洗いすぎと言えます。脂っぽい感じはしないけれど適度にうるおいも残っている、という洗いあがりが理想的です!洗顔料も朝に使うものはできるだけソフトに洗い上げられるものを選ぶようにしましょう。
2, 紫外線などの外部刺激から肌を守る
朝のスキンケア、二つ目の役割は「外部刺激から肌を守ること」です。
日中は紫外線や花粉、エアコンや風による乾燥など外部からたくさんの刺激を受けることになります。そのような刺激によるダメージを軽減するために、肌のバリア機能を助長してあげられるようなケアが必要になってくるのです。
そのため、少しでもダメージを和らげるために朝のスキンケアで日焼け対策をしっかりと行っておくことが必要になります!
また、しっかりと保湿をして肌のうるおいを保っておくことも肌を外部刺激から守るためには重要なポイントです。肌が乾燥していると、花粉などの粒子や外気といった刺激によるダメージを受けやすくなってしまいます。
「紫外線対策」と「保湿」は朝のスキンケアで特に意識して行いましょう!
何気なくやってしまっているかも…!朝のNGスキンケアとは
朝のスキンケアの役割について見てきましたが、朝と夜のスキンケアを全く同じ手順や同じスキンケア化粧品で済ませている場合、せっかく化粧品の持つスキンケア効果が十分に発揮できていないかもしれません!
次はついついやってしまいがちな朝のスキンケアでのNGポイントをチェックしていきましょう!
夜と同じスキンケア化粧品を使用している
先ほど朝のスキンケアの役割でも触れたように、朝のスキンケアは「外部刺激から肌を守る」という点が大きな目的になります。それに対して、夜のスキンケアは「肌をいたわり栄養を補給してあげること」が目的です。
これは、夜22時~2時頃の成長ホルモンが最も分泌されると言われている時間帯に、肌のターンオーバーも活発に行われるためです。
このターンオーバーとは肌の生まれ変わり、新陳代謝のことで、このターンオーバーが行われるタイミングに合わせて肌に栄養を与えてあげると、よりスキンケアの効果を高めることが期待できます。
もし現在ハイドロキノンなどが配合されているような化粧品や、肌への栄養がたっぷり配合されているようなものを朝晩兼用で使用しているのであれば、夜専用として使用してみてはいかがでしょうか?
朝のスキンケアに向いているスキンケア化粧品として、保湿効果が十分に得られるものや紫外線対策がしっかりできるものがおすすめですよ!
オイル系の化粧品でスキンケアをしている
美容液やオイルなどをスキンケアに取り入れている方も多いと思いますが、朝のスキンケアにもオイルを使ってしまうと肌が油分過多の状態になりやすくなってしまいます。
朝のスキンケアはその後メイクをすることなども見越した上で、できるだけシンプルに「紫外線対策」と「保湿」を中心に行うとその後の化粧のりをよくすることにもつながりますよ!
シンプルでOK!朝のスキンケア、基本の手順を押さえよう
ではいよいよ朝のスキンケアの具体的な手順や基本をチェックしていきましょう。ポイントは「シンプルなケア」と「紫外線対策」です。今回は「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3つに分けて紹介していきます!
自分のこれまでのスキンケアの方法やアイテムと合わせて、肌の状態もチェックしてみてくださいね!
1, 朝の洗顔はソフトに優しく洗い上げる
ここまでにも触れてきたように、朝の洗顔は夜のうちに分泌された余分な皮脂を洗い流すことが目的です。「乾燥」「混合」「脂性」どの肌タイプの人でも共通する洗顔のポイントは、「洗いすぎない」ということです。
洗顔により肌が本来自然に持っている水分まで奪い取ってしまうと、逆に皮脂が過剰に分泌される原因となってしまうこともあります。これを防ぐために、朝の洗顔はTゾーンなど皮脂が出やすい部分を中心に洗顔するようにしましょう。
あまり皮脂が出ていることを感じない部分は、軽く流す程度の洗顔で問題ありません。洗顔料を使用して洗顔をする際には、洗顔料をしっかりと泡立てて泡を肌の上で優しく転がすように洗います。
水分をふき取る時にも、タオルで軽く押さえるようにして肌をこすりすぎないように気をつけましょう!
2, 基本は化粧水とクリームでシンプルな保湿を
朝の保湿は「化粧水」と「クリーム」を基本にシンプルに行います。この保湿が十分に行われていないと、上から化粧をしても肌が水分をしっかり保つことができずに日中の乾燥の原因となってしまうこともあります。
化粧水をつける際には、コットンを使用しても手でパッティングしてもどちらでも構いません。しかしどちらの場合にも、肌を擦りつけたり強くたたいたりするような馴染ませ方はNGです。
コットンの場合はひたひたになるくらい化粧水を染み込ませて、優しく肌になじませていきます。手でパッティングする場合は、軽く押さえるようにしながら徐々に馴染ませていきます。コットンの場合にも、最後に軽く手で押さえるようにして仕上げると馴染みがさらに良くなります。
クリームについては、朝につけるとべたつきそうだから避けるという方もいらっしゃると思いますが、朝も使用した方が肌の乾燥防止に役立ちます。これは、クリームの油分で蓋をして肌の水分や化粧水が飛んでしまうことを防いでくれるためです。
また水分が飛ばないようにするためなのであれば、化粧水を塗った後すぐにクリームを塗った方がよいようにも感じますが、実はそうではありません。
化粧水がまだ馴染み切らないうちにクリームを塗ってしまうと、両者が混ざってしまい十分な効果を得られない可能性があります。そのため、化粧水が十分に肌に馴染んでからクリームを塗っていくことがポイントです。
化粧水とクリームどちらにも共通する塗り方として、一度にたくさん塗るのではなく何回かに分けて徐々に馴染ませていくことで、より肌への浸透を高めることができます。また好みによってはクリームの代わりに、乳液などを使用してもしっかり保湿をすることができますよ。
3, 日焼け止めをしっかり塗って紫外線対策
最近はスプレータイプに日焼け止めなど、手軽に素早く使えるようなものも発売されていますが、朝のスキンケアではクリームやジェルなど自分でしっかり塗り広げられるようなものがおすすめです。
日焼け止めを塗る際には、あまり薄くのばしすぎないことも重要です。伸びが良いからと言って、使う量をセーブして薄くしすぎてしまうと十分な日焼け止め効果が得られなくなってしまうこともあります。
日焼け止めも化粧水やクリームと同じように、数回に分けて顔や首元の隅々まで塗り込むようにしましょう!
しかし、乾燥肌や敏感肌のために日焼け止めを塗ると肌荒れを起こしてしまう、という方もいらっしゃいます。そのような方は、パウダーファンデーションやフェイスパウダーなどでも日焼け対策を行うことができます。
日焼け止めクリームなどとは異なり、パウダーの方がクレンジングの際にも落としやすいこともメリットの一つです。肌が敏感な方や、より肌に優しいケアを行いたい方はぜひお試しください!
朝は時間がない!スキンケアを時短するためのワンポイント
朝のスキンケアのポイントについてご紹介してきましたが、朝は何かと時間がないことも多く、「すべて実践するのは難しい!」「できれば時短したい!」というのが正直なところでもあります。
そこで、朝のスキンケアでできる時短ポイントをまとめて見ていきましょう!
「泡で出てくる洗顔料」で簡単泡洗顔!
洗顔の際、しっかり泡立てた方がいいのは承知だけど時間がない!面倒くさい!という方にお勧めなのは「泡で出てくる洗顔料」です。
最近は泡で出てくるタイプの洗顔料も多く発売されています。泡立てる手間も不要で、泡立てネットをひっかけておく必要もないので、手軽に泡洗顔を行いたい人にはおすすめです。
デメリットとして、泡ポンプによって作られる泡は手で泡立てたものより少しゆるく水っぽいことも多いです。しっかりした密度の濃い泡が好みの方は少し気になるかもしれませんが、「朝だけ使う」などとうまく活用していくと時短アイテムとして洗顔時のストレス削減に役立ってくれるアイテムです!
オールインワン化粧品を使って簡単保湿!
オールインワン化粧品と言えば時短アイテムの代名詞です。化粧水やクリームなどを一つのアイテムで済ませることができるため、スキンケアをかなり手軽にすることができます。
化粧品とクリームの分が一つで済んでしまうため、コスト的にも嬉しいのがオールインワン化粧品のメリットです。
しかし、一つの化粧品で複数の効果を持っていることで配合されている成分も多くなっているため、敏感肌の方や肌が弱い方には向かないこともあります。また、商品によっては求めていない効果がついていたり、欲しい効果がなかったりと自分にピッタリのものを見つけるまで時間がかかることもあります。
自分に合うものを見つけることができれば、とても高機能で時短にもなるのがオールインワン化粧品の魅力です。朝のスキンケアの時短やワンランク上のケアを目指したい方は一度試してみる価値があるでしょう。
朝は保護重視!朝のスキンケアを制する者は美肌を制する
朝のスキンケアについて、夜のスキンケアとの違いやその役割、方法などをご紹介してきました。朝のスキンケアではケアするべきポイントを押さえて、日中の刺激に備えた「保護」をしてあげることが必要です。
朝は何かと時間がなくスキンケアもおろそかにしてしまいがちですが、工夫次第では時間をかけずに十分なケアを行うことも可能です。ぜひ自分に合ったスキンケアスタイルを見つけてくださいね。
明日の肌の調子は今日の一日のケアや、それまでの積み重ねによって左右されます。毎日納得できるコンディションの肌を育てるためにも、一日の始まりである朝のスキンケアから見直していきましょう!
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