耳毛の安全な処理方法。賢く道具を選んできれいな耳元に
Date:2019.03.19
耳毛を気にしたことはありますか?自分では気にならない耳毛ですが、意外と人に見られやすい体毛でもあります。
「耳毛が伸びたことなんてない」と思っていても、生活習慣やホルモンバランスの乱れなどによって、気付かないうちに耳の外に飛び出すくらい伸びてしまうこともあります。
今回は、自分でできる耳毛の安全な処理方法をご紹介していきます。正しい耳毛の処理方法を知っていれば、ふと気になって耳を見たときに伸びた耳毛を発見しても安心ですよ。
この記事の目次
耳毛の意外と知られていない役割と目立つほど伸びてしまう原因
体毛にはそれぞれ役割があります。一見、不必要に思える耳毛にも本来はしっかりとした役割がありました。
まずは、耳毛の役割と必要以上に伸びる理由を簡単に見ていきましょう。
耳毛はフィルターの役割
耳毛の役割は主に、耳の中に異物が入り込むのを防ぐフィルター機能です。冷たい空気やほこりなどの微粒子から耳を守ってくれるのが本来の耳毛の役割。
冷たい空気の侵入を防ぐことで耳の中を温めたり、大きすぎる音を吸収する吸音機能などもあると考えられています。
ホルモンバランスの乱れで伸びる
むだ毛はホルモンバランスの影響を大きく受けます。耳毛も例外ではなく、女性で耳毛の長さや多さ、太さに悩んでいる場合のほとんどはこのホルモンバランスが乱れていることが原因。
体毛には
- 性毛
- 無性毛
の2種類があります。
性毛はホルモンバランスの影響を受けやすく、無性毛はほとんど受けません。耳毛はホルモンバランスの影響を受ける性毛で、そのなかでも男性ホルモンの増加によって濃くなる男性毛という体毛に分類されます。
加齢によって伸びる場合も
若い間は耳毛が伸びなかったのに、だんだんと耳毛が伸びるようになってきたと感じる方は少なくないそう。事実、年配の方には耳毛が伸びている方もたくさんいらっしゃいます。
これは、加齢によって毛の生え替わる周期(毛周期)が変化するのが原因です。
年齢を重ねると、毛が生えてから抜け落ちるまでの期間が長くなります。そのため、一度生えた耳毛がなかなか抜け落ちず長く成長してしまいます。
ただし、一般的には若いうちは耳毛の周期は短く、産毛のように細く短い段階で抜け落ちるため、若いうちに毛周期が原因で耳毛が気になるほど伸びるということはあまり考えられません。
正しい耳毛の処理方法と道具選び&絶対にNGな処理方法
耳の中に異物が入ってこないために生えている耳毛ですが、必要以上に伸びてしまうと気になってしまいますよね。
鏡で見えにくく、処理が難しいと言われる耳毛ですが、自分でできる安全な処理方法と道具をご紹介していきます。
電動カッターを使おう
耳毛のいちばん安全で手軽な処理方法は電動カッターを使用する方法です。
耳毛の電動カッターのタイプには、
- 先端が丸く内側に刃が内蔵しているもの
- 先端がスティック状で極小さい刃が複数ついているもの
の主に2種類があります。
- 先端が丸くなっている電動カッター
- 上からでも側面からでもカットできるデュアルエッジ刃を採用しているカッターが多く、耳の中に先端を入れるだけで多方面から生えている耳毛をカットすることが可能です。切った毛を吸引する機能付きのものもあります。
- 先端がスティック状の電動カッター
- 気になる部分の耳毛だけをカットすることができます。刃が細長く角度がついているタイプのものが多いので剃り残しもなく、奥まで剃れて、処理しやすいという特徴があります。
本体が丸洗い可能のものや、洗浄機能を搭載しているものもあるので、自分でお手入れがしやすいものを選びましょう。
毛抜きはダメージを与える
毛抜きによる耳毛処理もありますが、あまりおすすめしない方法です。
耳の中は狭くて暗いため、鏡や照明を使っても見えにくく、処理に時間がかかるだけでなく、耳毛でない耳内部の皮膚を挟んでしまう危険性もあります。
脱毛クリームやワックスは絶対NG
むだ毛処理に便利なワックスや脱毛クリームですが、耳毛には使わないでください。
耳穴の中の皮膚はデリケートで、ワックスや除毛クリームの刺激は強すぎて炎症を起こす可能性が高いです。
サロンや理容室で処理してもらえる?プロによる耳毛処理と注意点
耳毛の処理を自分でやるのは不安、プロに任せたい、と思う方もいらっしゃるかもしれません。ただ、耳毛の処理をしてくれるサロンや理容室はほとんどないのが現状です。
耳毛処理をプロが行わなくなった理由と、一部の理容室で行ってくれる耳毛処理の方法、耳毛処理の注意点をご紹介します。
耳毛処理は一部の理容室でのみ
耳というのは非常にデリケートな部分。そのため、基本的に脱毛サロンでは耳毛処理は行われていません。
ひと昔前であれば、理容室に行けば顔そりと同じように耳毛の処理も行われていたようですが、現在は一部の理容室でしか耳毛処理は行われていません。
東京都など複数の地域ではまだ条例で耳毛処理が禁止されてはいないため、一部の理容室では耳毛処理をしてくれるお店があります。
ただし、耳毛処理といっても耳の外に出てきた耳毛を処理する程度で、耳の中の施術は控えている場合がほとんどです。
耳毛処理をする上での注意点
耳鼻科でも耳毛処理の施術は基本的にしていないので、耳毛が気になる場合は自分で処理するしかないのが現状です。
耳毛専用カッターを製造するメーカーも、「耳毛カッターは主に耳の周辺や鏡で見える部分にのみ使うためのもので、耳の穴の中に入れて使用する方法は想定していない」としています。
セルフケアをする場合も、耳の外に出た毛、もしくは外から見て分かる範囲の耳毛の処理にとどめておきましょう。
耳毛が気になったら耳毛用の電動カッターで安全に処理しよう!
ご説明したように、耳毛処理には耳毛専用電動カッターがいちばん安全で簡単です。
また、先端が丸くなっているものとスティック状の電動カッター、それぞれの特徴と使いやすさで好みのものを選べば、さらに安全にストレスなく耳毛を処理することができます。
ただし、くれぐれも耳の穴の中深くまで処理しないように注意してください。耳毛本来の役割を無視せず、後戻りのできないケガを防ぐためにも見える範囲での処理を心がけましょう。
意外と見られている耳毛を安全に処理して、自信溢れる横顔をゲットしてください!
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