水風呂の効果を知ってる?正しくパワーを引き出せば美活にもなる
Date:2018.09.21
昔から健康法のひとつとして実践されてきた水風呂、やってみたことはありますか?
筆者は何を隠そう数年前まで「水風呂に入る」ということにチャレンジしたことはありませんでした。
するとどうでしょう、健康に良くないどころか「正しい水風呂浴」は素晴らしいメリットのオンパレード!健康だけでなく、美容にもメンタルケアにも良い効果をもたらすものでした。
昔の人々が生活の知恵として活用してきた、その理由をご紹介致します。
水風呂がもたらす効果は知らないとソン!
水風呂に入らないのはソン!そう言い切っても過言ではないほどのメリットの多さに驚かれる方も少なくないかもしれません。
水風呂には男性にも女性にも嬉しい魅力がたっぷりと詰まっているのです。
お肌や毛穴を引き締めるエイジングケア効果
皮膚上にある毛穴や汗腺は体温が上がると開きます。
開いた毛穴や汗腺は低温になると引き締まりますので、水風呂浴によってたるみ毛穴の予防・改善に期待が出来るのです。
キュッと引き締まった肌は見た目年齢をぐんと下げることが出来ますので、肌荒れ予防はもちろんエイジング対策にも良い効果がありますよ。
自律神経に作用!リラックス効果を高めるために水風呂が効果的
水風呂は自律神経の交感神経を刺激すると言われています。
活力を支える交感神経を刺激してしまってはリラックスできなくなるのでは?とお感じになるかもしれませんが、リラックスを司る副交感神経は交感神経がきちんと働かないと作用しません。
自律神経がきちんと働くことで、体温調節機能なども活性化します。
一見逆効果に思えますが、自律神経を刺激することで冷え性や低体温症の改善にも効果的だということになるのです。
免疫機能をリフレッシュ!体に抵抗力をつける働き
風邪や皮膚炎など、免疫機能に大きく影響される症状を改善する働きにも大きな期待ができます。
免疫は主に胃腸、腎臓、肝臓などで生成されていますが、物理的に刺激しにくい臓器であるため、こうして「血管を使ってマッサージをする」のが良い効果をもたらしてくれます。
腎機能を刺激しデトックス活動を促進
水風呂によって腎機能が刺激されるというのは先述した通りです。
また、腎臓の少し上に位置する「副腎」という器官も同時に刺激します。
副腎は背骨や臓器に守られた器官であるため、マッサージをすることは非常に難しい臓器です。
その臓器に対し、間接的ながら刺激を行えるのが水風呂。適切に入ることで、体の基本的機能を守ることになるのです。
これは意外?ダイエットサポート効果に注目
体の抵抗力を高め、自律神経をサポートする…ということ以外にも、現代人にとって魅力的な効果が「ダイエットサポート効果」ではないでしょうか。
- 表面の体温が急激に下がると脂肪を燃やす
- 脂肪には皮膚下の皮下脂肪と、内蔵についた内臓脂肪があります。皮下脂肪よりも内蔵脂肪の方が落としづらいのですが、体内の代謝活動が活発になると体はこの内臓脂肪を燃やしてエネルギーにする習性があります。
代謝活動が活発になるひとつの方法として、体表面の温度を急激に下げるというものがあります。異常事態を察知した脳が内臓脂肪を燃焼させ、体温を高めようとするのです。
いらない燃料から使っていくわけですから、非常に効率よくデトックスしながら内臓脂肪を燃やすことに繋がるというわけです。
- 燃えやすい脂肪層になる
- 燃料として使われたとしても、体についた脂肪は一度にはなくなりません。ですが、「着火クセ」のついた脂肪は少しの刺激ですぐに燃焼するように性質が変わります。
水風呂によってこの着火クセをつけてあげることで、運動やトレーニングを少しすればすぐに脂肪燃焼につながる「燃えやすい脂肪」を作る事ができるのです。
こうすることでダイエットのための運動、食事制限、デトックスの効果をより一層効率的に、かつ効果的にすることが出来るので「水風呂はダイエットサポートになる」と多くの専門家が口をそろえているのです。
いきなり冷水はNG!効果を引き出す正しい入り方
じゃあ早速水風呂に…と思われた方、ちょっと待って!健康にも美容にも良い水風呂浴ですが、実はいくつかのコツと注意点があります。
せっかくの水風呂効果も間違った入り方ではもったいないので、入る前にきちんとチェックしておきましょう。
温度は17℃が理想。それ以上低いのは逆に危険
水風呂と一言で言っても、その温度には適温があります。
このことから、水風呂の適温は17℃が理想と言われています。お風呂上がりにはやや冷たく感じますが、冷えた手で触るとほんのりとぬくもりを感じる程度の温度です。
また、入り方にもコツがあります。
いきなりザブンと入ったり体に浴びせたりすると血管へのダメージが大きくなりますので、徐々に慣らしていくように手首、足首など心臓から遠いところに掛水をしながら入るようにしましょう。
安全第一で水風呂を楽しんで下さいね。
34℃〜36℃のぬるま湯と交代浴が正解
水風呂の様々な効果を最大限に引き出すなら、ぬるま湯と水風呂に交互に入る「交代浴」が効果的です。
40℃前後の熱めのお湯だと逆に温度差が大きすぎて、体への負担の方が大きくなります。
疲労感が増してしまうため、交代浴をするなら34℃〜36℃前後の「熱さを感じない程度」のお湯にしてください。
体を慣らす練習も。水風呂初心者は水シャワーからスタート
水風呂にこれまで入ったことがない人は、17℃の水風呂は非常に冷たく感じると思います。どれだけ掛水をしたとしても、全身浸かるのはちょっと勇気がいる…という方も少なくはありません。
こうした人は、まず「水を体に当てる」ところから慣らしてくのがオススメです。
手っ取り早いのは水シャワーです。
- 25℃前後の温度から始めましょう。
- 足先、膝、もも上、手首、肘、二の腕と心臓から遠いところにシャワーを当てます。
- 手のひらを冷やし、みぞおちあたりに手を当ててほんのりお腹を冷やします。
- 肩、胸、鼠径部など大動脈が走っているところにシャワーを当てましょう。
最初は時間がかかるかもしれませんが、脳が「水の感触」を覚えると自然と低水温に体が馴染むようになります。
知っておこう!熱中症に水風呂は逆効果のこともある
夏の暑い日差しを浴びて、ちょっとクラクラする…そんな時にも水風呂!とお考えになる方が多いのですが、実は熱中症に水風呂は逆効果になることがあります。
というのも、先述した通り水風呂は血行促進効果があるためです。
また、重度の熱中症の方をいきなり水風呂に入れるのも危険です。
熱中症の疑いがある場合、まずは適切に医師の指導の元で体を冷やして下さい。
今日からすぐにできる美活に水風呂チャレンジ!
思っていたよりも水風呂は美容効果、健康効果が高いとお感じになられたかと思います。
お肌を整える効果のみならず、自律神経の安定やデトックス効果の促進など色々な角度から自分の体を作り直すひとつの手段として、是非楽しみながら実践してみて下さい。
Sponsored Link