髪の長さ別・寝癖の直し方。時間がない朝でも大丈夫!
Date:2019.06.13
朝起きて鏡を見たら、どうにもならないようなひどい寝癖。
そんな時に限って時間がなかったりしますね。ドライヤーでブローしても、ヘアアイロンを使っても直らないはねた髪。
そんな寝癖を一瞬で直すにはコツがあるんです!誰でも簡単にできる、朝の忙しい時でも寝癖を確実に直す方法をご紹介します。
マスターしよう!寝癖直し、基本の「き」
前髪でも後ろでも基本の直し方は同じです。その方法をご紹介するので、間違ってもヘアアイロンで強引に伸ばしたりしないようにしてくださいね。
高温で矯正しようとしても髪が乾燥するだけで寝癖が直らないばかりか、熱によって髪のたんぱく質が変性してしまいます。
毛先ではなく根元を濡らす
寝癖を直す時に水で髪を濡らしてもなかなか直らない、という人は濡らす場所を間違えているかもしれません。毛先を濡らしても寝癖は直らないのです。
寝癖を直す時には髪の毛の根元を濡らします。寝癖は髪の根元がねじれてしまっているために毛先の方までクセがついてしまっているので、根元を濡らさないとダメなんです。
お肉も温めたら柔らかいけど、冷えてしまうと硬くなりますよね。髪もたんぱく質ですから同じこと。温めた方が柔らかくなって、より短時間で直すことが出来ます。
蒸しタオルで頭を包む
顔を洗っている間に、タオルを濡らして電子レンジでチン!蒸しタオルを作りましょう。
それで頭を包むと、いちいちお湯で濡らすよりも、さらに短時間で髪をしっとりさせることが出来ます。
1分くらいおいておけばしっとりするので、タオルを濡らす手間を考えても、濡らすより早いかもしれません。
寝癖直し専用のスプレーを使う
そうはいっても蒸しタオルは手間だわ、という方は寝癖直しウォーターなどを使って直していきましょう。普通に水で濡らすよりもキレイに直すことができるでしょう。
濡らしてから数分おくのがポイント
髪に水分を浸透させることで、髪の水素結合がほどけてクセが直るので、濡らしてすぐにブローしてはいけません。
これまでだって根元を濡らしていたけど直らなかった!という人は、水素結合が切れる前にドライヤーをかけていたのではないでしょうか。
水素結合とは水で濡れるだけで切れるので、髪を濡らしてその結合を一度切り、形を変えてからクセを付けると真っ直ぐになるんです。
ですから、根元を濡らしたら数分おいて、髪が真っ直ぐになるのを待ちましょう。それから理想の形にブローします。
時間があればシャワーが早い
もしひどい寝癖がついてしまって、濡らしたぐらいではどうにもならないと思ったら、いっそのことシャワーを使った方が早いです。
シャンプーをするわけではなく濡らすだけですから、ほんの数分で済むでしょう。ショートヘアの人ならあっという間ですね。思い切ってシャワーで濡らせば寝癖は一発で消えますよ。
温風と冷風でしっかり乾かす
寝癖をキレイに直すためには乾かし方も大切です。いきなり完全に乾かさないこと。まず根元を8割がた乾かしてから、半乾きの状態でスタイリングをします。
寝癖がしっかり伸びて思い通りにスタイリングできたら、冷風をあてて髪を冷やします。
髪の毛はたんぱく質ですから、冷えていく時に固まっていく=形が決まるのです。最後に冷風を当てることでブローした髪をキープできるようになりますよ。
髪の長さ別寝癖を直す方法
髪の長さによっても寝癖のつき方が違いますね。長さ別に寝癖直しのコツをご紹介しましょう。
ショートヘアの寝癖直し
ショートヘアは一番寝癖がつきやすいヘアスタイル。パーまでもかけていない限り、ある程度はねてしまうのは仕方がないかも知れません。
基本は根元からしっかり濡らすことです。濡らして数分おいて水分をなじませます。
髪が柔らかくなったところで、根元からしっかりドライヤーの風を入れていきます。
ミディアムヘアの寝癖直し
ミディアムヘアでも根元をしっかり濡らすのは基本です。ブローは根元から。
濡らす作業も乾かすのもショートと比べるとどうしても時間がかかるので、寝癖をひどくしないための寝る前の対策がカギになります。
寝癖をつけない方法については、次の章で説明しますね。
ロングヘアの寝癖直し
ロングは毛の量が多くなって大変ですが、毛先まで濡らさなくても大丈夫。まずは根元をしっかり濡らすことが基本です。
スプレーなどで濡らすよりも、頭全体を覆える蒸しタオルが早いでしょう。
毛先はヘアオイルがおすすめです。ブローで根元の流れを変えて、毛先はヘアオイルでしっとりさせれば寝癖も落ち着きます。
寝癖をつけないための方法
寝癖がつきやすいかどうかは髪質にもよります。太くて硬い髪質の方は寝癖がつきやすいので、寝る前のヘアケアがとても大切なんです。
自然乾燥していると寝癖がつきやすい
シャンプーした後はすぐに乾かすのが基本です。髪を落ち着かせる意味もありますが、頭皮が湿ったままだと雑菌が繁殖しやすくなるなどのデメリットもあります。
自然乾燥の方が髪が傷まないイメージがあるかもしれませんが、それは逆。
乾く過程で水分がどんどん蒸発して髪が乾燥してしまいますし、このときに変なクセがついてしまうんですね。
シャンプー後はすぐに髪を乾かしましょう。
完全に乾かしてから寝る
髪が濡れたままだと寝ている間に水素結合でクセがついてしまいます。わざわざクセを付けるためにやっているようなものですし、枕が湿って雑菌が繁殖するなど、衛生面から見てもよくありません。
特にショートの人はクセがつきやすいので、寝る前はしっかり乾かしてくださいね。ドライヤーは短時間で済ませれば髪は傷みません。
温風で乾かしたら、最後にドライヤーの冷風で頭皮を冷やすと良いですよ。髪が熱いままだと頭皮に汗をかいたりしますよね。
枕を柔らかいものにする
固い枕の方が寝癖がつきやすいといわれています。枕と髪の摩擦が大きくなるからですね。
寝癖がひどい人は枕の素材も見直してみてはいかがでしょうか。低反発枕や素材の柔らかい枕に変えると、寝癖がつきにくくなるかもしれません。
洗い流さないトリートメントをつけておく
お風呂の後に髪をしっかり乾かしたら、洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)をつけておくのもおすすめです。
髪がしなやかになって寝癖がつきにくくなります。ただし、トリートメントは髪の先の方につけ、根元にはつけない方がいいでしょう。
根元からつけてしまうとしっとりを通り越して髪がべたついてしまいます。
中途半端な長さの時はナイトキャップもおすすめ
ミディアムヘアも毛先がはねやすいですね。それを防ぐにはナイトキャップがおすすめ!髪を覆っておけば寝癖がつきにくくなります。
長い人はシュシュでまとめて寝る
ロングヘアの人やゆるくまとめて寝ると髪が散らばりにくく、寝癖を防げます。
かといってきついゴムで結んでしまうと、変なところに変なクセがついてしまうので、シュシュなどでゆるく束ねておく程度で十分です。
5分あれば頑固な寝癖でも直せる!
ポイントは
- しっかり根元を濡らすこと
- 水素結合がほどけるまで数分おくこと
この2点です。時間にしても5分程度でしょう。
もう忙しい朝でも大丈夫!ぜひ試してみてください。
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