人間力を高める方法、魅力的な大人にとって人間力は不可欠!
Date:2018.09.06
仕事をしている時やプライベートで誰かと一緒にいる時、何となく「この人はできる人だな」「人としてとても魅力的な人だな」と感じる相手はいませんか?
周囲に対してそのように感じさせている人は、「人間力の高い人」かもしれません。
今回は「人間力の高い人」とは一体どのような人なのか、また人間力をこれからより高めていくためにはどのような心がけが必要なのかといったことをご紹介していきます!
この記事の目次
人間力とは?3つの構成要素から読み解こう
まずは「人間力」がどのような力なのか、ということを見ていきましょう。
人間力とは実は文部科学省によって提唱されている力で、簡単にまとめると「社会の一員として、自立した人生を送っていくための力」です。
この人間力には3つの構成要素があり、「知的能力要素」「社会・対人関係的能力」「自己制御的要素」がその要素にあたります。
そこでまずはこれらの要素がどういうものなのか、それぞれをもっと具体的に見ていきましょう!
知的能力的要素
知的能力的要素は、言わば学校で習得するような一般的な教養としての知識や、資格などの専門知識をしっかりと持っているということです。
さらにそれらの知識を実際の生活や仕事の場面で活用していったり、常に知識をアップデートしていったりすることができる、という要素になります。
また知的能力的要素には「論理的思考力」や「創造性」といった力も含まれています。
そのためこの要素がしっかりと身についていると、仕事の際にも「話が分かりやすい人」「クリエイティブな発想ができる人」といった印象を与えやすくなるのです。
社会・対人関係力的要素
この要素では、仕事や対人関係に不可欠とされている「コミュニケーション力」が含まれます。
相手や状況を適切に認識して行動できることは、リーダーシップや周囲からの信頼を形成していくための重要なポイントになります。
自己制御的要素
自己制御的要素というものは、他の2つの要素を伸ばしたり実際に力を発揮したりしていくためのモチベーションや、自己実現に向けて努力をしていくための力になります。
先2つの能力を十分に発揮し、自分が納得できる自分らしい生活をしていくためにも、しっかりと身につけておきたい力になります。
人間力と社会人基礎力との違いとは?
人間力と似ているもので「社会人基礎力」と言われているものも存在します。人間力よりも聞き馴染みのある方も多いかとは思いますが、これらは何が違うのでしょうか。
文部科学省が提唱している人間力とは異なり、社会人基礎力は経済産業省が提唱しているものです。
社会人基礎力は、生きていくために必要な人間力を仕事の中で適切に活用していくために必要な力です。どちらの力も社会で働いていく上では欠かせないものですが、まずはより基本的な力である「人間力」をしっかりと身につけていくことが必要になります。
人間力を高める方法は?基本的なモラルが大切
人間力を高めるためにはどのような行動や心がけをするとよいのでしょうか。
人間力を高めるための方法にはあまり特別なものなどはありません。「そんなの当たり前だよ!」と思うこともあるかもしれませんが、何気ない日々の小さな積み重ねや心がけが自然と人間力を高めていくことに繋がります。
ぜひ今日からできることを意識してみましょう!
周囲の人に与える影響を考えて行動する
まず大切なことは、「自分の行動や発現が周囲の人たちに対してどのような影響を与えるか」を考えて行動するということです。
周囲への影響を考えて行動するということは、相手への配慮や仕事などで相手の期待に応えたいときにも役に立ちます。
何らかのアクションを起こすときには、自分の行動を一度客観的な視点で見るように心がけたり、他人の行動や発言を参考もしくは反面教師にしたりするといったことを日頃から意識していくことが大切です。
自己中心的にならない
人間力を高めるためには「謙虚さ」や「傾聴力」といったことも大切なポイントです。これらが不足してしまうと、行動や考えが自己中心的に偏ってしまうことがあります。
まずは自分が置かれている状況を客観的に把握したうえで、相手の話に耳を傾けるべき場面では、謙虚な心をもって聞く側となったりアドバイスなどを受け入れたりするようにすると、自分の力をより伸ばしやすくなり相手への印象も向上させることができますよ。
たくさんの知識を身につける
資格やスキルの習得などをはじめとして、いつも自分の知識を伸ばしていこうと努力しいている人は、周囲からも魅力的に見えて人間力も向上させることができます。
「知識を身につける」というと勉強などを思い浮かべることが多いですが、知識を増やしていくためにおすすめの方法が「読書」です。
電車の中でついスマホを触ってしまう、という方などはぜひ本を1冊かばんの中に忍ばせておくことから始めてみてはいかがでしょうか。
当たり前のことをきちんとこなす
「約束の時間を守る」「期限を厳守する」「挨拶やお礼をしっかりする」といったいわゆる「当たり前のこと」きちんとできていますか?
これらのような人として基本的ともいえる行動がおろそかになってしまっている人は、人間力が低い人と思われてしまいやすい状態です。
まずはしっかり相手のことを見て明るく挨拶をする、時間や期限への責任をしっかり持つということを改めて徹底していくことが人間力を高める第一歩となります。
マナーをしっかり身につけて実践する
どんなに仕事ができても優しくしてくれても、食事の際のマナーや公共の場での立ち振る舞いなどでマナーがなっていない人は、人間としての魅力が半減してしまいます。
わざわざマナー教室に通うようなことはしなくても、最低限一緒にいる相手を不快な気分にさせるような振る舞いをしない、マナーに自信がない場合にはあらかじめ少し調べて準備をしておく、といった行動がさらに人間力を高めるポイントにもなります。
能動的に行動する
消極的で周囲の言動に対して受動的な人は、「少しずつでも自分から行動してみる」ということを意識すると、人間力をぐっと高めていくことができます。
受動的な行動ばかりをしてしまう癖がついてしまうと、「自分の頭で考えて、行動する」という機会が減ってしまい、どんどん自分の頭を使わなくなってしまいます。
人間力の高い人は自分の頭を使って物事を考えられる人が多く、「計画する、実行する、反省する、改善する」といういわゆるPDCAのサイクルをしっかりと実践することができます。
このサイクルをしっかり自分で回すことができていると、自分の行動を常によりよくしていくことができるため、どんどん人間力を高めていくことができるのです。
人間力がある人とない人の違いはと?
ここまでで人間力を高めるための方法について紹介してきましたが、人間力を高めることには一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
人間力を高めることは特に仕事や人間関係でプラスの影響をもたらしてくれますよ!
信頼度が高まる
人間力の高い人は周囲からの信頼が得られやすく、その信頼もより厚いものとなります。
人間力の高い人は、当たり前のことがきちんとでき人間関係も円滑なことが多いです。また知識を持っていたりさらなる自分磨きにも余念がなかったり、という点が「この人に任せておけば安心だ!」という信頼感を与えることにつながるのです。
周囲にも良い影響を与える
人間力の高い人が近くにいると、周りの人たちにも「あの人みたいになりたい!」「自分ももっと頑張ろう!」といったようなプラスの影響を与えます。
組織やチームの中に人間力のある人がいると、チーム全体のレベルアップにもつながりますし、人間力の高い人はリーダーシップにも優れていることが多いためチームの運営も上手くいきやすくなることが期待できます。
人間力を高めて、より魅力のある大人になろう!
今回は人間力とはどんな力なのか、そして人間力を高めるためにはどのように行動したらよいのか、ということをご紹介してきました。
人間力は説明だけ聞くと少し難しく、完璧超人のような印象を受けてしまうかもしれません。しかし、人間力は私たちの誰もが持っている力であり、日常のちょっとした心がけを積み重ねていくことによって、どんどん伸ばしていくことができます。
人間力を高めるには「遅い」ということはありません。ぜひ今日から一つずつでも実践して、人間力を高めていってくださいね!
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