二の腕のぶつぶつの正体って?しっかり保湿で改善できる!
Date:2018.08.07
毎日の暑さやレジャーなど薄着になることが多くなると、気になることの1つが肌トラブルです。
肌トラブルの中でも、意外と目に留まりやすいものが「二の腕のぶつぶつ」ではないでしょうか?
一度気づくと気になってしまいますが、「これって治るんだろうか…?」と不安になってしまいますよね。
しかし安心してください!正しいケアを行うことで、二の腕のぶつぶつは改善することが可能なんです。
今回は二の腕のぶつぶつについて、湿疹ができてしまう原因やその改善方法についてご紹介していきます!
この記事の目次
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二の腕のぶつぶつは皮膚疾患?その正体とは
二の腕にできてしまうぶつぶつの正体とは一体何なのでしょうか?実は二の腕のぶつぶつの多くは慢性的な皮膚疾患によるものです。
しかし、その他にもアレルギーなどが原因となって湿疹ができることがあります。まずは自分の二の腕がどのような原因で湿疹ができてしまっているのか、チェックしていきましょう!
年中あるなら毛孔性苔癬
時期や体調などに関わらず一年を通して慢性的に二の腕のぶつぶつが見られる場合には、「毛孔性苔癬」と呼ばれるごく一般的な皮膚疾患の可能性が考えられます。この毛孔性苔癬とは俗にいう「サメ肌」のことです。
毛孔性苔癬の場合、二の腕のぶつぶつには次のような特徴があります。
- 色味…肌の色、赤みがかった色、褐色
- 発疹の大きさ…1~3 mm程度
- 痛みやかゆみはほとんどないが、まれにかゆみを感じる場合もある。
- 触るとざらざらとした質感。
次に、毛孔性苔癬の症状が現れやすい人の特徴を見てみましょう。
- 太り気味である。
- 親や兄弟などにも同じような症状の人がいる。
- アトピーなどの疾患を持っている。
現在の状態や環境に当てはまるものがあれば、その二の腕のぶつぶつの正体は毛孔性苔癬である可能性が高いと言えます。
毛孔性苔癬が起こる原因は、「角化」という肌のターンオーバーのプロセスが通常よりも早いスパンで行われてしまうことで、肌表面の角質層が分厚くなり毛穴に角栓が詰まってしまうことです。
しかし見た目の美しさや気持ち的な観点により、改善したいと考える方もやはり多いことが事実です。この毛孔性苔癬を改善するためには、自宅でのケアや皮膚科を受診するといった方法が挙げられます。
突然、一時的なものなら炎症やアレルギー
先ほどの毛孔性苔癬は10代の頃に発症することが多く、10代半ば~10代後半の年頃で最も多く見られる症状です。その後は年齢を重ねるごとに、自然と症状が治まっていくことも多くあります。
しかし大人になってから突然二の腕にぶつぶつができたり、かゆみや痛みなどを伴う湿疹だったりする場合には、毛孔性苔癬ではなく炎症やアレルギーなどによる湿疹であることも考えられます。
毛孔性苔癬と間違いやすい二の腕のなどにできる湿疹の例をいくつか見てみましょう。
- ニキビ
- 顔にできることの多いニキビですが、背中や二の腕にもできることがよくあります。毛孔性苔癬が痛みかゆみを伴わず、ぱらぱらと多数のぶつぶつが見られることに対して、ニキビは痛みを伴ったり、ぽつんとしたものが少数できたりといったものが多いです。
- マラセチア毛包炎
- マラセチア毛包炎は皮膚常在菌のマラセチアの増殖により毛穴が詰まることで、毛孔性苔癬とよく似た2~3 mm程度の赤い湿疹が現れます。毛孔性苔癬は年中を通して湿疹が見られますが、マラセチア毛包炎の場合は春から夏にかけての時期を中心に発症することが特徴です。
- 光線過敏症
- 化粧品や食品などを通して外部から取り込まれた成分などが、紫外線に反応して皮膚が炎症を起こすことがあります。アレルギー反応や炎症がごく軽度の場合には毛孔性苔癬のような軽いぶつぶつが出ることがありますが、光線過敏症は特に紫外線が強いときに症状が強くなることが特徴です。
毛孔性苔癬の場合は皮膚科を受診しなくても問題はありません。しかし、他の皮膚疾患と見分けがつかない場合や、かゆみなどの炎症を伴っていたり湿疹がひどかったりする場合には速やかに皮膚科を受診しましょう。
二の腕のぶつぶつはなぜできる?遺伝や角質が原因!
先ほども触れたように毛孔性苔癬は肌のターンオーバーの異常が原因となり、角質が厚くなり角栓が詰まってしまうことでぶつぶつができます。
ではどうしてこの「肌のターンオーバーの異常」が起こってしまうのでしょうか?その原因は大きく分けて2つのものが考えられます。
次は毛孔性苔癬を引き起こす根本的な原因について見ていきましょう!
原因①:ストレスや生活習慣によるもの
通常、肌のターンオーバーはおよそ1か月程度のサイクルで行われており、古くなった肌は角質として剥がれ落ちて、新しい肌に生まれ変わります。
このような状態が、毛孔性苔癬の原因である角栓の詰まりを引き起こしやすくしてしまうのです。
肌のターンオーバーを正常に戻すためには、食事や睡眠といった企保運的な生活習慣を整えることやストレスを溜めないこと、保湿をはじめとするスキンケアで肌のターンオーバーの働きをサポートしてあげることが必要になってきます。
原因②:遺伝やもともとの体質的なもの
毛孔性苔癬は遺伝や元々の体質により発症することもあります。
また親からの遺伝ではなくとも、自分が幼少期からアトピー性皮膚炎を発症していたり肌が弱い場合なども、毛孔性苔癬を発症しやすいことがあります。
これらのような遺伝や体質が原因で毛孔性苔癬を発症してしまうと、「改善が難しいのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし発症している原因が「生活習慣・ストレス」「遺伝・体質」のどちらの場合でも、適切なケアや治療を行うことで症状を緩和することが可能です!
二の腕のぶつぶつは解消できる!まずは保湿を!
二の腕にぶつぶつができてしまう原因が分かったところで、いよいよ改善方法について見ていきましょう!
清潔にしてしっかり保湿を
二の腕のぶつぶつを改善したいときに、まず一番に心がけたいことが「清潔にすること」と「保湿」です。
毛孔性苔癬はここまでで何度も触れてきたように、角栓の詰まりによって起こります。汗をかきやすかったり、汚れが残っていたりするとその分角栓が詰まりやすくなってしまうので悪化しやすくなります。
肥満気味の方に毛孔性苔癬を発症する方が多いのも、皮脂の分泌が多く角栓が詰まりやすいためです。
しかし清潔にしようとするあまり、ゴシゴシと擦りすぎてしまうことは逆に摩擦によるダメージを皮膚に与えてしまうため逆効果です。洗顔をするときのように優しくしっかり洗うようにしましょう。
また肌が乾燥してしまうと、肌のターンオーバーが乱れやすくなってしまいます。清潔にした後はボディークリームなどでしっかりと保湿を行うことも忘れないようにしましょう!
市販のケア製品を使用する
最近はドラッグストアなどで手軽に購入できる、サメ肌や角質ケア用の化粧品やケア製品もたくさん販売されています。
このような製品は自分の症状や身体に合ったものであれば、日頃のケアにプラスすることでより効率的に症状を緩和してくれることが期待できます。
しかし、専用のケア製品でもある程度継続して使用しなければ、期待した効果が得られないことがほとんどです。一度や二度のケアだけで改善できると思わず、「根気強くゆっくり根本から改善していく」という心構えを持ってケアを行うことがおすすめです。
皮膚科を受診する
保湿をしたりケア製品などを使用したりしても症状があまり改善されない場合や、広範囲に症状がみられるなど、症状ががひどい場合には皮膚科もしくは美容皮膚科を受診することもおすすめです。
皮膚科での治療の場合、その多くは角質を柔らかくするための外用薬やクリームによる治療になります。場合によっては、肌の新陳代謝を促進するための漢方薬が処方されることもあります。
美容皮膚科ではケミカルピーリングやレーザー治療などを受けることが可能です。これらは皮膚科での治療よりも短期間で効果が得られやすいものの、保険が適用されないため費用が高くついてしまうことがあります。
病院を受診する際には、自分の症状や予算などを含めて実際に一度病院で相談してみると良いでしょう。
二の腕のぶつぶつを予防しよう!毎日のケアでつるつる肌
ぶっつぶつのないキレイな二の腕のためには、日頃からコツコツとケアをしていくことが大切です。
日頃からしっかり保湿ケアを行っていることで、季節による肌の揺らぎを防いだり症状を抑えたりすることができます。症状が気になっている方も、治療やケアによってよくなった方も、毎日のケアをしっかり行ってぶつぶつができることを予防するようにしましょう!
二の腕のぶつぶつをケアして、つるすべ肌を手に入れよう!
今回は夏場は特に気になりやすい「二の腕のぶつぶつ」について、その正体や改善の方法をご紹介してきました。
二の腕のぶつぶつは「元々サメ肌だから治らないのでは?」「皮膚科を受診するべき?」などと思ってしまいがちでもありますが、ここまでで紹介してきたように適切なケアで症状を緩和することは十分に可能です。
毎日コツコツケアを行うことで、自信の持てる「つるつるスベスベの二の腕」を手に入れましょう!
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