乳液ピーリングの効果とやり方!ゴワつきのないもっちり美肌
Date:2018.11.06
「化粧ノリが悪い」
「スキンケアがしっかり浸透しない」
そんな肌の不調、もしかしたら肌表面に溜まった角質のせいかもしれません。
角質ケアといえば「ピーリング」が一般的ですが、なんとなく肌への刺激が強そうなイメージがありますよね。角質ケアはしたいけど肌との相性や肌荒れが心配でなかなかできずにいるという方もいるのではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが乳液を使った角質ケア、「乳液ピーリング」です。
乳液ピーリングのメリットや美肌効果、基本のやり方から注意点までたっぷりご紹介します。
この記事の目次
乳液ピーリングは肌に優しい角質ケア!スキンケア効果も高い
乳液ピーリングは名前の通り、乳液を使ったピーリングです。
乳液ピーリングは低刺激
ピーリングには美容皮膚科で行う施術と自宅でできるセルフピーリングの2つの方法があります。
- ピーリングソープ
- ピーリングジェル
- スクラブ洗顔
- 酵素洗顔
などはドラッグストアやバラエティショップで購入することもできるので、自宅でのケアのひとつに取り入れている女性も多いでしょう。
とは言え、ピーリングは肌の角質を除去する方法。肌が乾燥しやすい人や荒れやすい人にとっては刺激が強すぎる場合もあります。
そんな角質ケアコスメの刺激が気になるという人でも取り入れやすいのが乳液ピーリング。
乳液ピーリングはこんな人にピッタリ!
乳液があればすぐにでもできてしまう乳液ピーリングはこのような人にぴったりのケア方法です。
- 乾燥肌の人
- 敏感肌の人
- ピーリング化粧品や毛穴パックの刺激が気になる人
- スキンケアをしながら角質ケアをしたい人
- わざわざピーリング剤を買うのが面倒な人
角質ケアはなぜ必要?ピーリングで肌のターンオーバーを促す
一般的に肌のターンオーバーの理想的なサイクルは約28日間と言われています。
皮膚の一番外側の「表皮」には
- 角層
- 顆粒層
- 有棘層
- 基底層
の4つの層があります。
本来、新しい肌細胞が押し上げられると古い角質は自然に剥がれ落ちていくもの。しかし、加齢とともに肌のターンオーバーは遅れがちになるので古い角質も肌にどんどん溜まりやすくなります。
ピーリングのような定期的な角質ケアをすることは肌のターンオーバーを促すことにもなり、肌サイクルを整えるのに有効なケアなのです。
乳液ピーリングの効果!透明感のあるなめらか肌に近づける
乳液でピーリングをすると一体どんな肌に近づけるのでしょうか?
ここからは乳液ピーリングの効果を見ていきましょう。
1.肌のくすみがとれてトーンアップする
肌の代謝機能が落ちてターンオーバーが乱れると古い角質が肌に残ります。肌の表面にどんどん積み重なっていくことで肌がどんよりと暗くくすんで見えてしまいます。
角質細胞が肌に溜まってぶ厚くなった状態を「角質肥厚」と言います。乳液ピーリングはこの角質肥厚型のくすみに効果的です。
- 乳液でのマッサージ
- 蒸しタオルのスチーム効果
で肌に溜まった古い角質を取り除くと顔色がぱっと明るくなります。
乳液ピーリングを継続すると透明感もアップするので美白効果も期待できるでしょう。
2.ザラつき、ゴワつきがとれて肌がなめらかになる
肌のザラつき、ゴワつきが気になるということはありませんか?
実はこのザラザラ感、ゴワゴワ感も古い角質が肌に残ることで起こります。さらにもうひとつ原因があり、それはズバリ「角栓」です。
- Tゾーン
- 小鼻
- あご
など顔の中でも特に毛穴が目立ちやすいところで起こります。
乳液ピーリングをして古い角質や角栓を取り除くことで、肌のザラつき、ゴワつきの解消も見込めるでしょう。定期的なケアを続けると徐々に肌の表面がつるんとしてなめらか肌に近づけます。
3.ニキビの予防になる
ニキビを引き起こすアクネ菌は空気のない密閉状態で増殖します。
- ニキビ
- 赤み
ができやすくなってしまうのです。
乳液ピーリングを取り入れて角質・角栓が溜まらないようケアをしておくことは毛穴詰まりの予防にもなるので、結果的にニキビの予防にもつながります。
4.スキンケアの浸透率があがる
肌の表面に角質が溜まっているのは肌が鎧を身につけているようなもの!これではどんなに優れた美容液を浸かっても肌になかなか浸透していきません。せっかくのスキンケアの効果も感じにくくなってしまいます。
乳液ピーリングをして肌に不要なものを除去すると、そのあとに使う
- 保湿成分
- 美容成分
の浸透率が格段にアップします。
5.化粧ノリの良いもっちり肌になる
当たり前のことを言うようですが、一般的なピーリング化粧品はピーリングを目的に作られています。
- 肌に潤いを与える
- 肌を柔らかくする
という作用をもつ優秀な保湿アイテムです。
つまり、乳液ピーリングは肌に潤いを与えながら角質ケアができるということ!乳液のスキンケア効果で化粧ノリの良いもちもち肌に近づけるでしょう。
乳液ピーリングのやり方と注意点!乳液で優しくマッサージ
ここからはいよいよ乳液ピーリングのやり方のご紹介です。ポイントや注意点も説明しますので、始める前に必ず確認しておきましょう!
乳液ピーリングの基本的なやり方
乳液ピーリングはメイクや肌汚れをきれいに落とした状態で始めます。顔に水分が残っていると乳液と水が混ざって効果が減ってしまうので、水分はしっかりとふき取っておきましょう。
- 乳液
- 蒸しタオル
- ピーリング後に使う化粧水やクリーム
- タオルを濡らしてしっかりと絞ります。
- おしぼりの状態に丸めたらラップでくるみます。
- 電子レンジで1分温めます。
適温かどうかチェックしてやけどをしないように注意してください。
- 手のひらにたっぷりと乳液をとり顔全体にのばします。
- 親指以外の4本の指でクルクルと円を描くようにして顔全体をマッサージしていきます。頬だけでなくあごやフェイスライン、おでこ、こめかみへも忘れずになじませましょう。
- 2~3分続けて乳液が透明に変化したらマッサージは終了!
- 蒸しタオルを顔全体にのせて1~3分間ほど待ちます。
- 時間が経ったら蒸しタオルを使って顔に残った乳液を優しく拭き取ります。
- 化粧水やクリームで保湿します。
乳液ピーリングのポイント
乳液ピーリングを行うときのポイントをまとめました。
- 強くこすらない
- 角質をしっかり落としたいからといってゴシゴシと強くこすらないようにしましょう。毛穴やゴワつきが気になる部分も指で円を描くように優しくマッサージをしましょう。
- 乳液はたっぷり使う
- 乳液の量が足りないと、マッサージするときに手と肌との間で摩擦が起きて肌にダメージを与えてしまう可能性があります。乳液ピーリングをするときは乳液をたっぷり使って行いましょう。
- ピーリング後は保湿を忘れない
- 乳液ピーリングをした後の肌はスキンケア成分が浸透しやすくなっています。化粧水で水分を、乳液やクリームで油分をしっかりと補ってあげましょう。
肌に刺激を与えないように行い、ピーリング後は念入りにケアをしましょう。
ピーリング前のひと手間で効果を高める!
時間に余裕があるときは、乳液ピーリングの前に以下のようなひと手間をプラスしてみましょう。ほんのひと手間でも乳液ピーリングの効果を高めることにつながります。
- 鎖骨のくぼみ部分をプッシュ
- 鎖骨のくぼんでいるところにはリンパが集中しています。ピーリング前に、右手で左のくぼみ部分を、左手で右のくぼみ部分を軽くプッシュしてリンパの流れを促しましょう。気持ち良く感じる程度の力で「ふーっ」と息を吐きながら押してください。
- 蒸気で顔を温めておく
- 洗面器にお湯をはって蒸気をあびるか、スチーマーを使って肌を温めておきましょう。肌を温めて毛穴を開くことで老廃物も除去しやすくなります。
また、蒸気が立ち込めているお風呂の中で行うのも効果的!きれいにメイクを落として洗顔をした後、湯船に浸かってリラックスしながら乳液ピーリングをしましょう。
乳液の選び方
乳液ピーリングに使う乳液は基本的にはどんなものでも構いません。普段お使いのものでも良いですし、使用期限内であれば余って使い道に困っている乳液でも良いでしょう。
乳液ピーリング用の乳液を用意するという場合は、
- たっぷりと惜しみなく使えるリーズナブルなもの
- 保湿成分、美容成分をしっかり配合しているもの
などの乳液を選ぶのがおすすめです。
乳液ピーリングは週に1~2回を目安に行う
いくら一般的なピーリングに比べて乳液ピーリングが低刺激だからと言ってやりすぎはNG!
乳液ピーリングは週に1~2回を目安に行いましょう。
あくまでも特別なケアとして取り入れてくださいね。
肌トラブルを起こさないための注意点
乳液ピーリングをする際の注意点もあります。
- 紫外線ケア、保湿ケアを怠らない
- 乳液ピーリング後の肌は不要なものがとれた状態で肌のバリア機能も弱くなっています。外からの刺激を受けやすくなっているので、紫外線、乾燥、摩擦などには注意しましょう。乳液ピーリングをしたあとに外出する場合は紫外線対策を忘れずに行ってください。また、普段より念入りに保湿ケアをしましょう。
- 炎症が起きたら皮膚科を受診する
- 赤みやかゆみなど肌に炎症が起きたら乳液ピーリングは中止しましょう。症状によっては皮膚科を受診するなど対処してください。また、初めて使う乳液はあらかじめパッチテストを行ってから顔に使用するのがおすすめです。
お風呂あがりに二の腕の内側に乳液を塗ります。24時間経って、
- 赤み
- かゆみ
- 腫れ
などが出ていないかを確認しましょう。腕で問題がなければ今度はフェイスラインなどに少量塗り、同様の炎症が起こらないかを確認しましょう。
乳液ピーリングを取り入れて保湿成分が浸透しやすい肌作り!
乳液ピーリングは手軽に保湿ケアも美白ケアもできるケア方法です。
特にこれからの季節は肌が乾燥しやすい時期。乾燥肌の人でなくても、念入りな保湿対策が必要になってきます。
どんな保湿剤を使うかも大切ですが、まずは保湿成分がきちんと浸透しやすい肌作りをしておくことが大前提!
肌に要らないものを優しく除去できる乳液ピーリングをして乾燥に負けないもっちり美肌を育てていきましょう!
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