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お風呂に入ると疲れてしまう…入浴でリラックスできず疲労する原因

Date:2017.04.10

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お風呂に入ると疲れてしまう…入浴でリラックスできず疲労する原因|女性の美学
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入浴は疲労回復や美肌のためにも大切なことです。湯船につかってリラックスしたり、凝り固まった体をほぐしたりすることで疲労回復になり、またストレス解消にもなりますね。

最近ではアロマキャンドルや発汗作用のある入浴剤などさまざまなバス・アイテムも増え、バスタイムをより楽しむ人も増えてきています。

しかし、お風呂に入ると疲れる、と感じることがありませんか?

入浴方法を1歩間違うと心臓に負担がかかったり、疲れをひどくしてしまったりすることがあります。

そんな危険なことにならないように、正しい入浴方法を知って心地よいバスタイムを楽しみましょう。


お風呂に入ると疲れる!それは気のせいではない!

お風呂に入り湯船につかるのは美容においても健康においてもいいこと、と言われています。

しかし、お風呂上がりに倦怠感があるなど、疲れを感じることもありますよね。それって本当に健康にいいのでしょうか?体に悪い影響はないのでしょうか?

お風呂に入ると疲れるのは自然なこと。むしろ疲労は必要?

お風呂に入ると疲れてしまう、という人も多いでしょう。特にお風呂から出た後、

  • 倦怠感
  • 脱力感
  • 疲労感

などといった症状を感じることがありませんか?

シャワーだけの場合は感じないのに、湯船にゆっくりと浸かったあとは、このような症状を感じることがあるでしょう。

湯船に入ると、体内の熱を発散させるため汗をかきます。その際、エネルギーが消費されるからです。

汗をかくと体は疲れを感じますよね。そのため、お風呂に入ると疲労を感じやすくなるのです。

しかし、疲れを感じるときとそうでないとき、また疲れを感じない、という場合もあります。それは体力など個人の体質的な問題ではなく、他に理由があります。

入浴後に疲れを感じる場合と感じない場合。その違いはどこに?

体力がない人は入浴をすると疲れを感じやすいとも言われていますが、原因は体力だけではありません。次のようなことが、疲れの原因となります。

疲労の原因はお湯の温度にある
41度以上の熱いお湯は疲れにくいとされています。お湯の温度が高いと自律神経の一つである交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、元気になりますので、疲れを感じにくくなるのです。

ぬるいお湯は副交感神経を優位にするため、体もリラックスします。体の力が抜けて脱力感が出るのです。そのため、お風呂上がりにはぐったりする、というわけです。

ただし、温度の高いお湯は元気になったような気分になりますが、体には疲労が溜まっている状態です。汗をかく量も多く、エネルギー使うため疲労も大きくなります。

熱いお湯に入ると一時的に体は温まりますが、湯冷めもしやすいのです。熱いお湯に入ると風邪をひきやすくなりますよ。

熱いお湯は健康に悪い?
温度の高いお湯につかると脳内麻薬と言われるβ-エンドルフィンが分泌され気持ちよくなる人もいるかもしれませんが、熱すぎするお湯は脳卒中や心筋梗塞などの危険が増すのです。

入浴すると脱水症状が進み血液が濃くなります。入浴で発汗しさらに血液の粘土が増します。47度のお湯に入ると、血栓を溶かす物質の働きを阻害する物質が増えるとされています。

汗をかきすぎると疲労する
お風呂で汗をたくさんかいてしまうと体力の消耗がはげしく、かえって疲れてしまいます。入浴で汗をかきすぎると汗腺が汗でふさがり、体内に熱がこもって体温調節ができなくなることもあります。長時間汗をかいた状態で入浴すると疲れやすくなります。
半身浴も疲労の原因に
ダイエットにも美肌にもそして健康にもいいとされている半身浴。しかし体の半分がお湯につかっていないわけですから、肩などが温まっていない、と感じる人も多いのでは?

半身浴といって肩などを冷やすとかえって血行を悪くしてしまい、肩こりや首こりの原因になってしまうこともあります。それが疲労につながってしまいます。

半身浴をする際にはお風呂場をよく温める、肩にタオルをかける、Tシャツを着るなど、肩や首を冷やさないようにすることが必要です。

肩までつかるのもNG?
肩まで長時間つかっていると、血圧が上がって心臓に負担がかかりやすいとも言われています。心臓に負担がかかると、息切れなどを起こすことがあります。心臓が弱い人などは肩までつかりすぎるのは注意しましょう。
長時間の入浴
疲れを取るためにゆっくりと長い時間湯船につかる、という人もいるでしょう。しかし、湯あたりという言葉があるように、長い時間お風呂に入っていれば、その分エネルギーが消耗し疲れやすくなります。
食後すぐのお風呂はNG
ご飯を食べ終えてすぐに入浴すると血行がよくなり胃や腸に血液が集中しません。その結果消化不良を起こすのです。胃もたれなどの原因になるので、食事の後の入浴は30分以上あけることが基本です。
お酒を飲んで入浴
酔っている状態では体温調節もうまくいかなくなり、気分が悪くなることもあります。お酒を飲んで入浴すると急に酔いがまわります。そのため、意識を失って転倒したり、浴槽の中でおぼれたりするなどの危険があるので注意しましょう。
運動直後の入浴
運動した直後は筋肉に血液が集まって酸素や栄養を補給している状態。その状態で入浴すると、酸素や栄養素が筋肉に十分補給できなくなるとともに、呼吸数や心拍数が上がります。水圧で毛細血管も収縮するため、心臓に負担がかかります。特に温度の高いお湯に入浴するのは避けましょう。

運動直後に入るのであれば、ぬるま湯がおススメです。ぬるま湯に入り、血行をよくして乳酸を排出することで筋肉痛もやわらぎます。

運動後すぐにお風呂に入ると脂肪燃焼しない?
ダイエットのために運動をしている人も多いでしょう。しかし、運動直後にお風呂に入ると脂肪燃焼効果が低下するという説があります。その理由は、脂肪を分解するリパーゼが体温が上がることで活動が低下するから、ということです。

ただし、体温が4~5℃上がらなければ、リパーゼの働きが低下することはありません。お風呂に入ってもそれほど体温が上昇することはないので、脂肪燃焼しないということはないようです。

一番風呂は疲れやすい
一番風呂というのは「さら湯」の状態。「さら湯」は水を沸騰させたお湯のことで、含有物が少なく熱の伝わり方が強いので血圧を上昇させやすく、疲れやすいとされています。

特に高齢者など抵抗力が低く、心臓が弱いと負担がかかりやすくなるのです。高齢者の一番風呂は避けた方がいいですよ。

妊娠中は動悸がしやすい
妊娠中のつわりは、特にニオイに過敏になります。お風呂の石鹸やシャンプーなどの香り、お風呂の湯気などに敏感になり、気分が悪くなることがあります。また、ホルモンバランスが乱れることで、入浴中にめまいや動悸などを起こすこともあります。

さらに長時間入浴していると血流がよくなり子宮が収縮して気分が悪くなる、ということも考えられます。

お風呂に入って疲れるのはいいこと?よくないこと?

お風呂に入ると疲れる、だるくなる、というのは気のせいではないようです。入浴中はリラックスして気持ちがいいのにお風呂から出るとだるくなる入浴。

それでも体には影響がないのでしょうか?

お風呂上がりの疲れは悪いことではない!その理由とは?

お風呂上がりはぐったり、これって疲れは取れてるの?と不安になるのも無理はありません。

しかし、お風呂上がりの疲労は副交感神経が優位に立ちリラックスしている状態です。

疲れを感じているものの、不思議と体の疲労は取れているので、ぐったりしている状態は、寝つきもよくなります。

お風呂に入って疲れるのは悪いことではないのです。

こんな疲れを感じたら危険!入浴方法に配慮を

入浴後の疲労や倦怠感は悪いものではない、とはいっても、中には危険なサインであることも。そのまま入浴をしていると危険です。

  • 息苦しくなる
  • 動悸がする
  • めまいがする
  • ウトウトする

などといった症状が出た場合は、すぐにお風呂から上がるようにしましょう。

特に入浴中に眠くなるという症状には注意を。リラックスして気持ちがよく、ついウトウトしてしまう、ということであれば心配はないのですが、意識を失いそうになる、というウトウトは脳貧血の危険性があります。

脳貧血とは脳に十分な血液が行き届かず、脳が貧血状態になることです。特に入浴で体が温まると末梢血管が拡張し、体全体の血液抵抗が低下している状態になります。その状態で、急に立ち上がると、血液が足の方に集まり、脳に血液が流れなくなってしますのです。

脳貧血を防ぐには、長時間の入浴をしないこと。またお風呂の中では急に動いたりしないことです。入浴中に頭がぼうっとしたら、しゃがむようにしましょう。

また、お風呂に入ったら発疹が出る、というケースもあります。原因はいろいろあるようですが、一つは温熱じんましんと言われるものです。

温熱じんましんは、熱によって血流が増えるとともに、温度の影響でアレルギー反応が起こります。熱に過剰に免疫が反応して湿疹が出てしまうのです。

急激な温度変化が原因とされていますので、

  • 熱い温度のお風呂は避ける
  • 規則正しい生活をする
  • 疲労をためない
  • 腸を健康にする

などといった対策をするといいでしょう。

風邪をひいたときのお風呂はメリットがたくさん
風邪をひいているときのお風呂は、血行をよくして汗をかくため、ウイルスに対する抵抗力もアップするため、メリットとなります。また、お風呂で体温を上げると、体が熱を逃がそうとして、緩やかに体温を下げることができるのです。

ただし、長湯や熱いお湯は体力を消耗し、疲れやすくしてしまうので注意は必要です。また、脱衣所や浴室は事前に温めておくことをお勧めします。

入浴後の疲労はリラックスの証拠。正しい入浴でその日の疲れを解消

お風呂に入ると疲れる、とはいっても、それは心地のよい疲れではないでしょうか?やはり、入浴は体にいいことなのです。

しかし、お風呂の温度や入り方、体調などによってはお風呂も健康に悪影響を与えてしまうこともあります。

お風呂に入ることで健康になるには、疲労の原因を知ると同時に、疲労を取るお風呂の入り方が重要ですね。

お風呂に入って疲労もストレスも流すことで体も心もリセットし、疲れを次の日に持ち越さないようにしましょう。

▼お風呂でリラックスする方法についてはコチラを参考にしてください!

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お風呂に入ると疲れてしまう…入浴でリラックスできず疲労する原因|【女性の美学】
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ライター:咲 聖美

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