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【家の中の寒さ対策。3つのステップ+5つの工夫であったか幸せ! 】
しんしんと底冷えする季節が到来……。家の中にいても、寒さで凍えていませんか?
寒い所に長時間いると、身体が冷えきってしまいます。
風邪も引きやすくなりますし、冷え症にも悪影響がありそうで心配。それに、光熱費も気になりますね。
そこで今回は、家の中の寒さ対策、暖かさをできるだけ効率的にキープする方法をご紹介します。
早速見ていきましょう!
Contents
【1】家の中の寒さの原因&対策、3ステップとは
家の中が寒い原因は、住宅によりさまざまです。
- 壁が薄い、断熱材が入っていない
- 角部屋で窓が多い
- 一戸建てで隣の家と離れているため、家全体が冷えやすい
などなど。
でも、どんな原因にしろ「ここを押さえればある程度寒さを回避できる」というポイントが、じつはたった2つあるんです。
それはずばり、「窓」と「床」です。
(1)家の中の寒さ、最大の原因は「窓」
家の中を寒くしてしまう最大の原因は、窓です。
窓は、しっかりと閉め切っている状態でも、外の冷たい空気を部屋の中に伝えてしまいます。
ガラスも冷たくなりますが、より冷たくなるのがサッシ部分。
日本の住宅は、そのほとんどが窓にアルミサッシを採用していますが、じつはアルミは熱や冷気をとても伝えやすい素材なのです。
窓はしっかり閉じるのはもちろんのこと、ガラス部分とサッシ部分の両方から伝わる冷気を遮断する必要があります。
(2)部屋で一番冷えやすいのは「床」
冷たい空気は、暖かい空気に比べて重たいので、下に溜まる性質があります。
そのため家の中でも1階はとくに寒く、部屋の中でも床付近が一番寒いのです。
寒さ対策をする上では、窓だけでなく床からの冷気をシャットダウンすることも大切になってきます。
その具体的で簡単な方法については、後ほど詳しくお伝えしましょう!
(3)寒さ対策「基本の3ステップ」とは…
家の中を暖かく保つために、最も効率のよいやり方は、次の【3つのステップ】を順番に解決していくことです。
- 冷気を遮断する
- 蓄熱(空気を暖め、閉じこめる)
- 部屋の空気をかき回す
家の中の寒さに対しては、この対策を順番にとること。
その上で、さらに身の回りのものを使って身体を温かく保つ工夫をしていくと良いでしょう。
【2】ステップ1:冷気の遮断を徹底しよう
まず、1つめのステップです。
外の冷気が、窓や床から伝わり、入り込んできます。何よりも先に、その冷たい空気を遮断していきましょう。
(1)窓からの冷気対策
窓からの冷気を遮断する対策としては、
- 隙間を埋める
- カーテンを工夫する
- 窓そのものにシートや緩衝剤を貼る
といった対策が有効です。
古い住宅でたてつけが悪く、窓から隙間風が入ってくる場合。
また、窓はぴったり閉まっているのになぜか寒い、という場合にも、有効です。
サッシや網戸の隙間を塞ぐことで、冷気の流れを遮断します。
これには、市販の隙間テープが便利です。ホームセンターに行けば種類豊富に取り揃えられていますし、最近は100均でもよく見かけます。窓周りをよく掃除して、きれいにしてから貼りましょう。
隙間テープを貼ると、寒さ対策だけでなく、防音対策にもなります。寝室やリビングにはとくにおすすめですよ。
カーテンの選び方一つで、お部屋の温度はかなり変わります。
寒さ対策におすすめのカーテンは、
- 断熱カーテン
- 裏地付きのカーテン(既存のものに裏地を後付けするのも◎)
- 厚手のもの
- ドレープ(ひだ)の多いもの
- 長いもの(床まで届くもの)
など。
床まで届く長いサイズのカーテンなら、カーテンの裾と床に隙間ができず、冷気が伝わりにくいですね。
また、カーテンレールの隙間から冷気を入れないために、カーテンボックスを取り付けるのもおすすめです。ホームセンターやカーテン専門店で相談してみましょう。
冷気をカットし、暖かさをキープできるシートなどを窓に貼りましょう。
- 防寒シート
- 断熱シート
- アルミシート
- プチプチの緩衝剤
など。どれもホームセンターや100均で手に入れることができます。
緩衝剤を窓に貼る際は、デコボコ面を窓側にくっつけるようにして貼ります。こうすることで空気の層ができ、窓から冷たい空気が伝わるのを防いでくれます。
また、ガラス面だけでなくサッシ部分まで覆ってしまうのが、ポイント。ガラスとサッシの隙間から入る冷気、アルミサッシから直接伝わる冷気も防ぐことができます。
防寒シートや断熱シートは簡単に剥がせるものも多いですが、跡が残るのが心配な場合もありますよね。
剥がした跡を残したくない場合には、窓にマスキングテープを貼って養生してから、両面テープでシートや梱包材を貼り付けましょう。
このやり方なら、窓に直接くっついているのはマスキングテープだけなので、きれいに剥がすことができます。
(2)床からの冷気対策
床付近には冷たい空気が溜まりやすいため、どんな家でも冷えます。
中でもフローリングの床はとくに冷えやすいので、ぜひ対策をしていきましょう。
フローリングには、
- コルクマット
- アルミシート
- ダンボール
などを敷いた上に、ホットカーペットやラグを敷くのが一番です。
できれば部屋の床一面に敷き詰めると効果バツグン。
でも、それはちょっと大変だなぁと感じる場合は、よく腰を下ろす場所や椅子の下だけでも敷いてみてください。
コルクマットやアルミシートは、やはりホームセンターや100均で手に入ります。
最近は大きなシート状のものだけでなく、パズルのように組み合わせて使う「ジョイントマット」も人気ですね。
ジョイントマットは寒さ対策だけでなく、
- 足音を防ぐ
- 防水・撥水(※商品によります)
- 転んだ際にケガをしにくい
などの効果も大きいので、小さなお子さんがいる家庭や、マンション・アパート住まいの方にもとってもおすすめです。
(3)その他の冷気対策
冷気を遮断するために、家じゅうのあらゆる隙間をできるだけ塞いでおきましょう。
- 換気扇
- 玄関
- お風呂
など、冷気が入り込む場所は意外と多いもの。
ドアや窓の隙間には隙間テープを貼り、換気扇や玄関ドアの下部にある換気口など、蓋ができる仕様のものにはできるだけ蓋をして、徹底的に冷気をシャットダウンしましょう!
【3】ステップ2:暖房器具を上手に使って蓄熱しよう
エアコンやファンヒーターなどの暖房器具も、使い方によって効果のほどが大きく変わってきます。
効率よく部屋を暖めるためのポイントを見ていきましょう。
(1)目的に合わせて暖房器具を使い分ける
暖房器具と一言で言っても、さまざまなタイプの器具がありますよね。
どんな場面で何を使うのが最適なのか、把握しておくと便利です。
家族が集まるリビングやダイニングキッチンなど、広い空間を暖め一定の温度に保ちたいときは、エアコンが最適です。
エアコンは、部屋全体に暖かい空気を送風したり、部屋の空気を循環させて暖めるため、広い空間を効率よく暖めるのが得意なんです。
最近は、人がいる場所をセンサーで感知するタイプや、動きがなければ自動でスイッチオフするタイプなど、驚くような性能を持つエアコンも続々登場しています。
ガスファンヒーター、石油ファンヒーターなど、暖かい空気をゴーッと勢いよく放出してくれる暖房器具は、書斎や各自の個室など、小さな部屋を暖めるのに向いています。
エアコンの穏やかな風に比べるとファンヒーターの温風はパワフルで、部屋全体を早く暖めるのにも適しています。
ただし、ガスや石油を消費するため、場合によっては割高なことも有。
また、燃焼の際に出るニオイが気になったり、酸欠にもなりがちなので、換気には充分気をつける必要があります。
すぐそばにいる人だけピンポイントで暖まればいい、という場合には、カーボンヒーターや電気ストーブがおすすめです。
これらの器具は本体そのものが発熱するため、至近距離のものを暖めるのには一番効率的ですし、体感温度もかなり暖かいです。
スイッチを入れるとすぐに温度が上がるので、寒い冬の朝、寝起きにも便利ですね。
ただし火傷には注意が必要です。また、電気代はエアコンなどと比べると高額になるケースが多いです。
それぞれの暖房器具を、状況によって使い分けると良いでしょう。
(2)節約!エアコンを効率的に使うコツ
多くの家庭で大活躍するのが、エアコン。
暖かく過ごしながらも電気代をできるだけ節約するために、効率的なエアコンの使い方をマスターしましょう!
- 暖めすぎない(設定温度を1度下げると約10%の節電効果があります)
- スイッチのオンオフは最小限に(暑すぎるときは設定温度を下げましょう)
- 風量設定は「自動」が良い(微風だと暖まるのに時間がかかり、かえって電気代がかさみます)
- 風向きは「一番下」が良い(下に沈んだ冷たい空気を暖められます)
- 2週間に1回程度、フィルターを掃除する
- 室外ユニットの周りにものを置かない
- ドアの開閉は最小限にする
ちょっとした工夫ですが、一つ一つチェックしていくことで部屋を暖かく保てます。
【4】ステップ3:暖かい空気をかき混ぜて拡散
冷気を遮断し、部屋がある程度暖まったら、次にやることは「空気の撹拌」です。
空気をかき混ぜて部屋の隅々まで暖かさを行き渡らせ、室内の温度差をなくしていきましょう!
(1)サーキュレーターでかき混ぜる
部屋の上空(天井付近)に溜まったままの、暖かい空気。せっかくなら、これを部屋じゅうに拡散したいところです。
サーキュレーターで空気の流れをつくることで、この暖かい空気を人のいるところまで降ろしてくることができます。
その際のポイントは、サーキュレーターを置く位置です。
ちょっと意外な置き方かもしれませんが、この位置・この向きに置くことで空気がうまく循環し、天井付近の暖かい空気が降りてきます。
他に守るべきポイントは、2つあります。
1つは、サーキュレーターの風が身体に当たらないようにすること。風が肌に当たると体感温度は低くなり、寒くなってしまいます。
2つめは、サーキュレーターで空気をかき混ぜる前に、必ず冷気の遮断・蓄熱を先にしておくこと。でないと冷たい空気を部屋じゅうに拡散してしまうことになり、逆効果です。
(2)ヒーターは置き場所にひと工夫
ファンヒーターやストーブにも、効率を上げる置き場所があります。
これらの暖房器具は、窓の下や窓の前に置くことがポイント。そうすることで、効率よく暖かい空気を循環させることができます。
冬の寒いとき、窓の下から床にかけては、冷たい空気が流れています。これは空調用語で「コールドドラフト」と呼ばれる現象です。
その冷たい空気を直接暖めてあげることで、部屋に注ぎ込む空気そのものを暖かい空気にすることができるんです。
「窓下ヒーター」「窓際ヒーター」といった、窓下・窓際専用の暖房器具も売っています。結露の防止にも役立つとても便利な道具です。
でもその効果は非常に高く、本気の寒さ対策としては検討の価値があるでしょう。
ヒーター設置の際には、カーテンにくっつかないよう注意してくださいね(引火して火事のもとになります)。
また、窓のない部屋なら、ヒーターやストーブは壁を背にして置くのが効果的です。壁際の、隅っこではなく、できるだけ中央に置くと良いですよ。
【5】まだまだある!暖かく過ごす知恵5つ
暖房器具の使い方や、空気の循環のさせ方で、暖かさがグンと変わることをご紹介してきました。
でも、家の中の寒さ対策でできることは、身近にまだまだあるんです!
(1)加湿する
意外にも、湿度は寒さに深く関係しています。湿度が10%上がると、体感温度はなんと2〜3度も上がると言われているんです。
夏とは逆で、冬場は暖かく過ごすために「お部屋の湿度を上げる」ことにこだわってみましょう。
- 加湿器を使う
- 塗れタオル、洗濯物を干す
- ストーブの上で湯を沸かす
- 電気ケトルでお湯を沸かす
- 室内で鍋をする
などが有効です。洗濯物は外に干してもなかなか乾かない、この季節。部屋干しで暖かくなるなら、一石二鳥かもしれません!
空気が乾燥するとウイルスも活発になりますから、冬の加湿は風邪対策にも◎です。
(2)3つの「首」をあたためる
冷えをしのぐために最も重要な、身体にある3つの「首」。
すなわち、
- 首
- 手首
- 足首
です。
ここを意識して暖めることで、体温を温かく保つことができ、冷え症対策にもなります。
室内でも、
- スヌード、マフラー
- リストウォーマー
- 指ぬき手袋
- レッグウォーマー
- 厚手の靴下
- もこもこスリッパ
などを駆使して、3つの首を冷気から守り抜きましょう!
(3)アウトドアグッズを活用する
登山やスキー場など、寒い場所で役立つアウトドアグッズの数々。それを利用して、家の中でもポカポカをキープしてしまいましょう。
- 登山・スキー用のアンダーウェア
- ダウンジャケット
- ダウンスカート
- 綿入りシューズ
最近は登山女子増加の影響もあり、これらのアウトドアグッズにも可愛いくてオシャレなものがたくさん販売されています。
お気に入りを選ぶのも楽しそう!
また、「着る毛布」「歩ける寝袋」といったグッズもおすすめです。見栄えはちょっと冴えないですが、暖かさはさすがピカイチ!
一人暮らしの人などは、思いきって取り入れてみもGOODかもしれません。
(4)雨戸やシャッターを活用する
窓の外側に設置されている雨戸やシャッターは、
- 日中は開けて日光を取り入れ、
- 日が沈む前に閉める
という習慣をつけるのがおすすめです。
厚手のカーテンでも同じことをすると良いでしょう。
(5)身体の中から暖める
部屋の空気を暖めるだけではなく、自分の身体の中から暖める工夫をしたり、冷えにくい体質をつくっていくのも、寒さ対策に役立ちます。
また、部屋が充分暖まっているのに「寒いな」と感じるようならば、それは血流が滞って末端が冷えてしまっているせいかもしれません。
血行が促進されて温かい血液が全身に巡り、内側からポカポカしてきます。
部屋が暖かいと気分も幸せ!今から対策を
寒いと人は自然と落ち込んでしまうもの。
逆にお部屋が暖かいと、活動的で前向きな気持ちにもなれます。
寒さを我慢しすぎることは、免疫機能を弱めて病気を招いたり、治りにくい冷え症を発症させてしまうことも!
早めにしっかり対策して、快適と元気の両方をキープしていきましょう!