美味しくて手軽!冬の名脇役「しらたき」のスゴいダイエット効果
Date:2016.12.25
寒くなると鍋料理が恋しくなりますね。
具材を入れて煮込めば完成。簡単なのに美味しくて、味つけ次第でバリエーション無限の鍋料理。
そして、どんな鍋料理にも上手に溶け込む、白くてツルツル噛みごたえのある名脇役、といったら?
そう、ご存じ「しらたき」です。
ヘルシーなお鍋を更にローカロリーに変身させてくれる、しらたき。今日はこのしらたきの知られざるダイエット効果について、お話していきます。
この記事の目次
【1】何が原料?意外と知らないしらたきの基礎知識
本題に入る前に、少しだけしらたきのことを知っておきましょう。
スーパーのこんにゃく売場やコンビニのおでん鍋の中に見かけることの多いしらたき。糸こんにゃくと並んで販売されていることも多いですよね。
しらたきと糸こんにゃく。その違いがいったい何なのか、あなたは知っていますか?
じつは原料はこんにゃくと同じ
しらたきの原料はコンニャク芋と石灰乳です。それを混ぜ合わせて練り上げ、機械に流し込み、ところてんのように穴から押し出して作るのが、しらたき。
つまり、しらたきとは「こんにゃくの一種」なのですね。
こんにゃく同様、しらたきもダイエットに効果抜群
こんにゃくと言えば、ヘルシーで超ローカロリーなダイエット食材として有名です。
しかもしらたきは、こんにゃくよりも普段のおかずに混ぜ込みやすく、その形状から味がしみやすいという特徴があります。
ヘルシーでローカロリー、しかも調理が手軽なしらたきは、じつは「知られざるスーパーダイエットフード」なのです。
【2】しらたきはダイエットに超オススメ!その理由6つ
では、しらたきのダイエット効果について詳しく見ていきましょう。
(1)100gでたった6kcalの低カロリー
しらたきは、まず何と言っても低カロリーです。具体的な数字を言うと、100gのしらたきに含まれるカロリーはなんとたったの6kcal!
以下の炭水化物のカロリーと比べると、その圧倒的な低さが実感できるでしょう。
食品名 | カロリー(100gあたり) |
---|---|
ロールパン | 約316kcal |
食パン | 約264kcal |
白米 | 約168kcal |
パスタ | 約159kcal |
蕎麦 | 約115kcal |
うどん | 約105kcal |
しらたき | 約6kcal |
どうでしょうか!しらたきが驚くべき低カロリー食材であることがお分かり頂けたでしょうか。
脂肪を削ぎ落としてダイエットするためには、しらたきの超低カロリーな特性は非常に強い味方になってくれるのです。
(2)安価でお金がかからない
スーパーなどでしらたきのお値段をチェックしてみてください。安売りなどでしていない、通常価格のときでも充分安価なことに気がつくでしょう。
しかもしらたきなら、ダイエット用の食品とは異なり、おかずの素材に組み込むことで自然と食卓に上らせることができます。
家族にも優しくて、自分も我慢しなくてすむ。しらたきは、ダイエットと一緒に家計もしっかりサポートしてくれます。
(3)食物繊維がとっても豊富
しらたきの栄養成分は、ほとんど水と食物繊維で構成されているといっても過言ではありません。他にも少しのカルシウムや鉄などが含まれていますが、全体の96〜97%が水分でできています。
大量の水分を結合させてしらたきの形に固めているのが、残り3〜4%のうちのほとんどを占めている「不溶性食物繊維」です。
しつこい便秘に悩んでいる方、もしかしたら食物繊維が不足しているのかもしれません。
しらたきはただ痩せるのではなく、便秘を解消・毒素をきちんと排出させてお腹をスッキリさせ、健康的に痩せるダイエットの役に立ちます。
(4)手軽なのに色々な味を楽しめる
しらたきは、細くて長い形状なので、料理の味がしみこみやすい食材です。
こんにゃくなのでアク抜きが必要な場合もありますが、乾物ではないため水で戻す必要などもありません。
そして、もともとの味にクセがないので、どんな料理にも合います。和・洋・中、どの味付けにも自然となじみ、独特の食感が料理にアクセントも加えてくれます。
「黒蜜ときなこでアレンジしてデザートにしている」という方もいらっしゃるほど!
ダイエット中は似たような食事ばかりで飽きてしまったりするものですが、しらたきを使ったダイエットならばそんな心配は要りません。
普段どおり、色々な料理を楽しみながらダイエットができるのです。
(5)噛むことで満足感を得やすい
しらたきの食感はこんにゃく同様むちむちしていて、食べるときには自然とよく噛んでしまいますよね。
この「噛む」という動作がダイエットにはとても大事です。なぜなら、顎を動かして噛むことで初めて脳の満腹中枢が刺激されるから。
ダイエット中に空腹感を抱えるのはつらいもの。
しらたきの食感を利用して、よく噛み満腹感を得やすい楽チンダイエットに変えていきましょう。
(6)リバウンドしにくい
上記の理由をまとめると、しらたきを使ったダイエットは「楽チンで、我慢が少ない」ダイエット法であると言えます。
我慢が少ないから、痩せた直後に反動でどか食いしてまた太ってしまうという「リバウンド」が起こりにくいのも、しらたきの嬉しい特徴です。
そんな自然なスタイルをキープできるのが、しらたきダイエットをオススメしたいポイントの一つなのです。
【3】しらたきダイエット、実践するなら方法は?
さて、そんな嬉しい効果がいっぱいのしらたき。ダイエットに利用するなら、どんな方法が効果的なのでしょうか?
主食orおかずの一部に置き換えるのがオススメ
基本として、しらたきでダイエットするなら「食事の一部をしらたきに置き換える」のがオススメです。
「食卓にあるのはしらたきオンリー」という状態ではなく、あくまでも一食のうちの一部のみを置き換えるのがオススメです。たとえば、
- 主食のご飯だけをしらたきと置き換える
- おかずの中にしらたきを多めに入れる
といった具合です。
前述のとおり、しらたきには水分と食物繊維、それにほんのちょっぴりの栄養素しか含まれていません。食事の全てをしらたきで補おうとすれば、ダイエットどころか行き過ぎて栄養失調になってしまうのです。
なので、しらたきでダイエットする場合には「主食orおかずのどちらか、一部にしらたきを混ぜる」くらいの感覚でいた方が良いでしょう。
方法(1)ご飯に混ぜて炊く
しらたきダイエットの方法としてメジャーなのが「お米に混ぜて炊く」というものです。
白米と比べるとカロリーは168分の6、つまりたったの3.5%程度の低カロリーながら、噛みごたえではご飯に負けない満足感を得られます。
しらたき:お米を「1:1」の割合で炊くと、お茶碗1杯につき約120kcal程度のカロリーをカットできます。
このカロリーを運動で消費するには、20分程度のウォーキングや7分程度クロールで泳ぎ続けることが必要です。結構なカロリーを、簡単な置き換えだけでカットできます。
味も匂いも気にすることなく、白米のカロリーをカットできるスゴ技ですね。
方法(2)麺類の代わりに食べる
しらたきの形状は、麺類とよく似ています。この形状を利用して、麺類の代わりにしてしまいましょう。
もちろん、普通のしらたきで麺の代用も可能です。
調理法はこちらも簡単。インスタント麺を茹でる感覚で、しらたきを所定の時間茹でましょう。あとはお好みでトッピングして、麺つゆやスープを加えるだけです。
- ラーメン風
- 日本蕎麦風
- うどん風
- パスタ風
など、バリエーションは無限大!これも、クセのないしらたきならではの楽しみ方ですね。
しらたきはもちろんグルテンフリーなので、小麦粉アレルギーが気になる方にもオススメです。
方法(3)おかずに混ぜる
おかずに混ぜる……というと特別なことをしなくてはならない感じがしますが、じつはそんなことありません。
ただダイエット中の日々のおかずに一品だけ、「しらたきを使ったメニュー」を組み込んでいけばOKです!
- 鍋料理
- 煮物
- 炒め料理
- 汁物
- 和え料理
など、しらたきの使い道は数えきれないほど。味つけも調理法も選ばない優秀な食材なので、あなたの好みのメニューにどんどん加えていきましょう。
最後に:しらたきダイエットの際は、むくみにご注意を!
簡単で効果大のしらたきダイエットですが、「栄養がとれない」ということの他に、もう一点だけ注意して頂きたいポイントがあります。
それは、美の大敵「むくみ」。
しらたき自体の味が薄いため、しらたきを使ったメニューは味付けが濃いめになることも多いもの。濃い味付けでは塩をたくさん使うため、身体が水分を溜め込んでむくんでしまうケースがあるのです。
何はともあれ、美味しくて我慢の少ないしらたきダイエット。今夜のあなたの食卓にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
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