シャワーダイエットの効果とやり方。半身浴する時間がなくても大丈夫
Date:2018.10.26
シャワーだけでも痩せられるという「シャワーダイエット」が注目を浴びています。
ダイエットのための入浴法といえば、半身浴が定番ですよね。代謝をよくして痩せやすい身体を作るなら、湯船につかって体温を上げるというのがダイエットの常識。
でも、仕事で帰りが遅いと毎日湯船に入る時間があったらさっさと寝たい!という人も多いはず。
心臓に負担のかかる長時間の入浴も必要ありませんし、忙しくてシャワーだけで済ませていた人にとっても朗報ですよね。
本当にシャワーだけで痩せられるのか、シャワーダイエットのやり方や効果など、その秘密に迫ります!
本当に痩せる?シャワーダイエットの効果
シャワーダイエットとは、シャワーの水圧でリンパの流れを良くして基礎代謝をあげていこうというダイエット法です。
リンパの流れに沿って、またはリンパ節などをシャワーで刺激することで、全身の血流やリンパの流れを良くすることができるとされています。
シャワーを当てるだけで本当に痩せるのか、その仕組みについてお話しします。
基礎代謝をあげて痩せやすい身体を作る
例えば、運動で消費できるカロリーがどのくらいかご存知でしょうか。100kcal消費するためにこのぐらいの運動量が必要です。
- ウォーキング:20~30分
- ジョギング:15~20分
- 縄跳び:10~12分
- 水泳(平泳ぎ):15分
やせるためならこれ以上のカロリーを消費していかないとダイエットは難しいでしょう。
30代の女性でおよそ1200kcal前後ですが、太りやすいかどうかはこの基礎代謝量にかかっています。
シャワーダイエットは自律神経を刺激して代謝をあげることで、痩せやすい身体を作っていくことができるんです。
褐色脂肪細胞を活性化させる可能性
褐色脂肪細胞は骨格筋細胞と兄弟のような関係にあり、筋肉と同じように発熱して体温を調節する働きがあります。つまり、脂肪を燃焼する働きです。
この褐色脂肪細胞は動けない新生児の頃が最も多く、年齢を重ねるに従って減少してきます。
赤ちゃんは運動してエネルギーを生み出すことができませんから、褐色脂肪細胞が体温調節の役目を果たし、体を守っているのです。
男性の場合は40代を過ぎるとほぼないといっていいほど量が減少してしまうのですが、女性の場合はそこまでの急激な減少は見られません。
増やすことはできないまでも活性化させることで脂肪燃焼効果が高まる可能性があります。
実践!シャワーダイエットのやり方
ではさっそく、シャワーダイエットのやり方についてご紹介していきます。ぜひ今日からでも試してみて下さい。
この浴び方を習慣にしてしまえば、毎日シャワーを浴びるだけで痩せ体質を作れるということになります。
シャワーを気になるところに当てるだけ!
シャワーダイエットのやり方はとても簡単!気になる部位にシャワーを当てるだけなんです。
シャワーの水圧と温度で刺激を与えることにより、むくみを取ったり代謝をあげたりしてダイエットできるんです!
脚のむくみを取ってすっきり!
脚のリンパをシャワーで刺激して、流れをよくしましょう。シャワーを当てるだけなのに、リンパマッサージを同じような効果が得られます。
<脚のリンパをすっきりさせるシャワーの浴び方>
- 足首からふくらはぎ、膝の裏までゆっくりとシャワーを当てます。
- 左右、数回繰り返します。
- 今度は膝裏から太ももの裏を取ってお尻の方へ。仕上げは鼠径部(そけいぶ=脚の付け根)のところを刺激します。
下半身を中心にシャワーの圧を強めに、少し熱めのお湯を当てると刺激になっていいですよ。膝の裏や足の付け根まわりにはリンパ節が集まっています。
ここを刺激すると汗や尿などと一緒に老廃物が排出されやすくなるので、むくみがスッキリ!翌朝、脚が細くなっているかもしれません。
シャワーのあとはリンパの流れもよくなっていますから、水分を多めにとるといいですよ。
代謝をあげるシャワーの浴び方
お風呂は通常リラックスするために入りますね。体温より少し温かいくらいの湯船にゆっくりとつかることで、自律神経の副交感神経を優位にして、心身共にリラックスさせるんです。
これとは逆に、交感神経を優位にすれば、身体が活性化して代謝が上がります。
特に、首周りのツボに刺激を与えると代謝が上がりやすくなり、血行も良くなるので、ここに少し熱めのシャワーを当てましょう。
これは熱いお風呂に短時間はいることを繰り返す「高温反復浴」と同じような効果が期待できます。
<交感神経を活性化させるシャワーの浴び方>
- 首筋の右側と左側に、交互にシャワーを当てるようにします。
- 左右を1分ずつ、数回繰り返します。
1日の活動の最初に行うと効果的なので、朝のシャワーでやるのがおすすめです。
リンパを流して顔のむくみも解消
顔の周りにもリンパがたくさん流れていますね。朝起きて顔がむくんでいたら、即効シャワーですっきりさせましょう。適度な水圧のマッサージ効果で、顔がひと回り小さくなるかも!?
<顔をすっきりさせるシャワーの浴び方>
- 顎からほほ、こめかみまでシャワーを当てます。
- 鼻から目の周りを通って再度こめかみまで当てます。
- これを何度か繰り返しましょう。
顔に当てる時はシャワーの温度はややぬるめに。顔の皮膚は身体よりも薄いので、熱いシャワーを直に当てると刺激になってしまい、肌を乾燥させる原因になります。
水圧の刺激でリンパの流れが良くなればいいので、温度が高すぎないように注意して下さい。
二の腕のプルプルが気になる場合
手の先から脇に向かってシャワーを当てていきましょう。脇の下にもリンパ節がありますから、そこは特に念入りに。
腸の動きも促進するお腹マッサージ
便秘がちな人や痩せにくい体質の人はお腹が冷えていることが多いのです。
おへそを中心に時計回りにシャワーを当てて、内臓をしっかりと温めていくとともに、腸の蠕動運動も促進しましょう。
シャンプーの時間も無駄にしない!
シャワーを浴びるだけじゃなく、髪を洗っている時間もダイエットに役立ててしまいましょう。
風呂桶か洗面器にお湯を溜めて足をつけるだけで、ダイエットのサポートになるんです。
- 1日中座りっ放しのデスクワーク
- 立ち仕事が多い
など、下半身にリンパや血液が溜まりやすい人ほど試して欲しい方法です。
髪を洗いながら、40度くらいのお湯を入れた風呂桶に足をつけておきます。シャンプーしている間も下半身を温めて代謝を良くしてくれます。
朝の水シャワーで脂肪燃焼効果アップ
朝の水シャワーなんて考えただけでも鳥肌が立ちそうですが、これがダイエットには効果大!
髪や身体を洗った最後に、冷たいシャワーを浴びるだけ。首の後ろから肩甲骨にかけて冷たいシャワーをかけることで、身体が温まろうとする働きを活性化させます。
これは、
- 冷水風呂
- 寒中水泳
と同じで、冷えた身体を温めようとするので、脂肪燃焼の効率が上がるといわれているんです。
朝冷水を浴びることで新陳代謝も良くなるので、美肌効果も期待できますよ!
シャワーダイエットの効果を高める方法
気になるところにシャワーを当てるだけの簡単なダイエット法ですが、さらにその効果を高めるにはどうすればいいか、プラスアルファのポイントをお伝えしますね!
温冷シャワーを交互に浴びる
少し熱めのシャワーと、温度を下げたシャワーと交互に浴びる温冷浴で、さらに刺激を与えることができます。
とはいっても、「冷水」を浴びる必要はありませんよ!40度くらいのシャワーを浴びたら、次は35度くらいの体温より少し低いくらいの温度で試してみましょう。
慣れてきたら、少しずつ温度を下げていけばいいでしょう。最後は水で終わるようにするのがポイントです。
アロマもプラスするとさらに効果的!
朝からしっかりと交感神経の働きをよくしていきたいなら、シャワータイムにアロマオイルもプラスしてみませんか?
浴室の隅に数滴アロマオイルをたらしておくと、シャワーを浴びている時に浴室に香りが広がるので、アロマテラピー効果が得られます。
気分をすっきりさせて、交感神経の働きを良くするには、
- ローズマリー
- フェンネル
- ペパーミント
などがおすすめですよ。
グレープフルーツやレモンなど、柑橘系の香りも気分をリフレッシュさせてくれるのでいいですね。
毎日のシャワーで痩せ体質を作る!
シャワーの当て方次第で代謝が上がるなんて驚きましたね。
毎日何となく浴びていたシャワーも、当て方や温度、水圧などをちょっと替えるだけでダイエット効果を得られるなら、シャワータイムも楽しくなりませんか?
ただし、ダイエットの基本は消費カロリー>摂取カロリーです。シャワーの浴び方を工夫するとともに、食事の量や栄養バランスなどもしっかり考えていきましょう!
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