冬でも紫外線対策を!日差しが弱くても冬の紫外線は油断大敵
Date:2017.12.04
肌が受ける紫外線ダメージは日焼けだけではありません。それはわかっているはずなのに、日焼けという目に見えるダメージがなくなってしまうと、紫外線対策もつい疎かになりがちです。
たしかに冬になると、紫外線量は夏にくらべて少なくなります。でも、ゼロではありません。ゼロでない限りは少しずつでも蓄積され、肌にダメージを与え続けます。
紫外線によるダメージは、肌の老化に大きく影響しています。アンチエイジングは紫外線対策から。いつまでも若々しくあるために、冬であっても紫外線対策を忘れてはいけません。
この記事の目次
加齢による自然な老化は1割?肌の老化の原因は加齢よりも紫外線!
年齢とともに老化する肌。老いの原因は「加齢」と思われがちですが、加齢による自然な老化は1割程度。残りの9割は紫外線によるダメージによるものだと言われています。
- 肌の弾力の低下
- 色素沈着
- 肌荒れ
- シミ
- シワ
- たるみ
紫外線に長くさらされることにより、さまざまな肌トラブルが生じます。
紫外線は年中降り注ぐ!冬に気をつけたい紫外線とは
日差しが弱くなっても、気温が低くなっても、紫外線は年中降り注いでいます。
紫外線にはUVAとUVB、2つの紫外線がありますが、
- UVA
- 肌深部にダメージを与え、肌の弾力の低下、シワなどの原因に
- UVB
- 肌表面にダメージ与え、日焼け、シミ、そばかすなどの原因に
▲データ参考元:有害紫外線モニタリングネットワーク
家の中にも振り注ぐ!目に見えないUVAダメージに注意!
日焼けの症状がすぐに表れるUVBは窓ガラスを通過できないため、「家の中にいて日焼けした!」と感じる人はあまりいませんが、じわじわと肌深部を攻撃するUVAは窓ガラスも通過!屋内だからと油断していると、気づかぬうちに紫外線ダメージを受けてしまいます。
- 朝日をガンガンに浴びて起きている人(ベッドが窓側・UVカーテンでない)
- 洗面所の日当たりがよい人
- 家の中ではスッピンでいるのが好きな人
- 窓際にテーブルを置いている人
などは要注意です!
冬だからといってUVBほど量が減らないUVA。曇り空でも家の中でも構わず降り注ぎ、気づかれないようにこっそりダメージを与え続けるので、注意が必要なのです。
ぽかぽかして気持ちよくても浴びすぎ厳禁!
では、夏よりも紫外線量がぐんと減ったUVBは気にしなくていいかというと、そうでもありません。
夏の暑さの中では、ギラギラとした日差しを避けて通る人も多いですが、寒い冬となると話は違いますよね。日差しがちょうどぽかぽかと気持ちよく、太陽の下についつい長居してしまいます。
でも、これが危険!
紫外線ダメージは紫外線の強さだけでなく、紫外線に肌がさらされた時間にも左右されるのです。弱い紫外線でも長時間浴び続ければ、強い紫外線を短時間浴びたときと同じくらいの紫外線量になることもあるのです。
冬だからと油断は禁物!無防備な肌でうっかり日差しを浴びすぎて、夏よりも大量の紫外線を浴びることにならないよう、気をつけなければなりません。
異常気象でうっかり!?積雪にも要注意!
スキー場など雪山に行くときはしっかり日焼け対策をしていかないと、びっくりするくらい、こんがりと肌が焼けてしまいます。これは積もった雪が紫外線を強く反射してしまうからですが、雪が積もるのはスキー場に限ったことではありません。
元々、積雪の多い地域に暮らす人であれば、冬の日焼け対策も慣れたものかもしれませんが、ここ数年、異常気象により、普段はあまり雪が降らない土地にも、突然雪が降り積もるようなことも起きるようになりました。
冬には冬の紫外線対策!季節に合った紫外線対策を!
冬にも紫外線対策が必要!といっても、夏と同じUVケアをしなくてはならないのかというと、そうではありません。
必要以上に日焼け止めを塗ることは、肌の負担となり、それが原因で肌トラブルを起こすこともあるからです。
一度に強い紫外線が降り注ぐ夏と、同じケアをする必要はありません。
- 季節にあった紫外線対策
- 生活シーンにあった紫外線対策
を考えてみましょう。
冬の紫外線対策は「肌に優しく」を第一に考えてOK!
紫外線によってできるシミですが、化粧品が原因でもできるって知っていますか?そして、その化粧品によるシミで最も多いのは、美白製品と紫外線吸収剤を使用したUV製品によるものなのです。
UV製品に含まれる紫外線防止剤には2つあります。
- 紫外線散乱剤(無機系素材)
- 紫外線吸収剤(有機系素材)
このうち、紫外線吸収剤はアレルギー反応を起こす人がいたり、肌への刺激が強かったりと、肌に対する悪影響が心配されます。
紫外線吸収剤を使用したものは、下記のような特徴があります。
- 汗に強く、崩れにくい製品が多い
- 紫外線防止効果が安定している
- 塗ったあとが白くならない
冬場は下記の表示があるUV製品を選ぶとよいでしょう。
- 紫外線吸収剤無配合
- 紫外線吸収剤フリー
- ノンケミカルサンスクリーン
また、冬は乾燥の季節。保湿効果もある乳液タイプのものを選ぶなど、肌に優しいケアを心がけたいですね。
肌の露出を少なく&UVカットメイクで紫外線を防ぐ!
紫外線散乱剤であっても、極力、肌に塗りたくない。そんな人もいるかと思います。そういう人は、いつもの生活の中で紫外線を防ぐ工夫をしてみてはいかがでしょうか。
夏と違って、防寒のため肌の露出がもともと少ない冬。紫外線を意識して、さらに露出を少なくするよう心がけるだけでも随分と違いますし、紫外線がそんなに強くないのでほんの一工夫で十分防げます。
- 首元はマフラー、手は手袋でガード
- 帽子をかぶる
- ファンデーションや化粧下地、リップにUV効果があるものを選ぶ
- 寒くても日影に入る
通勤やちょっとした外出ならUVファンデーションなどだけでも大丈夫ですが、長く外にい続けなければならない場合や、屋外でのスポーツなど、紫外線を多く浴びることになる場合は、しっかりとケアする必要があります。
家にいるときはスッピンでいたい!そんなあなたは
家にいるのにお化粧なんて面倒という人、肌断食に力を入れている人は、肌が無防備な状態なので、ちょっとした日差しにも気をつける必要があります。
- 窓際には極力近寄らない
- UVカット加工されたカーテンを引く
- 窓ガラスにUVカット効果のあるフィルターを貼る
- 洗濯物干し、花の水やりなど、短時間でも外に出るときは、衣類や帽子などでしっかりガードする
一日中一歩も家の外に出ないのであれば、カット率の高いUVフィルターなどを家中の窓に貼りまくることである程度対策はできそうですが、洗濯物を干したりするなら、やはり厳しいものが…。
肌へのダメージを極力抑えたいのであれば、衣服で覆えない顔だけでも、UVミルクを塗ったり、UVパウダーファンデーションを軽くつけたりした方がよいでしょう。
ミネラル100%のパウダーファンデーションなら、化粧下地も不要で軽い着け心地。そのまま寝ても大丈夫なくらい肌にもやさしくておすすめですよ!
50歳になったときに慌てないために冬でも万全の紫外線対策を!
紫外線ダメージは後からやってきます。日焼けのようにすぐに表れるものもありますが、冬の紫外線は長い年月をかけて徐々に肌に変化をもたらします。肌の色、肌の弾力、キメ。少しずつ少しずつ肌を老化させます。
紫外線対策をするとしないとでは、50歳ぐらいになったとき、お肌に明らかな差が現れるそうです。
一度浴びてしまった紫外線は、後から取り消すことはできないのです!いつまでも若々しいお肌でいるために、一年を通した適切な紫外線対策を心がけたいですね。
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