これって「SNS疲れ」?SNSに疲れてしまう原因と対処法
Date:2018.11.07
今ではコミュニケーションツールとして欠かせないSNS。新しい情報を見つけたり、SNSそのものが楽しかったりとメリットがある一方でSNS疲れを感じる瞬間はありませんか?
- 仲の良い友人の知らない一面を垣間見てしまいモヤモヤ…
- 他人のキラキラした生活と自分の生活を比べてクヨクヨ…
- 緊急でもないのにしょっちゅう来る連絡にイライラ…
などSNSを使うことで生まれてしまうネガティブな感情に左右されるのは疲れますよね。リアルな人間関係でもないSNSで疲弊してしまうなんて自分でもいやになってしまうもの。
そこで今回はSNS疲れの原因、対処法をご紹介します。
SNSに振り回されず適度な距離感を保つコツを身につけましょう!
この記事の目次
SNSで疲れてしまう原因とは?気遣いやプレッシャーでぐったり
いろいろな人とつながることができて、投稿するのも人の投稿を見るのも楽しいSNS。
しかし、顔が見えないなかでのやりとりに気を遣ったり、SNSを見て生まれるネガティブな感情に疲弊したり…なんて経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
まずはSNSで疲れてしまう原因からチェックしていきましょう。
フォロワーの数や「いいね」の数が気になる
実際の交友関係において相手に何人友達がいるのか、自分より多いのか少ないのかなんてわからないもの。
しかし、ありとあらゆることが数字として表示されてしまうのがSNS。
- 友達やフォロワーの数
- 「いいね」の件数
- コメントの件数
など何かにつけて数にされるといつもは気にしないことも気になってしまいます。
自分と友達のフォロワー数を比較したり、フォロワーの増減に一喜一憂したり、数字で気分が上下してしまうのはSNS疲れの大きな原因のひとつです。
リアクションしなければという義務感
深く考えずに、単純に好きだと思う投稿にリアクションをするだけならストレスも感じないはずです。
しかし、相手の投稿に対して「何かリアクションしないと悪いかな…」「コメントしておかないと後で気まずいかな…」などと義務感や気遣いで交流を続けていては精神的に疲れてしまうのも当然です。
リアルの付き合いもSNSもどちらも円滑にしようとすると気疲れも起こりやすくなります。
他人の生活に嫉妬してしまう
SNSのなかでも特にInstagramは写真がメイン。アプリを開くと楽しそうだったり、オシャレだったり…いかにも「リア充」といった感じの写真が溢れていますよね。
- 彼氏とのラブラブ投稿
- 家族や子供の自慢
- 高級品やブランド品などの写真
- 収入などお金に関すること
嫉妬してしまう自分に対するモヤモヤ、嫉妬すると分かっているのに見てしまうというジレンマもストレスになります。
SNSに投稿する写真撮影に疲れる
「SNS映え」「インスタ映え」と言われるようにSNSにあげるための写真撮影を楽しんでいる方もいますよね。
しかし、「もっと良い写真を撮りたい」「もっとキレイに見せたい」と夢中になりすぎるのも問題です。
- 食事、買い物、旅行などいろいろなことの目的がSNS映えする写真撮影になる
- 誰かと一緒にいてもお互いが写真を撮るのに夢中になってコミュニケーションが二の次になる
こういったことが続いて、いつの間にかこだわってしまう自分自身に疲れてしまっていた、なんてこともあり得るのです。
SNS上の人間関係で悩んでしまう
リアルの人間関係以外の人とのやりとりを楽しめるのもSNSのメリットですが、顔が見えないからこそ起こるトラブルもあります。
- 投稿内容にネガティブなコメントをつけられた
- 興味のない勧誘やダイレクトメールが届く
など不快な思いをしたり、投稿した内容が炎上してしまうなんていうケースもあります。
文字だけでやりとりをしているとなると誤解も生じやすいもの。顔をつきあわせたリアルな関係ではないからこそ起きてしまうトラブルに悩まされるのもSNS疲れのひとつです。
見たくない情報も目に入る
SNS上では常に情報が飛び交っています。
- 見ていないドラマの結末、試合の結果など知りたくない情報
- 誰かが誰かを攻撃しているコメント
- 苦手なジャンルの写真や動画
など見たくない情報をうっかり目にしてしまうこともありますよね。
たくさんの情報に触れられる一方で、「自分が避けたいと思う情報を避けられない」「コントロールしきれない」ということにストレスを感じることもあります。
SNS疲れの対処法!快適に利用できるように使い方を見直そう
毎日の生活に根付いているので忘れがちですが、SNSの利用は義務ではありません。そのため自分が快適に利用できるよう、使い方を決めてしまえばOK!
SNS疲れを感じているなら普段の使い方を見直してみてはいかがでしょうか?
SNSを見る時間を決める
SNSを眺めているとあっという間に時間が経ってしまいますよね。空き時間に少し見るだけのつもりが気がついたら何時間も経っていた、ということもあります。
そんなことにならないためにはSNSを見る時間をきちんと決めることが大切です。
- 朝の通勤時間はSNSを見て、帰りの通勤時間は読書をする。
- お風呂に入る前の1時間はSNSをして、お風呂からあがったらスマホを見ない。
などライフスタイルに合わせて時間を制限しましょう。
どうしても長時間見てしまうという人は強制的に使用時間を制限してくれるアプリを利用するのもおすすめです。
通知をオフにしておく
SNSを使う時間を決めても通知音がなるとどうしても気になってしまうもの。通知音でスマホを手に取ってそのままダラダラ見てしまう、なんてことも多いですよね。
それならばいっそのことSNSの通知をオフにしておきましょう!
音が鳴らなければ気になることもありませんし、取り込み中に連絡が入って煩わしい思いをすることも防げます。
SNSを使い分ける
LINEでもつながっていてFacebookでもInstagramでもやりとりしている、そんな相手が増えれば増えるほどストレスも感じやすくなるもの。
SNSにはそれぞれ特徴があるので以下のように使い分けてみてはいかがでしょうか?
- 【LINE】連絡をとりやすいLINEは家族や友人などプライベートで本当に親しい人のみに限定する。
- 【Facebook】実名登録のFacebookはリアルでつながっている人に限定する。「”友達の友達”や”会ったことがない人”とはつながらない」と決める。
- 【Instagram】趣味専用のSNS。リアルで付き合いのある人とはやりとりせず、SNS上のみで交流する。
- 【Twitter】いち早く情報が入手できるTwitterは情報収集専用とする。
上記はあくまでも一例ですが、このようにSNSによって使い方を変えると負担も軽減できるでしょう。
アカウントを使い分ける
SNS投稿の内容によっては「この人には見られたくないな」「この人に見られたらどう思われるかな」と不安になることはありませんか?
「オシャレな投稿をしたいけど仕事関係の人に知られるのは恥ずかしい」
「友達との思い出の投稿を職場の人に見られたくない」
「子供に関することはママ友とのやりとりに限定したい」
このように投稿内容によってやりとりする相手を選びたいという人におすすめなのがアカウントの使い分けです。
TwitterやInstagramの場合、ひとりで複数のアカウントがもてます。
- プライベートの友達とのつながりを楽しむアカウント
- 料理、美容、読書など趣味専用のアカウント
などアカウントを使い分けるとそのアカウントでつながる人も限定できるので余計なストレスを感じずにSNSを楽しめます。
SNSの断捨離をする
時間を決めても使い方を変えてもSNS疲れを感じるなら、思い切ってSNSの断捨離に踏み切ってみてはいかがでしょうか?
- 以前は投稿していたけど最近は使っていないもの
- 気になって開くものの嫌な気持ちになることが多いもの
- 面倒な人とつながってしまったもの
などなくても困らないアカウントやあるだけでストレスになってしまうアカウントはいっそのこと削除してしまいましょう。最初は物足りなく感じることもあるかもしれませんが、ストレスから解放されて気持ちがスッキリするかもしれません。
そのまま完全に削除してしまっても良いですし、新しいアカウントを作るのも良いですね。やっていて楽しくないSNSに固執することはありません。自分が楽しいと思う方法でSNSとつきあっていきましょう。
SNSと上手に付き合うための心がけ。時には割り切ることも必要
SNSを楽しめるかどうかは自分次第です。SNSと上手につきあっていくための考え方のコツをご紹介します。
SNSに投稿されるのは良い面だけと理解しておく
SNS上に素敵な写真がズラリと並んでいるとまるでその人の人生そのものが充実しているように感じがちですが、それはあくまでも生活の一部分。
SNSに投稿されているのはその人のすべてではありません。一面であり、しかも良い部分だけ!
SNSは良い面をクローズアップして投稿しているのだから素敵に見えて当然ということを理解しておきましょう。
人と比べるのをやめる
SNS上には実にさまざまな人がいます。だからこそ、時には自分とは真逆の考え方にイライラすることもあるかもしれません。
しかし、仕事、生活、価値観…それぞれ違うのが当たり前。自分と違うところを見つけるたびに過剰に反応していてはキリがありません。
人は人、自分は自分というスタンスでいるように心がけましょう。
期待をしない
実際の人付き合いと同じくSNSも相手がいる以上、必ずしも期待した反応が返ってくるとは限りません。
「いいねは○件くらいになるはず」
「フォロワーが増えるかも」
「きっと○○さんからコメントがくる」
など過度な期待をしていると予想外の反応だったときにショックを受けてしまいます。余計な期待は楽しみの妨げになります。
- 相手のリアクションに期待しない
- 予想外の反応があるもの
とあらかじめ意識しておくこともSNS疲れを防ぐ方法のひとつです。
相手の反応ありきではなく自分が楽しいと思える投稿をすれば十分なはずです。
意外と多いLINE疲れは自分でルールを作って気疲れを回避
実は連絡ツールとして身近なLINEもSNSのひとつです。
LINE疲れの原因と対策についてもご紹介しておきますので、心当たりがある方は参考にしてみてくださいね。
LINE疲れ
手軽に、密にコミュニケーションがとれるLINE。まるで会話のようにやりとりができるので便利ですが、その便利さこそが以下のようなLINE疲れの原因になっているようです。
- 「早く返信しなきゃ」と焦ってしまう
- メールが届いたときは「後で返事しよう」と思えても、LINEできた連絡には「早く返信しなきゃ」と感じることはありませんか?まるで会話をしているようなテンポでやりとりができるLINEの場合、返信しないでいることに罪悪感を感じがち。特に誰かと一緒にいるときや外出中、取り込み中だといつ返信しようか気になってしまいますよね。
- 長いやりとりを切り上げるのが難しい
- ちょっとしたことでも気軽にやりとりできる反面、緊急でもない要件でダラダラと会話を続けるのが面倒に感じてしまうときもありますよね。「切り上げたい、でも切り出せない…」とモヤモヤしながらやりとりを続けてしまうのもまたストレスです。
- 既読・未読の機能
- メッセージを受け取ったときに「既読」にしてしまったら早く返信をしなきゃと慌ててしまいますよね。メッセージを送ったときも相手がなかなか「既読」にならなかったり、時には数日間「未読」のままだったり、「既読」なのに返信がなかったりと何かとやきもきしてしまうのが既読・未読の機能です。
- 鳴りやまないグループライン
- 取り込み中にグループラインの通知が鳴りやまなかったり、ふと開いたら何十件もの通知が来ていたり、複数人と会話できるのが便利なときもあればうんざりしたり面倒に感じることもあります。
他のSNSに比べてLINEのやりとりは実際の付き合いがある人が中心になります。
「相手に誤解を与えないように」「相手を不快にさせないように」という小さな気遣いの積み重ねもLINE疲れの原因と言えそうです。
対応する時間を決める
LINEは気軽にやりとりができる分、常に相手のペースに合わせて対応していては疲れてしまうのも当然。
LINEもチェックする時間、返信する時間など対応するタイミングを自分で決めてしまいましょう。
あらかじめ見る時間を決めておけば一日中LINEの対応に追われるなんてことも防げます。
- 日中、仕事で忙しい人→チェックも返信もすべて夜にする
- 夜は子供のことや家事で忙しい人→朝と昼に対応したら夜は見ない
「○○しているときは見ない」と決める
自分ひとりで好きなことをしているときならすぐに返信、対応できますが、誰かと一緒にいるときは内容を確認するのも返信するのも後でゆっくりしたいと思うもの。
また、食事の用意をしていたり、外出中だったりとひとりであってもすぐに返信できないときもあります。
そんな「返信したいけどできない」という状況で無理に対応しようとするのはやめましょう。「~しなきゃ」と思うことこそがストレスなので、「○○しているときは見ない」と自分で決めてしまうのがおすすめです。
- 友人と会っているときはLINEの対応はしない
- 家族と一緒に過ごしているときははLINEを見ない
とは言え、突然LINEの連絡がつかなくなったり、未読の時間が長くなると相手も心配してしまいますし、場合によっては「どうして返信しないの?」「もしかして私のこと避けてる?」など相手に誤解を与える恐れがあります。
トラブルを避けるためにも、LINEを見る時間を決めたことを伝える、緊急のときは電話連絡をお願いする、などあらかじめ説明しておきましょう。
SNSに振り回されない!適度な距離感で付き合い方を見極めよう
大切なのはSNSに振り回され過ぎないこと。
「SNSが楽しくない」「SNSを見ると落ち込む」
そう感じたときは相手の反応や他人の情報に振り回されている証拠です。一度距離を置いて、自分のリアルな生活に意識を向けてみるとSNSがすべてではないことに気づけます。
義務でもないSNSで疲れたりイライラしているなんてもったいない!
SNSとは適度な距離感で上手につきあっていきましょう!
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コメント一覧
新たな価値が生まれては変わってを繰り返しているけど、利用価値の本質にあるのはそれを扱う人の心。SNSやインターネットみたいなデジタルとはほどほどに、アナログに人と触れ合うこと、直接想いを言葉で伝えることも忘れてはダメですよね!
宮瀬さんの記事、楽しみにしてます♪