500kcal以上消費できるスポーツ・運動。消費量UPのコツも
Date:2019.11.05
ダイエットで大切なのは、食事と運動です。食べ過ぎてカロリーをたくさん摂取してしまったら、消費カロリーの高い運動で体を動かしましょう。
ご飯2杯分やカレー1人前はおよそ500kcalに相当します。しかし、1日で500kcalを消費するのは意外と大変です。
ただ運動するのではなく、どんなスポーツ・運動を何分すれば500kcal以上消費できるのかを知っておくと、ダイエットが成功しやすくなります。
そこで今回は、500kcal以上消費できるスポーツ・運動をご紹介します。運動する際の目安にして、ダイエットに活かしてみてくださいね。
この記事の目次
消費カロリーが高く、500kcal以上消費できるスポーツ・運動
カロリーの消費量は体重や性別、筋肉量などによって異なりますが、500kcal消費できる運動を毎日行なうと、1ヶ月で約2kg痩せるとされています。
まずは、消費カロリーが高いスポーツ・運動からご紹介します。激しい運動のため、どのスポーツ・運動も1時間〜1時間半ほどで500kcal以上消費できます。運動が得意な人におすすめです。
ボクシングは1時間前後で500kcalを消費。全身を引き締める
ボクシングはパンチやキックなどの激しい動きから、カロリーを多く消費するというイメージが強いでしょう。実際にボクシングは消費カロリーが高く、約50分〜1時間で500kcal消費できると言われています。
サンドバッグやミットを使用しないシャドーボクシングでも消費カロリーは大きく、3分間で約30kcalを消費するとされています。
ボクシングは大変激しいスポーツで、短時間でも大量に汗をかきます。休憩を入れ、水分を補給しながら行なうことが大切です。
水泳は消費カロリーが高い。おすすめは長時間続けやすい平泳ぎ
水泳も消費カロリーが高いスポーツの1つ。泳ぎ方によって消費するカロリーの量が違います。500kcal消費するのにかかる目安時間は次の通りです。
- バタフライ…約55分
- 平泳ぎ…約60分
- クロール…約78分
- 背泳ぎ…約90分
ダイエットにぴったりなのは、平泳ぎです。長い時間泳ぎやすく、バタフライの次に消費カロリーが高いためです。
しかし、速いペースを保ったまま1時間近く泳ぐのは困難でしょう。前半30分は速く、後半30分はゆっくり泳ぐことをおすすめします。この泳ぎ方でも、クロールや平泳ぎなら消費カロリーは約480〜500kcalです。
テニスは走る機会が多く、消費カロリーが高い。素振りでも◎
テニスはコートが広く、試合中は走る機会が多くあります。ラケットをスイングする時は腕や腰、走れば脚の筋肉を多く使います。
テニスは消費カロリーが多いスポーツに分類され、約90分で500kcalほど消費できると言われています。
友達とテニスをしたり、テニススクールに通ったりと、比較的楽しくできるのも嬉しいポイントです。素振りでも腕や腰、お腹を動かすので、脂肪燃焼効果が期待できますよ。
サッカーやフットサルは、ダイエットにも健康維持にもおすすめ
サッカーはドリブルやパス、シュートなど、足腰を多く使うスポーツです。急にダッシュしたり、止まったりと動きに緩急もあり、激しい運動が長時間続きます。
サッカー1試合90分を続ければ、軽めに動いても500kcal以上消費できるとされています。真剣に試合をすると、750kcal近く消費できます。
筋肉を鍛えることができる他、
- 心肺機能を高める
- 脂肪の量を下げる
といった効果も期待できます。ダイエットだけではなく、健康維持にも役立ちます。
サッカーと動きが似ている、フットサルもおすすめです。足腰の筋肉を鍛えられ、1時間でおよそ350kcal消費できますよ。
バスケットボールでカロリー消費するなら、とにかく動く!
バスケットボールは
- 走る
- ボールを投げる
- ジャンプする
- ディフェンスをする
などの運動を行ないます。試合中は走り回るため、消費カロリーは水泳やボクシングと同様に高く、1時間で約500kcalとされています。
消費カロリーをもっと増やすには、とにかく動くことがポイントです。ダイエットのためにカロリーを消費したいなら、以下のようにしっかり体を動かしましょう。
- リバウンドの時はジャンプする
- ルーズボールを諦めずに追う
バスケットボールに参加する際、手抜きをしようと思えばできます。しかし、手を抜けば消費カロリーは少なく、筋肉もあまり使われません。痩せるためにバスケットボールをするなら、怠けずに動きましょう。
ボルダリングは全身の筋肉を使い、体に大きな負荷がかかる
ボルダリングはホールドと呼ばれる石を使い、壁を登るスポーツです。ボルダリングジムには岩場のような壁があり、室内で安全に楽しむことができます。
壁には、難易度の異なるルート(課題)が設けられています。ルートを登るためには腕の筋肉だけではなく、全身の筋肉を使わなければなりません。
全身の筋肉を使う必要があるので消費カロリーは高く、ボルダリング60分で約500kcalを消費します。体を全体的に引き締めたい人におすすめです。
500kcal以上消費できる、日常に取り入れやすい運動
運動する習慣が身につけば、ダイエットが成功する確率は高くなります。しかし、スポーツが苦手で、日頃ほとんど運動しない人には難しいですよね。
そこでここからは、日常に取り入れやすく、500kcal以上消費できるスポーツ・運動をお伝えします。運動が苦手な人は、まず体を動かすことを習慣にしましょう。
約75分のランニングで500kcal消費。筋トレ後に走ると効果アップ
ランニングの消費カロリーは、体重(kg)×走った距離(km)でおおよその数を計算できます。ゆっくり走った場合、平均の時速は8km/時です。
運動して20分経つと効率的に脂肪が燃焼されるので、20分筋トレした後にランニングをすると、ダイエット効果アップを狙えます。
つまり、ランニングを始める前に筋トレを行なうと、消費カロリーを増やすことにつながります。スクワットなら外でもやりやすいので、おすすめですよ。
サイクリングは約80分で500kcal消費。エアロバイクも◎
サイクリングは、ややきつめの19〜22km/時で約80分自転車を漕ぐと、500kcal消費できます。自転車を漕ぐ動作により、主に下半身の筋肉を鍛えるのに効果的です。
ランニングと同じぐらいの消費カロリーですが、足腰への負担が低く、ケガをしにくいという特徴があります。球技やランニング、水泳よりも疲れにくいため長時間続けやすく、運動が苦手な人におすすめです。
サイクリングの際に負荷をかけるほど、消費カロリーは増えます。
- サドルの高さを上げる
- ペダルをつま先で漕ぐ
このようにすれば消費カロリーが増え、特にふくらはぎの筋肉を鍛える効果がアップします。
また、雨などで外でサイクリングをするのが難しい日は、エアロバイクで代用できます。天気も時間帯も気にせず、自宅で気軽にサイクリングと同様の効果を得られるので、1つあると便利ですよ。
運動する習慣がない人にはウォーキングがおすすめ!継続しやすい
ウォーキングも、運動が苦手な人におすすめです。ウォーキングは負荷が低く、ゆっくり歩けば1時間でおよそ200kcalの消費につながります。
ウォーキングは服を着替えたり、道具を準備したりする必要がなく、気が向いた時にすぐ行なえます。帰宅途中や買い物中などに歩く時間を増やせば、より多くのカロリーを消費できますよ。
ダイエットが成功するポイントは、継続することです。運動が苦手で長続きしない人は、意識して歩く習慣を身につけましょう。
縄跳びは30分で約200〜500kcalを消費。脚やお尻を鍛える
縄跳びは回すスピードによって、消費するカロリーが異なります。30分で約200〜500kcalを消費するとされています。
縄跳びはジャンプを続けるため、体へ大きな負荷がかかり、ウォーキングの2〜3倍ほど消費カロリーが高くなります。
中でも、
- ふくらはぎ
- お尻
- 太もも
の筋肉を鍛える効果が期待できます。
縄跳びは想像以上にハードな運動なので、長時間続けるのは大変です。「3分間縄跳びをしたら休憩」という風に、休憩を入れながら続けてみましょう。
基礎代謝量を増やして、効率よく500kcal消費しよう!
同じように運動をしても、500kcal減る人もいれば、200kcalほどしか消費できない人もいます。消費カロリーは、基礎代謝量や筋肉量に関係しているためです。
基礎代謝は、体を動かさなくても消費するカロリーです。基礎代謝量を増やせば、スポーツ・運動をする際の消費カロリーを増やすことにもつながります。
より短い時間で効率的に500kcal以上消費するために、基礎代謝量を増やすポイントをご紹介します。
低体温だと基礎代謝量が下がる原因に!湯船で体温を上げる
体温が高い人は消費できるカロリーが多く、体温を1℃上げると基礎代謝量は10%上がると言われています。
体温を上げるには、湯船に浸かるのがおすすめです。湯船に10分ほど浸かれば、体温がおよそ1℃上がるとされています。まずは5分でも良いので、1日1回湯船に浸かるようにしましょう。
体温を上げてダイエット効果も得たいなら、次の入浴法をおすすめします。約300kcal消費する効果が期待できますよ。
- 41〜42℃のお湯に3分間肩まで浸かる
- 湯船から出て、3分間休む
- 再び、湯船で3分間肩まで浸かる
- 湯船から出て、3分間休む
- もう1度、3分間肩まで浸かる
休んでいる時間は、シャンプーや体を洗う時間に使いましょう。お湯がやや熱いため、代謝が改善して体温が1℃近く上がる効果が望めます。
筋トレで筋肉量を増やせば、体温と基礎代謝量がアップ!
低体温の主な原因は、筋肉量の低下とも言われています。筋肉量を増やすと体温はもちろん、基礎代謝量も上がります。
筋肉は脂肪燃焼に大きく関わっており、筋肉量が少ない人は脂肪をきちんと燃焼できません。筋肉量が少ないほど、基礎代謝量も減ります。
筋トレで筋肉量を増やせば、運動時の消費カロリーや基礎代謝量が増えて、痩せやすくなります。
運動が苦手な人でもできる、簡単な筋トレをご紹介しましょう。
- あお向けになり、脚をそろえて真っ直ぐ伸ばす。手は床につけ、広げる。
- 息を吐きながら、下腹部を使って両脚を90度上げる。
- 息を吸いながら、両脚をゆっくり下ろす。床につけずに一旦止めて、再び90度上げる。
- 1日10回を目安に、1〜3を繰り返す。
下腹部を鍛えるのに効果的なので、ぽっこりお腹が気になる人はぜひ試してみてくださいね。
タンパク質を摂って筋肉量を増やす。赤身の肉や魚、大豆製品が◎
筋肉量を増やすには、タンパク質の摂取が欠かせません。タンパク質は
- 牛肉や豚肉の赤身
- 鶏肉
- マグロやカツオ、イワシ
- 油揚げや納豆などの大豆製品
などに多く含まれています。
スポーツや運動で500kcal以上消費すると、筋肉は分解が進みやすい状態です。運動後にタンパク質を摂取すれば、筋肉が作られ、筋肉量を増やすことにつながります。
体を動かして500kcal以上消費し、ダイエットを成功させよう
ダイエットのために500kcal以上消費するには、さまざまなスポーツや運動があります。ボクシングやボルタリングは全身の筋肉を使い、たくさんのカロリーを消費します。
ダイエットが長続きしない人は、友達とサッカーやバスケットボールをすれば、楽しみながら続けられるでしょう。
運動が苦手な人には、サイクリングやウォーキングがおすすめです。体への負荷が小さく、500kcal以上消費するのもあまり苦ではないはずですよ。
500kcalはおよそ1食分のカロリーです。500kcal以上消費できれば、ダイエット成功に近づきます。今回ご紹介したスポーツ・運動を続けて、理想の体型を目指してみてくださいね。
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