立ち姿の美しさは肩甲骨から。美と健康の天使の羽の作り方
Date:2019.01.15
年とともに背中に贅肉がついてきている人、スマホの使い過ぎなどで猫背になっている人。あなたの天使の羽=肩甲骨は埋もれてしまっていませんか?
立ち姿の美しさはきれいにピンと伸びた背すじ、美しい肩甲骨があってこそ!自分ではチェックしづらい部位なだけに見逃してしまいがちですが、肩甲骨は若さを保つ上でとても大切なパーツなのです。
肩甲骨の老化は思っている以上に早くに来てしまいます!今日からでも肩甲骨を意識した生活を始めてみませんか?
この記事の目次
若くても油断大敵!肩甲骨の老化は25歳くらいから始まる!
体の中で一番早く老化が現れる場所、それが肩甲骨です。誰でも(「早い人は」とかじゃないですよ!)25歳くらいから衰え始めるというから大変です。
「もっと早く言ってよ!」という30代、40代の女性も、「え、もうそろそろ?」という20代の女性も、肩甲骨を要チェックです!
【チェック1】
右手を上から左手を下から背中に回して手をつなぐ(逆の手も)
【チェック2】
肘を直角に曲げた腕を体の前にもっていき、両手・両肘をつけた状態で、水平以上の高さまで上げる
【チェック3】
背中側で両手を組み、背すじ・両腕をまっすぐ伸ばした状態で45度以上上げる
学生時代は余裕でできていたのに、いつの間にかできなくなっている…そんな人は要注意!肩甲骨の老化が着々と進んでいるのかも!今日からでもトレーニングを始めましょう。
ほかにも、
- 猫背になっていることが多い
- デスクワーク中心の仕事をしている
- 毎日スマホを長時間使用している
など、肩甲骨の歪みや凝りにつながる生活習慣にも注意が必要です。現時点では肩甲骨チェックの結果に問題がない人も、予防的にトレーニングを取り入れることをおすすめします。
動かさないと固まってしまう?天使の羽の鍛え方
背中にぽこっと出ている肩甲骨。背骨にくっついていると思いきや、鎖骨と背筋とで支えられているだけで、背中に浮いている骨なのだそう。
それゆえ、寄せたり、上げたり下げたり、回せたり、自在な動きができるのですが、肩甲骨を支える筋肉が硬くなってしまうと、その可動域は狭くなり、高く腕が上がらない、しっかり腕が回らないという状態になってしまうのです。
腕や足の筋肉、腹筋などと違って、背中は意識しなければすぐに力が抜けて筋肉が衰えてしまいます。
- 意識して肩甲骨を動かす
- 日常的にトレーニングする
など、肩甲骨の老いと戦う努力が必要になります。
日常の動作を意識することによるトレーニング
ダイエットのトレーニングのように「痩せたら終わり」というわけにはいかないのが、肩甲骨のトレーニングです。
肩甲骨周りの贅肉をとることも目的のひとつですが、贅肉がすっきりなくなったからといってトレーニングをやめては、徐々に筋肉は固まり、しなやかな背中の動きが損なわれてしまいます。
そこで一番大切なのは、日々の背中への意識です。
- 背すじは美しく伸びているか
- 肩甲骨をしっかり動かせているか
具体的な動きのとり入れ方としては、
- 歩くときは手を後ろに振ることを意識する
- 骨盤を立てることを意識する
などが有効です。
肩甲骨と骨盤は連動して動いています。腰を丸めないで骨盤を立てるように意識するだけで、背すじもしっかりと伸びてきます。
肩から背中のストレッチによるトレーニング
しっかりとトレーニングの時間をとって、きれいな肩甲骨を作りたいという人には、「寄せて、下げる」を意識したストレッチがおすすめです。
2種類ご紹介します。
- 背すじを伸ばし、真っ直ぐに立つ
- 両手を真っ直ぐ肩幅に上げる
- 両手を肩の真横に下ろす
- 上げ下げ動作を10回繰り返す
- 背すじを伸ばし、真っ直ぐに立つ
- 肘は90度。手のひらを内側に向けて脇腹にぴったりつける(「小さく前にならえ」のポーズ)
- そのまま肘から先を体の真横まで開く
- 元の位置まで閉じる
- 開閉運動を10回繰り返す
背中をきれいにするヨガ「橋のポーズ」
ヨガのたくさんのポーズの中で、初心者でも比較的簡単にできる「橋のポーズ」を紹介します。
- 仰向けに寝た状態から、足はひざを曲げて腰幅くらいに軽く開きます
- 息を吸いながら、骨盤を徐々に天井に向かって持ち上げていきます
(太ももが外向きにならないように注意。足と足が平行になるように) - 肩から膝までまっすぐになったらその状態で5呼吸キープ
- さらに左右の肩甲骨を寄せ、背中の下で手を組みます
(首の力は抜き、肩で体を支えるようなイメージで) - この状態で5呼吸キープ
- 息を吐きながら、体をゆっくりと下ろし、元の姿勢に戻ります
首に故障や違和感のある人は、行わないようにしてくださいね。
すっきりきれいな背中になれるスポーツ「バドミントン」
楽しみながら、きれいな背中を手に入れたい!という人におすすめなのが「バドミントン」です。バドミントンのスマッシュは背中で打つ!と言われるほどに、背中の筋肉をよく使います。
公園でレジャーとしてバドミントンを楽しむだけでは効果も薄いかもしれませんが、なるべく正しいフォームで打つようにすれば、肩から背中をしっかり動かすことができます。
興味がある方は、ぜひ競技バドミントンを。最近は大人になってからバドミントンを始める人も増えていて、地域のバドミントンサークルや、バドミントンチーム、バドミントン教室なども増えています。
私自身、バドミントンスクールに通う娘の練習相手をするうちにバドミントンの魅力にとりつかれてしまい、今では娘とともに競技バドミントンを習うまでに!
私はもともと上半身が太るタイプで、少しでも食べすぎるとすぐに背中にぜい肉がついていたのですが、バドミントンを始めてからは背中は常にすっきりです。お腹がポッコリすることはあっても、肩甲骨がぜい肉に埋もれることはありませんよ!
皮膚は「第2の筋」?スキンケアも忘れずに
皮膚の状態がよい人は筋肉の状態もよいと言われています。同じように運動をしていても、スキンケアをしている人としていない人とでは差が出るというのです。
皮膚がたるむとその内側の筋肉もそれに引っ張られて落ちてしまうことから、皮膚は「第2の筋」とも呼ばれています。
顔や首、手や足などのケアはしても、背中までは気にしていないという人も多いのでは?
見た目年齢が若い人は運動器年齢も若い!
骨や関節、筋肉などの年齢が若く体の機能に問題がない人は、見た目にも若く見えると言います。しなやかな動き、姿勢の美しさ、それらは運動器年齢を若く保っていてこそ得られるものなのです。
特に肩甲骨は老化すると、
- 見た目の姿勢が悪くなる
- バストトップが下がる
- 下腹がぽっこり出る
- お尻が垂れる
- 顔のたるみがひどくなる
など、体のあちこちのたるみにつながり、一気に老けた印象になります。
髪の手入れやお肌のアンチエイジングだけでなく、肩甲骨の老化予防にも力を入れて、いつまでも見た目年齢を若く保ちましょう!
若々しくいられるか、老け込んでしまうかの分かれ目は35歳!
見た目にいつまでも若い人、すっかり老け込んでおばさん化してしまう人。その大きな分かれ目は35歳くらいだと言います。
すでに分岐してしまった人も、今からでもしっかりと!
天使の羽をトレーニングすることは、肩甲骨の周りにある褐色脂肪細胞を活性化し、脂肪を燃やすことにもつながります。ダイエット効果と見た目の若さ、両方が手に入るなんてお得でしょう?
体を動かすのが好きな人はヨガやストレッチ、バドミントンなどのスポーツを取り入れて。動くのが嫌いな人は、座る姿勢や歩き方など日常の動作に気をつけて。自分にあった取り組み方で、美しい背中をぜひ手に入れてくださいね。
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