日焼けした頭皮には早い対処を!正しいケアで頭皮を回復しよう
Date:2018.06.19
一年中紫外線が降り注ぐといわれている昨今、日焼け対策をしていても忘れやすいのが頭部分ではないでしょうか。
顔や体は日焼け止めを塗るのが当たり前なのに、頭上は予防しにくく、日焼け対策をしている方は少ないでしょう。
しかし、気づいたら頭上がヒリヒリしてる…ってこと、ありませんか?
体の中で一番太陽に近い頭上は、顔の2倍以上の紫外線を浴びているとも言われているのです。
あまり聞かない頭皮の日焼け。今回は、今まで気にしなかった頭皮の日焼けのリスクや、日焼けしてしまった際の正しい対処法をご紹介しましょう。
あなどれない頭皮の日焼けリスク
紫外線による頭皮のダメージは、あなどれません。
紫外線は、シミやシワといった老化現象を引き起こすことで知られていますが、頭皮も同じダメージを受けるのです。
自分ではなかなか確認できない場所なので、頭皮の日焼けに気づきにくく、ダメージが蓄積されがちです。
ここでは、そんな頭皮が日焼けしてしまったリスクをご紹介します。
毛母細胞のダメージ
日焼け=紫外線が、髪の毛を作る毛母細胞にダメージを与えます。頭皮が裸のままじわじわと紫外線にさらされ、毛母細胞の働きが徐々に弱まっていくのです。
その結果、育毛機能が低下してしまい、抜け毛や薄毛を促進し、髪を黒くするメラニンが減少し、白髪が増えることに。
頭皮のたるみ
お肌と同じように、頭皮のハリや弾力を保つコラーゲンを破壊し、頭皮にたるみをもたらします。
頭皮は顔のお肌の延長線上にありますよね。頭皮がたるむと、顔のお肌までたるんでしまうのです。
頭皮が剥がれ落ちる
日焼けして鼻の頭や肩や背中などの皮が剥がれている人を見かけたことはありますよね。
頭皮も日焼けをしたら皮がむけます。それがまるでパラパラとフケのように見えるので恥ずかしいですよね。
無理に剥がさず、そっとしておきましょう。
カサブタ
炎症した皮膚を治すためにリンパ液などの分泌物が固まったものが、カサブタになります。かゆみを伴うこともあり、知らず知らずのうちに、フケのように剥がれ落ちたりします。
カサブタも無理に剥がさず、そっとしておきましょう。
頭皮の乾燥によるかゆみと痛み
日焼けをすると、お肌と同じように水分が失くなり乾燥します。
乾燥したらかゆみが発生します。かいてしまうと、痛みが発生します。ただでさえ弱っている頭皮を傷つけてしまい、治りが悪くなるばかりでなく、傷ついた頭皮から細菌が入り炎症を起こしてしまうことも。
頭皮の色素沈着
普通の頭皮の色は、お肌よりも青白い色をしていますが、日に焼けた頭皮は茶色く色素沈着してしまうのです。
ずっと同じ分け目でいると、他の地肌との色の違いに驚くはずです。
その後に影響する頭皮の日焼け対処法
以上のように、頭皮が日焼けしてしまったら様々なリスクがあることが解りましたね。
よって、頭皮が日焼けしてしまったら、その日のうちに早急にケアすることがとても大切なのです。
適切な対処法で頭皮のケアをし、ダメージを軽減しましょう。
とにかく頭皮を冷やす
ヒリヒリしているのは、軽い火傷を起こしているからです。火傷の処置と同じく患部を保冷材や濡れタオルで冷やしましょう。
保冷材は直接ではなくタオルやガーゼに包んで使い、濡れタオルはすぐに温まってしまうので、こまめに取り換えましょう。
シャンプーに気を付ける
ヒリヒリと痛みがある内は、シャンプーするのをやめてぬるま湯で汚れを流す程度にしましょう。
海などに行った後でどうしてもシャンプーで洗いたい方は、地肌や髪の毛に負担がかかるシャンプー液を直接つけるのをやめて、薄めた液を泡だてネット等で泡立ててから、地肌には触れずに優しくシャンプーしましょう。
シャンプーを流すときも、いつもよりも温度の低いぬるま湯で洗い流しましょう。
ジャンプーを洗い流した後は、いつものトリートメント(リンス)は避け、乾いた後に洗い流さないトリートメントを毛先につけるくらいにしておき、頭皮にはつけないように注意です。
濡れている髪の毛を拭くときは、頭皮をゴシゴシしないよう撫でるように拭きます。
ドライヤーをする際は頭皮との距離をとり、同じ個所に当てすぎないように注意しましょう。
また、タオルを被せた上からドライヤーをかけるなど、工夫しても良いですね。
頭皮ケアをする
きれいに汚れを落とした後は、お肌と同じく頭皮のケアをしましょう。
普段お肌に使っている化粧水や乳液でも構いませんが、美白成分やアルコールが入っていない低刺激の化粧水や乳液を患部に塗りましょう。
- コットン
- ガーゼ
につけて優しく塗布します。
最近では、塗りやすく設計されている頭皮保湿ローションが売られています。
かゆくてもかかない
乾燥している頭皮はかゆくなることも。
爪を立ててかくと、よりひどい症状になる可能性が。冷やすなどで、かゆみを紛らわしましょう。
ひどい痛みは皮膚科へ
時間が経つにつれて痛みが強くなってきたり、水ぶくれができていたり、ただれてうんでしまっているような時は、我慢せずに皮膚科へ行き、病院で適切な処置を受けることをお勧めします。
これからは外せない頭皮の日焼け予防対策
頭皮が日焼けしてしまったら、色々と面倒なことになることが解ったと思います。
日焼けした頭皮のケアやリスクを被るよりも、最初からそうならないよう未然に防ぐ方が簡単です。
そうです、日ごろから頭皮の日焼け予防対策をしておくことが賢明なのです。
帽子や日傘を使う
帽子や日傘は手軽に使えるアイテムとして、確実に紫外線から頭皮を守ることができます。
帽子は汗をかいたりと不衛生になりがちなので、洗えるタイプがおススメ。ファッションに合わせて、様々なタイプの帽子をコレクションしても楽しいですね。
サンバイザーをしている方をよく見かけますが、頭上は丸々焼けてしまいます。サンバイザーを使うのなら、プラス帽子をかぶり頭皮を守りましょう。
日傘は、最近男性でもさしているくらいメジャーになってきました。それほど紫外線が強くなっている証拠でしょう。
紫外線を100%カットする完全遮光の日傘がお勧めです。晴雨兼用ならば一年中使えてお得ですね。
日焼け止め
SPFが弱めの日焼け止めを、地肌が出ている分け目やつむじに塗りましょう。髪の毛用の日焼け止めスプレーも販売されているので、まんべんなく振りかけるようにしましょう。
最近では、頭皮専用の日焼け止めもあるので、シーンによって活用してみても良いかもしれませんね。そして、こまめに塗りなおすのが、効果的です。
海やプールなど、帽子や日傘を使えない場合は、紫外線防止効果のあるトリートメント剤などつけておくと安心です。休憩ごとにつけなおすことも忘れずに。
ウォータープルーフタイプのSPFの強い日焼け止めを使わなければならない時は、しっかりとクレンジングをし、地肌に残らないように注意すべきです。
分け目を頻繁に変える
分け目に癖がついてしまい、同じ分け目になってしまいがちですが、日々意識して分け目を変えてみましょう。
長年同じ分け目だと、すでに地肌の色の違いは歴然ではないでしょうか。
分け目を変えることで、頭皮の負担を分散させましょう。
分け目を変えたことのない人は変えようとしても元に戻ってしまうかもしれませんが、縛ったりピンを使ったりしてでも分け目は変えた方が良いですね。
とにかく紫外線を避ける
ちょっとそこまでだし、と日焼け対策をしないで出かけるのを止め、少しの信号待ちの際でも日陰を探したり、とにかく紫外線を浴びないように注意しましょう。
紫外線はギラギラした夏のイメージですが、冬にも曇りの日にも降り注いでいます。
早い適切な処置をし、健康的な頭皮を取り戻そう!
一年中降り注いでいる紫外線。頭皮は何の遮りもなく真っ向から陽射しを浴びています。
少しでもアレ?日焼けしてる?と思ったら、早くに上記適切な処置を施して、健康的な頭皮に回復させましょう。
頭皮も顔の一部と意識して、普段気にしている顔や体と同じように、一年を通して日焼け予防対策を習慣化しておきましょう。
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