リクルートダイレクトスカウト（旧キャリア カーバー）の評判は？

リクルートグループの転職サービスの中でも、「リクルートダイレクトスカウト」はハイクラス向けの転職サイトです。

また、リクルートダイレクトスカウトはスカウトがメインの転職サービスです。サービスは無料で利用できます。

本記事では、リクルートダイレクトスカウトのメリットとデメリットを説明していきます。また、利用に際してよくある疑問点も解説します。

リクルートダイレクトスカウトの5つのメリット

リクルートダイレクトスカウトは、次のような5つのポイントで良い評判を得ています。

リクルートダイレクトスカウトの6つのメリット

• ハイクラス案件が豊富
• 待っているだけでスカウトが届く
• 細かい条件で検索できる
• ヘッドハンターを指定できる
• 非公開の求人が多い

では、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

リクルートダイレクトスカウトにはハイクラス求人が多い

リクルートダイレクトスカウトは株式会社リクルートのグループ会社なだけあり、多くの求人を保有しています。

他の転職サイトでは、ハイクラス求人の取り扱いが少ないため、希望と合致したハイクラス求人は見つかりにくい傾向があります。

しかし、リクルートダイレクトスカウトなら、さまざまな業種や職種のハイクラス求人が集まっているため、あなたの希望どおりの求人を見つけられる可能性が高いです。

リクルートダイレクトスカウトには全体で16万件以上の公開求人があり、年収が「1,000万円」を越えるエグゼクティブ向けの求人に絞っても「4万件」以上の求人が見つかります。※

※記載の情報は2022年1月現在のものです。

リクルートダイレクトスカウトの魅力はスカウトシステム

リクルートダイレクトスカウトの大きな魅力は、「スカウトシステム」にあります。

スカウトシステムとは、リクルートダイレクトスカウトに登録すると、企業側から「スカウト」が届くサービスのことです。

また、今すぐの転職は希望していないが、もっと良い職場があったら転職したいと考える人にもおすすめです。

なお、スカウトは企業からだけではなく、会員と企業の仲介をする「ヘッドハンター」から送られてくることもあります。

リクルートダイレクトスカウトは細かい条件で検索できる

リクルートダイレクトスカウトでも、一般的な転職サイトのように「求人の検索機能」が利用できます。「業種」「職種」「勤務地」「年収」といった条件を入力して、希望の求人だけに絞って見つけられます。

「外資系企業」「英語を活かせる」「在宅勤務可」といった、さらに細かい条件設定もでき、「フリーワード」で企業名を入力することでピンポイントで検索も可能です。

リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターは自分で選べる

一般的な転職エージェントでは、転職エージェント側が担当者を決めます。そのため、あなたと相性が良くない相手が担当者になる可能性があります。

しかし、リクルートダイレクトスカウトの場合、「3,000名」※以上のヘッドハンターの中から自分で担当者を探し出せます。

※2021年7月時点

ヘッドハンターの詳しいプロフィールを確認できるので、あなたの希望業界が得意なヘッドハンターを探すことも可能です。

もちろん、ヘッドハンターを探す必要はありません。ヘッドハンターを探すのが面倒な方は、ヘッドハンターから送られてくるスカウトを待ちましょう。

リクルートダイレクトスカウトは非公開求人を多く保有している

リクルートダイレクトスカウトは公開求人を多く保有していますが、会員しか見られない「非公開求人」も多く保有しています。

人気のあるハイクラス求人は、一般公開されていない場合が多いです。

リクルートダイレクトスカウトの2つの注意点

リクルートダイレクトスカウトには、次の2つの注意点があります。

リクルートダイレクトスカウトの2つの注意点

• すぐに転職したい人には向かない
• キャリア不足の場合、スカウトされづらい

では、詳しく見ていきましょう。

リクルートダイレクトスカウトはすぐ転職したい人には不向き

リクルートダイレクトスカウトは、ヘンドハンターからスカウトされるのを待つ必要があります。

すぐ希望に合った企業からスカウトがあればスムーズに転職が可能ですが、なかなかスカウトが来ない場合も考えられます。

そのため、できるだけ早く転職をしたい人にはリクルートダイレクトスカウトをおすすめできません。

十分な経験がない・スキルがない・年収が低いとスカウトされにくい

リクルートダイレクトスカウトは即戦力を求める求人が多いため、スキルが足りない・職務経験が浅い人などはスカウトされにくい可能性があります。

また、現在の年収が低い人も、ハイクラス転職に特化したリクルートダイレクトスカウトではスカウトされにくい傾向があります。

ただし、リクルートダイレクトスカウトが「CAREER CARVER」だった頃より、若い人向けの求人も増えてきています。

CAREER CARVERだった頃は求人を検索するときの年収欄の最低条件が「800万円」で、これより上の年収しか検索できませんでした。しかし、現在は「300万円」から検索が可能です。

リクルートダイレクトスカウトの仕組み

「求職者」は、リクルートダイレクトスカウトに会員登録し、レジュメを作成します。レジュメは、すべての「企業」と「ヘッドハンター」に匿名で公開されます。

「企業」は、求職者のレジュメを確認し、求めている人材像とマッチしたら求職者にスカウトメールを送ります。

「ヘッドハンター」も求職者のレジュメを確認し、適した求人があればスカウトメールを送ります。

会員登録してレジュメを作成すれば、自動的に企業かヘッドハンターからスカウトがもらえるのがリクルートダイレクトスカウトの仕組みです。

リクルートダイレクトスカウトの登録から内定までの流れ

リクルートダイレクトスカウトの転職活動は、次のような流れで進みます。

リクルートダイレクトスカウトの流れ

• 1.会員登録する
• 2.レジュメを作成
• 3.（応募したい企業があれば）求人に応募する
• 4.スカウトメールが届く
• 5.面接から内定へ

転職の流れについて、ステップごとに詳しく見ていきましょう。

1.リクルートダイレクトスカウトに会員登録する

まずはこちらからリクルートダイレクトスカウトの公式サイトに行きましょう。

「会員登録(無料)」という項目があるのでクリック（タップ）します。すると、「メールアドレス」「希望するパスワード」の入力画面が表示されるので記入してください。

「登録する」ボタンを押すと、入力したメールアドレスにリクルートダイレクトスカウトからのメールが届きます。届いたメールに記載されているURLから、会員登録をしましょう。

会員登録では、「パスワード」「氏名」「生年月日」「性別」「都道府県」「直近の年収」「直近の業種」「直近の職種」の入力が必要です。

なお、年収で選ぶのは手取りではなく、税金が引かれる前の「額面」の金額を入力しましょう。

2.レジュメを作成する

個人情報の入力が終わったら、次に「レジュメ」の作成です。

「学歴」「語学のレベル」「直近の職務経歴」などの情報を入力します。見栄を張って嘘を記入するのは絶対にやめましょう。嘘の情報でスカウトメールをもらっても、面接の際にバレる可能性があります。

「職務経歴」は、自分の実績や能力をアピールする場です。あなたを採用するメリットが伝えられるよう、内容を吟味して入力してください。

最後に「希望条件」を入力してレジュメの登録は完了です。転職を急いでいないのなら、希望年収を高めに記入しましょう。

3.求人を検索して応募する

スカウトを待つだけでなく、自分で求人を探したい人はリクルートダイレクトスカウトの検索機能を使って応募先を探しましょう。

早めの転職を目指していないなら、スカウトメールを待つだけでも問題ないです。

気になる企業に応募する場合は、直接応募するのではなく、ヘッドハンターを通して応募しましょう。

4.届いたスカウトメールに対応する

スカウトメールが届いたら、求人の内容を確認しましょう。スカウトの求人内容が気に入らなければ断って次のスカウトを待ちます。

ヘッドハンターの中には、求職者のスキル・希望条件などに関わらず、一斉メールでスカウトを送る人もいます。一斉メールでのスカウトが邪魔ならば、特定のヘッドハンターのスカウトを停止できます。

また、スカウトの中でも「一求入魂スカウト」が送られてきた場合は、必ず確認してみましょう。

一球入魂スカウトは、ヘッドハンターから送信できる数が限られています。

ヘッドハンターが求める限られた会員にのみ送られるため、一球入魂スカウトは非常に価値の高い求人である可能性が高いです。

5.書類選考や面接をクリアして内定へ

スカウトから話が進んだら、後は一般的な転職とそれほど変わりません。職務経歴書を提出して「書類選考」を通過し、「面接」を受けたら内定をもらいます。

企業に提出する履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策などは、ヘッドハンターが相談に乗ってくれるので相談しましょう。

リクルートダイレクトスカウトを有効活用するための2つのポイント

ここからは、リクルートダイレクトスカウトを有効に活用するためのポイントを紹介します。

リクルートダイレクトスカウトの活用法

• 相性の良いヘッドハンターを見つける
• レジュメの内容を充実させる

リクルートダイレクトスカウトの有効活用法について見ていきましょう。

相性の良いヘッドハンターを見つける

リクルートダイレクトスカウトを利用する際に重要なのが、自分と相性の良い優秀なヘッドハンターを見つけることです。

ヘッドハンターの得意な業種・職種や経験年数、経歴などを確認して、相性の良さそうなヘッドハンターを探しましょう。

気になるヘッドハンターを見つけた場合は、ヘッドハンターのプロフィールにある「相談する」のボタンを押すと連絡をとれます。

レジュメは詳細に書き込む

レジュメは、ヘッドハンターが求職者の今までの経験や人となりを知るための重要なものです。ヘッドハンターに見つけてもらうために、自分の実績や経験を「具体的」に記載しましょう。

スカウトメールがまったく届かない人はレジュメの内容を見直すと改善する可能性があります。ヘッドハンターが連絡をとりたくなるレジュメになるよう、一度見直してください。

リクルートダイレクトスカウトでよくある4つの疑問点

リクルートダイレクトスカウトを使う際の4つの疑問点についてまとめました。

リクルートダイレクトスカウトのQ&A

• 登録すると会社にバレる？
• 退会方法は？
• レジュメは複数登録できる？
• スカウトメールの返信期限は？

リクルートダイレクトスカウトの疑問点について、詳しく見ていきましょう。

リクルートダイレクトスカウトに登録すると職場に知られる？

サイト内でレジュメが公開されるため、今の会社に知られるのではないかと不安に感じる人は多いです。

リクルートダイレクトスカウトでは、特定の企業をレジュメが見られないようにブロックができません。

しかし、レジュメは匿名で公開されるため、会社の方に見られてもあなただとはわからないでしょう。

現在の会社がリクルートダイレクトスカウトに登録しているなら、会社の人がわかるほど具体的な内容をレジュメに書くのは要注意です。

リクルートダイレクトスカウトの退会方法は？

リクルートダイレクトスカウトにログインして、マイページの「設定」から退会の手続きができます。

設定画面の1番下にある「退会する」から、「退会手続きへ進む」を選択しましょう。

リクルートダイレクトスカウトでレジュメは複数登録できる？

リクルートダイレクトスカウトで登録できるレジュメは1つだけです。

そのため、外資系企業を志望している場合は「英文」も併記しましょう。

スカウトメールはいつまでに返信する必要がある？

スカウトメールに返信できるのは、メールが届いてから「14日間」です。

なお、14日というのはシステム上の期限のため、求人の募集が埋まれば、応募できない可能性があります。

そのため、リクルートダイレクトスカウトを利用するなら、週に1度はログインしてメールの確認をしましょう。

リクルートダイレクトスカウトの会社情報

リクルートダイレクトスカウトの会社情報は、次のとおりです。

リクルートダイレクトスカウトの会社情報

項目	内容
運営会社	株式会社リクルート
公開求人数	163,966件
利用料金	無料
ヘッドハンター	3,000名以上

※記載の情報は2022年1月現在のものです。

リクルートダイレクトスカウト以外の転職サービス

転職サービスを1つしか使っていないと、各社が用意している「非公開求人」を利用できません。そのため、転職活動をするときは、複数の転職サイトや転職エージェントに登録しましょう。

ハイクラス向けの転職サービスは、次の2つもおすすめです。

ハイクラス向けの転職サービス

転職エージェント	特徴
ビズリーチ	外資系や管理職などのハイクラス求人が豊富 有料サービスが充実している 優秀なヘッドハンターが多数いる
JACリクルートメント	世界11か国への海外転職をサポート 多数の非公開求人がある(60％が非公開求人) サービスクオリティが高い

また、ハイクラス向けだけでなく、もっと幅広く求人を探したい人は一般的な転職エージェントがおすすめです。

リクルートダイレクトスカウトはじっくりキャリアアップを目指す人向け

リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラスの求人を多く保有する転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウトの利用方法は、登録してレジュメを作成した後「スカウト」が届くのを待って進めていきます。スカウトが届くのに時間がかかる可能性があるので、すぐに転職をしたい人には向いていません。

リクルートダイレクトスカウトがおすすめなのは、じっくりと時間をかけて「キャリアアップ」を目指している人です。

<参考＞
リクルートダイレクトスカウト 公式ホームページ