コーヒーの飲み方に工夫を!飲む回数や時間を少し変えて健康に
Date:2018.07.24
仕事や家事の合間などに、コーヒーを飲んでゆっくりするという人も多いでしょう。
コーヒーは
- 香りをかぐと気分が落ち着く
- 飲むと眠気が和らぐ
など、気分転換したい時に飲むこともありますよね。
コーヒーは美容や健康にさまざまな効果をもたらします。飲み方を工夫すれば、さらに効果をアップすることにもつながります。
そこで今回はコーヒーを飲む回数やタイミングなど、コーヒーの飲み方を変えるとどのような効果があるのかご紹介します。
体に悪影響を与えかねない飲み方もお伝えするので、日頃コーヒーをよく飲む人は飲み方を見直す機会としてもチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
コーヒーの効果。4つの成分が体にさまざまな影響を与える
コーヒーはカフェインが含まれていることで有名です。主に次の4つの成分がいろいろな効果をもたらしています。
- カフェイン
- ポリフェノール
- ニコチン酸
- NMP
ブラックコーヒーにミルク入り。味ごとのおすすめの飲み方
コーヒーにはブラックの他、砂糖やミルクを入れる飲み方もあります。では、飲み方を変えると効果にどのような違いがあるのでしょうか?
ここからは味ごとのカロリーや、おすすめしたい人の特徴などについてご紹介します。いつも選んでいる飲み方以外もぜひチェックしてみてくださいね。
ブラックコーヒーはローカロリー!ダイエット中の人におすすめ
砂糖もミルクも入れずに飲むブラックコーヒーは、カロリーが低いのが特徴です。
コーヒー200mlあたりのカロリーはおよそ下記の通りです。
- ブラックコーヒー…約6kcal
- 砂糖入り……約11kcal
- ポーションミルク1個使用……約12kcal
1日1〜2杯ならさほど差はありませんが、何倍も飲むと摂取カロリーは増えてしまいます。
コーヒーには脂肪燃焼効果がありますが、もしダイエット中にコーヒーを飲むなら、飲み方はブラックがおすすめです。
砂糖の入れすぎは摂取カロリー大。スプーン1杯までが目安
コーヒーに砂糖を入れると、前述したように摂取カロリーが増えます。甘いコーヒーを好んで飲む人は、砂糖を入れすぎるとカロリーや糖質の量が増加するので注意しましょう。
スプーン1杯程度の砂糖なら、脂肪燃焼効果にほとんど影響はないとされています。また、ポリフェノールの吸収への影響もないと言われています。
あまり神経質にならず、ブラックコーヒーが苦手な人は少し砂糖を入れ、ダイエット中の人は大量に砂糖を入れないように気をつけると良いでしょう。
胃が荒れやすい人はミルク入りコーヒーがおすすめ
コーヒーにミルクを加えると味がまろやかになり、飲みやすくなりますよね。ミルク入りのコーヒーはカフェインの吸収速度が穏やかになり、胃が荒れるのを防ぐことができます。
また、砂糖と同じく、ミルクを入れてもポリフェノールの吸収に影響はないと言われています。
カフェインがない・少量のコーヒーは、胃を休めたい時に◎
カフェインを取り除いたり、含んでいても少量のコーヒーもあります。カフェインの少ないコーヒーは、大きく3つに分けられます。
- ノンカフェイン(カフェインフリー)
- カフェインを全く含まない飲み物を指します。例えば、水もノンカフェインの1つです。
- カフェインレス
- カフェインが入っていない、またはカフェインを少量含む飲み物のことです。ハーブティーやたんぽぽコーヒーなどがあります。
- デカフェ
- カフェインを含んでいる飲み物から、カフェインを取り除いたものです。カフェインレスの別名でもあります。コーヒー以外に、デカフェのお茶や紅茶もあります。
コーヒーが好きで1日に何杯も飲む人は胃もたれをしやすく、胃痛を感じる日もあるでしょう。「どうしてもコーヒーを飲みたい」という人はノンカフェインやデカフェなどのコーヒーを飲み、胃を休めませるために活用するのもおすすめです。
缶コーヒーは砂糖の過剰摂取に注意!ノンシュガーにも砂糖は配合
缶コーヒーはたくさんの糖分を含むものが多く、飲みすぎると砂糖を摂りすぎてしまいます。
また、低糖や微糖と書かれた缶コーヒーも、1缶あたり約4.6g以下の糖分が入っています。仕事中に缶コーヒーをよく飲むという人は、糖分の過剰摂取に注意しましょう
コーヒーを飲む回数。おすすめは1日3杯、多くても5杯まで
前述したようにコーヒーには病気を予防したり、コレステロール値を下げたりするなど、体に良い効果があります。しかし、飲めば飲むほど健康になるというわけではありません。
例えばブラックコーヒーを飲みすぎると胃が荒れやすく、1日に何杯も飲みすぎないようにすることはとても大切です。
ここからはコーヒーの飲み方を、飲む回数をポイントにしてお伝えします。
コーヒーは1日3杯までが目安。おすすめは朝昼晩に各1杯ずつ
コーヒーの研究は多くなされていますが、1日あたりに飲むコーヒーの杯数の限度は結果がさまざまなです。
多くてもコーヒーは1日4〜5杯まで、と発表している研究結果が大半のようです。また、1日3〜4杯なら病気のリスクを下げるとも言われています。
しかし一方で、コーヒーを飲みすぎると糖尿病のリスクが高まるという結果もあるため、飲み過ぎには注意しましょう。
おすすめは1日3杯です。
- 朝・昼・晩に各1杯
- 昼・夕方・夜に各1杯
などの飲み方なら、起きている時間にコーヒーの効果を得やすくなります。
コーヒーを飲むタイミング。仕事や運動の効率アップにつながる!
コーヒーを飲む時間は朝昼晩の3回に分ける他、自分が求める作用を高めるために飲むという方法もあります。
コーヒーを飲むタイミングによって、仕事やダイエットにさらに良い効果をもたらすことにもつながります。時間を変えることによる飲み方の効果をお伝えしましょう。
昼寝前にコーヒーを飲むと眠気すっきり!覚醒作用まで約30分
午後、特に食後は眠くなる人も多いですよね。昼寝前にコーヒーを飲むと、昼寝の後の眠気を抑える効果が期待できます。
昼寝前にコーヒーを飲んでおけば、起きる頃にカフェインの効果が出始めるので、すっきり起きやすくなります。
海外ではカフェイン入りのコーヒーを飲んで昼寝することを「コーヒーナップ」と呼び、取り入れている企業もあります。ナップは昼寝という意味です。
コーヒーを仮眠後ではなく前にする飲み方に変えれば、眠気を抑えられ、仕事もはかどりそうですよね。
運動の1時間前にコーヒーを飲めば、脂肪燃焼効果アップ!
コーヒーには脂肪燃焼効果があります。ダイエットで運動をしているなら、運動の約1時間前にコーヒーを飲むと、脂肪燃焼効果がアップするとされています。
コーヒーを飲んで1時間程経つとエネルギー代謝が高くなり、脂肪が燃焼されやすくなります。
さらに、コーヒー1杯で摂取したカフェインによる脂肪燃焼効果は約5時間続くとも言われているので、効率的にダイエットしたい人は運動前にコーヒーを飲みましょう。
食後のコーヒーは血糖値の急上昇を防ぐ。糖尿病予防にもおすすめ
食後のコーヒーが習慣になっている人も多いでしょう。コーヒーには
- 血液をさらさらにする
- 血糖値を下げる
効果があると言われています。食後にコーヒーを飲むと、急に血糖値が上がるのを防ぐ作用が期待できます。
食後の血糖値が高い場合、糖尿病のリスクが高まり、太りやすくなるとされています。糖尿病の予防にも効果的です。
コーヒーの香りにはリラックス効果あり。香りをかいで気分転換を
喫茶店やコーヒーチェーンなどでコーヒーの香りをかぐと、「なんだか落ち着く」と感じることはありませんか?コーヒーを淹れると独特の良い香りがしますよね。
コーヒーの香りにはリラックス効果があります。種類によりますが、コーヒーの香りをかぐと脳のα波が多く出現したという実験結果も明らかになりました。α波はリラックスしている時に増加します。
ストレス解消したい時にはまずコーヒーの香りをかぎ、ゆっくり飲みながら過ごすと良いですね。仕事中に気分を落ち着かせたい時にもおすすめです。
注意すべきコーヒーの飲み方。飲酒時や薬を飲む時には控えて!
これまでは主に、コーヒーの良い効果を高める飲み方についてお伝えしました。
ところが1歩間違うと体に悪い影響を与えてしまいます。ここではコーヒーの悪い飲み方についてご紹介します。くれぐれも注意してください。
コーヒーを1日5杯以上飲むと、リスクが高まる病気がある
コーヒーは1日に多くても5杯、とお伝えしました。5杯以上飲むと
- 心臓疾患
- 脳血管疾患
- 呼吸器疾患
のリスクが高まり、体に害を及ぼすと言われています。
コーヒーを飲み過ぎると利尿作用により、トイレが近くなる人もいます。また、寝る前に飲むと覚醒して不眠症になりやすいため、注意が必要です。
胃酸の分泌も増え、
- 胃もたれ
- 吐き気
なども引き起こしやすくなります。肌荒れや頭痛の原因になるケースもあるため、コーヒーは1日3〜4杯程に留めましょう。
空腹時にブラックコーヒーを飲むのは避ける。胃が荒れやすい
空腹時にコーヒーを飲むと、胃もたれを起こしやすくなります。
特にブラックコーヒーは胃が荒れやすいので、空腹時にどうしてもコーヒーを飲みたい人は牛乳を多めにいれることをおすすめします。
アルコールとカフェインは一緒に摂らない!コーヒーは飲酒後に
アルコールとカフェインを一緒に摂る飲み方は要注意です。
カフェインによる覚醒作用で「酒で酔っている」と実感しにくく、過剰にアルコールを摂取する可能性が大きくなります。
お酒とブラックコーヒーを一緒に飲むことはおすすめできません。コーヒーを飲むなら飲酒後が良いとされています。アルコールで肝機能が低下するのを抑える効果が期待できます。
ただし寝る前のコーヒーは覚醒して眠れなくなる可能性があるため、デカフェやカフェインレスコーヒーがおすすめです。
薬をコーヒーで飲まない!副作用を生じる可能性がある
薬とコーヒーを一緒に摂取する飲み方も注意してください。
カフェインは肝臓で分解されるため、肝臓で代謝される薬の効果を阻害する可能性があります。
- 薬の効果が弱まる
- 副作用を招く
こういった危険性もあるので、コーヒーで薬を飲まないようにしてください。
薬の中にはカフェインを含むものもあり、コーヒーを日頃よく飲む人はカフェインの過剰摂取になっていないか特に注意が必要です。コーヒーが欠かせない人は、薬を処方する医師や薬剤師に相談すると良いでしょう。
コーヒーの飲み方を工夫し、日常生活で上手く取り入れよう!
コーヒーの飲み方は
- ブラックにするか砂糖を入れるか
- いつ飲むか
など、味や時間帯で得られる効果が変わってきます。
ダイエットや昼寝前など、コーヒーの飲み方を少し変えるだけで効果アップを狙えます。ただし、飲み過ぎると体に害を及ぼす可能性が高まるので、1日3〜4杯程度にしましょう。
コーヒーの飲み方次第で健康に過ごせます。香りも楽しみながら、生活の中で上手くコーヒーを取り入れてみてくださいね。
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