外出先でもキレイに仕上がる化粧直しのやり方。厚塗り感ゼロ!
Date:2018.07.12
「朝の化粧はキレイに仕上がるのに化粧直しはうまくできない」
「頑張って化粧直しをしてもムラになったり厚ぼったくなる」
化粧直し後のメイクの仕上がりにこんな不満を持ったことはありませんか?
とは言え、どんなやり方をすれば良いかわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は正しい化粧直しの手順とおすすめのやり方を紹介します。
ちょっとした違いで仕上がりが劇的に良くなる化粧直しの方法、知りたくありませんか?
この記事の目次
化粧が崩れる理由は3つ!崩れの原因を知ってお直しを減らす
正しい化粧直しをするためにもどんなことが原因で化粧が崩れるのかを知っておきましょう。
原因1.乾燥による皮脂の過剰分泌
化粧崩れの一番の原因は皮脂です。
- 室内の冷暖房
- 紫外線
- 化粧品
- 間違ったスキンケア
などによって肌が乾燥にさらされると肌のバリア機能が低下して肌内部から潤いがどんどん逃げてしまいます。乾燥を感じた肌は過剰に皮脂を分泌してなんとか潤いを保とうとするのです。
この増えすぎた皮脂と化粧品の成分が混ざることで、テカリ、毛穴落ち、ムラ、ヨレなどの化粧崩れが起こります。
原因2.手や衣服などとの摩擦
化粧した顔との間に摩擦が起きればメイクが崩れるのも当然です。
以下のような場合は衣服や手との摩擦によって知らず知らずのうちにどんどんメイクが剥がれている可能性があります。
- マフラーやストールを巻いているとき
- タートルネックの洋服を着ているとき
- 頬づえをつく癖がある人
- 知らないうちについ顔を触ってしまう癖がある人
原因3.化粧品の密着度の低下
化粧した直後は肌にぴたっと密着していても、時間の経過とともに少しずつ肌から化粧品が剥がれていきます。
すると、
- アイシャドウ、チーク、眉の色が薄くなる
- ファンデーションが浮いて色ムラが出る
といったメイク崩れが起きてしまうのです。
ただし、化粧崩れが起きにくいように作られている化粧品を使うことで崩れにくいメイクを仕込むことはできます。化粧崩れが激しい人はコスメ選びを工夫してみるのもひとつの手段です。
ベースメイクの直し方!肌状態を整えて必要に応じて重ねる
ベースメイクが崩れると「とにかくカバーしたい」「崩れたところを隠したい」という気持ちが先行しがちですが、これが失敗のもと。
キレイな肌を復活させるには以下のような順番でお直ししていきましょう。
- 浮き出た皮脂を抑える
- 汚れを取り除く
- 崩れた箇所をキレイに整える
「最初に土台の乱れを整えてから必要に応じてコスメを足していく」というやり方を意識してみてください。
1.ティッシュやスポンジでテカリをおさえる
日中、鏡をみて最初に目につくのが「テカリ」。ツヤ感を通りこしたような明らかなテカリはすぐにでもパウダーを重ねたくなりますが、ちょっと待って!
テカリは皮脂が浮き出ているサイン。必要なのは上から何かを重ねることではなく、まずは余分な皮脂を取り除いてあげることです。
- ティッシュ
- 何もついていないスポンジ
でテカっている部分を優しくおさえましょう。
激しい化粧崩れが起きていないなら、これだけでもOK!
2.くすみはハイライトで飛ばして目立たなくする
夕方になって気になるのがどんよりとした顔の「くすみ」。
肌のトーンが下がって土っぽく見えるのがいやでついファンデーションで明るさを出したくなりますが、おすすめはハイライトを使ってお直しする方法です。
以下のようなくすみや影が出やすいところにハイライトを使うことで疲れた顔に明るさとハリを演出することができます。
- 白っぽい色のコンシーラー
- 肌色よりも2トーン明るめのコンシーラー
はハイライトとして使うこともできます。
- Cゾーン
- 左右の目尻側、こめかみから頬骨にかけてのラインがCゾーンです。ここにハイライトを使うと目元全体がぱっと明るくなります。また目尻があがって見えるので目元にハリが出ます。
- Tゾーンとあご
- おでこから鼻筋にかけてのTゾーンとあごにハイライトを入れると顔全体に透明感が出せます。
- ほうれい線
- 筆ペン型のハイライトやハイライト効果があるコンシーラーでほうれい線をなぞりましょう。ほうれい線の影が目立たなくなって頬にハリ感が生まれます。
ハイライトやコンシーラーなど部分使いが得意なアイテムを用意しておくと化粧直しを最小限に抑えることができるのでおすすめです。
3.ファンデーションはブラシでのせる
ファンデーションが落ちてしまって、
- 毛穴や赤みが目立っているとき
- 色ムラになっているとき
はやはりファンデーションを使ってお直しする必要があります。
おすすめはブラシを使ってパウダーファンデーションやフェイスパウダーをのせる方法です。
- ふんわり優しく重ねる
- 顔全体にブラシを使うときはふんわりとベールで覆うように優しくすべらせましょう。強くのせると肌に刺激になってしまいますし、ヨレを引き起こす場合があります。
- 毛穴は小さな円を描くように埋める
- 小鼻などの毛穴が気になる部分はブラシでクルクルと小さな円を描くようにして埋めていきましょう。
収納型のブラシなどはポーチの中でもかさばらないので便利です。
4.ひどい化粧崩れは乳液でオフ!
ハイライトで明るさを足してもダメ、お粉のファンデをブラシでのせても直らない…そんなひどい化粧崩れを上から重ねてどうにかしようとしても限界があります。この場合は諦めて、乳液などを使って一度メイクオフしてしまいましょう。
- メイク汚れの除去
- 肌の保湿
の両方がかないます。その後の化粧ノリもアップするのでメイク直しには最適なアイテムです。
ここでは【乳液+コットン】【乳液+スポンジ】の2つのやり方をご紹介します。化粧崩れの程度や持ち歩いているコスメに合わせてやってみてください。
~乳液+コットンでお直しする方法~
化粧崩れがひどい場合はこの方法がおすすめです。コットンでふき取ることでメイク汚れをしっかりふき取ることができます。
- メイク崩れが起きているところに乳液をなじませます。
- コットンを使って優しくふき取ります。
- メイクオフできたら朝と同じ手順でベースメイクをします。
~乳液+スポンジでお直しする方法~
完全にふき取るというより表面をならして整えるのがこの方法です。
- 崩れた部分にのみ乳液を薄くのばします。
- その上からスポンジでおさえて表面をならしましょう。
- リキッドファンデーション手の甲に取り、少量ずつ指でたたき込むようにして肌に密着させましょう。
コンタクトケースに乳液をリキッドファンデーションを入れておけばポーチの中でも邪魔になりません。
5.仕上げにチークで血色感を出す
「ファンデーションでお直し完了!」としている人もいるかもしれませんが、顔に血色感がないと顔色が一気に悪くなってしまいます。
ベースメイクのお直しが終わったらチークで血色感をプラスしましょう。
ブラシを使って、笑ったときに頬が一番高くなる部分にチークをふんわりとのせるだけでOK!
- コンパクトなサイズのもの
- ブラシ付きのもの
など持ち歩き用にひとつ用意しておきましょう。
目元・口元の化粧直しは丁寧に優しく汚れを落としてから
次にアイメイクとリップメイクの直し方です。
パンダ目は綿棒を使って丁寧に汚れを取り除く
マスカラ、アイライナー、アイシャドウ…と目元メイクに使うコスメは多いですよね。そうでなくても、まばたきや表情で何かと動きがある目元はメイク崩れが起きやすい部分。
まずは目元の汚れをしっかりと落とすことが大切です。そこで必要なのが綿棒!
- 乳液
- リップクリーム
などをつけたら目元のメイク汚れを優しくぬぐって取りましょう。
クレンジング成分が含まれたメイク直し用の綿棒を使うのもおすすめです。ひとつひとつが個包装されていて衛生面も安心です。
目元の汚れをオフした後、ブラシでパウダーをサッとのせると化粧もちが良くなります。
まつ毛の直し方
まつ毛のカールがとれていたり、マスカラが落ちてしまったり…とまつ毛のお直しが必要になることもありますよね。
まつ毛はまず、ホットビューラーを使ってしっかりと上向きに整えましょう。その後、ダマをとってマスカラを重ねます。
メイク直しに使うマスカラは、
- 繊維が入っていないもの
- ツヤがでるもの
がおすすめです。ダマになりにくいもの、持ち歩きしやすい小さめサイズのものを選びましょう。
唇に残った口紅はキレイに落とす
会話や食事で知らず知らずのうちに落ちてしまうリップメイク。
そのまま重ね塗りする人やティッシュで落とす人が多いかもしれませんが、キレイなリップメイクのためには以下のような方法がおすすめです。
- リップクリームか乳液で落とす
- 唇に残った口紅やグロスはリップクリームや乳液で落としましょう。綿棒にたっぷり取ったら、口紅となじませるようにしてオフしてください。
- ティッシュでふき取るのは避ける
- 唇の皮膚は薄いので、ティッシュでふき取ると摩擦が刺激になって唇が乾燥しやすくなります。ティッシュでのふき取りはできるだけ避けましょう。
汚れを落とした後はリップクリームで保湿してから口紅などを重ねましょう。
口角のラインを描き足すとよりキレイな仕上がりに!
お気に入りの口紅やグロスをそのまま重ね塗りするだけでも十分ですが、
- リップライナー
- ブラシ
などを使って口角のラインを描き足すとよりキレイなリップメイクが完成します。
あぶらとり紙にミスト…お直しアイテムを使うときの注意点
化粧直しをするときに何かと重宝するアイテムはいろいろありますが、中でも使っている人が多いのがこの2つ。
- 肌を皮脂をとるあぶらとり紙
- 肌に潤い補給ができるミスト
これらのお直し定番アイテムは適切に使えば肌に良い効果をもたらしてくれるのですが、間違った使い方をすると逆に肌に悪影響を及ぼす場合があります。
あぶらとり紙で皮脂をとりすぎない
説明したように過剰な皮脂分泌は乾燥が原因の場合があります。
乾燥によって皮脂が出ている場合、あぶらとり紙で皮脂をとりすぎてしまうことは余計肌を乾燥させることになり、肌はどんどん乾燥の悪循環に陥ってしまうのです。
乾燥予防のためにもあぶらとり紙の使い過ぎには気をつけましょう。
ミストは保湿成分が多く配合されているものを使う
ミスト(ミスト化粧水やミスト美容液)はシュッと吹きかけるだけで肌の保湿ができる優れもの。日中のメイク直しはもちろんお風呂上りなどいろいろな場面で使っている人も多いでしょう。
- 保湿成分が少ないもの
- ほとんど水でできているもの
- アルコールが含まれているもの
などのミストは潤い成分が肌に浸透する前に蒸発してしまうので逆に肌を乾燥させてしまう恐れがあります。
保湿したくて使っているのに逆に乾燥を招いてしまっては元も子もありません。
「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」などの保湿成分が多く配合されているものを選んでしっかり潤い補給ができるように心がけましょう。
化粧崩れしにくいコスメを使って化粧崩れを未然に防ぐ
あれこれ化粧直しのやり方を工夫するのも良いですが、それでも崩れやすいなら朝のメイクを見直してみるのも一つの方法です。
皮脂分泌の量が多い人やテカリやすい人は朝のメイク時に以下のようなアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか?
- 皮脂分泌量を抑える効果がある化粧下地
- 皮脂を固める作用のある化粧下地を使うことで、皮脂とメイクが混ざるのを防いで崩れにくくします。
- 皮脂吸着効果がある部分用下地
- 肌の余分な皮脂を吸着して毛穴を目立たなくする効果がある部分用下地があります。テカリや皮脂崩れを防ぐだけでなく、毛穴を目立ちにくくする効果があるものも登場しています。
- 収れん化粧水
- 清涼感のある使い心地が魅力の収れん化粧水は毛穴を引き締める効果があります。皮脂の分泌を抑えてテカリや崩れを予防します。
化粧直し成功の秘訣は慌てずひとつひとつ丁寧に直すこと!
内容をまとめると、化粧直しでキレイなメイクを復活させる大切なポイントはこの3つ!
- 必要以上に上塗りしないこと
- 汚れを丁寧に取り除くこと
- 綿棒や乳液などお直し用のものを用意しておくこと
メイクが崩れるとつい慌てて上から重ねることでごまかしたくなりますが、まずはその気持ちをぐっと抑えましょう。そして、メイク直し用のアイテムを上手に活用して慌てずひとつひとつ直していきます。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、丁寧に直すことこそがメイク復活の近道です!
化粧直しのやり方をマスターして、朝も夕方もお疲れ顔とは無縁でいたいものですね!
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