赤ちゃんの肌を守りたい!効果的なベビーローションの使い方
Date:2019.04.10
赤ちゃんの肌は、皮膚が薄くちょっとした刺激にも敏感に反応し、水分量も少ないため乾燥しやすくなっています。乾燥すると肌のバリア機能が低下し肌荒れを起こすことに。ベビーローションは、このような赤ちゃんの未成熟な肌をケアして守る役割があるのです。
赤ちゃんの肌を守るためには、適切な使い方をして効果をより高めたいですよね。自己流に間違えた使い方をしていたら、せっかくのベビースキンケアも意味がないものになってしまいます。正しい使い方をして、赤ちゃんのやわらかい肌を保湿して乾燥を防ぎましょう。
どんなベビーローションがあるの?赤ちゃんに合った選び方
毎日の赤ちゃんのスキンケアには、安心安全なものを使いたいですよね。しかし、ドラッグストアにはたくさんの種類があって迷ってしまいます。
- サラサラしている液体タイプ
- しっとり乳液タイプ
- ぷるぷるのジェルタイプ
- オイル配合タイプ
- あせも対応の薬用タイプ など
以上のようにいろいろな種類があるベビーローションの中から、赤ちゃんに合うものを見つけるために、チェックしておきたい点を見ていきましょう。
成分表示を確認
ベビー用とうたってある商品でも成分を確認しなければいけません。アルコールやエタノール、合成香料、着色料、鉱物油、パラベンなどが入っているものは、赤ちゃんの肌には刺激が強すぎて、逆に肌荒れを起こす可能性があります。
毎日でも使いたいベビーローションなので、上記の成分が入っていたら避けるように気をつけましょう。
「無添加」「オーガニック」「界面活性剤フリー」「パラベンフリー」「合成着色料フリー」「低刺激」などと表示してあるものなら安心して使用できますよ。
においをチェック
合成香料で良い香りをつけているものもあるので、注意が必要です。「微香性」や「○○の香り」と表示されているものは、ほとんどが合成香料を使用しています。
良い香りかもしれませんが、作られた香りが赤ちゃんに良いとは思えませんよね。購入する際には、成分表示を確認しましょう。
伸びが良く使いやすい
伸びが悪いと、肌を摩擦で痛めてしまいます。気持ちよくスルスルと伸びればマッサージもしやすく、肌ストレスも起きないので気持ちよくスキンケアができますよね。
舐めても大丈夫
何でも口に入れてしまう赤ちゃんは、ベビーローションをつけたばかりの足や手を舐めてしまう可能性があるので、舐めても安全なベビーローションが必要です。
国内で販売されているベビーローションは、多少舐めても大丈夫なので安心ですが、海外で購入したベビーローションは成分の確認が困難なので、使用しない方が無難です。
保湿効果が高い
保湿のためにベビーローションを使うので、保湿効果が高くなければなりません。
- セラミド
- スクワラン
- ヒアルロン酸
- シアバターオイル
など、安全な保湿成分が配合されているベビーローションを選びましょう。乳液タイプやオイル配合タイプのものは、うるおいを閉じ込めるので保湿効果が高いですよ。
あせも・ニキビには薬用タイプ
汗をかいたり蒸れたりしてあせもができたり肌荒れでニキビができた場合は、薬用タイプのベビーローションがおすすめです。あせもやニキビには、保湿成分たっぷりのベビーローションは不向きでさらに悪化させてしまう可能性があります。
薬用タイプのベビーローションは、あせもやニキビに有効な成分が配合されつつも程良い保湿ケアもできるのですよ。
赤ちゃんの肌に合っている
赤ちゃんの肌は、季節や月齢によって変化します。その時々に応じたスキンケアをしてあげなくてはなりません。急に乾燥し始めたり、あせもができたりなど、肌の変化を感じたら、ベビーローションを変えてみましょう。
また、新しいベビーローションを使う場合は、パッチテストをおすすめします。
- 太ももの内側にちょこっとベビーローションを塗る
- 48時間程度おいて様子を見る
- 塗った箇所が赤みを帯びたり腫れていなければ大丈夫
今まで問題なく使っていたのに、赤ちゃんのコンディジョンが悪い時や急な環境の変化があると、肌荒れを起こすこともあります。そのような場合はすぐさま使用を中止して様子を見ましょう。
肌荒れが改善されない場合は、病院で適切な処置を受けることをおすすめします。
知らなきゃ効果半減!ベビーローションの効果的な使い方
ベビーローションを塗るタイミングは、ママが「塗らなければ!」と感じたタイミングです。基本は朝と晩に塗りますが、日中でも「乾燥しているな」と感じたらすぐにベビーローションを塗ってあげましょう。
ここでは、ベビーローションの正しい効果的な使い方をご紹介します。
体を清潔にする
赤ちゃんの体を清潔な状態にしてから、ベビーローションを塗りましょう。汚れているとベビーローションが入り込むことができない上に、汚れをすり込むことになり兼ねません。
よって、お風呂上りにベビーローションを塗るのが効果的ですね。それ以外の場合は、塗る場所の肌をタオルで拭くなどしてキレイにした後、塗りましょう。
食事後の乾燥しやすい口周りなどは、汚れを拭いてからローションを塗りなおすと良いですよ。
ベビーローションの塗り方
貴金属を外し手を清潔にした後、ベビーローションをたっぷり手の平に取り、広い面は手の平で、細かい部位は指先を使いながら、ベビーローションが肌に浸透していくようにやさしく丁寧に塗りこんでいきましょう。この時、摩擦を起こさないようにローションの量を調整します。
塗りながら赤ちゃんに「気持ちいいね~」「キレイにしようね~」などと声掛けをしながらスキンシップを取りましょう。ママの手から愛情が感じられ安心感を得ることができるのですよ。
最後にティッシュが肌にくっつくほどべたついている位が良い状態です。すぐに吸収されてベタつきも治まります。
また、爪を立てないように気をつけましょう。切りたての爪やガサガサの荒れている手でも、やわらかい赤ちゃんの肌を傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。日ごろからママもスキンケアに気を配るようにしましょう。
クリームやオイルを重ねて塗る場合は、①ローション②乳液③クリーム④オイルの順番に塗っていきましょう。
ベビーローションを塗る順番
朝のお着換え時やお風呂上がりの丸裸状態でベビーローションを塗っていく順番は、着替えさせる順番と覚えておきましょう。
最初はオムツで隠れてしまうお尻からです。次に、背中やお腹など洋服で隠れてしまう部分を塗っていきます。そして、手足を塗り、最後に顔を塗りましょう。
着替える順番で塗っていくと、塗り忘れがなく全身をくまなく塗ることができますよ。
ベビーローションを赤ちゃんに塗ってあげる時には、室温にも気をつけてあげましょう。丸裸で塗る場合はおしっこ対策に厚手のタオルを敷いた上で行うと安心です。
また、「乾燥しているな」と感じたらすぐにその部位の汚れを拭き取り清潔にしてからベビーローションを塗ってあげましょう。乾燥が気になる赤ちゃんには、いつでもどこでも使えるようにコンパクトサイズのベビーローションを持ち運ぶようにしても良いですね。
赤ちゃんのスキンケアには、季節を問わないベビーローションがおすすめ
以上のように、ベビーローションは正しく使うことで、その効果を発揮します。「拭く+保湿」は、赤ちゃんの肌をキレイに健康に保つためのポイントだと覚えておいてください。
毎日使いたいベビーローションは、赤ちゃんの肌に合うことはもちろん、ママにとっても使いやすいものを見つけましょう。そして、「スキンケアは楽しいもの」と赤ちゃんが思えるような雰囲気作りをすることが大切です。
一年中季節を問わず赤ちゃんに使用できるベビーローションでのスキンケアは、赤ちゃんの肌を汚れや乾燥、細菌から守ることができ、赤ちゃんの健康状態を把握できる手段にもなるのです。
スキンシップを取りながら毎日赤ちゃんの肌の観察をして、ベビーローションを効果的に使い、赤ちゃんのみずみずしい肌を守っていきましょう。
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