美容院の頻度ってどれくらいがベスト?目安の期間は存在するの?
Date:2018.10.07
美容院にどのくらいの頻度で行っていますか?
この質問を10人にしたとしたら、おそらく10通りの答えが返ってくるのではないでしょうか。
美容院に行く、という目的によっても、その人の髪の長さや伸びる速さ、量、毛質、髪の色みやヘアスタイルによってもその期間は変わってくるからです。
そう、いきなり正解を言ってしまえば「美容室に行く頻度に明確な決まりはない」ということになります。
しかし、ある程度の目安があればその期間に行きやすいという人も確かにいますし、どのくらいの髪がどのくらいの期間でスタイルアウトするのか知りたいという人もいます。
おおよその平均的な目安を髪型別、カラーやパーマなどデザイン別にピックアップしてみましたので、ぜひご参考になさってみてください。
美容院に行く頻度に決まりや目安は存在するの?
美容師さんに「次は◯◯くらいに来てください」と言われたことはありますか?
筆者はたいていの場合それを無視し、半年、1年と自分の髪を放置してしまうタイプなのですが、実は美容師さんのその発言にはちょっとした理由が存在しています。
決まりはなし!髪型をどのくらいキープ出来るかは個人差がある
冒頭で述べたように、美容院に行く頻度に決まりも正解もありません。行きたいと思った時に行けば良いという人もいます。
ただ、その人の髪質や髪型によっては長期間キープが難しいという場合もあります。
美容師さんが期限を伝えてきた場合、「その日に美容院で作ったヘアスタイルや仕上がりを維持するためにはどのくらいの期間が目安」という意味で「次は◯◯くらいに来てください」と言っていることが多いのだそうです。
食品で言えば消費期限のようなものだと思えばわかりやすいかもしれませんね。
年代もチェック!髪が伸びる速さは平均1ヶ月で1〜3cm
人の頭皮の内側には毛母細胞というものがあり、この毛母細胞が多かったり活発に動いている場合は髪が伸びるのが早いと言われています。
- 小児〜20代くらいまで…2〜3cm/1ヶ月
- 30〜40代くらいまで…1〜2.5cm/1ヶ月
- 50代以降…1cm〜1.5cm/1ヶ月
健康な人の一般的な髪の伸びる速さですが、やはり個体差が大きいので最大2cmほどの差が生まれるのがおわかりいただけるかと思います。
これに加えて脱毛量なども加わってきますので、30〜40代くらいの人はかなりスタイルキープが難しいと言えるかもしれません。
20代以前よりも美容院に行く頻度を上げたほうが、美髪もスタイルキープも容易になりますし面倒も省ける場合が多くなります。
髪型別!美容院の頻度でオススメの期間とは
年代としては30代くらいから頻度アップが理想的ですが、髪型に視点を当ててみるとどうなるでしょうか。
実は一番「楽」と思われている髪型こそ、メンテナンスサイクルは短くなっていくのです。
ショートヘアは1ヶ月〜1.5ヶ月が目安期間
多くの人が「楽だから」という理由をつけるショートヘアですが、実は維持能力は最も低いと言えます。
特に数ミリの伸びでも気になるのがベリーショートやマッシュルームショートといった「毛先で形を決めるタイプ」のショートヘアです。
全体の毛量だけでなく、毛先にワンカールをつけたり髪の長さ全体でシルエットを作ったりしているので、数ミリ伸びただけで形が変わることがあります。
反対に同じショートでもそれほど伸びが気にならないのが、ニュアンスショートといった半ボブやワンレングスのような形のショートヘアです。
襟足とサイドの髪の長さを同じくらいに揃えることで、全体の髪が伸びてもそれほど印象が変わりません。
- ベリーショート、マッシュルームショート…1ヶ月
- ニュアンスショート、ワンレングスショート…1.5ヶ月
耳周りや顔周りに髪の影が出来るようになったら、やや注意のサイン。重たくなりすぎる前に、毛先だけでも整えに行くのが理想です。
ミディアムヘアや伸ばしかけなら2ヶ月〜3ヶ月
一番長持ちしやすいヘアスタイルがミディアムヘアです。
この髪型の時に気をつけたいのが脱毛量です。
脱毛量が多い場合、髪の内側のボリュームが落ちてぺたんとなってしまったり、分け目が目立って老けて見える場合があります。
伸ばしかけという方はそれ以上間隔を開けても良いのですが、毛先はどんどん傷んでいきますので3〜4ヶ月で一度ダメージリセットを行ったほうが良いでしょう。
傷んだ部分だけを落とし、それに合わせたヘアスタイルを作って貰えばダメージの少ない綺麗なロングヘアを作ることが出来ますよ。
ロングヘアは3〜5ヶ月はOK。傷みが強い人は2ヶ月でメンテナンスを
ロングヘアの人は髪の伸びるスピードよりも、髪のダメージ量で行く間隔を調節するほうが良いでしょう。
ただし、カラーリングやパーマなどで髪が傷んでいる人、絡まりやすい、癖が強いという人は枝毛や切れ毛などの原因を放置することになってしまうため、メンテナンス期間を作ったほうがツヤのある状態をキープ出来ます。
また、脱毛量が多い人も要注意!
ロングヘアの場合新しく生えてくる髪と伸び切った髪との差が大きいため、つんつんと飛び出た毛がスタイルを崩したり、印象を変えてしまうことがあります。抜け毛が気になるという人は、少し早めの2〜3ヶ月に1度くらいの頻度が安心です。
カラーリングやパーマをしている場合の美容院頻度は?
年代、髪の長さの次に気になるのが「ヘアスタイルの状態別」です。
最近は凝ったカラーリングやパーマが浸透していますが、それらのデザインや状態をキープするにはどのくらいの頻度が理想なのでしょうか?
明るいカラーリングや白髪染めの場合は1ヶ月
髪全体の色のトーンを明るくしてある髪や、白髪染めの場合は少しサイクルが早くなります。
ただ、地肌部分のダメージ量を考えると一般的なターンオーバーが一周するまではあまりカラーを上乗せしないほうが良いので、目安はおおよそ28日〜30日、1ヶ月ごとと考えたほうが安全。
カラーだけでも美容院は行ってくれますので、カットなしでカラーメンテナンスをするというタイミングも作っておくと見た目に不自然さが起こりにくくなります。
インナーカラーやハイライトなら2ヶ月OKの場合も
同じカラーリングでも、流行のインナーカラーやハイライトといったいわゆる「部分染め」なのであればそれほど頻度をあげなくても大丈夫です。
ビビットな色合いのカラーをした場合、今度は彩度が気になるという人もいますが、自然に色あせをしたカラーの場合よほど放置しているわけでなければいわゆる「ビンテージ風」の色合いになるものが多いので、それはそれで楽しめるという人もいます。
こうしたカラーの場合、目安は1.5〜2ヶ月程度でOK。スタイルキープと同時にカラーメンテナンスも行えるので、二度手間がなく時間があまりないという忙しい現代日本女性にもぴったりとマッチしています。
ゆるふわパーマは髪質によっては1.5ヶ月が限界という人も
パーマヘアの場合、そのパーマの強度とご自身の髪質によって少し差が出てきます。
反対に、コシの弱い細い髪質の人は2〜3ヶ月はもつ場合もありますし、強いカラーを同時に入れるなどしてダメージが加速している場合には1ヶ月程度で落ちることもあります。
パーマをとにかく長持ちさせたい、という人はデジタルパーマ(形状記憶パーマ)など、熱と薬剤を用いたパーマにすると3〜4ヶ月はカール感が残ります。
ただし、こうしたパーマの場合は髪と地肌に同時に負荷がかかるため、次のようなポイントに気をつけましょう。
- カラーリングと同時に施術は行わない
- パーマヘア用のコンディショナーで整える
- クシの目の粗いコームを使うなど、毛髪を強く引っ張らないよう注意する
- 髪の保湿、地肌の保湿を怠らないようにする
こうしたポイントを抑えておくだけでも、パーマのもちはグンとよくなります。美容室の頻度を抑えたい人は自宅ケアを丁寧に行いましょう。
カーリーやドレッドは施術者のアドバイスに従うべき
もう少し特殊なパーマスタイル、いわゆるチリチリ系のカーリーパーマやドレッドスタイル、編み込みのコーンロウなどの施術を行った場合、施術者(美容師)に単刀直入にどのくらいがメンテナンスのタイミングなのか聞いておきましょう。
というのも、こうした特殊スタイルの場合、薬剤の強さや髪質を抜きにして施術者の技術力がメンテナンス期間を大きく左右するためです。
手間をかなりかける技術であるため料金も高額。納得の行く施術を受けたら、極力キープするためのメンテナンスサイクルやメンテナンス方法はプロにきちんと確認しましょう。
天然ウェーブやくせっ毛が強い人は1.5ヶ月で様子を見る
根本から大きなクセが出る髪質や、天然ウェーブの人は平均的な1.5ヶ月程度で全体のスタイルを見直しましょう。
ただ、体調や環境変化などで髪のクセの質が変化したりすると、一気にスタイルが崩れてしまうことも多いため、「セットしにくくなった」「スタイルの印象が変わってきた」と感じたら一度リセットする必要があります。
クセや天然ウェーブは個性のひとつですから、こまめにメンテナンスを入れて上げればそれを魅力的に活かすヘアスタイルも容易に作れます。
手抜きが最大の敵だと思って、放置しないように注意しましょう。
美容院に行く頻度にも、行く目的にも決まりはない!
年代、髪型、デザインや髪質ごとに一般的な美容院頻度の目安をご紹介しましたが、冒頭に申し上げたとおり「美容院に行く頻度に正解はなし」です。
美容院に行く目的にはどんなものがあるでしょうか。
- 気分転換、リフレッシュ
- リセット効果
- リラックス、ご褒美感
- 贅沢な気分を味わう
などなど、この「目的」にも正解がないのです。
そんな時はヘッドスパやトリートメントなど、普段はあまりしないようなメニューに挑戦してみるのもおすすめです。
一緒にスタイルチェックをすれば、自分の髪の状態がリアルタイムでわかるのでメンテナンスサイクルを見逃さずに済むことを考えれば一石二鳥とも言えるかもしれません。
Sponsored Link