自己紹介するときのコツ。基本的のルールとネタ作りのポイント
Date:2018.05.14
職場、日常、異性との出会い…あらゆる場面で自己紹介をする機会はやってきます。誰かの前で自分のことを話すのって、とても緊張しますよね。
ですが、自己紹介は今後の人間関係のスタート地点。自己紹介が上手くいけば人間関係は円滑に、逆に失敗すれば今後にも響くことになります。
だからこそ「失敗したくない」と怖くなりがちですが、自己紹介はいくつかのポイントさえ押さえていれば、大失敗するようなことはありません。
小心者で緊張しやすい人にこそ知ってほしい、自己紹介を成功させるコツについてご紹介します。
この記事の目次
どんな自己紹介がしたい?まずは目的と場面を確認
「自己紹介」と言っても、行う場面によっては内容も変わりますよね。
自己紹介をする相手と親しくなりたいのか、それとも良い取引相手になって欲しいのか…目的や場面によって自己紹介の内容を使い分ける必要があります。
場面ごとの自己紹介で、どのようなことを中心に話していけば良いのかをまずチェックしましょう。
ビジネス場面での自己紹介
始めて会う職場の人や、これからお世話になる取引先の方と出会ったとき、自己紹介は必須になりますよね。ビジネスの場面で行われる自己紹介は、今後あなたの利益にかかわる重要なポイント。
あなたが何をできる人なのか、どんな特技を持っていてどんな性格の人間なのかを説明するのが、ビジネス的な自己紹介で求められていることです。
- 長所や短所
- 特技やスキル
- 性格
- 経歴
- 譲れないポリシー
ビジネスで自己紹介をするときには、これらのポイントを重点的に考えていきましょう。
日常的な場面での自己紹介
引越しでご近所さんに挨拶をしたり、友人や知人に紹介された人と会ったり…そうした日常の場面でも、自己紹介をする場面はやってきますよね。
とにかくあなたを「良い人」だと思ってもらい、今後助け合える仲になれることが、日常で行う自己紹介の目標です。
- 長所や短所
- 日頃やっている趣味
- 性格
- 出身地
- 職業
- 好きなor嫌いな食べ物
これらのポイントが、日常での自己紹介で求められている情報ですね。プライベートな要素も織り交ぜながら、取っつきやすそうな印象になれるようにしたいところです。
恋愛前提の場面での自己紹介
合コンやパーティーなどでの自己紹介は、あなたが恋人をつくれるか否かを左右する大切な場面です。好みの異性がいる場合は特に、魅力的な女性だと思われる自己紹介をしたいところですね。
恋愛を前提とした自己紹介では、あなたの魅力や個性、性格を良い方向性で理解してもらうことが大切です。
- 長所と短所(長所を強調したい)
- 趣味や特技
- 性格
- 職業
- 興味や関心のある事
これらのポイントについて知りたがっている人も多くいるでしょう。なるべく他の人が話題にして絡んでくれやすそうなことを、自己紹介として伝えていきたいですね。
名前や出身地など…自己紹介に使うネタを整理しよう
自己紹介を考えていくにあたって、まずはネタになりそうな話題を集めることから始めていきましょう。どんなに上手く話せる人でも、内容がスカスカならつまらない自己紹介になります。
逆に緊張しやすくて人前が苦手な人でも、内容がしっかりまとまっていれば伝えたいことはハッキリ伝わりますよ。
声や話し方よりも、まずは中身の部分を固めていきましょう。
名前は由来や読み方も紹介
自己紹介のスタートにあたる名前の紹介。人に与える印象を強くしたければ、ただ「〇〇です」と名前を言うだけでなく、もう一言何かお話してみましょう。
自分の名前を付けたときの両親のエピソードや、「”藤(ふじ)”ではなく”東(ひがし)”と書く方の、伊東です」などと名前の書き方を教えると、印象が良くなります。
名前の書き方なら、「芸能人の〇〇と同じ字で書きます」とみんなが知っている名前を出して説明すると、分かりやすくて良いですね。そこから派生して芸能人の話題を出すこともできます。
誕生日や血液型・星座
誕生日は自己紹介の鉄板ネタですね。それに付け加えて星座や血液型を一緒に紹介してもOKです。
間が持たない、ユーモアが欲しいときは、同じ誕生日の芸能人や誕生日と重なっている記念日、誕生花などについて調べておくのがおすすめです。
「〇〇と同じ誕生日です」や「ちなみに誕生花は〇〇。私には似合わないんですけどね」と一言付くだけでも、ずいぶん印象が違って見えますよ。
血液型の話題であれば、そこから性格の話にシフトチェンジすることも可能です。
出身地や出身校は詳細に
自分の出身地や出身校は、その場に同じ出身の人がいたときに共通の話題として大いに活躍するネタです。初めて会う人が多い場所なら、積極的に伝えていきたい情報ですね。
出身地や出身校の、ちょっと変わった特徴も押さえておきましょう。
例えば「出身地の〇〇ではこんなお祭りをやるんです」という話題があれば、その風習になじみのない人からすればとても興味深い話になります。
出身校の変わったルールや校則なども、同じように良いネタになりますよ。
長所と短所の紹介方法
どんな場面の自己紹介でも求められるのが、長所と短所です。
長所や短所を伝えることで、あなたの魅力を直接的に周りの人へ伝えます。
ただ「丁寧な性格です」と言うよりは、「バイトをしていたときにお客様から丁寧だと褒められた」など、できるだけ具体的なエピソードも交えてお話したいですね。
できれば長所だけを伝えて短所を隠したいところですが、それだとうさん臭くなって悪印象。だからこそ短所もハッキリと伝えることで「自分の短所を認められる」という長所を認めてもらえますよ。
趣味や特技の話し方
趣味や特技の話があると、親しみやすさがグッと上がります。ビジネス場面なら、特技の話をすることで任せて貰える仕事も増えますね。
趣味も特技も、具体例を出して話しましょう。例えば読書が趣味なら「作家の○○の本をよく読みます」と、特技がDIYなら「先週、靴箱を自作しました」と付け加えてみてください。
ただ単に「趣味は○○、特技は○○です」だと聞いている人が上手くイメージできず、ぼんやりとした印象になってしまいます。その場に同じ趣味や特技を持っている人がいた場合、印象が被ってしまって厄介なので要注意。
スポーツやコレクション、○○巡り系の趣味は、内容によっては意外と知らない人が多くいますよ。
今後の抱負も考えておこう
場面によっては、自己紹介の締めくくりとして今後の抱負を言わされることもあるでしょう。特に人と何かを協力していく職場などでは、「頑張ります!」のようなことを言わされることが多いかと思います。
今後の抱負は言わないと悪印象は必至です。できるだけポジティブなことを言っておきましょう。
もちろん、抱負なんて特に思いつかないこともありますよね。そんなときは特技や長所から捻りだすのがおすすめ。
特技がDIYなら「手先は器用です。細かなお仕事ならお任せください」と言えますよ。
これさえ押さえておけばOK。自己紹介の基本のルール
自己紹介のネタになりそうなポイントを整理できたら、さっそく自己紹介の練習をしていきましょう。無理に個性的な自己紹介を目指さなくても、必要最低限のことさえ説明できたらOK。気張る必要はありませんよ。
これからご紹介するルールさえ守れていれば、自己紹介は成功します。自己紹介の基本的なルールを一緒に押さえていきましょう。
大まかな自己紹介の流れ
まずは自己紹介の流れをざっくり覚えましょう。
- 「初めまして」と言って名前を紹介
- その場に合わせたネタの紹介
(出身や長所・短所、特技や趣味など…) - 「よろしくお願いします」で締めくくる
たったの3ステップです。場面によっては名前だけを言って終わり…ということもあるでしょう。
とにかく「初めまして」から始まって「よろしくお願いします」で締めくくればOK!
どのくらいの長さで自己紹介をするか決めたら、時間に合うようにスタートとゴールの間をいろんなネタで埋めていきましょう。
長くても1分以内に済ませる
自己紹介が長くなるのは悪印象です。聞いている人を退屈させてしまいますし、他の人の自己紹介の時間を奪うことにもなります。
自己紹介の時間はトータルで1分以内がベスト。ストップウォッチで測りながら練習してみましょう。
時間を計ってみると、案外1分が長いことが分かります。名前だけで1分終わるわけではありませんから、アピールしたいことを最低1つは紹介できるはずですよ。
ただし、時間を短縮しようとして早口になるのはNG。できれば録音・録画をしながら練習してみてください。
聞き取りやすいスピードと制限時間を意識すれば、自然と自己紹介で何を言うかが定まりますよ。
笑顔は必須!穏やかな顔で
自己紹介のとき、聞き取りやすさも重要ですが見た目の印象だってもちろん重要です。笑顔の「よろしくお願いします」と仏頂面の「よろしくお願いします」なら、全然印象が違います。
満面の笑みになる必要はありません。穏やかに微笑んでいられたら十分です。
笑顔で話しているだけで、取っ付きやすそうな印象を与えることができます。鏡の前で口角を上げる練習をしてみると良いですね。話すときは少しだけ歯を見せるように意識すると、笑顔で話しているようになりますよ。
「特にありません」はNGワード
自己紹介の際、その場を仕切る人に「これについて話して」と何かリクエストを受けたり、誰かから質問を受けることもあるでしょう。「今後やりたいこと」や「過去の武勇伝」など…。
どんな話題を振られたとしても、「特にありません」はNGワードです。必ず何か答えてください。
急な話題で頭が混乱してしまうかもしれませんが、落ち着いて答えを探しましょう。気の利いた答えを考える必要はありませんから、素直な気持ちで答えれば大丈夫です。
例えば「過去の武勇伝」なら、趣味で体験したことや学生時代の話題などからネタを引っ張り出せます。
いつもより少しだけ自己紹介を盛り上げる小ワザ
「他の人とどこか違った自己紹介をしたい」と考えている人のために、自己紹介を盛り上げるちょっとした小ワザもご紹介しますね。
他の人との共通点を加える
自分の自己紹介が一番手に回ってこなかった場合に活用しやすい小ワザです。
名前、出身、趣味…何でも構いません。他の人と共通している点があれば、それを紹介内容に盛り込んでしまいましょう。「○○さんと同じ××出身です」といった感じですね。
他の人の名前も一緒に出すことで、その相手と自分をセットで印象付けることができます。
人はもともと関連付けのある物事を記憶しやすいですから、他の人の力を借りて印象に残るのも良い手ですよ。
ギャップのある一面を見せる
ただ淡々と自己紹介をこなしていくよりは、ギャップのある一面を見せた方がグッと印象が強くなります。
例えば「穏やかな性格」と言っていた人の趣味が「プロレス観戦」だと、ちょっとギャップを感じますよね。
自己紹介を考えるとき、前後のネタにメリハリをつけてギャップを演出してみましょう。
自己紹介のネタからギャップを考えなくても、見た目の印象からギャップを考えることもできますよ。「大人しそうな外見」だと言われることが多いなら、派手な印象のある趣味をネタにするとギャップがあります。
周囲の人からあなたがどんな風に見えているかを教えてもらっていると、ギャップを考えやすくなりますね。
緊張する必要はなし!自己紹介で今後のために好印象を残そう
自己紹介に正解はありません。だからこそ「どんな自己紹介が良いんだろう…?」と悩んでしまうんですよね。
ひとまず基本の流れと全体の長さを決めておけばOKです。後は決められた流れにそって用意したネタを組み合わせるだけです。
自己紹介で使えるネタは、用意できるだけ用意しておきましょう。今は使わなくても、今後の自己紹介の場面で役に立つことがほとんど。
人前の苦手な人には苦痛な時間かもしれませんが、自己紹介は今後を左右する大きなイベントです。あなたが損をしない程度の好印象を残せるように頑張ってみてくださいね。
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