保湿力抜群のコスメ、オーガニックバームとは?全身に使える!
Date:2019.03.22
乾燥は美容の大敵!頭のてっぺんから足の先まで保湿対策を頑張っている女性も多いことでしょう。
しかし、特に乾燥がひどい時期は普段のケアを物足りなく感じることもありますよね。
そんなとき、日々のケアにプラスしてみてほしいのが「オーガニックバーム」です。髪、顔、体…と全身の保湿ができるオーガニックバームはひとつあると家の外でも中でも使えるので何かと重宝します。
より強力な保湿アイテムをお探しの方にぴったりのオーガニックバーム。今回はその効果や使い方などたっぷりお伝えしていきます!
この記事の目次
オーガニックバームは天然の植物成分が配合されたバーム
まずは簡単にオーガニックバームについて説明します。
そもそも「バーム」とは「軟膏」のこと。ワセリンやミツロウなど油脂性の高い成分がベースになっています。テクスチャーはクリームよりも固い半固形状です。
また、「オーガニック(organic)」とは「有機の」と言う意味です。有機栽培とは化学農薬などの人工的な肥料を使わず、自然にあるものを使って栽培すること。
つまり、オーガニックバームは天然の植物成分が配合された軟膏。商品にもよりますが、オーガニックバームの多くは髪、顔、体…とどこかのパーツに限らず全身に使えるマルチコスメです。
また、アロマやハーブなどのナチュラルで優しい香りも特徴のひとつ。
カンやビンの容器に入っている「ドームタイプ」が主流ですが、繰り出して使う「スティックタイプ」もあります。
オーガニックバームの効果!油膜をはって肌を乾燥から守る
ではオーガニックバームの効果をみていきましょう。
乾燥などの外的刺激から肌を守る
スキンケアのとき、化粧水を使っただけでは完全な保湿はできません。
化粧水や乳液を使ったあとは油分で肌にフタをして水分の蒸発を防ぐことが保湿のポイント!
化粧水などで潤したあとにバームを重ねると、バームの油分が肌の表面に膜を張ります。油膜が肌の保護膜となるので、
- 乾燥
- ホコリ
- 雑菌
などの刺激から肌を守ることができます。
ゴワゴワの角質を柔らかくする
ひじやひざ、かかとなどのパーツは乾燥して角質が硬くなりやすい部分。放っておくと角質がどんどん溜まってゴワゴワになり、白い粉をふいてしまうことも…。
ボディローションやボディクリームで保湿しているのに乾燥が気になるというときは保湿力が抜群のバームの出番です!
先述の通り、バームには肌の潤いを閉じ込める”フタ“の役割があります。
お風呂あがりなど、皮膚が柔らかくなっているときに行うと保湿効果が高まります。
ナチュラルな香りでリラックスできる
普通の保湿バームではなく「オーガニックバーム」の特徴としてあげられるのが配合される天然成分による香りです。
どんな香りがするかはメーカーや商品によって異なりますが、自然でほのかな香りが楽しめるのはオーガニックバームならではのメリット。
お好みの香りのものを選んでアロマのように香りを楽しめば、日中の気分転換にも夜のリラックスタイムにも活躍してくれるはずです。
- 香水のような強い香りは苦手な方
- 人工的な香料が入ったコスメの使用を避けたい方
などでも心地良く使用できるでしょう。
オーガニックバームのマルチな使い方!髪にも唇にも使える
保湿効果が高いオーガニックバーム。とは言え、その独特のテクスチャーから使い方がよくわからないという方もいるでしょう。
オーガニックバームの使い方をチェックしていきましょう!
オーガニックバームの基本的な使い方
全身の保湿に使えるオーガニックバームですが、常温では固めのテクスチャーなので塗るには少しコツが必要です。
まずは基本的な使い方からマスターしましょう。
- 化粧水やクリームの後に重ね付けする
- 保湿剤としてのバームの役割は肌に膜を張って水分の蒸発を防ぐことです。そのため、オーガニックバームの保湿効果を最大限引き出すには、肌に水分補給をした後に使うのが正解。カサカサの乾燥状態の肌にいきなりバームを使うのではなく、まずは化粧水やボディクリームなどで肌を潤します。その後にオーガニックバームを重ね付けしましょう。
- 手のひらで温めてから塗る
- バームは常温では固めのテクスチャー。そのため、取り出してそのまま肌にのせてもうまく塗れないこともあります。オーガニックバームを適量、手のひらに取り出したら両手を合わせて温めます。バターを溶かすように、手のひらでバームのテクスチャーを柔らかくしてから肌にのせると、バームの伸びが良くなって余計な摩擦を起こさずに塗ることができます。
- 少量から塗っていく
- オーガニックバームは油分が多いので、最初からたっぷり塗ってしまうとベタつきが気になってしまう可能性が大。少量から塗って物足りなければ重ね付けする、という塗り方をしてつけすぎないよう気を付けましょう。
リップケアに使って唇を保湿する
唇がガサガサに荒れていたり、皮がめくれていたりするとせっかくのリップメイクもキレイに映えずがっかりですよね。
そんなことにならないよう、保湿力が高いオーガニックバームでのリップケアを取り入れてぷるぷるの唇をキープしましょう!
- オーガニックバームをスパチュラか綿棒で人差し指に取り出します。
- 親指と人差し指を合わせてバームを温めます。
- とろけたバームを唇にのせて塗っていきます。このとき、横にスライドさせるのではなく、縦ジワに入れ込むように意識しましょう。縦に長い円を描くようにクルクルと塗りこんでください。
- 唇全体に塗ったら、指先でとんとんと軽くたたくようにしてなじませます。
乾燥がひどいときはラップを使ってリップパックをするのもおすすめです。乾燥すると切れやすくなる口角も合わせて塗ると良いでしょう。
上記の方法で唇全体にオーガニックバームを塗ったら、唇にラップをかぶせて2~3分待ちます。
ヘアケア剤として使ってパサつきを防ぐ
椿油やアルガンオイルなど、油分が多いヘアオイルを髪に使うとツヤが出てまとまりやすくなりますよね。油脂性のオーガニックバームなら同じようにヘアケア剤として使うことができます。
最初にご紹介するのはシャンプー後のアウトバストリートメントとして使う方法です。
- タオルドライをした髪を軽くコーミングし、髪を左右に分けます。
- オーガニックバームを手のひらにとり両手で温めます。手のひら全体、指の間にも伸ばしましょう。
- 毛先を中心にしっかりとバームをなじませていきます。
- 反対側も同じようにつけていきます。このとき、量が足りないようなら付け足しましょう。
- バームをなじませるときは髪の長さの1/3~1/4ほどの毛先を中心につけていきましょう。
- 小さく毛束をとって上から下へと5回ほど滑らせるようにするとしっかりなじませることができます。
ただし、髪につける量が多すぎるとベタついたり、ボリュームがなくなったりと残念な仕上がりになってしまうので注意が必要です。最初に取り出す量の目安は小豆大ほど。たりなければ付け足しましょう。
また、オーガニックバームは乾いた髪のスタイリング剤としても使用できます。バームに含まれる油分が髪をコーティングするので乾燥によるパサつきを防いでくれるでしょう。
- 上記と同じように髪を左右に分け、バームを手のひらにとり温めます。指の間にもしっかり伸ばしましょう。
- 髪の内側からふわりと持ち上げるようにしてバームを髪になじませていきます。
- 反対側も同様にバームをなじませましょう。
出先などで髪のパサつきが気になったときもこの方法で抑えましょう。
ハンドクリームやネイルオイルとして使う
どんなに素敵なネイルアートを施していても、手のカサつきやささくれが目立つとせっかくの爪のオシャレも台無しです。手や爪や意外と人の目につくパーツ。手抜きせずにしっかりと保湿ケアを行いましょう。
オーガニックバームならそれひとつでハンドケア・ネイルケアの両方ができます。
- オーガニックバームを手に取り出して温めたら、ハンドクリームを塗るようにしっかりと手になじませます。
- 手全体に塗ったら爪にも塗っていきます。親指と人差し指で挟むようにしながら、爪の側面や付け根も丁寧にバームを塗りこんでください。
メイク直しに使う
日中のメイク直しに持っていると便利なのが、綿棒。目元のような細かい部分のメイク汚れを取り除くのに使用している方も多いでしょう。
しかし、乾いたままの綿棒を目元のような皮膚の薄い部分にそのまま使うと、こすったときの摩擦で赤みが出てしまうこともあります。
そんなときにおすすめなのがオーガニックバームと綿棒を使ったメイク直し法です。バームの油分が潤滑油となって綿棒の滑りを良くして、メイク汚れもつるんとキレイに落とせます。
- 綿棒でオーガニックバームを適量取り出したら、指先や手のひらで温めながら綿棒にバームの油分を染み込ませます。
- バームを染み込ませた綿棒で気になるメイク汚れを優しくふき取ります。
汚れをふき取ったあとは手持ちのスポンジなどで軽く余計な油分を抑えましょう。このひと手間でその後のメイクもちがアップします。
ミツロウと精油があれば自宅でオーガニックバームが作れる!
魅力たっぷりのオーガニックバーム。店頭であれこれ吟味して購入するのも良いですが、もし余裕があるなら手作りしてみてはいかがでしょうか?
オーガニックバームの作り方
さっそくオーガニックバームの作り方を説明します。
材料はオーガニックコスメを取り扱っているショップやネット通販で購入することができます。ビーカーなど作るのに使うものは100円ショップなどを利用して用意しましょう。
- ミツロウ(ビーズワックス)…4g
- お好みの精油…4滴
- スイートアーモンドオイル…20ml
- 湯せん用の小鍋
- ビーカー
- ガラス棒(または竹串)
- バームを入れる容器(遮光でガラス製のもの)
- 作成日を書いておくシール
- ミツロウとスイートアーモンドオイルをビーカーに入れます。
- 【1】を弱火で湯せんにかけます。
- ミツロウが溶けたらガラス棒で混ぜ合わせます。
- 火を止めて小鍋からビーカーを取り出して1分ほど待ち粗熱をとります。
- 精油を加えてガラス棒で混ぜ合わせ、容器に移します。
- フタをせず冷めるまで待ちます。
- 完全に冷めたらフタをして完成です。シールに作成日を記入して容器に貼っておきましょう。
やけどをしないよう気をつけて作りましょう。
手作りバームにおすすめの精油
せっかく手作りするなら好みの香り、効果の精油を使いたいですよね。精油選びの際は以下を参考にしてみてください。
- 肌の引き締め…ゼラニウム/パルマローザ/ローズ
- 抗菌効果…ユーカリ/ローズマリー/ティーツリー
- リラックス効果…ラベンダー/カモミール/ネロリ
使用上の注意点
手作りバームを使用する際には注意点もあります。
- 早めに使い切る
- 手作りのバームの中には保存料、防腐剤が入っていません。完成したものは1か月を目安に早めに使い切りましょう。
- 保管場所
- 高温多湿の環境や火のそばには置かないようにしてください。
- 違和感があれば使用を中止する
- 肌に異変を感じた場合はすぐに使用を中止してください。
オーガニックバームを使ったこまめな保湿で乾燥を防ぐ!
乾燥はこまめに保湿して予防することが大切です。とは言え、パーツごとの保湿アイテムを毎日バッグに入れて持ち運ぶなんて、とてもじゃないけれどできませんよね。
オーガニックバームならそれひとつで全身の保湿がかないます。コンパクトなサイズのものを選べばポーチの中に入れておけるので、乾燥しやすい方にとっては心強いでしょう。
便利で保湿力が高いオーガニックバーム、乾燥しがちな方はぜひデイリーケアに取り入れてみてくださいね!
Sponsored Link