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パートでも社会保険に入る方がいい?自分で加入した方が良い理由

Date:2018.02.27

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パートでも社会保険に入る方がいい?自分で加入した方が良い理由|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/koyousurukimari60952/

パートに出るとなると、気になるのが税金や社会保険だと思います。

社会保険の仕組みってよく分からない、保険料を払うのは損ではないかと思っている人もいると思うのですが、一概にそうとも言えません。

パートであっても社会保険に加入する方がいいのか、それとも収入を抑えた方が得なのか、メリット屋でメリットについてお話しします。


パートに出る前に社会保険の種類を知っておこう

社会保険には色々種類があります。最初に、社会保険の種類について簡単に説明します。

  • 医療保険
  • 年金保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労災保険

この5種類を社会保険といいます。

労災保険は事業主負担ですが、その他の保険は原則労使折半です。

介護保険料は40歳になると徴収されるようになります。

パートでも社会保険に自分で加入することのメリット

結論から言いますと、将来的なことを考えたら女性でも社会保険に入っておいた方がいいと思います。

いや、長生きする女性だからこそ、社会保険は必要なのです。

労使折半で自己負担が少ない

社会保険に入らない場合、

  • 国民年金
  • 国民健康保険

に加入することになります。

国民年金の保険料はおよそ1万6千円、国民健康保険の保険料は世帯収入によって変わってくるので金額は一定ではないのですが、これらについては全額自分で支払わなければなりません。

社会保険なら、

  • 厚生年金保険
  • 健康保険

の保険料は労使折半となっていますから、半分は会社が払ってくれるわけです。

金額にもよりますが、社会保険の方が自己負担額が少なくなる可能性があります。

年金の額が増える

厚生年金保険と国民年金の違い、それは保険料の違いもありますが、将来受け取ることが出来る額に大きな差が出るということでしょう。

国民年金は収入に関わらず保険料は一定ですが、その代わり受け取る金額も決まっています。

すべての期間を収めたとして、2017年の額でおよそ年間80万円です。

もし未納期間などがあれば、その分減額されることになります。

それに対して厚生年金保険は、収入に応じて保険料が徴収されているので、受け取る金額にもそれが反映された形になります。

収入が増えると保険料も上がりますが、その分将来もらえる金額も増えるということです。

女性は男性よりも長生きです。リタイアしてからの時間が長いのですから、年金は少しでも有利になるようにした方が将来楽になります。

傷病手当などの保障を受けられる

健康保険に加入していれば、

  • 傷病手当金
  • 出産育児一時金
  • 出産手当金
  • 埋葬料

などの各種の給付が受け取れます。

これは、健康保険に加入して一定の条件を満たしていれば給付されるものですので、正社員だけでなくパートであっても受給出来るものです。

病気やケガをした時の保障がありますし、出産に関するお金ももらえます。これらは国民健康保険にはない制度なので、社会保険の大きなメリットといえるでしょう。

社会保険に加入した時のデメリット

社会保険に加入した時のデメリットは、ズバリ手取りが減るということでしょう。

これまで扶養の範囲内で働いていた人は、少し収入が増えたくらいでは、かえってマイナスになってしまう可能性があります。

手取りを減らさないためには、収入をいくらにすればいいのかということを考えて働く必要があります。

106万円、130万円の壁

これまで、妻の年収が130万円未満であれば、夫の扶養に入り、社会保険料を支払う必要はありませんでした。

これが2016年10月の法律改正により、一定の基準を満たしていると、年収が106万円でも社会保険に加入することとされたのです。

この金額になると、社会保険に加えて

  • 所得税
  • 住民税

を支払う必要がありますから、諸々合わせて20万円くらいの負担が増えることになります。

ということは、

  • 106万円の壁なら126万円くらい
  • 130万円なら150万円くらい

の収入を目指して働けば、自分で社会保険料を支払いながら、かつ、損はしない金額ということになります。

社会保険のメリット、デメリットをよく考えよう

保険料を取られたら損をすると思っている女性が多いのですが、一概にそうともいえません。あまり「引かれる」ということばかり考えない方がいいでしょう。

確かに、扶養のボーダーラインギリギリの収入しかないと、保険料を徴収されたがためにかえって手取りが少なくなってしまうことはあります。

しかし、社会保険にはいざという時の様々なメリットがありますし、保険料が増える分以上に収入が増えるような仕事を探していけば、結局世帯としては収入が上がるのです。

目先の天引きされる額ばかり考えず、長期的に見てどちらが得なのか、よく考えてから働き方を決めた方がいいでしょう。

万が一のことを考えて社会保険に加入できる会社を選ぶ

夫がサラリーマンだから、扶養に入るとか入らないという考え方が出来ますが、サラリーマンで居続けられるかどうかはわかりません。

リストラされるかもしれないし、本人が何か他にやりたいことを見つけてフリーランスになったり、起業する可能性だってあるのです。

その時は、妻が自分で健康保険などに入らなくてはいけなくなります。

いざというとき、社会保険に加入できる会社でないと、国民健康保険や国民年金を全額自己負担で支払うことになります。

決して安くはない額なので、パートの収入からすべて支払うというのは結構きついものがあります。

また、夫が失業した場合、妻が社会保険に加入していれば夫を被扶養者にできるかも知れません。

ですから、今引かれるお金だけで損か得かということを考えるのではなく、万が一の時にどう対応すべきかということを考えておく必要があります。

これからは女性も自分で稼ぐ時代

社会保険は社会全体でいざという時に備える制度です。

自分が歳を取った時には若い人に養ってもらいますし、病気の時はみんなが支払った保険料で病院にかかれるわけです。

社会保険の保険料は、本来なら、働いている人すべてが支払うべきものだと思います。

社会保険は支払うメリットの方が大きな制度です。損するなどと思わずに、自分の保険料は自分で支払うくらいの収入が得られれば、自分の使えるお金だって増えるじゃありませんか。

損得だけでなく、いざという時の備えだと思って、社会保険に入るべきかどうかということを一度考えてみてください。

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ライター:奈南有花

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