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女性の敵、冷えから体を守るお灸の効果!お灸は自分で簡単にできる!

Date:2016.10.31

shutterstock_98312690今、健康や美容のために自分でお灸をする女性が増えています。

お灸というとお年寄りが腰痛や神経痛の改善などのために行うというイメージがあるかもしれませんが、実は若い女性にも嬉しい効果がたくさんあるんですよ。

それに鍼灸院などに行かなくても、今は自宅でお灸をすることもできるんです。

体が温まり、生理痛が和らぐなどさまざまな効果が期待できるお灸。ちょっとした不調は自分でケアしてみませんか。正しいやり方やお灸をする場所(ツボ)などをご紹介します。


お灸って何?お灸の歴史を知ろう

お灸は中国が発祥で、紀元前から東洋医学のひとつとして発展してきたものです。単なる健康法ではなく、立派な医療のひとつ。

火をつけたもぐさを皮膚の上において、体を温めて体調を整える温熱療法です。

日本でも1000年以上の歴史があるお灸

お灸が日本に入ってきたのは飛鳥時代、仏教伝来の頃と伝えられています。今お灸と聞くと、体を温める「健康法」のようなイメージを持たれますよね。

その頃から明治時代になって西洋医学が主流になるまで、お灸は日本の「医療」として日本人の健康を支えてきました。

江戸時代には東洋医学全盛となり、お灸も日本から世界に広まっていきました。海外ではお灸は「Moxa(もぐさ)」として知られています。

ヨモギを乾燥させたもぐさを使う

お灸で使うもぐさの原料はよもぎです。よもぎはヨーロッパでは「ハーブの女王」と呼ばれるほど効果の高い薬草です。

日本でもお茶にしたりお餅に入れたりとなじみのある植物ですね。

もぐさとは「燃え草」という意味があり、点火しやすく火が消えにくいという特徴があるので、お灸には最適な原料なのです。

ヨモギの葉の裏にある繊毛を原料として使うのですが、繊毛の量の多い葉が品質が良いとされています。

ツボにもぐさをおいて体を温める

体には無数のツボがあり、正式にはこれを「経穴(けいけつ)」と呼びます。経絡(けいらく)とセットで考えますが、

経絡1031-1

  • 気(生命活動の元)
  • 血(血液。全身に酸素と栄養を送る)
  • 水(リンパ液など血液以外の体液)

が経絡を通って全身を巡っています。

体中を巡っている無数のエネルギーの道が経絡、その主要なポイントが経穴です。経絡=線路、経穴=駅だと思えばわかりやすいでしょうか。

経穴には気が集まりやすいので、ここを温めることによって気の流れを整えて

  • 内臓を刺激する
  • 痛みを和らげる
  • 疲労回復

などの健康効果が得られます。

お灸にも色々なやり方がある~代表的なお灸の種類

もぐさに火をつけるのがいわゆるお灸のイメージだと思いますが、お灸のやり方はもぐさの大きさや置き方によっていくつか種類があるのです。それをご紹介しましょう。

点灸(てんきゅう)
米粒半分くらいの大きさのもぐさを直接肌の上に乗せて火をつけます。燃え尽きるまで乗せているのでちょっと熱いです。
知熱灸(ちねつきゅう)
もぐさを小指の先ほどの大きさにして肌の上に乗せて火をつけますが、熱さを感じたらすぐにとります。
あぶり灸
火をつけたもぐさをピンセットなどでつまみ、ツボを温めます。直接乗せないのでじっくりと温めていく方法です。
竹の輪灸
竹の輪っかの中にもぐさを詰めて燃やし、その温めた竹を体に当ててコロコロと転がします。広い面積を温めたい時に向いています。マッサージをしているかのような温かさ。
棒灸
太いタバコのように、もぐさを和紙で棒状にくるんだもの。先端に火をつけて、ツボに近づけて温めます。じっくり温めたいときにおすすめです。
台座灸
市販のお灸がほとんどこのタイプです。台座の上にもぐさがのっていて、シールでツボに貼付けて使います。熱さもソフトなのでお灸初心者におすすめ。
隔物灸(かくぶつきゅう)
スライスした生姜などの上にもぐさをおいて燃やす火をつける方法です。直接もぐさが肌に当たらないのでじんわりと温まります。

直に当てる点灸以外は痕が残らないお灸です。

冷え性に嬉しい体を温めるお灸の健康効果

お灸によってツボを刺激するとどのような健康効果が得られるのか、具体的にみていきましょう。

冷えは万病の元!血行を改善する効果

もぐさによる温熱刺激によって血液やリンパの流れが改善されて血行が良くなり冷え性の改善につながります。

この「陽虚質」タイプの方はエネルギーが不足していて体が冷えやすくなっています。

体が冷えていると

  • 生理痛
  • 生理不順
  • 頭痛
  • むくみ
  • 便秘
  • だるさ
  • 不安感

など、様々な体の不調が起きてきます。冷え性には自覚がない「隠れ冷え性」もあります。

手足がそれほど冷えていないと気づかないのですが、体の中が冷えていることがあります。

特に病気ではないのにこれらの症状が気になる方は隠れ冷え性かもしれませんよ。

お灸には血液中の赤血球を増やす造血作用があるといわれています。血行を良くすることで冷えに伴う種々の不快症状を改善することが出来るでしょう。

細胞を活性化して免疫力をアップする

ツボを温めることにより、白血球が増加し、免疫力を高めることがわかっています。全身の流れが良くなることによりリンパ節や細胞の働きも活性化されます。

温熱効果で自然治癒力が高まり、風邪も引きにくくなるでしょう。

ストレスが続くとリンパ球の働きも悪くなり免疫力が低下するので、そんな時はお灸で体力を回復させるのもいいですね。

気の流れを整えて様々な不調を整える

血行とともに気の流れを整えることにより、自然治癒力を高め、様々な体の不調を整えていきます。

気は目には見えませんが、流れが滞ると病気になりやすくなると考えられています。東洋医学でいう「気虚質」の人は、気が不足していることで疲れやすく風邪も引きやすくなるのです。

ツボにお灸をすることで気の通り道である経絡の流れが良くなり、自律神経のバランスを整えることで様々な健康効果が得られるのです。

肩こりや腰痛に~痛みを和らげる効果

肩こりや腰痛など筋肉の痛みを伴う症状は、多くの場合が筋肉の疲労が原因です。

肩周りの筋肉の血行が悪くなり、酸素や栄養分がしっかりと運ばれずに老廃物や疲労物質がたまった状態に。

そこに筋肉細胞から発痛物質がでて神経を刺激する為、痛みを感じるようになるのです。

お灸をすることでまず血行を良くして筋肉をほぐしていきます。それによって痛みも緩和されてきます。

慢性的に肩こりや腰痛を感じている方は、お灸でしっかりと筋肉の疲労を癒し、体の中から痛みを改善していきましょう。

腰痛だけじゃない、美肌にも良いお灸の美容効果

お灸は健康効果だけでなく、美容面でも良い効果があるとされています。

自宅でお灸をする「お灸女子」が増えてきているのも、美容効果が実感できるからかもしれませんね。

血行を良くして肌のくすみを解消

血行を促進することは体にいいだけでなくお肌にもいいことなんです。

顔にはたくさんの毛細血管が集まっていますが、血行が悪くなるとそこまで必要な酸素や栄養素を届けることが出来なくなり、新陳代謝も悪くなるのです。

また、しっかり血液が流れていれば健康的な赤みの差した肌になるのですが、血行が悪いとどうしても静脈の青さが目立ち、顔色が悪くなります。

肌の新陳代謝が悪くなるとターンオーバーに乱れが出て、

  • 肌のくすみ
  • シミ
  • 目のクマ

などが目立つようになります。

血液の流れが悪い方は「血虚質」の可能性がありますね。

お灸で血行が良くなれば無理なマッサージなどをしなくても顔の血行も良くなり、くすみ解消につながります。

血行促進&代謝促進でダイエット効果も

お灸をすることによって体の中から巡りを良くしてダイエットをする方法があります。

冷え性ぎみの方は代謝が悪くなっているので、血行を促進することで基礎代謝を上げることによって太りにくい体を作ることができます。

やせにくい方はとにかく代謝が悪い。体が冷えて巡りが悪い方が多いのです。ですから、とにかく温めて代謝を上げていくことが大切なのです。

ただ、お灸をしてすぐに体重が減る、というようなことはありません。

体の巡りを良くして体温を上げていくだけでもエネルギー効率の良い体になっていきますから、時間をかけて痩せ体質を作っていきましょう。

お灸の香りでリラックス?アロマ効果

疲れてイライラしている時などは、香りがプラスαされたお灸もおすすめです。

  • 果物
  • お茶

などの香りがついた「アロマ灸」もあるのをご存知ですか?

血行を良くしながらいい香りも漂ってくるので、リラックス効果も高くなりますね。思わずそのまま眠ってしまいそうです。

実はもぐさ自体にも精油が含まれていて、主成分はシネオール。ユーカリやローズマリーなどにも含まれている成分です。

この香り自体がお好きな方も多いので、お灸自体にもアロマ効果があるんですね。

自分で出来るの?熱くなくて簡単なお灸のやり方

今は自宅で出来るお灸のセットなども販売されています。慣れてくれば、ちょっとした不調はセルフケアで改善できそうですね。

温度は商品によって様々ですが、最初は熱さのソフトなものから試すといいでしょう。

お灸というとものすごく熱いイメージがあるかもしれませんが、台座タイプのものはそれほど熱いわけではなく、気持ちのいい温度です。

お灸をする時に用意するもの

  • お灸(シールつき台座タイプが便利)
  • ライターや線香など火をつけるもの
  • 灰皿

などです。

中には火を使わないタイプもあり、それなら煙も気になりません。初めて使う時はそういったものを選んでもいいかもしれませんね。

ツボはどこにある?ツボを探してお灸をおく

もぐさはやみくもにおくよりも、おおよそのツボの位置を探しておいた方が効果的です。

ツボの探し方ですが、

  • 肌をなでてみてへこんでいるところ
  • 肌の張りがなくてかさかさしているところ
  • しこりや冷えを感じるところ

などにあるようです。

もしくはあちこちをさわってみて、

  • 心地よく感じるポイント
  • 痛みを感じるポイント

などにもツボがあります。

ツボは身体の中心(正中線)にあるツボ以外は、すべて左右対称に2つずつあるので、両方のツボを均等に温めましょう。

ツボには神経は血管が多く集まっており、さわると他の部分とは少し違った感触があるので慣れると何となくわかってくるようになります。

ここがポイント!お悩み別お灸のツボ

自分でお灸をする時にどこにおいたら良いのか?お悩み別にツボをご紹介しますね。

肩こりや腰痛など体の痛みによいツボ

痛みを和らげたり、血行を良くするツボをご紹介します。

肩井(けんせい)
首や肩の凝りだけでなく頭痛にもよいとされるツボ。首の付け根と肩の先のちょうど中間当たりにあるツボです。

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命門(めいもん)
腰痛だけでなく冷え性や下痢にも良いツボ。おへその真裏、背骨と背骨の間にあります。

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合谷(ごうこく)
手の人差し指と親指の骨が合流する当たり、やや人差し指よりにあるツボ。肩こりだけでなくリラックス作用や便秘の解消など万能のツボです

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合谷は色々なことに効果がある上、お灸をしやすい場所なので、初めてのお灸にはおすすめのツボです。

女性の不調を改善するツボ

体を温め冷えを解消します。女性の不調全般に。

陰交(いんこう)
おへその中央から親指の幅1本下がったところにあるツボ。月経痛、月経不順などの婦人科系の不調やお腹が冷えている時などにおすすめのツボです。

陰交-1031-4

血海(けっかい)
膝のお皿の上から指3本分上にいったところにあります。女性の不調だけでなく血流を良くするためのツボなので冷え性の方にもおすすめ。

血海-1031-11

冬はもちろん、夏場でも生理痛のひどい方は体の中が冷えています。お灸でしっかり温めて下さい。

気の流れを良くして体調を整えるツボ

疲れやすい方、風邪を引きやすい方などにおすすめのツボです。

気海(きかい)
おへそから親指2本分下がったところ。気の流れを良くしてお腹の調子を整えるとともに、婦人科系の症状にも効果があります。

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陽池(ようち)
手の甲側の手首中央、少し小指よりの位置にあるツボ。手首を反らせるとシワが出来ますがその横じわの中央当たりです。全身の巡りを良くするツボです。

陽池1031-6

病気というほどではないけれど何となく体調が優れない、だるい、という時に試してみて下さい。

リラックスしてよく寝るためのツボ

疲労回復には寝るのが一番です。しっかり眠って休養するためのツボ。

太衝(たいしょう)
足の親指と人差し指の骨がぶつかるあたりの脈が触れるところにあるツボです。気の流れを整え、不眠にも良いとされています。イライラを和らげる効果も。

太衝 1031-7

神門(しんもん)
手の平側、手首の横じわの小指側にあるツボ。イライラした気持ちを鎮めてくれます。ストレスたまっている時におすすめ。

神門1031-12

お灸は体の調子を整えるだけでなく、尖った神経を和らげるのにもいいんですね。精神的に疲れている時にもお灸で調子を整えて下さい。

便秘解消や代謝アップに~ダイエットにも良いツボ

体を温めて、お腹の中からきれいになりましょう。

関元(かんげん)
おへそから指4本分下がったところにあるツボで、便秘の解消や疲労、冷え性などに対応し、お腹を温めてくれます。

関元1031-8

湧泉(ゆうせん)
足の裏の人差し指と中指の骨の間にあるくぼみです。疲労回復だけでなく、気力の充実や体温の上昇など、元気が出るツボです。

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体を温めて全身の巡りを良くすることは代謝アップにつながります。継続的に行うことで体質改善をしていきましょう。

こんな時は気をつけて!お灸をする時の注意ポイント

お灸を安全にかつ健康的に行う為にいくつか注意をするポイントがあります。

熱かったらやめる!熱さを我慢しないこと

最初のうちは熱さの加減もよくわからないかもしれませんが、熱すぎる!と感じたらいったんやめましょう。お灸は熱ければ効果が高い、というものではありません。

熱さを我慢していると体が緊張してストレスがたまってしまい、かえってよくありません。

また軽いやけどをしてしまうこともあります。熱かったところをかいたりこすったりしないように気をつけて下さい。

お灸はいつする?お灸をするタイミング

お灸はタイミングが大事。血行を良くすることがひとつの目的なので、血行が良くなっているお風呂上がりにやっても効果が半減してしまいます。

お風呂に入る前もやらない方がいいですね。

その他には

  • 食事の直後
  • お酒を飲んだ後
  • 風邪での発熱時

などはお灸をするタイミングとしては適していません。

出来れば寝る前、もしくはリラックスできる時間にゆったりとした気持ちで行うことが大切ですね。

健康にいいからといってやりすぎない

専門家が治療行為としてお灸をする場合と違って、自分では体調の判断もできないことがあります。急に血行が良くなると

  • だるい
  • 熱っぽい
  • 頭痛

などを感じることもあるかもしれません。

これは「灸あたり」といって「湯あたり」と同じ。温泉に入りすぎた時のような症状になってしまうことがあるのです。

そんなときはいったん休んで体が元気になってから再開しましょう。また、風邪気味の時などもやめておきましょう。

自分でやらずに鍼灸院を利用するのもおすすめ

ツボなどはわかったけど、やっぱり自分でやるのは面倒だという人は鍼灸院を利用するのもいいでしょう。

でも初めてだとどんなところが良い鍼灸院なのかわかりませんよね。そこで、良い鍼灸院の選び方のポイントをお教えしましょう。

施術者が国家資格を持っているか確認

鍼灸師は医者ではないのですが、国家資格を必要とする仕事です。

鍼灸の施術には「はり師」「きゅう師」の資格を取るには3年間医学や鍼灸技術を学んだ後に国家試験に合格する必要があります。

マッサージなどとはまったく別物の資格です。念のため、ホームページなどで資格の有無は確認した方が良いでしょう。

しっかりしたホームページがあること

いちいち問い合わせなくても、ホームページを見ればその鍼灸院のことがだいたいわかるくらい、しっかりとした情報量のあるホームページが作られていることも大事なポイントです。

  • どのような施設で施術をするのか
  • どのような施術者がいるのか
  • どのような流れでカウンセリングや施術を行うのか

など、事前に患者の疑問が解消できるようになっていれば大丈夫でしょう。

その鍼灸院の治療方針、ポリシーなどもしっかりチェックして下さいね。

得意分野を持っていること

資格保有者であれば一通りのことを学んでいるので、どのような症状でもたいていは対応できるのですが、やはり誰にでも「得意分野」があります。

婦人科系の症状なのか、肩こりや腰痛なのかなど、自分が改善したい症状を得意としているかというのも大事なポイントです。

ただし、東洋医学はピンポイントでその症状にアプローチするというよりは、体全体を見ていくのが特徴。

自分が「この症状が気になる」というものがあっても、原因がまったく違うところにあることもあります。

自分の症状がその鍼灸院で対応できるものなのか、事前に聞いてみてもいいですね。

お灸の効果で元気で健康で美しく!

お灸の面白いところは、足にあるツボを温めたのにお腹の調子が良くなったり、手のツボにお灸をしたのに冷えが改善されたりすることです。

疲労がたまると、病気ではないけれどだるかったりやる気が出なかったりあちこちに不調が出てきますよね。そんな時こそお灸の出番!

簡単にできるお灸で体を芯から温めて、自然治癒力を高めていきましょう。

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