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手遅れになる前に!潜在的に潜んでいる鬱病にいち早く気がつこう

鬱

うつ病は、自分とは関係のない病気だと思っていませんか?

実は、ストレスや環境、ホルモンバランスの変化などが原因で、女性は誰もがなる可能性があるのです。

ひょっとしたら自分自身がうつ病なのかもしれないと思ったときに使えるセルフチェックや、もし万一発症した場合に病院へ行くべきか、薬を飲むべきか、また、予防・再発防止のためにできることなどをまとめました。

1.うつ病の種類

うつ病と一言で言っても、大きく分けると2種類があります。

一つ目は、「従来型うつ病(大うつ)」、もう一つは「現代型うつ病」、あるいは「新型うつ病」などと言われています。

・来型うつ病
気分の落ち込みが大変ひどく、どのような状況でも活動するのが難しくなります。治療にあたっては抗うつ剤が効きやすく、一般的によく知られているうつ病がこちらです。
・現代型うつ病
現代型うつ病では、職場などストレスを感じている場所では仕事をすることが難しくなりますが、それ以外の場所では、活発に行動することが出来ます。こちらは、抗うつ剤が効きにくいと言われています。

女性はうつ病発症のリスクが高い・・・?

実は、厄介なことに、女性は男性よりも結婚や妊娠、出産など、一生の中で生活が大きく変わることが多いので、その都度うつ病発症のリスクが生じます。

特に女性がうつ病になりやすいタイミングは、結婚、妊娠、出産、更年期です。

  • 結婚:退職や夫の転勤、引っ越しなどで今までの生活が大きく変わり不安が生じる。
  • 妊娠:ホルモンバランスが大きく変わり、今後の育児や生活が不安になったりする。
  • 出産:前述のホルモンバランスの変化とともに、睡眠時間の確保が難しいなど生活リズムも大きく変わる。
  • 更年期:加齢によりホルモンバランスが変化し、体調不良が起こり、それがうつ病の原因となることも。

こうしてみると、女性がうつ病になりやすいときには、「不安」と「ホルモンバランス」が大きく関わっていることが分かります。

また、現代では、働いている女性も多いので、その2つに加え、仕事のプレッシャーや人間関係などの「ストレス」というリスクも加わります。

うつ病はもはや珍しい病気ではなく、誰もがリスクを抱えていると考えた方がよいでしょう。

2.うつ病かも」と思ったら、自分で出来るチェックリスト

うつ病は、心にも体にも症状が見られます。

「心の症状」としては、なんだか頭がうまく働かずにぼんやりしてしまう(思考力・判断力の低下)ことや、相手が何を話しているのか聞き取りにくく理解しづらいなどコミュニケーション能力の低下が目立ってみられます。

「体」にも多くの症状が現れます。個人差はありますが、睡眠障害(眠れない、または眠りすぎるなど)や頭痛・頭重感、口の中がすぐに乾いてしまう・・・などです。

そして、本当にうつ病を発症している場合、例えば頭痛を感じて頭痛薬を飲んでも効果がないなど、症状が改善されないことが多いのです。

実際に症状があり、「ひょっとしたら私はうつ病かも・・・?」と思っても、すぐに病院へいくのはためらってしまいますよね。

そんなときは、自分で出来るチェックリストがあるので、試してみて下さい。

厚生労働省のウェブサイトに、下記のように書かれています。
一つ一つの項目に自分が当てはまるかどうか、チェックしてみて下さい。

  • 抑うつ気分(憂うつ、気分が重い)
  • 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
  • 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
  • イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
  • 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
  • 思考力が落ちる
  • 死にたくなる

これを見て「あれ?」と思いませんでしたか?

実は、上記のような気分や状態は、「誰もが経験のある」ものだと思いませんか。

そうなのです。

気分が重くて何をしても楽しくないな、と感じるのは、落ち込んでいるときならば、誰でも当然です。

ただ、うつ病が普通の人の状態と違うところは、「この状態が長期間続く」ことなのです。2週間以上、こうした心理状態が続くと言うのは、とても辛いことでしょう。

厚生労働省の他にも、うつ病のセルフチェックリストが知られています。

  • DSM-Ⅴ:これは、アメリカの精神医学界が提唱するチェック方法です。
  • ICD-10:こちらは、WHO(世界保健機関)によるチェック方法です。

これらのセルフチェックを試してみて、当てはまる項目が多く、長期間その状態が続いていると、うつ病が疑われます。

できるだけすぐに医師の診察を受けましょう。

3.としても病院に行きたくない!と思ったら

「うつ病かもしれない」と思っても、やはり、実際には「病院に行きたくない」と感じるかもしれませんね。「精神科や心療内科へ行くのは抵抗がある」、「周囲の目が気になってしまう」などの理由があるでしょう。

しかし、診察を伸ばし伸ばしにしても、よいことはありません。

もし、今、病院へ行くことを迷っているなら、そもそも、自分自身が「うつ病の症状のせいで、判断力が低下している」状態なら、そのせいで迷っているという可能性があります。

そうであれば、すぐに病院へ行った方がよいでしょう。

また、それでも決心がつかないのでしたら、次のように考えてみて下さい。
今の自分の心身の状況がずっと続くと仮定してみます。

「この状態が、終わりなくずっと続くならつらい」と思うなら病院へ行きましょう。

一つの判断基準として、参考にしてみて下さい。

4.つ的症状に効果のあるサプリ

実際にうつ病ではないにしても、「寝付きが悪い」「眠りが浅い」、「イライラする」「気分が落ち込んでいる」などのうつ病のような症状になることもありますね。

そういった症状を和らげるとされるサプリメントも、市販されています。

  • セントジョンズワート:生理中のイライラにも。ネット購入可能。
  • トリプトファン:イライラ、寝付きが悪いなどに効果あり。

セントジョンズワートは、生理のイライラ対策で使う人も多いので、比較的抵抗感無く取り入れられます。

しかし、サプリメントや薬の飲み合わせには注意が必要な場合があるので、必ず医師や薬剤師に確認することが大事です。

うつ病まで進行している場合は、サプリあくまで食品であり薬では無いので、治すことはできません。

うつ病と診断されたら、サプリを頼るのではなく医師に薬を処方してもらいましょう。

5.つ病の薬(抗うつ剤)について

精神科や心療内科などでうつ病と診断されて処方された薬に対して、はたして効果があるのか、副作用が起こらないかなど不安を感じたりすることもあるでしょう。

「飲む」べきなのか「飲まない」べきなのか、迷うこともあるかもしれませんね。

飲む前にちょっと注意したいケース

基本的には、医師が症状を見て処方した薬なので、早く飲んだ方が回復に向かうと考えられますが、下記の場合には注意が必要です。

  • 持病があり、既に継続的に薬を服用している場合は、飲み合わせに注意が必要な場合があります。必ずかかりつけの医師や薬剤師に相談してから、薬を飲みましょう。
  • 妊娠の可能性が考えられる場合や、赤ちゃんに授乳をしても良いかどうかなども、精神科・心療内科ではもちろん、産科のかかりつけにもすぐに相談をしましょう。

また、上記に関わらず、うつ病の薬は、体質によって「合う・合わない」個人差が大きいため、薬を飲んで「何かおかしい」と感じたら、すぐに医師に連絡をとるようにしましょう。

うつ病の薬の副作用って?

さて、実際に薬を飲んでみると気になってくるのが「副作用が起こるかどうか」です。うつ病の薬の副作用には、一般的に下記が知られています。

  • 眠くなる
  • 手が震える
  • 吐き気など胃腸の不調
  • 口が渇く
  • 便秘、尿が出にくい
  • 頭痛
  • 性欲減退、生理不順
  • 太りやすくなる など

女性なら、「太りやすくなる」のは不安かもしれません。

うつ病の薬の中には、食欲増進の効果を持つ物もありますが、全ての人が副作用で太るわけではありません。

体質による個人差も大きいですし、まず何より、薬というものはどんな薬にも副作用が報告されているので、うつ病の薬が特別に副作用が起こりやすいわけではないのです。

薬を飲んだ後に注意したいこと

ただ、気をつけなくてはならないのは、もしも万一、「誤診だった場合」についてです。

この場合、薬をいくら飲んでも回復しないので、量や種類だけが増えていき、いわゆる「薬漬け」という状態になる恐れがあります。

うつ病の治療は、「カウンセリング」と「薬を飲むこと」がメインになるので、薬を飲み始めて何日かしてみても、効果が感じにくい、また、副作用を感じる場合などは、医師に相談をしましょう。

その際、しっかりとその段階での自分の症状や薬を飲み始めてからの変化を説明することが大切です。

それでも医師がきちんと話を聞かずに、どんどん薬の種類や量が増えるなどして不安を感じる場合、セカンドオピニオンを検討しましょう。

6.発症したら必要に応じて休職を

うつ病になると、記憶力や判断力、思考力が低下してしまうので、どうしても仕事がうまくできないことも増えてしまいます。

仕事ができないことで周囲に「申し訳ない」と苦しい思いをし、最悪の場合、会社に行けないようになってしまうことも。

うつ病になり、回復しないまま仕事を続けていても、業務能力が低下したままの状態では逆に悪循環になってしまいます。

医師に相談して、必要に応じて休職を取ることが回復への道です。うつ病は、一度かかると再発率が非常に高い病気です。

仕事のことは心配になるかもしれませんが、まずはしっかり「回復してから」考える勇気を。

7.復職、転職したら

休職ののち、しっかりと回復したら、状況に応じて転職を検討することもあるかもしれません。

ですが、同じ会社に復職するにせよ転職するにせよ、自分自身が「すぐに発症前の状態に戻って仕事をする」という考えは危険です。

回復直後は、元の状態に戻ったと考えるのではなく、「今からリハビリ期間がスタートした」と考えて、出来ることを少しずつゆっくりと進めることが大事です。

復職したら、会社と相談しながら、業務量の調整や時短勤務などを検討しましょう。

職制も正社員にこだわるのではなく、幅広い視野で検討し、契約社員や派遣社員、アルバイトや在宅なども考慮する手もあります。

なお、場合によっては、障碍者求人枠の利用も可能なことがあります。

申請方法など詳しくは、「精神障害者保健福祉手帳 厚生労働省」のキーワードで調べることが出来ます。

8.うつ病は遺伝するの?

最近の研究では、従来型のうつ病は「心の病気」ではなく、遺伝子変異による病気だという可能性が示されました。

この研究の成果を応用すれば、今後はよりよい治療方法が確立されるかもしれません。

しかし、うつ病に遺伝子が関わっていると言っても、うつ病の遺伝子をもつ人が全員うつ病になるわけではありません。

女性は前述の通り人生の節目が多いので、その都度、強いストレスや不安を受けることもありますし、仕事や人間関係のストレスもあります。

うつ病になってしまう原因はまだ分かっていないことも多いのですが、現段階では、一つの要因が即うつ病発症の原因となるのではなく、遺伝的要因と環境要因(ストレスなど)が複合的にくみ合わさって発症すると考えられています。

よって、うつ病の遺伝子を持っている人でもストレスの多い環境にいる人でも、
発症の可能性が高い状況にあったとしても、ある程度の予防や再発防止の為に出来ることもあるのです。

9.うつ病の予防と再発防止

うつ病は、実はとても再発率が高い病気なのです。

というのも、うつ病の症状がなくなっても「完治」とは言わずに「寛解(かんかい)」と言います。

寛解とは、病気が「落ち着いている」「安定している」状態のことです。

うつ病という症状がなくなったにも関わらず、病気が「完全に治った状態」ではなく、「場合によっては再発するかもしれない状態」ということなのです。

うつ病は、治ったと思っても、その後の再発を防ぐのがとても大切なのです。

では、そもそもうつ病にならないための予防や再発を防止するために、何が出来るのでしょうか。

きちんとした睡眠で脳や体の疲れを取ろう

まず大事なのは、「脳の疲れを睡眠でしっかりと取ること」です。

睡眠時間をきちんととること
実は、良く言われている「短くても睡眠の質が高ければ大丈夫」というのは間違いです。年齢や個人によって多少の差があるが、7時間程度は必要です。
規則正しく眠る時間を取ること
就寝時間と起床時間を決め、毎日守り、体内時計にずれが生じないようにするのです。
就寝前にお酒を飲まないこと。
アルコールにより、睡眠の質が悪くなってしまうので、寝酒には要注意です。

ストレスは上手に解消していこう

規則正しい睡眠時間や質の確保の上に、もう一つ大事なことがあります。「ストレスの解消」です。

まじめな人ほど休憩をとらなかったりしますが、仕事中でも適度な休憩は必要です。トイレや化粧直し、昼休みなどをうまく利用しましょう。

また、「無理をしない」という心持ちも大切ですね。

発症、再発のリスクを下げよう

せっかく治療で回復しても、睡眠リズムが悪かったり(睡眠時間が短い、また、逆に寝すぎるなど)ストレスを上手に発散できないでいると、うつ病再発のリスクが高くなっていまいます。

人は誰しも「世界に一人しかいない大切な自分」なのです。それを忘れずに、セルフケアをしましょう。

うつ病回復のために大切なこと

端から見ていると、うつ病患者は外傷など目立った症状がありません。

ひょっとしたら、一見、「なまけている」「甘えている」ように見えてしまうかもしれません。

しかし、これまで必死に努力して来た人が何かをきっかけに発病してしまう「脳の病気」ですので、本人は甘えているわけでも怠けているわけでもありません。

必要なのは、「気の持ちようだからもっと頑張る」ことではなく、「適切な医療」や「休養」によってしっかりと回復し、再発を防止することなのです。