再生野菜「リボベジ」の魅力。育てやすい再生野菜で楽しく食費節約!
Date:2017.10.13
近頃、異常気象や天災などで野菜の値段が急に跳ね上がったり、店頭に並ぶ野菜が少なくなったりすることも増えてきています。
美容・健康を考えて野菜を摂りたくても、思うように摂れないと困っている方も多いのでは?
そこで、おすすめしたいのが「リボベジ=リボーンベジタブル(再生野菜)」。
少しでも家計を助け、少しでも野菜を食卓に!簡単なので、ズボラさんにもおすすめです!
この記事の目次
リボベジ(再生野菜)の魅力「節約」「簡単」「エコ」!
ベランダや庭で「家庭菜園」をしようと思っても、何も育てた経験がない人は、育て方を調べたり、種や苗、土や肥料やプランターなどを準備したりで大ごとです。
でも、再生野菜ならそんな準備も皆無!菜園ビギナーも、気軽に始められます。
再生野菜といえば「節約」というイメージがありましたが、最近では「リボベジ」と呼ばれ、おしゃれでエコなキッチン菜園としても人気です。
元手をかけずに野菜をGet!節約主婦にオススメ!
リボベジは、通常捨ててしまう野菜の根っこやヘタ部分を使うので、種や苗を買う必要はありません。基本、水栽培なので、土も不要!
家にある、
- お皿やコップ
- 瓶
- 空き缶
- プラスチックトレー
どんなものでもプランター代わりに使えます。
ネギなどヒョロヒョロしたものはコップなどの縦長の容器に、人参などは浅い器に、と野菜にあう容器を選んでください。
なんといっても育て方が簡単!初心者にもオススメ!
基本的にどんな野菜も、根の部分を残し、少な目に水をはったお皿やトレー、コップなどに入れて育てます。
- 根っこやヘタの部分を少し余裕をもって残します
- ネギや水菜などは根っこを3~5センチ、人参や大根などはヘタの部分を2~3センチ、リーフレタスや小松菜などの葉物は内側の新芽の部分を4~5枚、キャベツは芯の部分に葉の根元を少し残した状態で。伸びてくる部分をちょっと残すが基本です。
- きれいに洗った容器に入れ、薄く水をはる
- 基本、根っこが水に浸る程度。茎が水に浸かりすぎると、腐りやすくなるので注意してください。人参や大根は切り口が水に浸る程度で。
- 基本、1日に1度水を換える
- 夏場は水が腐りやすいので1日に2度は換えましょう。冬場は室内が寒ければ2~3日変えなくても平気な場合もありますが、新鮮な水が成功のカギ!毎日換えるようにしましょう。
収穫までは、早いものは1~2週間、遅いものは1ヶ月以上、野菜により、また気候により随分と違いますが、気長に成長を楽しんでみてください。
成功の秘訣は水を腐らせないこと!水を換えるときに、ぬめりをしっかり洗い流すと腐りにくくなります。容器も適度に洗い、清潔を保つことを心がけてください。
また、日当たりの良い窓際などに置いて、日光も与えてあげるとよく育ちます。
ゴミも減らすリボベジ!知らぬ間にエコ活動もできてオススメ!
リボベジは野菜を再収穫できるだけでなく、食べられない根っこなどをそのまま捨てたときよりも、生ゴミの量を減らすことができます。
豆苗で調査した結果、リボベジを行わずに捨てたゴミに比べ、リボベジを行った場合は30%も生ゴミを減らすことができたそうです。
一家庭分で見るとたいした量ではないように思うかもしれませんが、多くの人がリボベジに興味を持ち、実践すれば、100kg、200kgとゴミを減らしていくことも可能なのです。
食費だけでなく、生ゴミも減らせて一石二鳥!地球にもお財布にもやさしい生活をしてみませんか?
うまくできるか自信がない人や初心者にオススメ!「豆苗」
いざ、リボベジ!という気持ちになった人は、そのまま冷蔵庫へ直行!ご家庭にある野菜のヘタや根っこで始めるとよいのですが、野菜によって簡単に育つもの、なかなか育たないもの、いろいろあります。
そこでおすすめしたいのが「豆苗」です。失敗しないか心配な人、野菜がワサワサ再生されるのを見たい人は「豆苗」から始めてみてください。
豆苗(とうみょう)ってどんな野菜?
簡単に再生できる野菜として注目されていますが、食べたことがない人もいるのでは?豆苗とはえんどう豆の若菜です。最近は、スーパーなどでもよく見かけるようになりましたね。
水耕栽培で天候に左右されることなく、いつも100円前後の安定した価格で売られているので、悪天候などで他の野菜が高くなったときは、特によく見かけます。
カイワレ大根のように、豆と根っこの部分がついたまま売られています。
1回の栽培ではえんどう豆の栄養がまだまだ残った状態なので、再生しなければもったいない野菜です。
スーパーで売られているもののパッケージにも、たいてい再生栽培の方法が書いてあり、購入時のパックに水をはってそのまま育てることができます。
コツさえ知っていれば失敗知らず!簡単!豆苗の育て方
基本は、他の再生野菜と同じです。根の部分を残し、水をはって育てます。
【 豆苗をおいしく上手に育てるコツ 】
豆から2~3センチ程度の場所で切ります。この時、面倒でない方は、注意して茎を見てみてください。
豆から少し上の茎の部分に脇芽(小さく生えかけている新芽)が2つあることがわかるかと思います。
- この脇芽を2つとも残して切るのがポイント!脇芽1つでも育ちますが、2つとも残した方が成長が早いです。(両方切り落としちゃうと育たないので注意!)
- 肥料水ではなくただの水で。日当たりが悪いとひょろひょろした緑の薄い、元気のない育ち方をしてしまうので、日当たりの良い窓際がおすすめです。
豆苗は、パッケージの中でもゆっくりと育ち続けています。購入後、すぐに使わない場合は野菜室で保管してくださいね。
育ってうれしい!食べてもうれしい!豆苗は実は美容食材!
豆苗は、豆の栄養と葉物野菜の栄養、両方の栄養素を併せ持つ、実にバランスの良い野菜です。
ビタミンC、β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、タンパク質、ミネラル、食物繊維が豊富。
アンチエイジング、美肌、デトックス効果も期待できる、美容・健康にもおすすめの野菜なのです。
豆苗は生でもお浸しでも炒め物でも食べられますが、ビタミンAやビタミンEの吸収を助ける、オリーブオイルやナッツ類、ゴマなどと一緒に炒め物にすると、アンチエイジング効果がさらにアップ!でおすすめです。
レパートリーに悩んだら、クックパッドで「豆苗」と検索してみてください。たくさんのレシピが見つかりますよ!
どうせやるならいろいろ試して!楽しんで!リボベジ生活!
リボベジに興味がわいた人は、ぜひいろいろな野菜を再生してみてください!「節約!節約!」と頑張るのではなく、リボベジの良いところ、楽しいところを見つけてください!
育てやすさでおすすめの野菜は?成長していく様子も楽しんで!
リボベジできる野菜はたくさんあります。豆苗、ネギ、三つ葉、水菜、小松菜、チンゲン菜、人参、大根、レタス、キャベツ、白菜、かいわれ大根など。
中でも育てやすい野菜といえば、トップはやはり「豆苗」ですが、そのほかにも、
- ネギ
- 水菜
- 三つ葉
- 小松菜
などが育てやすいと言われています。比較的、早く芽が出てくるので、日々の成長を楽しむことができますよ。
食べて美しくなる!美容・健康面でおすすめの野菜は?
節約やエコという観点だけでなく、栄養面でおすすめなのが、いつも食べない部分を再生で育てる根菜系の野菜です。
- 大根の葉
- 大根を再生と言っても、いつも食べているのは根の部分。再生して育てるのは葉の部分です。
- スーパーで売られているものは葉の部分が落とされていたり、残っていてもしなしなで新鮮ではないですが、大根の葉には、ビタミンCやβ-カロテン、カリウムなど美容や健康に良い栄養素がいっぱい。
- 冷え性や下痢にも効くと言われています。
- 人参の葉
- スーパーなどでは葉付きで売られているものを見かけることがないため、葉のイメージがありませんが、再生すればかわいい葉が生えてきます。
- 人参の葉はいつも食べる根っこの部分より栄養価が高いと言われているので、ぜひ育てて食べたいところ。
- 髪や皮膚の健康維持の働きがあるβ-カロテンや、抗酸化作用や血行をよくする働きのあるビタミンEが豊富。タンパク質やカルシウムなども根っこの部分より豊富に含まれています。
プチっと摘み取って、お味噌汁やスープに。人参はその栄養価の高さからも、見た目のかわいさからも特におすすめです!
気になる野菜はどんどんチャレンジ!
どうせ捨てるものだから失敗しても痛手無し!気になる野菜があれば、とりあえずチャレンジしてみましょう。
根っこ部分が残っていて、上に葉っぱが伸びていくようなものなら、やってみる価値あり!
サニーレタスやグリーンリーフなどのリーフレタスは、野菜不足のときのサラダの彩におすすめです!
園芸好きな人であれば、土に移して本格的に育ててみるのも良いでしょう。
土を使えば、栄養を与えることができるため、育てられる野菜の幅も広がり、収穫量もぐんと増えます。
プチトマトだって、食べるときによけておいた種を洗って、そのまま土に埋めて気長に育てれば、ちゃんと実がなりますよ!
育てることで愛着が?子供の野菜嫌い克服にも!
野菜が嫌いな子供、好奇心旺盛な子供がいるお家でも、ぜひ再生野菜を育ててください!
小学生の子供たちならお水換えを担当してもらったり、小さなお子さんなら育った葉っぱをプチプチちぎって一緒に収穫したり。
自分たちで育てた野菜なら、スーパーで買った野菜よりもずっとおいしく食べられます。今まで嫌いだった野菜だって、食べられるようになるかも!
かわいい器を用意すればキッチンや窓辺のインテリアにも!
購入時に野菜が入っていたパックでも、プリン容器でも、プラスチックトレーでも、どんなものでも野菜は育ちますが、おしゃれでかわいい器を使えばちょっとしたインテリアになります。
きれいな瓶やグラス、かわいいカップやお皿、ブリキ缶など。最近は100均でもステキなのがたくさん!
ひとつだけ気をつけて!口に入れるものなので衛生面には注意を
再生栽培中の菌の繁殖にはくれぐれも注意してください。カビが生えたら、思い切って捨ててくださいね。
スーパーなどで売っている野菜は、衛生管理された環境で作られているので生食も安心ですが、再生野菜はきれいに育った場合も念のため、生食は避けて、火を通す料理にのみ使用することをおすすめします。
冬場は気温が低い分、育ちは遅くなりますが、水が腐りにくいので夏場よりも失敗は少ないです。初心者さんやこまめな水替えが面倒な人は、気温が低い季節に始めると良いかも!
失敗しても元手ゼロなのです。気軽に挑戦してみてくださいね!
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コメント一覧
もっと、再生野菜の種類を、教えてほしい!