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Date:2017.01.23
【肌のターンオーバーの仕組みと乱れの原因。正しい周期で行われてる?】
肌のターンオーバーという言葉を聞いたことがあると思います。しかし、ターンオーバーの仕組みって、いったいどうなっているのか詳しくご存知ですか?
肌には、ターンオーバーという仕組みがあり、皮膚を健康に美しく保つために、とても大切な仕組みなのです。肌の質が決まるのは、このターンオーバーにかかっているといっても過言ではありません。
しかし、肌のターンオーバーはとても繊細で、正常に機能できていない人が多く、肌トラブルに悩み、一生懸命ケアするも中々回復しない、良いといわれる事はやっているのに、中々肌が綺麗にならないとお悩みの方も多いはず。
肌のターンオーバーの仕組みを理解し、年齢にも負けない肌作りをしましょう。
この記事の目次
よく耳にするけど正しく理解していますか?肌のターンオーバーの仕組み
肌のターンオーバーという言葉をよく耳にしますが、実際ターンオーバーの仕組みはよくわからない、という方は少なくないのではないでしょうか。
肌といっても、肌のつくりは少し複雑で、いくつかの層に分かれ、役割もそれぞれ違うのです。
大きく分けると外側から、
- 表皮:外から受ける刺激から体を守っている
- 真皮:表皮を支える
- 皮下組織:外から加わる力などから体を守る
の三層から成り立ちます。
ターンオーバーは、この中の表皮で行われます。
肌を生まれ変わらせるターンオーバー
ターンオーバーとは、表皮の新陳代謝のことです。この新陳代謝の過程を角化と呼びます。
部位や人によっても異なりますが、新しい細胞が生まれてから剥がれ落ちるまで、およそ28日周期でターンオーバーが行われるのが理想です。
4層に分かれている表皮。それぞれの役割や仕組み
表皮はさらに細かく4層に分けられ、厚さはおよそ0.2mm程です。
外側から、
- 角層
- 顆粒層
- 有棘層
- 基底層
に分けられます。
それぞれの役割をご説明します。
基底層の役割
基底層は、すぐ下の真皮層にある毛細血管から栄養を受け取り、細胞分裂を繰り返し、表皮の元である角化細胞(ケラチノサイト)を作り出しています。
また、色素細胞であるメラノサイトも存在し、紫外線や刺激を受けるとメラニン色素を生成し、真皮層にダメージが届かないようにブロックしています。
有棘層の役割
表皮の中で一番厚い層です。基底層で作られた角化細胞が押し上げられ、有棘細胞になります。
細胞間にはリンパ液が流れていて、老廃物を流し、表皮に栄養を運んでいます。
そして免疫細胞であるランゲルハンス細胞があり、外界から侵入してきたウイルスやカビなどの異物を判断し、体外に排出しようとするときに、アレルギー反応を起こします。
また、熱いとか痛いとかを感じる知覚神経もあります。
顆粒層の役割
有棘層から押上られた細胞が顆粒細胞に変化します。顆粒層は、角質層と共にバリア機能を担っている場所です。
顆粒層に多く存在する、ケラトヒラリン顆粒が紫外線をブロックします。
また、角質層の成分であり、角質層の水分保持に欠かせない角質細胞間皮質と自然保湿因子であるNMFが作られるのも、顆粒層です。
角層の役割
基底層から角化しながら押し上げられてきた細胞は、角層で角質細胞となり垢となって剥がれ落ちます。
角質細胞は死んだ細胞と言われていますが、角層がなければ、私たちの体は外界からの攻撃でボロボロになってしまいます。
角層は角質層ともいわれ、およそ0.02mm、角質細胞と角質細胞間を埋め尽くすように存在し、約50%がセラミドで占める角質細胞間皮質と自然保湿因子NMFを含む水分でできています。
さらに表面を分泌された皮脂と汗が混ざり合い、天然の保湿クリームとなって、肌を保護しています。
肌トラブルの元!ターンオーバーが乱れている状態とは
よく、ターンオーバーが乱れると…なんて聞きますが、乱れるってどういうことでしょうか?ターンオーバーはおよそ28日周期が理想です。しかし、部位によって周期は違いますから、理想の周期も変わってきます。
例えば、かかとは表皮の層が厚く、顔の肌とも構造も少し異なりますが、顔肌のターンオーバーの2~3倍はかかると言われています。
しかし、日数は違えどもターンオーバーの乱れは、肌トラブルの原因になることは変わりません。
肌トラブルのほとんどは、ターンオーバーが早い
「ターンオーバーが乱れる=ターンオーバーが遅い」と思われる方も少なくないようですが、実はターンオーバーの乱れで肌トラブルの原因を引き起こしているのは、ターンオーバーが早いことが原因の人が多いのです。
肌のターンオーバーは、理想的な日数の場合、およそ14日間かけて角化していきます。そして角層でおよそ14日かけて、角層の役割を果たし剥がれ落ちます。
ターンオーバーが早いと、栄養をもらい角化する過程が未熟になってしまいます。未熟だと、それぞれの層で未熟な細胞が働くことになるので、十分な働きができません。
そして肌の保湿に必要な、細胞間皮質やセラミドや自然保湿因子のNMFが十分作られないという事態が起きます。未熟な角質は、保湿力がないため、カラカラと乾いてもろい角質になります。
保湿力がなくもろい角質はダメージに弱いので、刺激やダメージを受けると硬化してしまいます。
さらに未熟な状態で角化してきた、パサパサで硬くなった角質は、剥がれ落ちるときに必要な酵素が十分ではないために、中々剥がれ落ちることができません。
しかしターンオーバーは早まっているため、下からはどんどん未熟な細胞が角化され続けるという悪循環に陥ります。
加齢も原因の一つ、ターンオーバーが遅い
ターンオーバーが遅いということは、肌の生まれ変わりが遅いということになるので、古い角質がいつまでもくっついているということになります。
日焼けや傷の回復も遅くなりますし、メラニンが沈着しやすくなり、シミの原因にもなります。
角質はすでに死んでいる細胞ですから、いつまでも肌に残っていればいるほど、硬いごわごわした汚い角質になるため、見た目にもごわついた汚い硬い肌に見えてしまうわけです。
下記で詳しく取り上げますが、理由は過度のスキンケアや化粧品など肌への刺激にあります。
ターンオーバーが遅くなる以前に、すでにターンオーバーは早くなってしまっているからです。
いつものスキンケアが間違っているかも?ターンオーバーが乱れる原因
では、なぜターンオーバーは乱れてしまうのでしょうか。具体的な原因がわかれば、予防や対策ができます。
ターンオーバーが正常に機能さえすれば、念入りなお手入れなどいらず、美肌をキープできます。
洗いすぎ
肌を洗う時に、必要以上に洗いすぎたり、ゴシゴシ洗ってはいけません。洗いすぎは、角質を無理やり剥がす行為になります。
角質が剥がれてしまうと、次の角質を急いで作らなければいけなくなるので、細胞が未熟な状態でターンオーバーを繰り返さなければいけなくなります。
また、洗顔すれば皮脂もとれすっきりします。しかし皮脂は天然保湿クリームですから、肌を乾燥から守り保護しています。
強い成分のスキンケア用品
まず、洗浄力が強い洗顔料です。特にメイク落としの成分は、合成界面活性剤をはじめ、落ちにくいメイクを落とせるように作られています。
これらはターンオーバーを早める原因になります。
良かれと思っていたピーリング
ピーリングは、病院で傷跡や炎症などの治療で行われる場合と、市販で手に入るピーリング剤があります。
ここでは市販で手に入るピーリング剤についてご説明したいと思います。
ターンオーバーを正常に戻す方法として、ピーリング材を使われている方も少なくないと思います。
しかし、ピーリングは使用されるときに十分気を付ける必要があります。なぜなら多くの人はターンオーバーの乱れの原因は、ターンオーバーが早いことにあるからです。
するとただでさえ未熟な細胞は、さらに未熟なままで働くことになり、どんどんターンオーバーが早くならざる負えなくなります。
肌を綺麗にしようとした行為は、さらに肌にダメージを与える行為になっているのです。ターンオーバーが早い肌にピーリンはよくありません。
また、ターンオーバーが遅い肌でも、週に一回はもちろん、月に一回でも、定期的にピーリングを行うのはよくありません。
自分の肌の現在のターンオーバーは、遅いのか早いのか、自身でジャッジしケア方法を決めるのは、少々難しいからです。遅いと思っていても、実はターンオーバーは早かったというケースが結構あるからです。
例えば、洗顔後何もつけなくても乾燥をしない肌で、特に肌トラブルもないのに、傷跡や日焼けした肌が一向に回復しないとしたら、ターンオーバーが遅い可能性があります。
ターンオーバーが遅い肌なら、ピーリングを行ってもダメージは少ないと考えられますが、しかし、自然と剥がれ落ちるはずの角質を、無理やり剥がす行為ですからおすすめはできません。
ピーリングを行う場合は、自分で行うのではなく専門のサロンなどで、ターンオーバーの周期を確認し、専門家に施術してもらうのが良いでしょう。
紫外線の影響
紫外線にあたりすぎると、肌細胞はダメージを受けてしまいます。細胞がダメージを受けると、回復しなくては!と肌細胞はターンオーバーを早めてしまいます。
そして、肌を紫外線から守るために、角質を厚くし守ろうとします。このように角質をため込んでしまう事を角質肥厚といいます。
睡眠不足
睡眠中は成長ホルモンが分泌し、細胞を修復し再生させます。ターンオーバーが行われるのも睡眠中です。
十分な睡眠がとれていないと、成長ホルモンの分泌も少なく、十分にターンオーバーができません。
ターンオーバーが正常に行われないので、ターンオーバーが遅くなります。
肌の栄養不足
肌に必要な栄養が足らなければ、表皮の元であるケラチノサイトをはじめ、肌細胞は十分に育つことができません。
未熟なまま細胞はターンオーバーをし、栄養が足らないので十分に働くこともできなく、細胞が未熟なまま押し上げられてきます。
バリア機能が未熟でダメージに弱く、固くゴワゴワの角質がいつまでも肌に残ってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
女性は、排卵前は肌の調子が良くなったり、生理前になると肌の調子が悪くなったりしますが、女性ホルモンである卵胞ホルモンの影響です。
卵胞ホルモンは、美肌のホルモンとも呼ばれていますが、ターンオーバーを促進し正常化するホルモンです。
ホルモンバランスが崩れてしまい、卵胞ホルモンが減少してしまうと、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。
ストレス
ターンオーバーは、自律神経が深くかかわっています。自律神経が乱れるとターンオーバーも乱れてしまいます。
ストレスは、自律神経を崩し血行も悪くなるので、新陳代謝が悪くなります。
加齢
年齢を重ねていくと、細胞の働きも衰えていきます。細胞の働きが衰えるので、当然肌細胞も衰えていきます。
細胞の働きが衰えるので、ターンオーバーにかかる日数もかかりますが、細胞は衰えているので十分に育たなく、刺激やダメージにも弱くなります。
すると細胞はターンオーバーを早めようとしますが、働きが弱いので未熟な細胞のまま、だらだらとターンオーバーを繰り返し、角質は硬化し剥がれ落ちずに溜まっていきます。
ターンオーバーが約28日周期で行われているのは、20歳前後の人です。30代になればおよそ45日、40代になるとおよそ60日前後かかるようになるといわれています。しかしこれはあくまでも目安です。
ターンオーバーを乱す原因は上記で説明してきた通りたくさんあります。ですから積み重ねてきた肌へのダメージで、実際はもっと遅いかもしれません。
美肌への近道!正常なターンオーバーで得られる効果
ターンオーバーは適度な周期で正常に行われることが、きれいな肌を保つ基本です。
肌細胞は毎日新陳代謝をし、再生し続けています。
シミや黒ずみの改善
シミの原因は、紫外線や肌への刺激によって、基底層にあるメラノサイトが肌を守ろうと、メラニン色素を生成します。このメラニン色素は肌を黒くする物質です。
メラニン色素は肌を黒くしても、ターンオーバーによってどんどん上へ押し上げられていき、最終的には角質と一緒に剥がれ落ちるものです。
しかし、ターンオーバーがうまくいかず、肌に残ってしまい沈着してしまうと、シミになってしまいます。
ニキビやニキビ跡の改善
ニキビができる原因はいろいろありますが、角質が剥がれ落ちずに厚くなると、毛穴を塞ぎ皮脂が排出できなくなってしまうので、ニキビを引き起こす原因になります。
ターンオーバーが正常だと、角質がうまく剥がれ落ちることができるので、毛穴塞ぎを防ぐことができます。
そして皮脂の分泌量も正常になるので、皮脂の過剰分泌が原因のニキビも改善されます。
乾燥肌・敏感肌の改善
ターンオーバーが正常であれば、保湿成分が正常に作られ水分保持も正常に行えるようになるので、当然のごとく乾燥肌は改善され、バリア機能も十分あるので敏感肌も改善されます。
シワの改善
肌の表皮にできた乾燥ジワ、いわゆる小ジワは、乾燥が原因でできるシワなので、ターンオーバーが正常に行われれば改善が期待できます。
肌の様々な悩みを解決するため…ターンオーバーを正常にする方法
ターンオーバーが正常であれば、肌の様々な悩みが解消されます。基本的には、ターンオーバーが乱れる原因を改善すればいいのですが、具体的にターンオーバーの乱れを改善する、適切な方法はあるのでしょうか?
洗顔方法を変える
スキンケアの基本中の基本である、洗顔方法を見直します。おすすめなのは余計な成分が含まれていない、無添加の固形せっけんで洗顔することです。
洗顔の目的は、顔の表面についた汚れや、余分な皮脂を落とし、肌のバランスを整えることです。
洗顔に肌の
- ハリ
- 潤い
を与えることは必要ありません。
こうしたことが効果謳われている洗顔料は、合成界面活性剤をはじめ、肌に刺激を与える成分がたくさん含まれています。
メイク落としの代わりにオリーブオイルなどを代用するのもおすすめです。
そして、朝はぬるま湯だけに変えるなど、洗いすぎないようにしましょう。強く擦るのは絶対にだめです。
よく立て優しく洗います。洗い流す時も熱いお湯は避け、ぬるま湯で擦らないようによく流しましょう。
効果的な睡眠方法
ターンオーバーには最も睡眠が大切ですが、ただ寝ればいいというものでもないのです。カギとなるのは成長ホルモン。
この成長ホルモンが分泌されるのは、深い眠りのノンレム睡眠の時です。
そして、この3時間だけ寝ればいいわけではなく、この後のノンレム睡眠時に成長ホルモンはまだまだ分泌されますから、6時間は睡眠できるようにしましょう。
ターンオーバーにいい栄養素を摂る
主に、ビタミン類がターンオーバーを整えるのに有効な栄養素です。具体的にはビタミンA・B・C・Eです。その他にも亜鉛やセラミドを増やしてくれる食材です。
- ビタミンA
- 肌のターンオーバーを促進し、高い抗酸化作用があり活性酸素を除去、免疫力を上げます。レバーやウナギ、緑黄色野菜やスイカやトマトなどに多く含まれています。
- ビタミンB群
- エネルギーを作るのに必要な栄養素で、肌の代謝を促すのでターンオーバーに必要な栄養素です。主に赤身の豚肉やレバー、大豆製品、卵、カツオやサンマなどに多く含まれます。
- ビタミンC
- 肌を作るのに欠かせない栄養素です。野菜やフルーツに多く含まれます。
- ビタミンE
- 若返りのビタミンと呼ばれ、高い抗酸化作用で、血液をサラサラにし活性酸素を除去、女性ホルモンの分泌を促し、老化防止の栄養素です。アボガドやアーモンド、カボチャなどに多く含まれます。
- 亜鉛
- 免疫力を高め、新陳代謝を良くしてくれます。 牡蠣やゴマや大豆製品にも多く含まれます。
- セラミド
- ターンオーバーを正常にするのに、積極的に摂りたい食材です。こんにゃくなどに多く含まれます。
角質培養という方法
角質培養は、角質を剥がれ落とさないようにすることで、早まったターンオーバーを正常に戻そうという方法です。
角質を剥がれ落ちないようにしなければいけないので、肌にはなるべく触らないようにします。
洗顔は石鹸で優しく、擦ることは厳禁です。
角質培養は保湿も重要なので、
- ワセリン
- ホホバオイル
などでつけすぎないようにケアします。メイクもできる限りしないか、石鹸洗顔で落とせるメイクに変えます。
最初は肌がゴワゴワしたり、くすんできたり、ニキビ等ができることがあります。
肌のターンオーバーの仕組みはとても繊細
肌のターンオーバーを乱す原因はたくさんあります。刺激はもちろんのこと、生活習慣も大きくかかわっています。
加齢による肌の不調は、加齢による細胞の老化で、ターンオーバーが遅くなっていることにプラスして、これまで受けてきたダメージや、間違ったケア方法が積み重なったものです。
若い方でもちょっとした刺激がターンオーバーを乱す原因になります。
また逆に、内面的なダメージはターンオーバーを遅くする原因になることが多く、肌のターンオーバーは早くなったり遅くなったり、常にターンオーバーが乱れた状態の人が多いのが現状です。
間違ったケアや過度なスキンケアは、乱れたターンオーバーをよりひどくさせます。今日の肌よりも、まだ見ぬ先のために健康に育った丈夫な肌を作ることが大切です。
過度なケアをしなければ加齢による老化に負けない肌を作れる!
加齢による細胞の老化は自然の原理なので、止めることはできません。しかし、スピードを遅らせることはできますし、それなりに丈夫な細胞を作ることはできます。
よく見てみると、肌がとてもきれいなおばあちゃんは、結構いると思いませんか?
過度なケアをしていないからこそ、おばあちゃんになった今でも、肌がとてもきれいなのです。
今からでも遅くありません。まず過度なケアはやめましょう。そして、肌にいい栄養素を積極的に摂り、睡眠もきちんと取ります。喫煙も良くありません。
そして30代後半から特に40代以降の方は、女性ホルモンを整えることも重要視してください。
女性ホルモンは、イソフラボンを多く含む大豆製品を積極的に摂るようにしたり、ドキドキすることで女性ホルモンの分泌が促されます。
映画を見てドキドキしたり、好きな有名人にドキドキするだけでもいいのです!そしていつでも楽しくアクティブに過ごすことが大切です。
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