
40代男性の転職は厳しい?未経験者でも転職しやすい職種を紹介
Date:2022.03.22
「40代」になると、転職が難しくなるとよく言われています。実際に、転職活動をした際、書類選考でさえ落とされて、ガッカリした経験がある人も多いのではないでしょうか。
この記事では、40代が転職しにくい「理由」と、40代が転職する「リスク」について説明していきます。
また、40代でも転職しやすい仕事についてと、40代が転職を成功させるためのコツについても解説します。
40代の転職が難しい5つの理由
40代の転職は、成功率が低くなっています。その理由としては、次のようなものが考えられます。
- 求人の数が少ない
- 高い技術を求められる
- 柔軟性に欠けると思われる
- 年上の部下は敬遠される
- 求職者の希望と企業の需要がマッチしない
- 求人が少なく競争率が高い
- 高い能力を期待される
- 新しく学び直しが必要になる
- 上司が年下になる可能性が高い
- 収入が下がる可能性が高い
- 介護業界
- 建築(土木)業界
- IT業界
- 営業職
- 接客職
- 販売職
- ドライバー
- 警備員
- 倉庫管理
- 家族の理解を得る
- 転職条件にこだわり過ぎない
- 能力を活かす
- 人脈を使う
- 転職エージェントを利用する
- リクルートエージェント
- リクルートダイレクトスカウト
- doda(デューダ)
- マイナビエージェント
- 40代の転職は難しい?
- 40代は資格がないと転職は無理?
- 40代の年収はどれくらい?
- 40代の転職はどのくらいの期間がかかる?
- 40代転職は転職エージェントを使うべき?
では、40代の転職が難しい理由について、詳しく見ていきましょう。
そもそも40代向けの求人は数が少ない
20代と40代では、企業が求職者に求めるものが違います。20代の若者は、将来を見据えた単純な労働力として採用しますが、40代の人材には「幹部候補」としての能力が求められます。
管理職を中途採用で大量に取るということはまずありませんので、そもそも40代向けの求人は、若者向けの求人よりずっと数が少なくなります。
また、企業が幹部候補生を探しているときは、一般的な求人サイトやハローワークなどには求人を出さないケースも多くなります。
独自にヘッドハンティングをするか、能力の高い人材が揃っているエグゼクティブ向けの転職エージェントなどに求人を出します。そのため、よけいに簡単に見つかる40代向けの求人は少なくなります。
40代男性は資格なしだと転職が難しくなる
企業がわざわざ40代の人間を採用する場合は、能力の高い即戦力になる人材を求めています。
プロジェクトリーダーとして活動できる「案件遂行能力」、チームを円滑に率いることができる「部下管理能力」、取引先とうまくやりとりできる「交渉能力」などが必要とされます。
こうしたマネジメント能力、もしくは業務で使える高度な「専門知識」のどちらかは持っていないと、企業に魅力的な人材だと見てもらえません。
未経験者は問題外ですが、ただ職務経験があるというだけでなく、なんらかの「資格」か特別な「技術」を持っていないと、40代での転職は難しくなります。
40代は柔軟性に乏しいと思われている
同じ業界の同じ職種でも、各企業ごとにそれぞれ仕事のやり方が微妙に違います。新卒で入社した場合は、そのまま社風に馴染めますが、40代で他の会社の社風に慣れた人間は、会社に馴染めるか不安視されます。
また、入社後は新しく学ぶことが多くできますが、40代だと吸収能力が低く、教育コストが高くついてしまうのでは、という疑いも企業に持たれています。
そのため、柔軟性に乏しい(と思われる)40代よりは、知識に乏しい若者の方が求められているのです。
年上の部下を持ちたくない人間は多い
中途採用の場合、年齢から考えると下の立場の役職になるのが一般的です。そのため、元からいる上司の方が転職者よりも「年下」という状況が発生しがちです。
また、転職者の方も、上司が年下だとプライドが邪魔して素直に命令を聞かない、ということも起こります。この恐れもあるため、よけいに40代は採用されにくくなっています。
求職者の希望と企業の需要がマッチしない
40代にもなると、結婚していて大きな子供がいる人も増えます。そうなると、転職先にはある程度の「年収」を希望します。
しかし企業側としては、中途採用の40代の人間に高い報酬は払いたくないと考えています。
もちろん、実際に会社に大きな利益をもたらしてくれるなら、給料が高くても問題ありません。しかし、数回の面接だけで判断した人材が本当に有能かどうかは、かなりの賭けになってしまいます。
このように40代の転職では、求職者側の条件は高くなり、企業側の出す条件は低くなるため、両者がマッチした転職は難しくなります。
40代で転職するのはリスクも大きい
すでに退職しているなら転職活動に邁進するのみですが、まだ働いていて転職しようかどうか迷っている人は、40代での転職のリスクについて把握しておいてください。
転職が難しい理由が、そのまま転職時のリスクになってしまいます。
1.求人が少なく転職できるかどうかわかりません。そのため、転職できるつもりで退職してから転職活動をするのは危険です。転職を決めた場合でも、働きながら転職活動をしましょう。
2.転職に成功した場合でも、周囲から大きな期待を持たれるというプレッシャーがあります。
企業は40代に即戦力を求めているため、入社後すぐに仕事をこなせないと、期待はずれだと思われてしまいます。
3.すでに何回か転職をしている人なら問題ありませんが、はじめての転職の人は要注意です。意外なくらい、会社によって仕事のやり方が違います。そのため、転職先に慣れるために相当の努力が必要になります。
4.転職前に、今の会社の部下に顎で使われても耐えられるかどうか、想像してみてください。年下の上司に使われるというのは、予想以上にストレスがたまるものです。耐えられそうにないなら、管理職としての転職以外はやめておいたほうが無難です。
5.転職すると収入が下がる可能性が高くなります。単純な年収だけでなく「退職金」についても、計算する必要があります。もちろん、ヘッドハンティングなどの収入が増える転職なら問題ありません。
40代でも転職しやすい仕事とは?
40代でも転職が成功しやすい仕事も存在します。未経験者で転職したい場合、転職成功率の高い仕事を選ぶのが大事なポイントとなります。
「業界」「職種」「職業」の3つの分類で、それぞれ40代でも転職しやすいものを見ていきましょう。
人手不足の業界なら40代でも転職できる
人手不足の「業界」を選ぶと、40代でも転職しやすくなります。具体的には、次のような業界が、40代の未経験者でも転職しやすくなっています。
これらの3業界は、どれも慢性的な人手不足に悩まされているため、転職しやすい業界だと言えます。
人とのコミュニケーション能力に自信があるなら「介護業界」を、体力に自信があるなら「建築(土木)業界」を、頭を使った作業に自信があるなら「IT業界」を目指すのがおすすめです。
コミュニケーション能力が必要な職種は40代でも転職しやすい
「職種」としては、不特定多数の人とコミュニケーションを取る必要がある、次のような職種が転職しやすい仕事となっています。
これらの職種は、どの業界でも人手が不足しがちです。そのため、未経験者でも採用される可能性が十分にあります。
40代でも転職しやすい職業もある
職業としては、次のようなものが40代での転職実績が多くなっています。
ドライバーは運転免許が必要ですが、これらの職業は、経験が無くても採用されやすくなっています。
近年、ネット販売の増加から、商品を運搬する「ドライバー」、及び在庫を管理する「倉庫の作業員」、「倉庫の警備員」の需要が増加しています。この傾向は、今後も続くと考えられます。
40代が転職を成功させるための5つのコツ
40代での転職を成功させたいなら、次のようなことに注意してみてください。
では、40代転職を成功させるコツについて、詳しく見ていきましょう。
家族とのコミュニケーションは大切
家族と相談せずに自分だけで転職を決めてしまう人も多くいますが、あまりおすすめできません。
苦しい転職活動を乗り切る時、家族の助けが力になります。また、転職活動中に、転職について家族と揉めてしまうと、転職の成功率にも悪影響が出ます。
どうして今の仕事を辞めるのか、どういった仕事をしたいのかなどを家族とよく話し合い、理解を求めてから転職をしましょう。
40代で転職条件にこだわりすぎるとできる仕事がない
養っている家族がいると、年収などの条件が気になりますが、条件にこだわりすぎると転職に失敗しやすくなります。ある程度は「妥協」することも必要です。
また、営業職はやりたくない、人事部は嫌だ、など希望があるかもしれませんが、職種や業種についても柔軟に対応したほうが転職の成功率が上がります。
他に、心構えも大切です。今まで働いてきた自信や矜持があるでしょうが、新人のように謙虚な気持ちで挑まないと、40代での転職はうまくいきません。
これまでに培った技術と経験を活かす
40代が20代に勝っているのは、それまでの仕事で培った「技術」と「経験」です。転職の応募書類でも面接時でも、自分の能力をしっかりとアピールすることが大事です。
新規プロジェクトの立ち上げ、大きな商談の成功、部下の育成経験など、自分の実績を細かく伝えられると転職の成功率が上がります。
また当然のことですが、資格や特別な技術を持っているなら、その能力を活かせる職場を選ぶのが転職を成功させる基本です。
若者にはない独自の人脈を使って転職する
40代ともなると、仕事を通じて多くの「人脈」を得ています。これは入社したばかりの若者にはない能力です。転職する際には、知人すべてに声をかけるつもりで、人脈を有効活用しましょう。
コネで入社する、ということだけでなく、実際に働いている人から、その会社や業界の詳しい情報を仕入れられれば、必ず転職の役に立ちます。
40代なら転職エージェントを複数使うのがおすすめ
ただでさえ難しい40代での転職を、独力で進めようとすると負担が大きくなり過ぎます。そんな時に役に立つのが「転職エージェント」です。
キャリアアドバイザーは、本当に転職をするべきなのかどうか、どの会社に転職するべきか、など的確なアドバイスをしてくれますので、転職で失敗する危険性を減らすことができます。
ただし、人間には相性というものがありますので、担当者と気が合わない可能性もあります。そのため、「複数」の転職エージェントに登録して、何人かのキャリアアドバイザーと話して転職の参考にするのが良いでしょう。
40代の転職で役に立つ転職エージェント4選
40代の転職には、次の4つの転職エージェントがおすすめです。
では、それぞれ転職エージェントの特徴について、詳しく説明していきます。
リクルートエージェントは40代の転職実績も多い
「リクルートエージェント」は、業界最大手の転職エージェントです。転職エージェントとして活動してきた期間も長く、高い信頼性と実績を持っています。
リクルートエージェントは、その信頼性の高さから、企業から依頼される求人の数が非常に多くなっています。母体となる求人数が多いため、40代向けの求人も、他の転職関連サービスよりも多く存在しています。
また、リクルートエージェントでは、転職に関する「ノウハウ」の蓄積が多いため、40代の求職者にも的確なアドバイスをおこなえます。
リクルートダイレクトスカウトは能力の高い40代に最適
同じリクルート関連の転職サポートサービスに、「リクルートダイレクトスカウト」もあります。こちらは、エグゼクティブ向けの転職エージェントです。
40代で、仕事における高度な「専門知識」や、取得難易度の高い「資格」、業務における著しい「実績」を持っている人は、こちらの方がおすすめです。
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス用の転職エージェントのため、管理職などの求人が多くあります。
そのため、リクルートダイレクトスカウトを利用すれば、現在の職場よりも年収が高くなるような、好条件の転職ができる可能性が高くなります。
また、基本的には、スカウトを待つだけで転職活動ができますので、現在の仕事が忙しい人でも、転職活動をおこなえます。
dodaはスカウトメールが多く受け身の転職活動ができる
「doda」も業界大手で、大量の求人がある転職エージェントです。求人数が多いため、40代の人でも、自分が望む条件の会社に出会える可能性が高くなっています。
dodaに登録すると、スカウトメールが来るため、自分で動かなくても、受け身の姿勢で転職活動ができるのも魅力です。働きながら次の職場を探したい、という人に向いています。
また、dodaは転職エージェントの機能とともに、転職サイトの機能も備えています。そのため、積極的に転職活動をしたいという人は、転職サイト機能を使って、どんどん求人に応募していくことも可能です。
マイナビエージェントは若者向けの転職エージェントだが
「マイナビエージェント」は、比較的新しい転職エージェントで、特に第二新卒などの20代の転職に秀でています。
20代の転職に強いというと、40代の転職には関係無いように思われるかもしれません。しかし、他の転職エージェントとは、求人の質がまったく異なるため、一応登録しておいた方が、掘り出し物の求人を見逃すリスクを抑えられます。
また、マイナビエージェントでは、求人を出している企業に担当者が出向いてリスニングをおこなっています。そのため、40代でも、その人にマッチした企業の求人を紹介することができます。
より貪欲に転職エージェントを探したほうが転職成功率が上がる
おすすめした転職エージェントだけでも、十分に役立ちます。しかし、さらに万全を期したいなら、もっと多くの転職エージェントから選んだほうが効果が大きくなります。
次の記事では、多くの転職エージェントや転職サイトの特徴をランキング形式で紹介しています。
この記事を見て、登録する転職エージェントを決めれば、より転職で失敗する危険性を減らすことが可能性です。
40代の転職についての5つの疑問と回答
40代の転職について、次のような質問がよくあります。
1.40代の転職は「難しい」のが実情です。ただし、転職成功例も多くあります。
2.「資格」か専門知識が無いと転職できない仕事が大半です。しかし介護業界や建築業界などの人手不足な仕事を選べば、未経験者でも転職可能です。
資格は「中小企業診断士」「宅地建物取引士」「介護職員初任者研修/実務者研修」などを持っていると転職に有利です。
3.男性は、40代前半で「463万円」、40代後半で「505万円」が年収の「中央値」となっています。女性は、40代前半で「345万円」、40代後半で「344万円」です。
平均年収とすると、非常に高年収を得ている一部の人のためにデータが歪むため、中央値の方が実情に近いと考えられます。
4.40代の人が転職にかける期間は、6~12カ月が一般的です。
ただし、働きながら転職活動をするなら、期間を気にせず慎重に次の会社を探したほうが、後悔をしないですみます。
5.40代転職では、転職エージェントの利用がおすすめです。大手の転職エージェント、志望する業界に強い転職エージェント、ハイクラス向け転職エージェントの3つは登録しておくほうが良いでしょう。
40代は即戦力となれなければ転職は難しいが転職しやすい業界も
40代では、そもそも求人が少ないため、転職は困難になります。また企業側は、40代に即戦力として高い能力を求めているため、よけいに転職が難しくなっています。
しかし40代で未経験の仕事に応募する場合でも、「介護業界」「建築業界」「IT業界」などの労働力不足の業界を選べば、転職に成功する可能性が高くなります。
また40代で転職する際は、それまでに得ている「技術」や「人脈」をフル活用して、うまく転職できるようにしましょう。
転職エージェントに登録して、プロのアドバイスを受けるのも非常に良い方法です。

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