敏感肌でも諦めない!肌が弱い人でも綺麗にメイクを仕上げる方法
Date:2017.04.18
あらゆる肌質の中で、特にメイクが難しいと言われているのが敏感肌です。
敏感肌の場合、メイクアイテムが合わないだけではなく、道具の摩擦などで肌荒れを起こしたり、肌が赤くなったりすることもあります。
そのため、敏感肌の人の中にはメイクをしないでスキンケアのみで過ごしているという女性もいます。
では、敏感肌の場合はどうすれば綺麗にメイクを仕上げることができるのでしょうか。
どれでも大丈夫ではない!敏感肌はメイクアイテム選びが大事
化粧下地やファンデーションは、毎年新しいものが発売されます。新しいものが出ると、どうしても欲しくなってしまいますよね。
しかし敏感肌の場合、どれを使ってもいいというわけではありません。
新商品で気になったものがあっても、それが自分の肌に合うかを知らなくてはいけません。
敏感肌の場合、メイクアイテム選びが大事で、肌に刺激のあるものなどを選んでしまうと赤みや痒み、肌荒れといった症状が出てしまいます。
敏感肌でも綺麗にメイクを仕上げるためには、敏感肌に合うものを選びましょう。
化粧下地は低刺激で保湿成分のあるものを選ぶ
メイクアイテムを選ぶ時、ファンデーションを基準に選ぶ人が多いですが化粧下地選びが大事になってきます。
化粧下地には、次のような働きがあります。
- ファンデーションを密着させる働き
- 肌を保護する働き
- 肌を滑らかに整える働き
化粧下地を使わないと、ファンデーションが崩れやすかったり肌の凸凹が目立ったりするのは上記のような働きがないからです。
最近は、化粧下地がなくても使えるファンデーションが増えていますが、肌の保護を考えると敏感肌の人は化粧下地を使った方がいいかもしれません。
敏感肌の人が化粧下地を選ぶ時は、次のようなところにも注目して選ぶようにしましょう。
- 保湿成分が配合されているが無添加のもの
- UVカット効果のあるもの
- カラーコントロールができるもの
敏感肌は、肌のバリア機能が低下しています。バリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、ダメージを受けやすくなります。
そのため、敏感肌の場合は、保湿成分が配合されている化粧下地を選ぶようにします。特にセラミドは肌のバリア機能を高めてくれるため、おススメです。
しかし、化粧下地は保湿成分だけではいけません。肌に刺激を与えるアルコールや添加物は避けるようにしましょう。
最近は、無添加化粧下地や植物由来の肌に優しい化粧下地も販売されているので、そういったものを使うと肌にも負担をかけません。
また、敏感肌は紫外線も肌の刺激になります。そのため、化粧下地にはUVカット効果のあるものを選ぶようにしましょう。
しかし、UVカット効果がある化粧下地は肌に刺激を与えるという噂もあります。
UVカット効果が高いものは紫外線吸収剤が入っているものが多いため、肌へ刺激を与えることもあります。
化粧下地を選ぶ時は、なるべく紫外線吸収剤が配合されていないものを選びましょう。
また、購入前に試供品などで肌に合うかパッチテストを行うことも忘れないようにしましょう。
ファンデーションはメイクオフのことも考えて選ぶ
ファンデーションを選ぶ時、ほとんどの人が次のようなことを考えて選んでいると言われています。
- シミやくすみをカバーしてくれるもの
- 肌に密着し化粧崩れをしないもの
- 美容成分が入っていて肌が乾燥しないもの
普通肌の場合、上記の条件でファンデーションを選んでも問題ありません。
しかし、敏感肌の場合は上記のようなことではなく、次のようなことを基準にファンデーションを選ばなくてはいけません。
- ミネラル成分など肌への負担が少ないもの
- 肌へぴったりと密着しないもの
- 油分があまり含まれていないもの
ファンデーションというと、肌への密着が大事とされていますが敏感肌の場合は「肌に負担を与えない」ということが大事です。
肌への密着が強いものや、油分が多く含まれているファンデーションはメイクオフをする時に洗い残しがないようにしっかりと洗うので、肌に負担をかけてしまいます。
敏感肌の場合、カバー力や密着力ではなくメイクオフする時に、いかに肌に負担をかけないかということも考える必要があります。
そのため、敏感肌の人にいいと言われているファンデーションが、ミネラルファンデーションもしくはパウダーファンデーションです。
パウダーファンデーションはリキッドファンデーションやクリームファンデーションに比べて密着力が薄いため、メイクオフする時に肌への負担は少なくなります。
また、最近注目されているミネラルファンデーションは界面活性剤や油剤などの添加物が含まれていないため、肌に優しいファンデーションです。
ミネラルファンデーションだから肌トラブルを起こさないというわけではありませんが、他のファンデーションに比べるとかなり肌への負担は少なくなっています。
ラメはクレンジングで落ちにくいためアイシャドウはラメなしを選ぶ
メイクはファンデーションだけではありません。ポイントメイクも大事になってきます。
ポイントメイクのアイテムは、毎年新商品が出ているのでつい欲しくなってしまいます。
しかし、敏感肌の場合はメイクアイテムも選ぶ時に注意が必要です。
特にアイシャドウの場合、中に入っているラメが肌の負担になる場合があります。
ラメは金属粒子が使われているものもあるため、肌につける時に摩擦で角質に傷をつけてしまいます。
また、ラメはクレンジングで洗っても残るため、何度も洗わないといけなくなります。アイシャドウを付ける場合は、ラメの入っていないものを選びましょう。
口紅やリップクリームは無香料で保湿成分の入っているものを選ぶ
敏感肌というと、ファンデーションなど肌につけるものには注意しますが、意外に忘れられているのが唇です。
唇は皮脂の分泌もないので、乾燥するとカサカサ状態が続き、唇が荒れてしまいます。
肌と同様に、保湿成分のあるものを選ぶと唇を保護してくれます。また、次のようなものも唇に刺激を与えるので避けるようにしましょう。
- メントールが配合されているもの
- ラメが入っているもの
- テクスチャーが固いもの
唇も刺激で腫れたり、唇の皮がめくれたりすることがあります。敏感肌の人は、唇に付けるものも慎重に選ぶようにしましょう。
簡単にできる!敏感肌でも綺麗に仕上がるメイク法
敏感肌の場合、普通肌のメイクよりも肌に負担がかからないように気を使います。そのため、メイクが綺麗に仕上がらないと感じる人も多くいます。
メイクが綺麗に仕上がらないため、日頃はメイクをしないという女性もいるほどです。
敏感肌の場合、メイクをする時に肌に負担をかけないようにすることも大事です。
綺麗にメイクを仕上げるには、次のようなことに注意をしてメイクをしましょう。
その1.化粧下地はとにかく薄く優しく塗る
スキンケアが終わった後、メイク前に化粧下地を塗ります。化粧下地はメイクの仕上がりに影響を与えるので、丁寧に塗ることが大事です。
- 両頬・顎・鼻・おでこに適量の化粧下地をのせる
- 外側に向かって化粧下地を薄く伸ばしていく
この時、擦るように塗ると肌に負担をかけてしまいます。優しく顔全体に伸ばしていくようなイメージで塗っていきましょう。
また、化粧下地に保湿成分が入っているからとたっぷりと塗る人もいます。
化粧下地はたっぷり塗ると化粧崩れにも繋がるので、適量を薄く伸ばしてつけるのがポイントです。
また、化粧下地以外に日焼け止めやコントロールカラーを塗る場合は、化粧下地の後に塗っていきます。
この時も化粧下地と同様、擦らず薄く塗っていくようにします。
なるべく皮膚への摩擦を減らすためには、化粧下地にコントロールからと日焼け止め効果があるものを使うようにしましょう。
その2.ファンデーションは重ね塗りせず薄くのせていく
ファンデーションを塗る時、気になる部分は隠したくなるため何度も重ね塗りしたり、パフを強く当ててしまいます。
しかし、これでは摩擦や化粧の厚塗りで肌に負担をかけてしまいます。
ファンデーションを塗る時は、とにかく薄くのせていくことが大事です。ファンデーションを付ける時、薄く仕上がるにはブラシがオススメです。
ブラシにファンデーションを含ませて、顔を軽くなぞっていくだけなので肌への負担も最小限にすることができます。
シミやくすみなどを消したい場合は、パフを使っても大丈夫です。しかし、パフを使う場合は、力を入れずに肌に滑らすような感じでつけていきます。
- ナチュラルに仕上げたい時は「ブラシ」
- くすみやシミが気になる時は「パフ」
このように覚えておけば、使い分けもできます。
また、フェイスパウダー状のファンデーションの場合は、フェイスパウダー用のパフを使って顔につけていくとさらに肌への負担も軽減されます。
その3.アイシャドウはその日の肌状態によって使うか決める
メイクというと、ここ数年はアイメイクに力を入れるのが主流となっています。
そのため、敏感肌でもアイメイクに力を入れたいという人も多いと思います。
敏感肌の場合は、ラメは避けてその日の肌状態によってアイメイクをするか決めることが大事です。
肌状態が良くない日は、アイシャドウは控えてマスカラだけなどにメイクを抑えるようにしましょう。
アイシャドウを塗る場合、チップで何度も擦らずに、1度で付けるようにします。
アイシャドウを付ける時は、とにかく摩擦を避けることが大事なのでまぶたを擦るようなことは避けましょう。
その4. リップや口紅は直塗りで何度も塗らない
飲食をすると口紅は落ちやすくなります。そのため、唇を保湿した後なら大丈夫と思い落ちにくい口紅を使う人がいますが、あまりオススメできません。
というのも、落ちにくい口紅は専用クレンジングを使いますが、このクレンジングはかなり強力なので敏感肌の人には刺激となります。
口紅は敏感肌用のものや刺激の弱いものを使うようにしましょう。
敏感肌はメイク道具選びも大事!肌に合った道具選びのポイント
敏感肌は、メイク道具選びも重要です。肌の負担になるような道具を使っていると、せっかくメイクアイテムを敏感肌用にしても肌に負担をかけてしまいます。
また、メイク道具によってメイクの仕上がりも変わってくるので、メイク道具選びは敏感肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
その1.ブラシは柔らかく肌ざわりの良いものを選ぶ
メイクブラシを選ぶ時、よく手の甲で毛の固さを調べている人をみかけます。
手の甲は顔よりも多少の刺激には慣れているので、手の甲で「これくらい」と思っても顔で使うと固く感じることがあります。
ブラシの固さを調べる時は、なるべく顔に近い部分に当てるのが本当の固さが分かります。
最近は、直接顔につけて固さを調べることもできますが、それができない場合は首や下顎部分などメイクがついていない部分に当ててブラシの固さを調べましょう。
また、ブラシもできれば天然毛を使ったものが肌には優しくなります。
- リス
- タヌキ
- イタチ
- 山羊
上記のような天然毛が柔らかく、肌への刺激も軽減できます。天然毛のブラシは値段が高いですが、長持ちするのでコスパは良くなります。
その2.パフは極力柔らかく敏感肌用のものを選ぶ
ブラシではなくメイクの時にパフを使う人は、パフ選びに注意しましょう。パフも商品によって柔らかさが違います。
敏感肌の場合は、なるべく柔らかいものを選ぶようにしましょう。また、最近はパフでも敏感肌用というものが販売されています。
その他、オーガニックパフというのも通信販売などで見かけるようになりました。
こういったものは肌への負担がかなり軽減されているので、パフも敏感肌用やオーガニックパフを使って肌への負担を極力減らすようにしましょう。
その3.メイク道具はこまめに洗って常に生活にしておくことが大事
パフやブラシは使うと皮脂や汗などが付着するため、菌が繁殖します。菌が繁殖したパフやブラシを使い続けると、肌に炎症を起こすこともあります。
敏感肌の場合、特にメイク道具を綺麗にしておくことが大事です。
できれば毎日洗って綺麗にするのが理想ですが、難しい場合は、週1回は洗うようにして綺麗な状態に保つようにします。
ポイントを押さえれば敏感肌でもメイクは綺麗に仕上げることができる
敏感肌だと、流行りのメイクアイテムなどが使えないことがあるため、綺麗なメイクを諦めてしまいます。
しかし、ポイントを抑えればメイクは綺麗に仕上げることができます。
敏感肌だといろいろと気を使わなければいけないことがありますが、メイクアイテムもメイク道具も自分の肌に合ったものを見つければ、その後は思っているほど大変ではありません。
「敏感肌だから」「どうせできないから」と諦めないで、敏感肌でもポイントを押さえて綺麗なメイクに仕上げましょう。
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