不安と緊張の赤ちゃん連れの電車移動の注意点や泣いた時の対処法
Date:2019.03.08
普段乗り慣れていた電車も、赤ちゃんと乗るとなると緊張しますよね。赤ちゃんも初めて乗る時は、普段とは違う環境にびっくりするかもしれません。
1ヶ月検診で問題がなければ近所の散歩から始めて、外出に慣れてママの気持ちに余裕ができた2ヶ月くらいから電車に挑戦してみましょう。
移動手段でこれから電車を利用するならば、赤ちゃん連れの電車移動に慣れておかなければなりません。ここでは、赤ちゃん連れの電車移動に置いての注意点と泣いた時の対処法をご紹介します。
しっかり準備すれば大丈夫!赤ちゃんと電車に乗る時の注意点
最初から長時間の電車移動は、ママにも赤ちゃんにも負担となります。まずは、短時間で移動できる距離から徐々に慣れていきましょう。
しっかり準備をする
できるだけ予期できる「もしかして」に備えましょう。
- お昼寝の時間に合わせる
- なるだけお昼寝の時間に合わせて電車に乗るようスケジュールを組みましょう。慣れないうちはぐずぐずしてしまうかもしれないので、電車に慣れてきたらおすすめできる方法です。
- 出発する食前に授乳する
- 電車の中でお腹が空いて泣きだしたら大変です。出発するギリギリに授乳をしてお腹いっぱいで出かけましょう。
- 必要なものはパッと取り出せるように工夫する
- もたつかないように、必要なものはすぐに取り出せるよう荷物の準備をしておきましょう。お財布や、ICカード、スマホなど肩掛けバックの外ポケットやウェストポーチなどを利用して、パッと取り出せるようにしておくと、非常事態にも慌てずに済みますよ。
また、ガーゼハンカチやおもちゃなどもベビーカーのサイドポケットなどにしまっておき、どこに何があるかきちんと把握しておきましょう。
- 暑さ・寒さ対策を用意しておく
- 電車内は極端に寒かったり暑かったりするので、赤ちゃんの機嫌が悪くなる可能性があります。冷えピタや赤ちゃん用保冷剤、ひざ掛けなど体温調節できるものを用意しておきましょう。
時間に余裕を持つ
何が起こるかわからない赤ちゃん連れの電車移動には、時間に余裕を持って行動するように心がけておきましょう。きちきちの時間割だと、電車の乗り降りやエレベーターの乗り降りに時間がかかり焦ってしまうことになり、事故が起きやすい状況を自ら作ってしまうかもしれません。
混雑する時間帯を避ける
朝の通勤通学時間帯、帰宅ラッシュの時間帯をできるだけ避けましょう。ベビーカーを折り畳んで抱っこで乗車しても、人混みに押しつぶされる可能性が高いので危険です。
なるべく「ベビーカーマーク」がある場所へ
ほとんどの電車には、ドア付近に国土交通省が作成した「ベビーカーマーク」が貼られています。このマークが貼られている場所は、ベビーカーを折り畳まずに使用できることを示しているので、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま利用できるのです。
ただし、混み合ってきた場合にはベビーカーを折り畳んで赤ちゃんを抱っこしてスペースを空ける、出入り口付近をベビーカーでふさがないなどがマナーとみなされているので注意しましょう。
事前に利用駅のエレベーターを調べておく
乗車する駅はもちろんのこと、目的地の駅と乗り継ぎの駅など利用する駅のエレベーターの場所を調べておきましょう。事前に調べておいたらわざわざその場で探す手間もなくなり、スムーズに駅を利用できますよね。乗車中にスマホで探すことにもならず、気分的にも気楽です。
乗車中はスマホに夢中にならない
親子共に電車移動に慣れて赤ちゃんが大人しくしていると、ママはスマホに夢中になってしまうことも。
いつ何時赤ちゃんが危険な目に合うかもわからないので、赤ちゃんといる時には赤ちゃんから目を離さずに、ベビーカーに乗せていてもなるべくお互いの顔が確認できるようにしておきましょう。
長距離電車移動の場合
帰省時など、ママと二人で長距離電車移動もあるかもしれませんね。長距離の場合は、どれだけ赤ちゃんを飽きさせないようにするかが決め手です。
- 席は予約しよう
- 混んでいる場合もあるので、席は2列シートの最前列を予約しましょう。ママと二人の場合でも赤ちゃん分のシートも予約しておいた方が無難です。
最前列を予約すれば、前に席がない分スペースが広くベビーカーも置けます。デッキにもすぐに出られるので安心ですね。
- レジャーシートを活用
- ベビーカーに飽きてきたら、席に座らせたり足元にレジャーシートを敷いて地べたで遊ばせたりすれば、飽きることなく過ごせるでしょう。
- 朝早くに利用する
- 長距離の移動は親も赤ちゃんも疲れてしまうので、できれば朝一から動きましょう。赤ちゃんも起きてすぐに電車に乗れば生活リズムの乱れがなく、目的地にも早めに着いてゆっくりできるはずなのでおすすめです。
電車で赤ちゃんが泣いてしまった!周囲の理解はママの態度で決まる
電車は公共交通機関であり、老若男女さまざまな人が利用します。赤ちゃんが泣き出したら冷たい視線や心無い態度を取られることも少なくありません。
少しでも周囲に迷惑を掛けず親子共に気持ち良く電車を利用するために、電車乗車時に赤ちゃんが泣きだしてしまった時の対処法をご紹介しましょう。
デッキに出るか途中下車する
ぐずぐずしたり泣き始めてしまった場合は、デッキに出てあやしたり、途中下車して気分転換させましょう。
静かな電車内で赤ちゃんが泣いていたら、ママも身が縮まる思いでしょう。そんな時は、次の駅に下車して眠らせたり、授乳やお菓子を与えてあやして落ち着かせてから、次来た電車に乗りましょう。そのためにも時間に余裕を持って乗車することをおすすめします。
オロオロしない
いつ泣き出すかわからないし、ぐずぐずし始めたらどうしようと不安を背負って乗車するママは、いくら準備をしていても赤ちゃんが泣きだしたらやはりオロオロしてしまいますよね。ママが不安になると、赤ちゃんにもその不安が伝染してしまいますます大きな声で泣くことに。
心にも時間にも余裕を持って落ち着いて赤ちゃんに接することが大切です。「お騒がせしております。」と一言周囲への配慮も忘れないようにしましょう。
おもちゃを与えて気をそらす
音の鳴らないおもちゃを与えて気を紛らわせましょう。お気に入りのおもちゃや絵本で気をそらすのです。また、ここぞとばかりに使えるように100均で目新しいおもちゃを購入しておいても良いですね。
おやつや飲み物を与える
喉が渇いたりお腹が空いたりして泣くこともあります。においがなくボロボロしないお菓子を小分けにしておくと、散らからずにパッと出せて衛生的で便利です。飲み物もこぼさないように周りに配慮しましょう。
周囲への配慮
うるさく泣いてしまった場合は、「騒がしくしてすみません。」と周囲への気配りの一声があると周りの人の対応も違ってきます。ちょっとした周囲への気遣いが見えれば、誠意が伝わり好意的に接してくれるでしょう。
赤ちゃん連れの電車移動はマナーを守ればストレスがなくなる
赤ちゃんと外出できるようになったら、行動範囲がどんどん広がっていきます。しかし、電車の利用にはためらいがあったり不便さを感じているママも多いでしょう。
迷惑だと白い目で見られないよう、周囲の人も温かい目で見守られる環境を作るには、赤ちゃん連れの電車利用のマナーを守り、赤ちゃんもママも快適に電車移動ができるよう努めなければいけません。
赤ちゃんが泣くのは自然なことなので、赤ちゃんの泣き声を不快に思う人ばかりでもありませんが、マナーを守り周囲への気遣いができれば、さらに周りも温かい目で見守ってくれるでしょう。
赤ちゃん連れの電車移動を躊躇しているママも、一歩勇気を踏み出して挑戦してみれば、人の温かさに触れることができ赤ちゃんとのお出かけを楽しむことができるはずです。
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