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毎日高カカオチョコレートのススメ!脳に健康に美容に効果!

Date:2017.03.09

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毎日高カカオチョコレートのススメ!脳に健康に美容に効果!|女性の美学
https://josei-bigaku.jp/amaimonodiet4987/

以前より、美容・健康によいと言われているチョコレート。その効果については、さまざまな研究が行われています。

最近では、高カカオチョコレートを毎日継続して摂取し続けると、脳が若返る可能性があるとの報告も!

「脳の老化や認知症なんてまだまだ先のことで関係ないわ」と思うかもしれませんが、認知症の人の数は年々増えていて、2012年では65歳以上の約7人に1人の割合でしたが、2025年には65歳以上の約5人に1人にまでなると言われています。

5人に1人というと、結婚後、自分の両親、もしくは義理の両親の中の誰かが認知症になってもおかしくないわけです。親が認知症になった場合、精神的・経済的にそれは大変になります。

また、最近はスマホの普及などで脳が常に刺激を受けていたり、多忙により常に頭を働かせていることが多いため、脳の疲労からくる「物忘れ」が30~40代に増えていると言います。

これはもう他人事ではありません!

脳だけでなく、女性に嬉しい美容効果もある高カカオチョコレート。その効果や摂取時における注意点などについて紹介します。


国も期待?高カカオチョコレートの脳への効果とは

日本における脳・精神疾患の有病者数は約1千万人もいて、それらに対して約21兆円もの社会的コストがかかっているそうです。

これはなんとかしなければと、いろいろと研究が行われているわけですが、その研究の中で見つかったのが高カカオチョコレートの脳への効果です。

高カカオチョコレートが脳の栄養「BDNF」を増やす!

BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)とは、「脳由来神経栄養因子」と呼ばれるタンパク質の一種。脳の活動を支える代表的な栄養分ですが、65歳を超えた人のBDNFは、年齢を重ねるごとに減っていくのだそう。

このBDNFを増やすには「運動+抗酸化物質」が有効だと言われていますが、もっと簡単な方法として挙げられたのが、チョコレートを食べること。

愛知県蒲郡市と愛知学院大学、大手菓子メーカー「明治」による共同研究によると、45~69歳までの347人に、カカオ分72%のチョコレート1日5g×5枚(約150kcal)を4週間継続して摂取してもらったところ、血清中のBDNF濃度が有意に上昇することがわかりました。

高カカオチョコレートには高濃度のカカオポリフェノールが含まれていますが、このカカオポリフェノールがBDNFを増やし、BDNFを含む血流を増やすことがわかったのです。

BDNFは脳内で記憶形成を担う「海馬」に多く存在していて、記憶や学習に深く関わっていると考えられています。

チョコレートを摂取することで、BDNFは増え、記憶や学習などのパフォーマンスを高める可能性があるとわかったのです。

高カカオチョコレートが大脳皮質の量「GM-BHQ」を増やす!

内閣府が推進する国家重点プロジェクト「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」のひとつ「山川プログラム」と「明治」の共同研究においては、高カカオチョコレートを摂取することによる大脳皮質の量の増加と、それに伴う学習機能の向上について報告がありました。

脳の健康を測るためには、これまでもIQ(知能指数)など、テストによる指標はあったものの、テストを行う環境によって結果が左右されるなどの問題点がありました。

そこで、山川プログラムは、MRIを用いて測定する新しい指標を開発。

GM-BHQ … 大脳皮質の量を表す指標
FA-BHQ … 神経線維の質を表す指標

蒲郡市の実証試験と同じ内容で、45~68歳の男女30人に対してチョコレートを食べてもらい、食べる前後にMRIでGM-BHQと FA-BHQを測定し、比較したところ、FA-BHQ は有意といえるまでの増加は見られなかったものの、GM-BHQは平均1.1ポイントの増加が見られました。

GM-BHQは加齢1歳で0.6ポイント減少するということなので、4週間のチョコレート摂取で1~2歳の若返り効果があったことになります。

少人数・短期間での試験結果であり、まだまだ研究途中ではありますが、今後の研究に大いに期待できる結果のようです。

脳以外にもまだまだある!高カカオチョコレート効果

最近、研究が盛んな脳についての研究結果について紹介しましたが、高カカオのチョコレートには、ほかにも美容・健康にいろいろな効果があると言われています。

便秘の人に朗報!便通改善効果

帝京大学理工学部バイオサイエンス学科准教授の古賀仁一郎先生と「明治」との共同研究では、高カカオチョコレートの摂取による便通改善効果についての研究が行われています。

高カカオチョコレートのカカオポリフェノールの効果については以前よりいろいろと取り上げられていますが、便通に効果があるのは、カカオに含まれるカカオたんぱく質の「カカオプロテイン」。

カカオプロテインは消化されにくいたんぱく質で、小腸で消化吸収されずに大腸まで届くため、便のかさを増やすことができると言います。

実際に便秘を自覚する女性を対象とした検証においても、

  • 便量の増加
  • 排便回数の増加
  • 便色の改善

の傾向が見られました。

また、高カカオチョコレートを継続的に摂取することにより、「フィーカリバクテリウム」という腸内細菌が増えることも確認されているのですが、このフィーカリバクテリウムは、ビフィズス菌、乳酸菌に続く善玉菌。

フィーカリバクテリウムは「酪酸」を大量に産生してくれるのですが、酪酸が増えると大腸のぜん動運動が活発化し、便通改善につながるのです。

抗酸化作用による美容効果

お肌の老化の原因となる「活性酸素」ですが、カカオポリフェノールには活性酸素を抑える抗酸化作用があると言われています。

高カカオチョコレートを12週間摂取すると、

  • 皮膚の角質水分量の低下を防ぐ
  • 紫外線を浴びた後に皮膚が赤くなるのを防ぐ

などの働きがあることが報告されています。

高カカオチョコレートを食べることで、活性酸素が引き起こすさまざまなトラブルを防ぐ効果も期待できるのです。

実は太らない!肥満抑制効果

カカオ豆は脂肪分が多いため、チョコレートを食べると太ると思っている人も多いかと思います。でも、カカオ豆の脂肪はとっても良質。

カカオ豆の脂肪分を構成している主な脂肪酸は

  • ステアリン酸
  • オレイン酸
  • パルミチン酸

中でもステアリン酸が一番多く含まれています。

ステアリン酸は、

  • 不飽和脂肪酸ではあるものの、コレステロール値を低下させる効果アリ!
  • 体内に吸収されにくく低カロリー!

他の脂肪よりも太りにくいと言われています。

また、カカオに含まれるポリフェノール(エピカテキンやプロシアニジン)には代謝をよくする効果もあり、肥満を抑制する働きがあると考えられています。

気のせいじゃなかった!リラックス効果・抗ストレス効果

落ち込んだとき、疲れたときなど、ふとチョコレートを食べたくなり、食べた後にほっと落ち着いた気持ちになる人もいると思いますが、これもチョコレート効果のひとつ。気分的なものかと思っていましたが、そうではなかったんですね。

カカオポリフェノールには、ストレス反応やストレスホルモンを軽減する働きがあるということが、動物を用いた実験によりわかっています。

  • ストレスを受けると同時にカカオポリフェノールを採った場合
  • あらかじめカカオポリフェノールを摂っておいた(後にストレス)場合
  • すでにストレスを感じてしまっているところにカカオポリフェノールを摂取した場合

どの場合においても有効ということなので、毎日高カカオチョコレートを摂取してストレスに備えるもよし、ひどいストレスに備えてかばんにチョコをしのばせるもよし、ということですね!

また、チョコレートの苦み成分テオブロミンには、自律神経を整える働きがあるため、リラックス効果が得られると言われています。

ただ、このテオブロミンは摂りすぎると逆に興奮作用を招くことも。テオブロミンはカフェインによく似た物質でもあるので、摂取量には注意が必要です。

犬や猫はテオブロミンで中毒を起こします。高カカオチョコレートを犬や猫にあげる人はいないと思いますが、うっかり口にすることがないように気をつけてくださいね。

ほかにもいろいろ!病気予防効果

チョコレートを研究する中、カカオポリフェノールには、そのほかにも病気予防効果があることがわかってきています。

  • 善玉コレステロール値を増やす働き
  • 動脈硬化予防
  • 血圧を下げる働き
  • アレルギー予防・症状軽減効果

また、チョコレートの便通改善効果において、カカオプロテインには酪酸を多く産生する「フィーカリバクテリウム」を増やす働きがあると述べましたが、酪酸には、ほかに、

  • 大腸がんの抑制
  • 炎症性腸疾患(IBD)の予防
  • 糖尿病予防

の作用があり、フィーカリバクテリウムを増やす働きがある、高カカオチョコレートは、大腸がん、炎症性腸疾患(IBD)、糖尿病などの病気の予防にもつながるのではと期待されています。

「高カカオチョコレート」を摂取するにあたっての注意点

高カカオチョコレートにはさまざまな効果があることを述べてきましたが、「高カカオチョコレート」とはどんなチョコレートなのか、どういうチョコレートを食べればいいのか、注意すべきことはないのか。

高カカオチョコレートの摂取方法について紹介します。

効果的な「高カカオチョコレート」はカカオ70%以上

チョコレートの主原料はカカオ豆ですが、通常、チョコレートに含まれるカカオの割合は30~40%。それに対して、高カカオチョコレートはカカオ分70%以上とカカオの含有量がぐんと多くなっています。

カカオ分80%以上の高カカオチョコレートもありますが、さまざまな実験に使われているチョコレートはカカオ分70%程度なので、無理にパーセンテージが高いものにチャレンジしなくても良いかと思います。

カカオの含有量が多くなれば、カフェインやテオブロミンの含有量も増えてしまうので、食べる量などにも注意が必要になります。

これなら安心?おすすめ高カカオチョコレート

国内での高カカオチョコレートの研究は明治が共同で行っているものが多く、試験で使われているカカオ分70%以上のチョコレートは「カカオ分72%のものを使用」と記述があるものもあります。

そういう意味では、明治のカカオ分72%のチョコレートを食べるのが、一番試験結果に近い効果が得られるのでは、と思ってしまいますね。

明治には高カカオチョコレート商品「チョコレート効果」シリーズが、カカオ分72%、86%、95%の三種類ありますが、私はこのうちの72%を食べています。

クラッシュアーモンドや大豆パフが入ったものもあり、個人的にはこちらの方が好みの味ですが、ポリフェノールの効果を考えると、何も入っていないものを選んでしまいますね。

高カカオチョコレートは危険?摂取における注意事項

高カカオチョコレートは健康によいという反面、危険だという声も聞こえてきます。

危険だからと怖がる必要はないと思いますが、体に変化を与えることができるほどの効果があるわけなので、食べる量には注意を払わなければならないですし、食べてはいけない人がいることも知っておく必要があると思います。

最も問題視されているのが、カフェインとテオブロミンの含有量です。

高カカオになるとそれだけカフェインやテオブロミンの含有量が増えるため、過剰摂取による、

  • 興奮作用
  • めまい
  • 心拍数の増加
  • 震え
  • 不眠
  • 下痢や吐き気、嘔吐

などの症状が表れないかと心配されているのです。

明治の「チョコレート効果」には、カフェインやテオブロミンの含有量については記載はありませんが、「チョコレート効果、個包装1枚(約5g)のカフェイン量はレギュラーコーヒー1杯(150ml)の1/15程度です。」とのこと。

研究において効果があると言われている「カカオ70%程度のものを1日5枚」を食べる分にはまったく問題なさそうです。

ただし、これは健康状態に問題のない成人に限っての話で、子供や高齢者、妊婦や授乳中の人、気管支拡張薬などの薬を飲んでいる人は注意が必要だと言われています。

金属アレルギーの人も気をつけてください!チョコレートなのに金属?と思う人もいるかもしれませんが、チョコレートにはニッケルが含まれています。カカオ分が多くなると、それだけニッケルの含有量も多くなるので注意が必要なのです。

どんなに体に良いものも、一度に食べ過ぎたり、体に合わないものを摂取したりすれば、悪影響が出ることもあります。様子を見ながら正しく摂取するようにしましょう。

食卓に、かばんの中に…高カカオチョコレート習慣を

体に良いことは間違いがなさそうな高カカオチョコレート。ぜひとも、上手に生活の中に取り入れていきたいものです。

ただ、どんな食べ物でもそうですが、まずは少量から始めて、様子を見てくださいね。体質によって合う合わないもあります。

私は血圧がそんなに高くなく、季節によってはひどく低血圧に陥ることもあるため、毎朝血圧を測ってみて大丈夫そうならチョコレートを食べています。

チョコレートの血圧を下げる効果は「正常血圧の人は変化が小さい」ということですが、低血圧のところからさらに血圧が下がっては大変なので念のため。

1日5枚食べるときも、ポリフェノールの効果の持続は2~3時間ということも考えて、3時間間隔くらいで食べるようにしています。

自分に合った食べ方を見つければ、きっとよい効果が得られるはず!

私がチョコレートを食べ始めて一番感じたことは、「食欲が抑えられる!」ということです。抑えられるというか、うっかり食前に食べてしまうと、食欲がなくなってしまう…くらいの。

チョコレートで食欲が抑えられる理由には、糖分がどうの、食物繊維がどうの、といろいろありますが、私の場合はどうも、苦味が喉に残ってしまって…。

飲み物を飲んでも何をしてもずっと苦味が喉に引っかかっていて、その苦味のせいで「あまり食べる気がしない…」という気持ちに。

決して苦味が嫌いなわけではないのですが、すっかり食欲減退してしまうようです。

同じように食べている母にはそのような効果はないようなので、これも個人差ありですが、食べ過ぎを抑えたい人も一度試してみてください!

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ライター:iroha

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