親の呼び方が「パパ・ママ」。大人が言うと恥ずかしいと思われる?
Date:2019.02.12
両親のことは何と呼んでいますか?「お父さん・お母さん」と呼ぶ人が多数派ですが、最近では大人になっても「パパ・ママ」と呼ぶ人はいます。
大人が両親を「パパ・ママ」呼びすることに「恥ずかしい」と感じる人もいて、実際に悪印象を与えることもあります。
大人が「パパ・ママ」呼びをするのはどうして恥ずかしいのでしょうか?また、恥ずかしくないと思う人の意見などもチェックしていきましょう。
「パパ・ママ」呼びを恥ずかしく感じる人の意見
大人になっても両親を「パパ・ママ」と呼ぶのに抵抗を感じる人は、大体が「小さい子ならともかく…」と苦言を漏らしています。
小さい子なら良くて大人はダメな理由は何でしょうか?大人の「パパ・ママ」呼びに恥ずかしくなる人たちの意見を見て見ましょう。
年不相応。幼稚で子どもっぽい
両親のことを「パパ・ママ」と呼ぶのは小さな子ども…という先入観、持っている人はとても多いです。小さな子が発音しやすいので『幼児語』の代表格としても捉えられがち。
実際、成長してある程度の言葉や発音を覚えると、子どもは「お父さん・お母さん」と呼び始めることが多いです。
大人になっても「パパ・ママ」と呼ぶと、成長できていない・子どもの頃から変わっていないと思われます。
小さな子どもが言うからこそ馴染む発音ですが、大人が口にすると「良い歳をして」「幼稚だ」「大人っぽくない」と思われがち。みっともないと思う人もいるようです。
親離れできていない
「パパ・ママ」呼びは、どちらかと言うと親しげで砕けた印象がありますよね。「お父さん・お母さん」よりは「パパ・ママ」と両親を呼ぶ方が、親に懐いている・距離感がない印象。
子どもなら「仲良しだな」で済みますが、大人が「パパ・ママ」呼びをすると、仲良しの度を越して「べったり」な印象を与えがち。
大人になったのにまだ親離れできていない、何かあったら子どものように親を頼ろうとしそう…こんなイメージがついてしまいます。
人前で「パパ・ママ」は常識知らず
大人の「パパ・ママ」呼び自体を恥ずかしいと思うのではなく、「人前で呼ぶことが恥ずかしい」と感じる層も少なくありません。つまり『家やプライベートでのパパ・ママ呼びならOK』ということ。
「パパ・ママ」は間違ってもフォーマルな呼び方ではありません。場を選ばずに「パパ・ママ」と呼ぶのは大人としての良識に欠ける…と考えられるのです。
確かにかしこまった場面では、両親のことを「父・母」と言って欲しいものですよね。呼ぶときも「お父さん・お母さん」の方が品があり、かしこまっています。
ぶりっ子しているみたい
自分を可愛いと思われたくて、自分なりの「可愛い言動」を繰り返す…こんなぶりっ子タイプには、両親を「パパ・ママ」呼びする人が一定数います。
つまり「パパ・ママ」呼び=ぶりっ子、の方程式が出来あがっているわけです。大人になってまで「パパ・ママ」と呼ぶのは、自分を幼くて可愛い存在だと認めて欲しいからだと誤解されることがあるのです。
確かにぶりっ子目的でわざわざ「パパ・ママ」と幼い呼び方をするのは、恥ずかしいことですよね…。「現実を見ろ」「年齢を考えろ」と言われても反論できません。
マザコン・ファザコンかも
近頃になって特に危険視されているのが、マザコン(マザーコンプレックス)・ファザコン(ファザーコンプレックス)の存在です。何歳になっても母親や父親に依存し、恋人や友達、仕事よりも優先してしまう人達のこと。
大人になってまで「パパ・ママ」呼びをするのは、その人がファザコンorマザコンだから、と考えられることもあります。
良い歳をして両親に依存するなんて、確かに恥ずかしいと感じる人はいるでしょう。両親と一定の距離を持つ人なら特に、その距離感の近さに引いてしまうことも有り得ます。
恥ずかしくない派の意見。無害だから気にしない
大人になっても両親を「パパ・ママ」と呼ぶことに対して、「別に恥ずかしいことじゃない」「気にならない」という人もいます。
「パパ・ママ」呼びを恥ずかしくないと思う人達の意見は、次の通り。
親子仲が良いんだと思う
「パパ・ママ」呼びは「お父さん・お母さん」呼びよりも親子間の距離が近く感じられます。これを「親離れできていなくて恥ずかしい」と感じる人もいれば、「親子仲が良い」とポジティブに捉える人もいるようです。
単純な親子仲の良さは、むしろ褒められるべき点です。こう考えるタイプの人からすれば、「パパ・ママ」呼びも『ほほえましい』の域。
中には両親の呼び方を通して、その人の家の親子仲を推し量ろうとする人も。確かに何歳になっても両親を「パパ・ママ」と呼べるなんて、仲良しの証拠ですよね。
家庭の事情には口出ししない
「よそはよそ、うちはうち」という言葉通りの考えをする人にとっては、両親をどう呼ぶかは家庭の事情次第です。どの家庭にも「我が家ルール」は存在するもの。
「パパ・ママ」呼びも家庭の方針やルールの一つだろうから、他人が口出しすべきじゃないという意見もあります。
- 両親にそう躾けられたから
- 家庭の習慣だから
- その呼び方が身にしみついているから
こんな理由を持つ人がたくさんいます。
よその家庭の持ち味をとやかく言うのは、確かに野暮と言えるでしょう。
特に呼び方は気にしていない
周りよりも人に対して無関心で、強い興味を示さないタイプの人は「いちいち気にしない」ことが多いです。
「人が両親をどう呼ぶか」に注目しておらず、仮に「パパ・ママ」呼びを聞いたとしても、特に気にも留めません。
- 本人の個性だから
- 別に自分には関係ないから
- 誰を呼んでいるか、意味が伝わればOK
こんなサバサバした考えを持っていると、別に「パパ・ママ」呼びでも「父・母」呼びでも構わないようです。
使い分けてるなら問題なし
「人前でもパパ・ママ呼びはどうかと思う」という意見をご紹介した通り、「人前で使い分けてるならOK」という意見もあります。
TPOをわきまえて呼び方を使い分けているなら、プライベートで「パパ・ママ」呼びでも問題ないというわけです。
むしろ、プライベートな会話で良心を「パパ・ママ」呼びしているのを聞いて、ギャップにときめく…という人も。家と外で使い分けを徹底しておけば、確かに誰にも文句は言われません。
可愛いから別に良い
ぶりっ子の手段として利用される通り、「パパ・ママ」呼びが幼くて可愛らしいのは事実です。子どもが言えば普通ですが、大人が言うからこそアンバランスな幼さが、良い意味でも悪い意味でも目立つわけです。
大人の「パパ・ママ」呼びを「可愛い」「子どもみたいでほほえましい」と感じる人もいます。
フェチや趣味によっては、大人になっても「パパ・ママ」呼びをする人に需要が集まることすらあるでしょう。「可愛いから問題なし」「癒される」という意見も一定数存在するのです。
大人がやると恥ずかしい「パパ・ママ」呼びのポイント
大人になっても両親を「パパ・ママ」呼びするのには賛否両論あると分かりましたが、「恥ずかしい」と思う人にも思わない人にも、共通する意見がありました。
大人の「パパ・ママ」呼びは、場面によって呼び方を使い分けているなら問題ないという点です。
家庭の習慣や本人の個性を否定するのではなく、大人としての良識に注目しているということ。もしあなたが両親を「パパ・ママ」呼びすることが習慣づいているなら、
- 家の中・外で呼び方を使い分ける
- TPOに応じて「父・母」「お父さん・お母さん」と呼ぶクセをつける
- ぶりっ子やキャラ付け目的で「パパ・ママ」呼びはやめる
という点に気を付けておきたいですね。
両親の呼び方だけで誤解される。TPOに注意して
いろんな物事に対して寛容になってきた世の中ですから、大人の「パパ・ママ」呼びも以前に比べたら非難されることは減ってきました。
しかし自分が「パパ・ママ」呼びに慣れていない人だと、他人の「パパ・ママ」呼びに大きな抵抗感を覚えてしまいます。
不思議なことですが、両親の呼び方だけで人から誤解されることも有り得ます。「パパ・ママ」呼びが板についている人は、その時の場面や周りの人のことに気をつけて、誤解を防いでください。
Sponsored Link