アロエの使い方。食べる・塗る・飲む…用途はいろいろ!
Date:2017.06.21
アロエは、「医者泣かせ」「医者いらず」の植物と言われるほどの健康食材。
ダイエットや美肌、便秘解消効果を期待してアロエヨーグルトを好んで食べる、という女性も多いと思います。コリコリとした独特の歯ごたえ、さっぱりとした味、結構クセになりますよね。
アロエは「食べる」以外にも健康や美容のサポートとして使うことができます。健康・美容効果の高いアロエの使用方法をご紹介しますね!
自宅にあるアロエを美容や健康に使う方法
自宅で栽培されているアロエは、キダチアロエです。このキダチアロエは苦味が強く食用には不向きとされていて、火傷の時に傷口につける程度でしか使わない人が多いようです。
食用で使われるのは葉肉が肉厚なアロエベラですが、アロエベラは自宅での栽培はできません。
また、スーパーなどでも販売していないので自分で処理をしてアロエベラを食べることは難しいとされています。
では、自宅にあるキダチアロエを美容や健康に使うには、どういう方法があるのでしょうか。
乾燥肌や肌荒れの予防になる「アロエ風呂」
アロエに含まれるムコ多糖類は保湿効果が高いため、最近はアロエエキスを使った入浴剤なども販売されています。
自宅でアロエを栽培している人は、それを使ってアロエ風呂にすることもできます。
- アロエの生葉2~3枚を良く洗い、ハサミなどでとげを取り除く
- アロエの生葉を2~3ミリの厚さに切り、目の細かいネット(布袋)に入れて湯船に入れる
- 軽く揉んで成分を抽出する
あまり揉みすぎると、入浴時にチクチクすることもあるので適度にしましょう。
また、アロエにはシュウ酸というかぶれの原因となる成分も入っているため、入浴前に必ずパッチテストを行うようにしましょう。
自宅にアロエがない場合、漢方薬などを取り扱う薬局で販売されているアロエの乾燥葉を使えば、同じようにアロエ風呂を楽しむことができます。
肌の状態を良くしてくれる「アロエパック」
パックをするのに、アロエの葉肉部分を顔に直接貼るのもいいですが、小さいのでたくさんのアロエが必要となります。
そのため、アロエからエキスと取ってパックにすると広範囲に使えるのでとても便利です。
- アロエの生葉をよく洗ってトゲを取り除く
- トゲを取ったアロエをすりおろす
- さらしやガーゼに包んで濾す
- アロエから出た液体をそのままにすると液体が分離するので、そのうわずみだけを取る
- うわずみ小さじ3に小麦粉を少量ずつ混ぜ、指で救った時に少し垂れる程の固さに調整する
- 目元や口元を避けて顔全体に塗り、15分程度放置(乾ききる前)し、洗い流す
ここで作ったうわずみ液は便利で、シャンプーに混ぜて使えばアロエシャンプーにもなります。
しかし、多くの量を作り置きすることはできないので、その都度作るようにしましょう。
アロエエキスを使った乾燥や肌荒れに効果的な「アロエ化粧水」
アロエで化粧水を作ると、乾燥はもちろん肌荒れやシミなどにも効果があります。また、毛穴を引き締めてくれるので、毛穴レスの肌を目指すこともできます。
- アロエの生葉をよく洗ってトゲを取り除く
- トゲを取ったアロエをすりおろす
- さらしやガーゼに包んで濾す
- うわずみと精製水を混ぜる
化粧水を作る時、エキスを精製水と混ぜるのですが、葉肉部分だけを使った場合は精製水を少なめ、皮ごと使った場合は、精製水を多めに混ぜるのがポイントです。
これはエキスの濃さなどにもよるので、少しずつ精製水を混ぜて自分の肌に合った割合を見つけるようにしましょう。
高血圧や生活習慣予防に効果的「アロエ茶」
毎日飲むお茶ですが、最近は健康茶を飲む人も増えています。自宅にあるアロエで、健康に良いアロエ茶を作ることもできます。
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【アロエ茶の作り方】
- キダチアロエの葉を洗い、トゲを取る
- 皮ごと2~3ミリの薄切りにする
- ざるの上にキッチンペーパーを敷き、その上にスライスしたアロエを並べ天日干しする
- 時々裏返し、まんべんなく乾燥させるようにする(晴天で2~3日程度で乾燥する)
- 乾燥したアロエにお湯を注いでアロエ茶の完成
アロエは、しっかりと洗い乾燥させることが大事です。この時、まんべんなく乾燥させないとカビの原因になるので注意しましょう。
また、アロエ茶は効能が強いので、大量に飲むとお腹を壊したりすることもあります。1日1~2杯程度飲んで様子をみるようにしましょう。
食用にするならアロエベラ、キダチアロエは食べにくい
アロエを食べる時は、アロエベラが最適ですが生のアロエベラはほとんど手に入りません。
そのため、スーパーなどで売っている密につけてあるアロエを食べるのが1番簡単です。もし、自宅のキダチアロエを食べる場合は、いくつか注意点があります。
- なるべく厚みのあるアロエを選ぶ
- 苦味が強いので、少し厚めに皮をむく
- 切った葉肉は、熱湯したお湯に1~2分入れて苦味とあく抜きをする
キダチアロエは食べることはできますが、葉肉が薄いので皮をむくのも大変です。
どうしても食べたいという時は、上記の方法で処理をするのを忘れないようにしましょう。
アロエを使う前には必ずアレルギーチェックをする
アロエが美容や健康に良いため、アレルギーがあると思っていない人もいますが、効能が強いため、合う人と合わない人がいます。
アロエを食べる場合、口に入れた時にチクチクしたり舌がピリッとした場合はアレルギーの可能性があります。
アレルギーがあるのに、美容に良いからと食べるとアナフィラキシーショックを引き起こし命に関わることがあるので、すぐにやめましょう。
また、顔などに付ける時もアレルギーチェックが必要です。肌につける場合は、パッチテストを行いましょう。
- 二の腕などのやわらかいところにアロエを貼り付ける
- 24時間放置し、かゆみや赤みがあるかをチェックする
アロエを貼り付けた部分がかゆかったり、真っ赤になっている場合はアレルギーの可能性があるため、使用を中止してください。
また、かゆみや赤みが酷い場合は病院で診察を受けるようにしましょう。
アロエを使って綺麗な肌と健康な体を目指そう
昔から使われていたアロエは、火傷だけではなく美容にも嬉しい効果がたくさんあります。
肌が乾燥しやすい人や、ハリやシワを少しでもなくしたいという人はアロエを使った美容法を試してみましょう。
自作の化粧水もいいですし、ドラッグストアなどで販売されているアロエ成分が配合された化粧水などを使うのも効果的です。
綺麗な肌といつまでも健康な体を維持したいという人は、1度アロエを試してみましょう。
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