ツヤ髪を作るにはブローが重要!正しいブローで美髪を作ろう
美容院に行った後のような髪を再現したい!と思ったことは、女性なら1度ならずあるはずです。
プロと素人の差はブローにあるといっても過言ではありません。
だったらちゃんとブローできるようになりたい!という方のために、ブローの正しい方法や髪を傷めないためのドライヤー選びなどをご紹介したいと思います。
ブローってそんなに大事なの?ブローの重要性
シャンプー後のブロー、どうしてますか?ドライヤーの熱は髪を傷めそうだからと自然乾燥にしてしまっていませんか?
美しいツヤ髪を作るにはブローがとても大切なんです。
ブローとは、ブラシで髪を少し引っ張りながらドライヤーをかけること。このひと手間をかけることで翌朝の髪の状態ががらっと変わり、スタイリングも楽になります。
また、髪の水分を閉じ込めて乾燥を防ぐためにもブローは欠かせません。
塗れたままにしておくのは髪に良くない
髪の表面はキューティクルで覆われています。キューティクルは魚のウロコのような形をしていて、その密度が整っているとつやのある髪に見えるんです。
ところが、シャンプー後に濡れたままにしておくと、キューティクルは開いたままになっています。
この状態で長時間放置すると、髪が乾くと同時にどんどん髪内部の水分が蒸発してしまうのです。
髪の水分を内部にしっかり閉じ込めるためにも、シャンプー後のブローはとても大切なんですね。
塗れたままは頭皮にも良くない
濡れたままにしておくと良くないのは髪だけでなく、頭皮も同じことです。湿った状態を放置しておくと、どうしても雑菌が繁殖しやすくなります。
起きていて、寝るまでの間に乾くならまだいいのですが、濡れたまま寝るのは最悪!
頭皮の健康のためにも、髪は必ずブローしてから寝るようにしましょう。
髪を傷めないためのドライヤーのかけ方のポイント
ドライヤーの熱が髪を傷めると思っている人が多いのですが、100度近くなる熱風を長時間髪に当てるのは確かに良くありません。
それではどうすれば髪を傷めずにブローできるのか、正しいドライヤーの使い方や乾かし方があるんです。
正しいドライヤーの使い方
髪が濡れた状態でいきなりブラシを使って引っ張ると髪を痛めてしまいますから、8割型手で乾かしてからブラシを使ってブローします。
その時に大事なのが
- トリートメントをつける
- ブロッキングをする
- 髪を動かさずドライヤーを動かす
- 髪を乾かす順番
- 風を当てる向き
などのブローの基本です。
このポイントを守るだけで、髪がまとまりやすくなり、翌日のスタイリングがグッと楽になるんです。
そして髪を傷めないために実践したいのが、手早く乾かすということですね。
ドライヤーをかける時間は短ければ短いほどいいのです。熱風が当たる時間が短いほど、髪を傷めずに済みますよ。
ブローの前にぜひやって欲しいのがタオルドライ!タオルで優しく髪の水分をとってから乾かすことで、短時間でブローを仕上げることが出来るんです。
いかがでしょうか?ドライヤーを上手に使いこなし、手早く乾かすことで美髪を守ることが出来ます。
髪のツヤを出すためのブロー方法
上手な乾かし方が分かったら、さらに髪のツヤを出すためのブロー法を知っておきましょう!
温風→冷風の切り替えがポイント
ドライヤーは、ただ熱風を当てて髪を乾かせばいいというものではありません。やり方次第ではツヤどころか髪を傷めてしまうこともあります。
ただ乾かすだけではなく、艶を出すためには
- 乾かし過ぎないこと
- 最後に冷風を当てること
この2つがポイントです。
顔も洗った後に冷水や収れん作用化粧水を使うと毛穴がきゅっと引き締まって、肌のキメが整いますよね。
髪もこれと同じ。キューティクルがキュッと閉じて、髪が引き締まるんです。それが髪のツヤを出してくれるんですね。
思い通りのスタイリングを作るためのブロー方法
ドライヤーは髪を乾かすだけのものではありません。特にくせ毛が気になる人は、ブローのやり方一つでサラサラヘアを手に入れることも夢ではないんですよ。
私は「パーマをかけてる?」と聞かれるほどのくせ毛ですが、きちんとブローした時には髪も柔らかくなりますし、真っ直ぐになります。
くせ毛やうねりで悩んでいる方もぜひ参考にしてみてくださいね!
時間がなくても思い通りのヘアスタイルを作れる!
朝はとにかく時間がない!それでもスタイリングはしっかりしたい!でも雨が降っている日などは朝から髪が湿気を含んでうねったりするので、うまくまとまってくれません。
ブラシを使って丁寧にブローする時間がない時は、ハンドブローでキューティクルの面を整えることで艶を出しながら広がりも押さえていきましょう。
ペタンコヘアも解消!ふんわりヘアにするためのブロー
朝から髪がぺたんこになってしまい、ボリュームがなくて悲しい…という時にはふんわりとさせるコツがあります。
例えばトップにボリュームを持たせたい時には根元を立ち上げるようにしてブローします。
ショートヘアなら手で持ち上げながらかけられますが、ロングだとちょっと大変ですね。
そんなときは頭を逆さにしてみましょう。
下を向いて根元をやや引っ張り気味にしてブローすると、全体的にふんわりとボリュームを出すことが出来ますよ。
ボリュームを抑えたい時は
逆にボリュームが出過ぎてしまっているときには、ドライヤーを当てる向きが大事です。いったんミストなどで髪を落ち着かせ、上から下に向かってドライヤーをかけます。
8割がた乾いたらブラシか手を使って、軽く下に引っ張るようにして乾かします。
そして最後に冷風を上から下に向かって当てる!これを忘れないでください。
こうすることで形状記憶が出来て、髪が広がりにくくなります。
外ハネは嫌!内巻きにしたい時
ブローの時に一番気になるのが外ハネではないでしょうか。
特にボブやミディアムヘアの方は、内巻きにしようとするほど外にはねてしまったりして、なかなか決まらない!とイライラすることも多いと思います。
内巻きブローのコツは、ずばり「根元から乾かすこと」です。
内巻きにしたいとどうしても毛先ばっかりカールしようとしますが、それでは外ハネは直りません。
根元から毛の流れを変えないと毛先ばっかりいじっても内巻きにはならないです。
そして最後に冷風を当てて髪を落ち着かせること。これでしっかり内巻きを作れます。
上手に前髪をブローするコツ
前髪が決まらないと1日憂鬱!という女性も多いと思います。ここでもやはりポイントは「根元」です。
まず、ミストなどで根元を濡らしてクセを取ります。」
それから上から下に向かってブローし、キューティクルを整えます。
下から風を当てるとぱっくり割れてしまうので注意してくださいね。
ザッと根元から乾かしたら、流したい方向にブラシか手を使ってブローします。
道具選びも重要!ブローに役立つ道具達
毎日のブローで髪を傷めないようにするためには、ドライヤーを始めとして道具選びも大事です。
自分の髪にあったドライヤーの選び方
できれば髪に優しいドライヤーを使いたいですね。ドライヤーにも色々な種類があるのをご存知でしたか?
一般的には熱風が出るタイプを使っている方が多いと思いますが、今は乾かす以外にも色々な機能がついたドライヤーが販売されています。
ドライヤーも日々進化しているんですね!
今後新しいドライヤーを買う時には、どんな機能を優先するかがポイントになりますが、大事なのは、自分の髪質に合ったものを選ぶことです。
あれこれ機能がついていると価格も高くなりますし、故障しやすくもなるんです。だから自分の髪にはどんなタイプがいいのかをしっかり見極めましょう。
ドライヤーは手入れすることで長持ちする
ドライヤーの手入れなんてしたことない!という人の方が多いと思います。
でもドライヤーはちゃんとお手入れした方が長く使えますし、汚れたままにしておくと風量が弱くなったりせっかくのマイナスイオンが出てくなくなることもあります。
髪のためにも、ドライヤーは定期的にお掃除して、清潔に使いましょう。
ブローに適したヘアブラシ
ブローで欠かせないのがロールブラシです。ハンドブローでもいいのですが、時間がある時にはロールブラシを使ってしっかりブローすれば、ツヤのある美髪を作ることができますからね。
▲ロールブラシ
普通のヘアブラシではなくてロールブラシを使った方がクセも伸ばしやすく、カールするだけでなくストレートを作る時にも便利なのです。
- 髪が長めの人
- 直径が6cmくらいのやや大きめのロールブラシの方がからみにくいです。
- ショートまたはボブスタイルの人
- 3~4cmくらいの少し小さめのブラシの方が、小回りが利いて髪を巻き込みにくいので、使いやすいでしょう。
素材は出来れば天然毛の方が摩擦が少なく、髪を傷めにくいですよ。
ブロッキング用ダッカールピン
ブローをする時に欠かせないのがブロッキングです。
毛束を分ける作業をして小分けにした状態でブローした方が外側だけでなく内側まで均等にブローすることが出来るので、ツヤも出ますし髪も真っ直ぐになります。
特に、
- くせ毛
- うねり
が気になる人は時間がないといわずにブロッキングをして、出来るだけ少ない毛束ごとにブローをした方がキレイに仕上がります。
ブロッキングの必須アイテムといえばダッカールピン。
▲ダッカールピン
これで大まかに分けてから少しずつブローをしていくとやりやすいです。
ブロー用ヘアミスト
クセを直す時に、水道水で髪を濡らすのはあまりおすすめできません。水道水の塩素などで髪が傷んでしまうからです。
できればクセを直すためのヘアミストを使いましょう。
これでブローも完璧!つやのある美髪へ
毎日の髪の乾かし方から、思い通りの髪型を作る方法までブローのコツを説明してきましたが、いかがでしたか?
髪が傷んでいるからと私には無理、とあきらめないでくださいね。
慣れるまではちょっと手間かもしれませんが、そのひと手間が美髪を作ります。
髪が潤ってキレイだと毎日のスタイリングが楽しくなりますし、気分も上がります。やっぱり髪は女性の命。
ドライヤーをうまく使いこなして、美しい髪を作りましょう。